ツンエロロリビッチ
ゆーみちゃん
4


「千倉、先生の方を見て」
 担任である柳川曜一の言葉に、千倉湧美は、さも面倒そうに逸らしていた視線を戻した。
「どうしてさっきから黙ってるの? 千倉は、カウンセラーの先生じゃなく、僕になら話すって言ってたんじゃなかったっけ?」
「別に、そんなこと言ってない。あのオバさんと話するようなことは無いって言っただけだし」
「…………」
 湧美の生意気な口調に、曜一はこっそり深呼吸をした。
 新任でこの小学校に入って以来、クラスの中でも一番の美少女でありながら、同時に一番の問題児である湧美に、曜一は、翻弄され続けている。
 湧美は、パイプ椅子の上で膝から下をぶらぶらさせながら、まだ学生っぽさの多分に残る曜一の細い顔を、見下すような目で見つめていた。放課後の指導室で二人きりというシチュエーションをプレッシャーに感じているのは、湧美ではなく、むしろ曜一の方であるように見える。
「やっぱり、ショックだったのかい……その……お父さんの逮捕のこと……」
「別に。自業自得でしょ」
「けど……たった一人のお父さんだよ? なのに……」
「…………」
「それとも、その……間違いだったら申し訳ないんだが……君も、お父さんに……」
 その言葉に、湧美は、氷のような無表情になる。
 湧美の父親である春夫は、年端もいかぬ少女を集団で暴行した罪で、先日、身柄を拘束された。しかも、その犯行には、湧美と親しくしていた男児の父親も加わっていた。
 そして、春夫とともに少女を輪姦した男達のうち何人かが、事件前、湧美と一緒に夜の街を歩いていたのを目撃した児童が現れるに至り、曜一は、湧美本人から事情を聞くことに決めたのだ。
 湧美は、誰に対しても、父親や他の男達から性的な虐待を受けたことはない、と告げている。
 もちろん、思春期の少女にとって、性犯罪の被害者であることを認めることは非常な苦痛を伴うことだ。だが、最近の湧美の様子や、スクールカウンセラーの報告から、曜一は、事態はそう単純ではないと考えていた。
「え、えっとさ……やっぱり、人には言いにくいことがあったんじゃないの?」
「先生、童貞?」
 不意に、湧美が、嘲るような笑みを浮かべ、曜一に聞いた。
「そ、それは、今の話と関係ないでしょ!」
「やっぱ童貞なんだ」
 くすくすと、湧美が笑う。
「――経験の不足してる男には、立ち入った話なんてできないってこと?」
 渋面を作りながらも、曜一は、穏やかな口調で、辛抱強く言った。
「だったら、やっぱりカウンセラーの先生と話す? それとも、婦人警官の人に――」
「先生、めんどくさくなった?」
 湧美が、笑うのをやめ、再び無表情になる。
「どうせ私、もう、この学校にいられないよ……伯母さんが、私のこと、引き取るって言ってるし……。そしたら、先生、担任でも何でもなくなるもんね」
「…………」
「だから、あと少しのガマンだけど……でも、いいよ、めんどくさくなったら、他の人んとこに回しちゃって。その方が先生もラクできるし――」
「千倉ッ!」
 バシッ! という音が、オレンジ色の夕日の差し込む部屋に響く。
「なッ――」
 頬を張られた痛みよりも、驚きに、湧美は、目を見開いていた。
「何で叩くのよ!」
「君が、僕の想いを侮辱したからだ」
 普段、どれほど受け持ちの児童に馬鹿にされても声を荒げることのなかった曜一の、静かだが迫力のある口調に、湧美は、ますます驚愕を深くする。
「……これ以上、気持ちを偽りながら話を続けることはできないから言うよ。僕はね、君のことが好きなんだよ」
「え……? ちょ、ちょっと、何を――」
