百合香の期待　第六章

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　Ｃさんが、仰向けになった私の体を跨ぐようにしてしゃがみ込み、唾液に濡れたペニスを、私の胸の谷間に挟みました。
　私は、Ｃさんの脚の邪魔にならないように、左右の手首で、自らの乳房を中央に寄せます。
　胸の膨らみに密着したＣさんのペニスの熱さに、下半身が浅ましく疼いてしまいました。
「ど、どうぞ……百合香の胸を……お、おっぱいを、犯してください……」
　さらに左右の胸を寄せ、竿の部分を圧迫しながら、私は、Ｃさんにおねだりしました。
「はぁ、はぁ、Ｃさんのオチンポを擦り付けて……んく、百合香のおっぱいを、ザーメン臭くしてください……ふぅふぅ、百合香を、ザーメンの匂いのする女の子にしてください……はふ、んふぅ……」
　自分の言葉に興奮してしまいながら、私は、自らの乳房を揺すり、Ｃさんのペニスを刺激します。
「ふひ、ふひ、じゃあ、いくよぉ～」
　Ｃさんが、鼻息を荒くしながら、腰を使い始めました。
「あっ、あふっ、んっ、んく、んんん、んふ、んふぅ……」
　胸の谷間に、唾液と腺液に濡れたペニスを擦り付けられ、私は、小さく喘ぎ声を上げてしまいました。
　赤黒く膨れ上がった亀頭が、左右の乳房の間から、顔を出します。
　私は、首を曲げ、舌を伸ばして、前後に動くＣさんのペニスの先端に、舌先を触れさせました。
「ふぅ、ふぅ、ゆ、百合香ちゃん、舐めて舐めて……！」
　Ｃさんが、大きく腰を進ませて、ペニスを前進させます。
　私は、口元に突き付けられた亀頭部を咥え、舌先で尿道口をくすぐるように刺激しました。
「んちゅ、んちゅっ、ちゅぶ、ちゅばっ……ちゅぷ、ちゅぶぶぶぶっ、ちゅぶ、ちゅぶ、ちゅぶぶっ、ちゅむむむむ……」
「ふうぅ～、あー、気持ちいいよぉ～」
　Ｃさんが、そう言いながら、ペニスをさらに膨らませます。
「んちゅっ、んっ、んちゅ、んふ、ふうぅ……んんっ、んんんっ、んちゅ……ちゅ、ちゅぶっ、ちゅぶぶ、ちゅぶ、ちゅぱ、ちゅぱっ……んは、はふぅ……ちゅぶぶぶぶっ」
　私は、口内から鼻に抜けるきつい恥垢の匂いにますます興奮してしまいながら、フェラチオ奉仕を続けました。
　さらに、自らの胸を互い違いに動かして、Ｃさんのペニスの竿の部分を刺激します。
「おっ、おっ、い、いいよぉ、百合香ちゃん……百合香ちゃんのパイズリ最高～。ふぅ、ふぅ、ふぅ」
　Ｃさんが、快感の証しのお汁を私の口の中に溢れさせながら、私の胸に手を伸ばします。
「んあン！」
　太い指で乳首を摘ままれ、私は、思わずＣさんのペニスから口を離してしまいました。
「ほらほら、が、頑張って頑張って」
　囃すようにそう言いながら、Ｃさんが、指先で乳首をクリクリと刺激してきます。
「んああっ、あっ、あう、はぷっ……！　ん、んぐ、んむ、んぐぅ……！」
　私は、自分の乳首が硬く勃起していくのを感じながら、Ｃさんのペニスを咥え直しました。
「はむむっ、んむ、ちゅっ、ちゅぶっ、ちゅぶぶっ……！　んっ、んっ、んちゅっ、ちゅぶぶぶっ、ちゅ、ちゅぅうううっ……！」
「あうあう、す、す、すごいよ、百合香ちゃん……！　んふ、んふぅ……！」
　Ｃさんが、私の胸を鷲掴みにし、親指を乳首に当てて刺激し続けながら、止まっていた腰の動きを再開させます。
「はむむっ、んっ、んむ、ちゅぶ、ちゅぶぶっ……！　ぷあっ、はひぃ……！　んっ、んぐっ、んむ、ちゅぶぶっ……！　んっ、んはっ、へは、はぶぶ、んぶぶぶぶぶっ……！」
　激しい腰の動きのため、時折、口から抜けてしまうＣさんのペニスを、私は、浅ましく舌と唇で追いかけ、口内に収めてご奉仕を続けました。