「教え子としてじゃなくて、一人の女の子として、真剣に好きなんだ。気持ち悪いと思ってもらって構わないけど、でも、僕の君への気持ちは、疑わないでほしい」
「え、えと……せん、せい……」
 曜一の言葉が――その意味するところが、ようやく、驚きに麻痺していた湧美の心に届く。
「僕みたいな大人が、君くらいの年の子に恋をするのは、褒められたことじゃない。いや、しばしば、不幸な結果を招く。それは分かっているよ。だけど、それは分かっていても、そんなことで想いは消えないんだ。理性で抑えることはできても、消すことはできないんだよ」
 曜一が、まっすぐに湧美の瞳を見つめながら、さらに言葉を続ける。
「僕は……君の助けになりたいと思った……傲慢かもしれないけど、もし君が苦しんでいるなら、救ってあげたいたいと思ったんだよ……心の底から」
 そこまで言ってから、曜一は、小さく溜息をついた。
「でも、もはや僕は、児童に体罰をふるうロリコン教師だ。校長にでも教育委員会にでも訴えていいよ。でも……それで憂さが晴れたら、誰か信用のおける人にきちんと――」
「い……いない、よ……」
 湧美の声は、自分でも信じられないほどに弱々しく、今にも泣きそうだった。
「いないよ……信用できる人なんて……せ、先生以外、いない……いないもん……」
「千倉……」
 空き教室を利用した指導室を、しばし、沈黙が支配する。
「……ねえ、先生……聞いて……湧美……湧美は、本当はイヤだったの……ううん、いつも、最初はイヤなの……イヤなはずなのに……さ、されてると……どんどんいやらしい気持ちになって……私が私じゃないみたくなって……」
 絞り出すように言いながら、湧美が、とうとう涙を溢れさせる。
「そのうち……だんだん、普段から、エッチなことばかり考えるようになって……もう、いいかなあって……このままエッチばっかりでもいいかなあって、あきらめてきて……なのに……なのに……」
 湧美は、話した。
 父親や、自分を犯した男たちが、いつの間にか互いに知り合い、最後にはいつも集団で自分を凌辱したこと。
 それを、快楽とともに受け入れてしまったこと。
 いつしか、父親たちが、湧美以外の少女にも目を向けるようになったこと。
 そして――彼等が、破滅してしまったこと。
「湧美の……湧美のせいなのかな……? 湧美のせいで、みんなおかしくなっちゃったのかな……? ねえ、先生……湧美、いない方がよかったのかな……?」
「そんなわけないよ……!」
 曜一が、叫ぶように声を放ち、立ち上がる。
「そもそも、人間は、もともと性的な――えっと、つまり、エッチだとかいやらしいって言われるようなことを、考えちゃうもんなんだよ。それは、誰にも、どんな人にも、本人にだって、止めることはできないんだ」
 一つ一つ言葉を選ぶようにしながら、この上なく真剣な口調で、曜一が話を続ける。
「だからね……いやらしい気持ちになったからって、そのことで自分を責めなくていいんだよ。どんな気持ちや考えが頭の中に浮かんだからって、そのことだけで、人は責められちゃいけないんだ。自分にも、他の誰にも、絶対に」
「でも……でも、湧美がいやらし過ぎたから、パパ達は……」
 再び瞳を涙に濡らしながら、湧美が言う。
「千倉のせいじゃないよ」
「でもっ……!」
「だって、千倉の方から求めたことじゃないんでしょ? それに、他の子に対して犯罪を行ったのはお父さんたち自身だ。大人は、自分のしたことを人のせいにせず、責任をもたなくちゃいけない」
「先生……」
 湧美も椅子から立ち、恐る恐るといった足取りで、曜一に近付く。