「――俺も、お邪魔しますよ」
　いつのまにか裸になっていたＢさんが、私にではなく、Ｃさんにそう言って、私の下半身を持ち上げました。
　そして、腰の下にクッションを当て、角度を調節してから、お尻の穴に、ペニスの先端を押し当てます。
「んふ、んふぅ……んっ、んぐぐぐぐ、んふぅ……！」
　愛液にまみれた自らのアナルが、Ｂさんのものの先端を易々と受け入れてしまったのを感じ、私は、うろたえた声を上げました。
　構う事なく、Ｂさんが、雁首の発達したペニスを、進ませていきます。
「んぐっ、うぐぅうううううう……！」
　一番太いところがお尻の穴を通過したと思った時には、一気に根元まで、Ｂさんのペニスが私の中に侵入していました。
　膣内に収まったシリコンボールと、直腸の中のＢさんのペニスが、凄まじい圧迫感を内側からもたらします。
「は、はひっ、ひは、はひぃ……！」
　私は、さすがにフェラチオを続けることができなくなり、重苦しい快感に喘ぎました。
　そんな私の足首を持ち、高く掲げて、両脚をＶの字にしながら、Ｂさんが、ピストンを始めました。
「ひああっ、あぐっ、うっ、うあっ、あひ、ひっ、んひいいぃ……！」
「クク、マンコの中のボールと擦れていい感じだぜ」
　Ｂさんが、そう言いながら、腰の動きを力強いものにしていきます。
　薄い肉の壁一枚を隔て、雁高なＢさんのペニスと二つのシリコンボールとがゴリゴリと擦れ合い、目の眩むような快感を紡ぎ出します。
「ひううっ、う、うぐ、うあああン……！　あっ、あうっ、うぐ、んぐぅ……！　あ、あ、あ、すご、すごいぃ！　んあああっ、お、お尻、すごいです！　んは、す、すごいぃ～！」
「ふひひひひ、百合香ちゃんのヨガリ顔、か、可愛いよぉ～」
　そう言いながら、Ｃさんもピストン運動を加速させていきます。
「あああっ、んふ、み、見ないでくださいぃ！　あン、あン、あン、み、み、見ないでぇ～！　あ、あああっ、あうぅン！　はっ、恥ずかしい、ですぅ！　んあ、あぁン！」
「どうだ？　この、ケツマンコ犯してるチンポは好きか？」
「あっ、あっ、あひぃ！　好き、好き！　あぁン！　好きです！　うぐ、んぐぅ！　Ｂさんのオチンポ好き、好きぃ～！」
　Ｂさんの問いに、私は、喘ぎながらそう答えました。
「じゃあ、じゃあ、ボクのチンポは？」
「あううっ、んふぅ、Ｃさんのも好きです！　んっ、んちゅっ、ちゅっ！　好き、好き、あぁん、大好きですぅ！　ちゅむむ、ちゅっ、んちゅっ、はへ、はへ、へはぁ、ちゅぶ、んちゅうっ！」
　私は、自らの偽らざる気持ちを訴えながら、胸の谷間で前後運動を続けるＣさんのペニスにキスを繰り返しました。
「お前、自分を犯してくれるチンポなら誰のだって好きなんだよな？」
　Ｂさんが、ピストンを続けながら、さらに訊いてきます。
「あああっ、そう、そうですぅ！　んふ、んふぅ！　セックスしてくれるオチンポ、す、好きぃ～！　あああっ、あっ、あはぁン！　あああ、チンポ、チンポ大好きです！　んふ、んふん、んちゅ！　ちゅ、ちゅっ、ちゅむっ！　ちゅぶぶぶぶぶっ！　んぢゅううううううぅ～っ！」
　私は、恥ずかしい告白をしてから、大きく突き出されたＣさんのペニスを咥え、強く吸引しました。
「おほぉおおおおお！　で、出ちゃう、出ちゃうよ！　ふひ、ふひ、ふはぁ！」
　ドピュッ！　と熱い精液が、勢いよく口の中に迸り――私は、軽くイってしまいました。
「んぢゅ、ぢゅるるるるるっ……！　んふ、んふ、んふう！　んっ、んちゅっ、んちゅ、ぢゅるるるるるるぅ……！」
　体をおののかせながら、さらに吸引を続ける私の口の中に、Ｃさんが、どぷっ、どぷっ、とさらなる精液を注ぎ込みます。