「先生は……湧美がいやらしい女の子でも、嫌いにならない……? まだ……まだ、好きでいてくれてる……?」
 涙に濡れる瞳で曜一の顔を見上げながら、湧美が尋ねる。
「好きだよ」
 迷いの無い口調で、曜一が言う。
「だったら、その……あ、あの……湧美も、先生のこと……す、好きになって、いい……?」
「ああ……もちろん」
 曜一の言葉に、湧美の瞳から、涙が溢れる。
「先生っ……!」
 湧美は、曜一の胸元に顔をうずめ、しがみついた。
「先生……うぐ、ぐすっ……す、好き……う、ううぅ……好きなの……好きぃ……」
 小さな嗚咽が部屋に響き、曜一のシャツが湧美の温かな涙に濡れる。
 曜一は、ポケットからよれたハンカチを取り出し、ぐずぐずと鼻を鳴らす湧美に渡した。
 湧美が、曜一のハンカチで、ちーん、と鼻をかむ。
「え、えへ……洗って返すね……」
 頬をほんのりと染めた湧美が、ハンカチを両手で握り締めながら、曜一に笑いかける。
 二人の視線が絡み合い――そして、湧美は、そっと、瞼を閉じた。
 曜一が、ひどく緊張した様子で湧美の両肩に手を置き、身を屈める。
「千倉……え、ええと、キス、するね」
「うん」
 律義に確認する曜一に、湧美は、くすりと笑ってしまう。
 曜一は、わずかに綻んだ少女の唇に、自らの唇を重ねた。
「ちゅ……ん、んん……ちゅ、ちゅ……」
 ついばむような曜一のキスを唇で受け止めていた湧美だったが、やがて、こらえきれなくなったように、舌を出してしまう。
 曜一は、湧美のピンク色の舌に、自らの舌を絡めた。
「んあ、あっ、あぷっ……ちゅ、ちゅぱ……んふ、んふぅ……ちゅむむ、ちゅぱっ、ちゅばっ……」
 しばらく舌と舌を絡ませあった後、二人は、ようやく顔を離した。
「先生……もしかして、キスも初めて?」
「ん……ま、まあ、そうだよ」
「そのわりには、えっと……エッチなキスだったかも」
「――これまで、頭の中でずっと、千倉とキスすることばっか考えてたからね」
「えっ?」
 開き直ったような曜一の言葉に、湧美が目を丸くする。
「あ、あは……先生も、エッチだったんだ……何だか意外かも」
「さっき言ったでしょ。理性で抑えることはできても、消すことはできないって」
「それって、好きって気持ちのことじゃないの?」
「好きな人とエッチなことをしたいと思うのは当たり前のことだよ」
 そう言って、曜一は、湧美の小さな体を抱き締めた。
「先生……あのね……えっと、湧美、いやらしいから……先生と、エッチなこと、したくなっちゃった……」
 湧美が、曜一の心臓に語りかけるように、言う。
「――僕もだよ」
 そう言って、曜一は、頬を上気させながら、湧美の左の頬に右手を当てた。
「僕も、千倉としたいと思ってる……だから……えっと……僕、責任をもつよ……」
 そう言って、曜一が、再び、湧美にキスをする。
 そして、曜一は、湧美の頬に当てていた右手を徐々に下ろし、指先で首筋を愛撫した。
「ちゅ、ちゅぶ、んあ、ああぁン……先生……湧美にこんなふうにすることも、考えてたの?」
「ああ……そうだよ……」
「んく……先生が……湧美のことを……」
「毎日毎日、千倉の体をこうすることばかり想像してたんだ……経験も無いくせにね……僕、やっぱり教師失格だな……」
 曜一が湧美の顔中にキスの雨を振らせながら、手をさらに下に這わせる。
「チュッ、チュッ、んあ、ああぁン……ああ、おっぱいぃ……ふぅふぅ、先生、おっぱいさわってる……は、はふぅ……」
 服の上から、曜一の手が、湧美の控えめな胸をまさぐる。
 それは、湧美がこれまで経験した中で、最も優しく――そして、もどかしい愛撫だった。
「は、はっ、んく……せ、先生……んん……も、もっと……」
 湧美が、もじもじと体を動かしながら、曜一に言う。
「お願い、先生……お、おっぱい……んく、じかに、さわって……」
「う、うん……」
 曜一は、湧美のシャツをまくり上げ、その中に手を差し入れた。
 そして、ささやかなカップのジュニアブラの下に指を潜り込ませ、湧美の乳首に触れる。
「ああン……先生……」
 湧美が、甘い声を上げながら、わずかに身をよじる。
 曜一は、その上体を屈め、教え子である少女の乳首を、指先でコロコロと転がした。
「はっ、はふっ、んふ……あ、ああン……先生……んあ、き、気持ちいいよぉ……はぁ、はぁ、はぁ……」
 荒くなった二人の息の音が、指導室の中に響く。
 今や、曜一は、シャツとジュニアブラをずり上げ、湧美の白い上半身を、ほとんど剥き出しにしていた。
 そして、健気なほどに勃起している祐美のピンク色の乳首を凝視しながら、指による刺激を続ける。
「千倉のここ……コリコリになってるよ……」
「い、いやぁ〜ん……あっ、あああっ、はぁはぁ、ん、んふううン……」
 湧美が、悩ましげに体をくねらせながら、その小さな右の手の平を、曜一の股間に押し当てる。
「んふぅ、んふぅ、せ、先生だって、ここ、すっごく堅くなってるぅ……んく……ふぅふぅ……」
 湧美が、瞳を潤ませながら、曜一のその部分をまさぐる。
「あ、あうっ、ち、千倉……うああっ……」
 曜一は、思わず後ずさり、さっきまで腰掛けていたパイプ椅子に、ぺたんと座り込んでしまった。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
 湧美が、服の乱れを直そうともせず、曜一の足元に膝をつく。
「先生……見せて……」
 そう言って、湧美は、曜一のベルトに手をかけた。
 ちら、と鍵がかかっているはずの指導室のドアに視線をやってから、曜一が、湧美に協力するように、自らの男根を露わにする。
「キャッ!」
 トランクスから飛び出るようにまろび出た曜一のそれを見て、湧美が可愛らしい悲鳴を上げる。
「す、すご……んく……先生の……お、おっきい……」
 その言葉どおり、天を向いてそそり立つ曜一のペニスは、これまで湧美が目にしてきたどれよりも大きかった。
「ね、ねえ……さわらせて……んく……はぁ、はぁ、はぁ……」
 湧美が、こわごわといった感じに、曜一のそれに手を伸ばす。
「あっ……カチカチ……んく、それに、すっごく熱いぃ……はふぅン……」
 うっとりと吐息をつきながら、湧美が、血管を浮かせた肉幹を握り直す。
 湧美の小さな手では、握った指が離れたままになってしまうほどに太く、そして、細身の体に似合わぬほどに逞しい。
 湧美は、曜一の巨根を見つめながら、まるで眩しいものを見てしまったかのように、目を細めてしまった。
「ん、もう……んふ……先生、童貞なのに、なんかズルイ……こ、こんなの反則ぅ……ハァ、ハァ、どうしてこんなにスゴイのぉ……」
 そう言いながら、湧美が、曜一の肉幹を両手で撫でさするように刺激する。
「し、知らないよ、そんなの……別に、今まで人と比べたことないし……」
 そう言いながらも、曜一は、自らのペニスを目にして少女が明らかに欲情しているのを見て、ますますペニスをいきり立たせてしまった。
「あ、あっ……ビクビクってなって……んく、ゴクッ……ハァ、ハァ、ハァ……んふぅ、スンスン……」
 湧美が、その可愛らしい小鼻を曜一の亀頭に押し付け、匂いを嗅ぐ。
「ちょ、ちょっとちょっと……!」
「んふ、んふぅ、クンクン、はふ、す、すごい匂いぃ……ハァハァ、洗ってないチンポの匂い……あふ、ス、ステキぃ……クンクンクン……」