「ん、んぐっ、うぐぐ、んぷ、んふぅ……う、うぐっ、ゴキュ……ゴキュ、ゴキュ、ゴキュッ……！」
　喉に引っかかるほどに濃厚なＣさんのザーメンを私は、夢中になって飲み干しました。
「んぷっ、んふ、はふぅ……ハァ、ハァ、んああ、うぶ、く、臭い、臭いぃ……ハァ、ハァ、百合香の息、ザーメン臭くなっちゃいました……んああっ、こ、興奮するぅ……！」
「フヒヒヒヒ、ゆ、百合香ちゃんは本当に変態だなぁ～」
　Ｃさんが、嬉しそうに言いながら、まだほとんど萎えていないペニスを私の両胸に擦り付け、唾液と精液を塗りたくります。
「あっ、あぁ～ん」
「うっ……アナルの締まりが凄いぞ……本当にドスケベだな、お前……！」
　Ｂさんが、そう言ってから、腰の動きを激しくします。
「んぐっ、ぐひぃ！　あひ、あひ、あひ！　あああっ、お、お尻ぃ！　お尻マンコすごいぃ！　あぐっ、んぐぅうううう！　ぐひぃ！」
　一方的なＢさんの腰使いにかえって快感と興奮を煽られた私は、のたうつように悶えました。
　肛門が、ギューッ、ギューッとＢさんのペニスを締め付けているのが、自分でも分かります。
「んううっ、んひぃ！　あひ、あひ、あああ、ください！　ザーメンくださいぃ！　ふぅ、ふぅ、大好きなＢさんのチンポで、ザーメンを、おっ、おっ、お浣腸してくださいっ！　あひっ、んひいいぃ～っ！」
　これまでの調教で教えてもらったいやらしい言葉を自然に口にしながら、私はますます高まっていきました。
　射精寸前のＢさんのペニスが膨らみ、私のお尻の穴を内側から押し広げます。
「んあっ、あっ、あっ！　あっあっあっあっあっあっ！　い、い、いくッ！　お尻の穴、いきますうっ！　あひっ、ひ、ひいいいン！　ゆ、百合香、アナルでいっちゃいます！　ヒィ、ヒィ、いくぅううううううううう！」
　一足先に達してしまった私のお尻の中で、Ｂさんのペニスが、ビュウゥーッ！　と激しい勢いでザーメンを発射しました。
「んひぃいいいいいいいいいいいいいい！　んあっ！　あっ！　ザーメン浣腸でっ！　あっ、あっ、あっ！　いく、いくう！　いっちゃうぅうううううううううううううううううううううううううううう！」
　さらなる絶頂に達した私のアナルに、Ｂさんが、ビューッ、ビューッ、と精液を出し続けます。
「あひ、あひ、あひ！　いぐぅ！　いっ、いっ、いいいいい！　いっぐぅうううううううううううううううううううううううううううううううううぅーッ！」
　私は、全身を痙攣させながら、変態的なアクメを貪り続けてしまったのでした……。

　――その日以来、Ａさんとは、一回しか会うことがありませんでした。
　その時のＡさんは、すっかりお酒に酔っていて、Ｃさんを殴り倒した上に、強引に、私を家から連れ出そうとしました。
　そんなＡさんを、後から駆けつけたＢさんが外に連れ出し――それ以来、Ａさんが、Ｃさんの家を訪れることはなくなりました。
　その時、Ａさんが私に告げた言葉の数々は、まるで夢のようで――それなので、私は、夢の中のことだと思って、忘れることにしました。
　その後、ＢさんとＣさんの二人に引き続き調教してもらっているうちに、やがて、その時のＡさんの言動についての記憶は、本当に夢の中での出来事のように曖昧になっていきました。
　一方、私は、男の方に仕えるためのいやらしいセックス奴隷としての心得と技術を、我が物としていきました。
　今や、私は、正真正銘の性奴隷――淫らな肉便器――ペニスに奉仕する生き人形――男の人の欲望のはけ口です。
　そして、とうとう、そんな私をお買い上げになってくださるという方にお会いする運命の日が、やってきたのでした。

　その日の夜、Ｃさんに案内されていらしたのは、背の高い黒人の方でした。