 湧美が、揃えた両手の指先で曜一の幹胴を支え、鼻を鳴らして性の匂いを嗅ぎ続ける。
 そして、湧美は、堪えきれなくなったように、その唇を突き出した。
「んちゅ……ぶちゅっ」
 サクランボを思わせる可憐な唇に似つかわしくない、下品なキスの音が、響く。
「ぶちゅ、んちゅ、ちゅ、ちゅぶ、ぶちゅ、ぶちゅうっ……んふー、んふー、んふー、ちゅぶぶ、んちゅぅ〜っ!」
「あっ、ダ、ダメ! そんなふうにされたら……うくっ!」
 そのペニスの三分の一ほどを湧美に咥えられ、曜一は、思わずといった感じで声を漏らした。
 湧美の小さな口では、とても曜一の巨根を根元まで咥え込むことはできない。湧美は、口内で膨れ上がった亀頭に、ねろねろと舌を纏わり付かせた。
「ちゅぶぶっ、ちゅぷっ、ちゅぶ、ちゅぱっ……ちゅぱちゅぱちゅぱ……ちゅむむむむ、ちゅぱっ……」
「あ、あっ、あううっ……ダメだよ……くっ、で、出ちゃう……!」
「いいよ……出ひて、出ひてぇ……んちゅ、ちゅむっ、ゆーみの口に、せーし出ひてぇ……ちゅぶぶぶぶ、ちゅばばっ、じゅぷ、じゅじゅじゅじゅじゅっ……!」
 湧美が、曜一の肉棒の先端を激しく吸いたてる。
「う、うぐ……うッ!」
 どびゅっ!
 曜一は、パイプ椅子の座板を両手で掴みながら、湧美の口内に大量に精液を放ってしまった。
「んぷっ! んっ、んふぅ、ふぅふぅ……んんん、んふうぅ……」
 湧美が、うっとりとした表情を浮かべながら、曜一の射精を口で受け止める。
 そして、湧美は、名残惜しげにペニスから唇を離し、曜一に大きく口を開けて見せた。
 白濁した粘液の池の中で、ピンク色の舌が淫らに泳いでいるのを見て、曜一は、その肉幹を萎える間もなく硬化させてしまう。
「んあ……あむ、ん、んく……んぐ、ゴクッ……んはぁ、先生の、のどにからみつくよぉ……んく、んくっ……」
 湧美が、口の中に溜まっていた精液を、何度かに分け、喉を上下させて飲み干す。
 曜一は、そんな湧美を引き寄せるようにして立たせ、自らのザーメンの匂いのする唇に、キスをした。
「んちゅっ、ちゅ、ちゅぶ、んちゅっ……はぁはぁ、せ、先生、待って……パンツ脱いじゃうから……」
 そう言って、湧美が、ファンシーなデザインのショーツを脱ぎ捨てる。
 それは、傍で見ても分かるほどに、じっとりと重く蜜を含んでいた。
「先生……」
 ショーツを机の上に置き、湧美が、曜一の太腿に跨がる。
「ね、先生……先生の初めて、湧美がもらっちゃっていい……?」
「うん……」
 曜一が、滑稽なくらいに真剣な口調で返事をする。
 湧美は、んくっ、と生唾を飲み込んでから、曜一の首に両腕を絡め、体を浮かした。
 湧美の意図を察したように、曜一が、湧美のヒップを持ち上げる。
「あ……」
 すでに愛液を溢れさせている少女のスリットと、その担任教師の亀頭が、触れ合う。
 湧美は、曜一の首にかじり付いたまま、くねくねと腰を動かし、自らの股間に肉幹を擦り付けた。
「はぁ、はぁ、はぁ……ち、千倉……うく、すごい……」
 初めて感じる靡粘膜の感触に、曜一は、ますます息を荒くしていく。
「せ、先生のもすごいよ……んふ、んふぅン……ああぁ……アソコ、じんじんしちゃう……ふぅふぅ……」
 湧美が、曜一の耳元に息を吹きかけながら腰を動かし、次第に露わになる淫唇で愛蜜をペニスに塗りたくる。
 曜一は、卑猥に湿った音がかすかに響くのを聞きながら、慈しむように湧美の小さなヒップを撫でさすった。
「あ、あぁン……んふ……ねぇ、先生……入れて……」
「うん……」