　身長は、190センチはあるでしょう。頭髪は完全に剃っていて、逞しくもしなやかな体に、高級そうなスーツをまとっています。
「ワオ。トテモ可愛イネ」
　一糸まとわぬ姿でお出迎えをした私を一目見るなり、その方は、分厚い唇に笑みを浮かべておっしゃいました。
　理知的でありながら、同時に野性的でもあるその方の顔に浮かんだ表情に、私は、思わず見とれてしまいました。
「年、イクツデスカ？」
「じゅ、十六です」
「名前ハ？」
「百合香といいます」
　その方に問われるままに、私は、小さく震えそうになる声で答えました。
「オウ、ユリカ……美シイ名前デスネ。トテモイイ」
「ありがとうございます……キャッ」
　Ｂさんに丁寧に永久脱毛してもらった恥丘に触れられ、私は、小さく悲鳴を上げてしまいました。
「ツルツルデスネ……オウ……トテモ素晴ラシイ……ユリカ、素敵デス……」
　そう言いながら、その方が、信じられないほど優しい指遣いで、私の秘部を愛撫します。
「あ、あ、ありがとう、ございます……んあ、んふぅ……」
　たちまち愛液の滲み出た膣内に、その方は、ゆっくりと指を入れてきました。
「フムム……トテモ柔ラカイデスネ。私ノデモ入リソウデス。シカシ――」
「――百合香ちゃん、オマンコを締めて」
　その方の斜め後ろにいるCさんが、私に言います。
「は、はい……」
　私は、その方の微妙な指遣いに腰砕けになりかけながら、膣肉に力を込めました。
「オッ、オッ、オッ……グレイト……！　素晴ラシイ！」
　その部分の圧力に満足したのか、その方が、にっこりと微笑みます。
　私は、膣内のトレーニングをしてくれたＢさんに、心の中でこっそり感謝しました。
「ユリカノココ、トテモ素晴ラシイデス。ソレニ、胸モ大キクテ、トテモセクシィデスネ」
　その方が、膣内から粘液に濡れた指を抜き、私の左の乳首を、乳房に埋めるように押しました。
「あうっ、あ、ああぁン……」
「オウ、敏感デスネ、ユリカ。トテモイイ……アナタトナラ、タクサン愛シアエソウデス」
　そう言って、その方は、私のあごに手をかけ、上を向かせて、キスしてくださいました。
「ん、んっ、んちゅ……ん、んふぅ……んちゅ……」
　不思議な甘みの混じった濃厚な体臭に包まれ、頭がクラクラします。
　キスが終わった後も、私は、その余韻にぼおっとしてしまいました。
「――そ、それじゃあ、契約成立ってことで、い、いいですか？」
「イエス、イエス、イエス。ユリカハ、今日カラ私ノモノネ」
　その言葉に、私の胸は、激しくときめきました。
「じゃ、じゃあ、ボクのパパとの、例の取引は、約束通りに……」
「オーケーオーケー。Ｃサン、コンナ素敵ナ子ヲ紹介シテクレテ感謝シマス」
「だ、だってさ、百合香ちゃん。ご、ご、ご主人様に、可愛がってもらうんだよ」
「は……はい……！　あの……ふつつか者ですが、よろしくお願いいたします……！」
「コチラコソ、ヨロシクオ願イシマス、ユリカ」
　その方――ご主人様は、満面の笑みを浮かべ、私を抱き締めてくださいました。

　そして、私は、Ｃさんの家に来た時に来ていた制服を身に着けてから、そのままご主人様に車で“お持ち帰り”されました。
　ご主人様の車は、鮮やかな赤色の、ハンドルが左側にある二人乗りの外車でした。
　助手席に乗せていただいたとき、ギュッ……という音とともに、高級そうなレザーの感触が、体を後ろから包み込むのを感じました。
　まるで、ご主人様自身に抱き締められたような、そんな気持ちになってしまいます。
　そして――先ほどのご主人様の指遣いをはしたなく思い出していると、ご主人様が、車を発進させました。
「ユリカ……家ニ帰ルマデ待チキレナイヨ……」
　そう言って、ご主人様が、左手でハンドルを操りながら、私の足の付け根に、右手を伸ばしました。
「あ、あっ……ご主人様……危ないです……」
　ご主人様の指がそこに触れてくださるのを内心では強く期待しながら、私は、そんなふうに言ってしまいました。
「ダイジョウブデス、ユリカ。心配シナイデ」
　そう言いながら、ご主人様が、私のスカートをまくり、太腿を優しく撫でさすってくださいます。
「あ、んっ……んふ……ふぅ、んふ、はふ……はぁ、はぁ……」
　太ももの内側を愛撫されただけで、私は、息が荒くなるのを抑えることができなくなってしまいました。
　そんな私の反応を横目で見ながら、ご主人様が愛撫を続けてくださいます。
　ですが、ご主人様の右手は、まるで私を焦らすように、肝心な部分に触れてくださいませんでした。
「んっ、んんっ、んく……はぁ、はぁ、んく……んっ、んううっ……」
　私は、アソコに燃えるような疼きを覚え、高級そうなシートに半ば包まれたお尻を、もじもじと動かしてしまいました。
「ドウシタンデスカ？　ユリカ……顔ガ赤イデスヨ」
「ふぅ、ふぅ、んく……あ、あの……んっ、んんんっ、んふ……」
「シテホシイコトガアルナラ、言ッテクダサイ」
「あ、あの……あの……申し訳ありません……あ、あそこを……んく、オマ、オマンコを、いじってほしいんです……」
　私は、自分のあまりの堪え性のなさに恥じ入りながらも、そう言ってしまいました。
「オマンコ？　ソレハ、プッシーノコトデスカ？」
「は、はい、そうです……わ、私の……プッシーを……い、いじってほしいんです……」
「オーケー。アナタハトテモ可愛イデス、ユリカ」
　そう言って、ご主人様は、その指先を、私のアソコの剥き出しの割れ目に当て――ご主人様の希望でショーツは穿いていません――そして、ゆっくりと動かしてくださいました。
「あああぁ～ン……あっ、あふっ、んんん……んあっ、あっ、あっ……あくぅ……！」
　走っている車の中なのにはしたないと思いながらも、声を我慢することができません。
「あ、あああっ、あっ、あうぅ……あっ、あぁン……！　んっ、んあっ、あっ、あうぅン……！」
「ユリカ、イッパイ濡レテマスヨ？　気持チイイノカナ？」
「は、はい……ああぁ……ご主人様の指、気持ち、いいです……ふぅ、ふぅ、プッシー、気持ちいい……あぁン……！」
「トテモ感ジヤスイデスネ。素敵デス」
　満足げな口調で言いながら、ご主人様が、指の動きを大きくしていきます。
「はうっ、んっ、んふ、あふぅ……！　あン、あン……んあ、あううっ……！」
　喘ぎ声を漏らしながら横目で見ると、ご主人様のズボンの股間のところが、大きく膨らんでいます。
「あぁ……んく、し、失礼します……」
　私は、堪えきれず、ご主人様のその部分に左手を当て、撫でてしまいました。
「オウ、ユリカ……オウ……オォウ……」
　ご主人様が、気持ちよさそうな声を上げてくださいます。
　その声と、布越しに感じるその部分の硬さや熱さに陶然となり、私は、さらに心を込めて、左手を動かしました。
「オウ、イエス……グレイト……ユリカ、トテモ素晴ラシイﾃデス……フゥ、フゥ、オ、オウ、フムム……上手ダヨ、ユリカ……」
　ご主人様のそこが、ますます大きくなります。ズボンのファスナーを弾き飛ばしてしまいそうなほどの力強さです。
　そんなご主人様のペニスの存在を布の上からしか感じられないことを少しもどかしく思いながらも、私は、ますます大量の愛液を、割れ目から溢れさせてしまっていました。
「ハァ、ハァ、ハァ……ああ、ご主人様ぁ……んっ、んふぅ……ご主人様のオチンポ……す、すごいです……はふ、んふぅ……」