 二人が、囁きを交わし、互いの一番敏感な部分を、重ねる。
 そして、湧美は、何度か深呼吸してから、ゆっくりとその膣口で曜一の肉幹を飲み込んでいった。
「あぐっ! んっ、んぐぐぐぐぐ……あ、あひ、くひぃ……」
「千倉、だいじょうぶ? 苦しいの?」
「ううん、平気……平気だから……はぁ、はぁ、んく、先生、キスして……」
「うん……」
 曜一が、目尻に涙を滲ませた湧美の唇に、唇を重ねる。
「ふーっ、ふーっ、ふーっ、んむ……んんんんんっ……」
 曜一の唇に唇を押し付けながら、湧美は、さらに肉棒を膣内に迎えていった。
「んっ! んぐ、んんん、ぷはっ……! ハァ、ハァ、ハァ、あぐぐ……せ、先生の……奥まで、入ったよ……」
 湧美が、至近距離から曜一の顔を見つめて、言う。
 曜一は、感動に近い表情を浮かべたまま、声すら出せない様子だ。
「はふ、んふぅ……ねえ、先生……湧美のここ、どう……?」
「き、気持ちいいよ……すごく気持ちいい……」
 そう言って、曜一は、湧美の華奢な体を抱く腕に力を込めた。
「んっ、嬉しい……はふ……で、でも、先生の、んく、全部、入ってないね……」
 湧美の言葉通り、曜一の巨根は、根本の何割かが膣内に収まりきらないでいる。
「そんなことどうでもいいよ……千倉とこんなふうになれるなんて、何だか夢みたいで……」
 そう言って、曜一は、抱き締めた湧美の体を小さく上下に動かしながら、腰を使い始めた。
「あっ、あっ、あっ、せ、先生……すごい……あっ、すごい、すごいっ……! あっ、あああっ、あン……!」
 膣内にみっちりと詰まった堅い肉棒がかすかに動いただけで、湧美は、甘い喘ぎを漏らしてしまう。
「はっ、はふっ、んく、ああうっ……! あっ、い、いいっ……気持ちいいぃ……! あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ……!」
 けして激しい抽送ではないのに、湧美は、かつてないほどの快楽を感じていた。
「んあっ、ウ、ウソ、ウソ! こ、こんなの、こんなの初めてっ! あっ! ああっ! や、やああっ! ウソ、イっちゃう! イっちゃうっ!」
 早すぎる絶頂の兆候に、湧美は、戸惑い混じりの声を上げた。
「ね、ねえ、先生っ! イク! イクっ! 湧美イク! イクの! イ、イク、イク、イクっ!」
 曜一の小刻みな動きが、湧美の体を追い詰めていく。
「あああああ! ダメ、ダメ、ダメ、ダメーッ! イっちゃうっ! イっちゃうううううううぅぅぅぅーッ!」
 湧美は、最初の絶頂を極めながら、大きく体を仰け反らせた。
 曜一の首を抱いていた腕がほどけ、湧美の体が後方に倒れかかる。
「千倉、危ない!」
 曜一は、はっと我に返り、湧美の細腰を力強く引き寄せた。
「ひゃぐうっ!」
 脳天まで突き抜けるような強烈な衝撃に、湧美は叫び声を上げた。
 自分の体の奥底の、最も大事な部分の入口を、逞しい何かが強引に通り抜けていったような――
「あ、あああああ、あああ……あっ、あううぅぅぅ……」
 曜一のシャツの袖をギュッと握り締めながら、湧美が、声を震わせる。
「ち、千倉……?」
「んぐぅ……う、うそぉ……し、子宮にぃ……子宮に、入っちゃってるぅ……あああ……こんなの……すごすぎるよぉ……」
 少なからず動揺している曜一の腰に、湧美が、ほとんど無意識のうちに、脚を絡み付かせる。
「ね、ねえ、して……このまま、子宮でせっくすしてぇ……ハァ、ハァ、こ、ここ……ゆーみ、初めてだからぁ……ああン、し、子宮、おかしてぇ……」
「千倉……っ!」
 曜一が、湧美の腰を抱えなおし、ピストンを再開させる。