「ユリカ、私ノコック、気ニ入ッテクレマシタカ？」
「は、はい……ご主人様のコ、コック……んく、とても力強くて……逞しくて……はぁ、はぁ、お、男らしくて……あ、あふぅ……こんな素敵なオチンポに……コックに、お仕えできるなんて……とても、幸せです……」
「オウ、ユリカ……私モ、アナタト出会エテトテモ幸セネ……運命ヲ感ジマス……」
　そんな、私にはもったいないような声をかけてくださいながら、ご主人様は、私の膣内に右手の中指を挿入されました。
「はうっ……！　あ、あっ、あああぁン……！」
「オォウ、ソーホット……！　トテモ熱イデス。ユリカノプッシー、興奮シテル？」
「は、はいっ、してます……プッシー、興奮してます……！　はぁ、はぁ、はぁ……！　あン！　あぁン！」
　窓の外で街の風景が流れていくのを、まるで夢の中のできごとのように感じながら、私は喘ぎました。
　ご主人様のを舐めたい――おしゃぶりしたい――お口でご奉仕して、精液を恵んでいただきたい――！
　そう思った時には、車は、高級そうなマンションの地下駐車場に滑り込んでいました。
「ユリカ、着イタヨ」
　そう言って、ご主人様が、ねっとりとした愛液にまみれた指を私の膣内から引き抜き、車を駐車スペースに収めました。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
　絶頂の寸前にまで追い込まれ、息を乱す私を、先に車から降りたご主人様は、手を取って車から降ろしてくださいました。
「ユリカ……」
「んっ、んむっ、んちゅ……ん、ん、ん、んふぅ……！」
　そのまま鋼のように逞しく引き締まった腕に抱きすくめられ、口付けされて――私は、軽くイってしまいました。
「ぷはっ、あ、あああっ、あふン……あうぅ……ご、ご主人様ぁ……」
「ユリカ……早ク私ノ部屋ニ行キマショウ」
　足元すら覚束なくなった私の肩を抱えるようにして支えてくださいながら、ご主人様が歩き出します。
　そして、見たことがないほど大きなエレベーターの中に入った瞬間、私とご主人様は抱き締め合い、再び唇を重ねました。
「んむっ、んちゅ、んちゅっ……んは、んふぅ、はぷ、ん、んちゅっ、ちゅぶ……ちゅぶぶ……」
「ンム、ンムゥ、ンンン……オウ、ユリカ……フムムムム……ンッ、ンンン……」
　ご主人様の黒くて大きな手が、私の体をまさぐります。
「はむっ、ん、んちゅ、ちゅばっ……はふ、へはぁ……ご、ごひゅじんひゃまぁ……んちゅちゅちゅっ、ちゅぶ、ちゅっ、ちゅぶっ……！」
　私は、太ももの内側に垂れ伝うほどに愛液を溢れさせながら、夢中でご主人様と舌を絡め合い、唇を吸い合いました。
　お腹に、ご主人様の硬く膨らんだものを押し付けられ、ますます、下半身が熱くなります。
　途中、ドアが開き――エレベーターに乗ろうとしていた誰かと目が合いましたが、私達はキスを中断することはありませんでした。
　結局、その人は驚きに立ちすくんでしまったのか、エレベーターには乗らず――ご主人様の部屋のある最上階に着くまで、私達は、情熱的なキスを交わし、互いを愛撫し合いました。
　そして、私は、ご主人様の部屋に入れていただきました。
「あっ……！」
　豪華な部屋の内装に驚く間もなく、軽々とご主人様に両手で抱え上げられます。まるで、王子様に抱かれるお姫様のような格好です。
　感動におののく私を、ご主人様が寝室にまで運び――そして、壊れやすい人形を扱うように、とても優しくベッドに座らせてくださったのでした……。

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