「あうっ! うっ、うぐっ、んうっ、ひううっ……! うあ、あ、あああああっ! うぐ! うぐうっ! んああ! あああああああ!」
「ご、ごめんよ、千倉……ハァ、ハァ、腰が、勝手に動いちゃって……」
「い、いいの、いいのぉ! あひ、あひぃ、このまま、いっぱい犯して! ゆーみの子宮、先生のモノにしてぇ〜!」
 膣道と子宮――女の内臓すべてで、湧美が、曜一のペニスを愛しげに締め付ける。
「千倉……千倉っ……う、うくううっ……!」
 鮮烈な刺激に歯を食い縛りながら、曜一は、抽送のピッチを上げていった。
「ンあああああ! い、いっぢゃうっ! いぐ、いぐのぉ! おあ、おああああ! い、い、いぐ、いぐうううううううう!」
 湧美が、ツインテールにまとめられた髪を振り乱しながら、子宮でアクメを極める。
 ペニスにぴったりと吸い付いた膣肉が蠢き、幼い子宮が亀頭を締め上げる。
「うううっ……ハァ、ハァ、ハァ、ち、千倉っ……!」
「あーッ! あぁーッ! あッ! ああああああッ! ンああッ! あああああああああ!」
 曜一の喘ぎと、湧美の叫びが、交錯する。
 意識を寸断するほどの快楽に悶えながら、湧美の体は、膣肉と子宮を激しく収縮させ、曜一の射精をねだっていた。
「ち、千倉……もう、出ちゃうよ……!」
「来て! 来てぇ! ああああっ! 先生も来てぇ! あっあっあっあっあっあっ! い、いぐ! いぐっ! いっぐうううううううううっ!」
「うあああああっ!」
 声を上げ、曜一が、幼い湧美の膣壷に精液を放つ。
「きひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!」
 ビュッ! ビュッ! ビュッ! と激しい勢いで迸るスペルマを子宮の内側で感じながら、湧美は、白目を剥いて絶叫した。
 その小さな体が、まるで何かの発作のように、断続的に痙攣する。
「あ……あああ……あ……ああ……あああぁぁぁ……」
 凄まじいまでの快感と、そして、自らの罪深さに声をおののかせながら、曜一は、最後の一滴まで、自らの思いの丈を湧美の胎内に注ぎ続けた……。



「先生……ありがと……」
 服をしどけなく乱したまま、湧美が、まだパイプ椅子に座った状態の曜一の胸の中で、呟いた。
「先生のおかげで、勇気、出たよ……本当に……ありがとう……」
「千倉……」
「伯母さんの家に引き取られても……一人になっても……私……平気だから……がんばるからね……」
 沈みつつある太陽の光が、西の空をオレンジ色に染めている。
 薄暗くなった指導室の中、曜一は、湧美の顔を覗き込みながら、口を開いた。
「――あのさ、お別れみたいなこと言わないでよ、千倉」
「え? だ、だって……伯母さんの家、遠いよ……飛行機で行くんだよ……」
「僕も、ついてくよ。君の伯母さんの家の近くにアパート借りて、そこに住むから」
「えっ……? だ、だって、学校は……?」
「やめる」
 短く、そして決然と、曜一は言った。
「真剣に児童に恋をするような男が、小学校の教師なんて続けられないよ……。いや、そういう理屈じゃなくて、僕は、とにかく、君のそばにいたいんだ。どこまでだって追いかけてくよ。だって――」
 曜一が、祐美を抱く腕に、力を込める。
「責任取るって言ったでしょ?」
「先生……」
 湧美が、曜一の胸に、精一杯の力でしがみつく。
「絶対に離さないよ……湧美……」
「うん……」
 幼く、そしてこの上なく素直な口調で、湧美は、曜一にそう返事をした。




あとがき

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