万能無敵
ミルク・エンジェル



第11話
『相姦! 捕囚母娘』
(前編)




「瑠実さんは、同意してくれたの?」
「ええ。……彼女が、マスターの命令に逆らうわけないじゃないですか」
 僕の問いに、ココナは、妖しい笑みを含んだ声で答えた。
「いや、それでも、さ……」
 僕は、どうも、いささか感傷的な顔になっていたらしい。ココナが、笑みを引っ込めて、僕の顔を覗き込む。
「マスター、まだ情けが残ってる感じですね」
「そんなんじゃないよ。ただ、懲罰艦隊が星間トンネルを抜けてくるのも、もうすぐだろ。だから……」
「そうですね」
 とりあえず、といった感じで、ココナは納得してみせる。
「ところで、ココナ、最近ずいぶんと瑠実さんと仲がいいみたいだけど?」
「え? えっと……それは、その〜」
 ココナは、今度は照れ隠しのような笑みを浮かべた。
「だって、マスターは、その……おしゃぶりとか、してくれないじゃないですか」
 その言葉に、僕は、思わず飲みかけの栄養剤を吹き出しそうになった。
「そっ……そだね。まあ、2人して仲良くしてくれると、こっちも、助かる」
 うぬぼれたことを言うようだけど、もしココナと瑠実さんが僕を取り合いなんぞした日には、目も当てられない。
「早く、美玖ちゃんも一緒に仲良くできるといいんですけどね」
 そんなココナの言葉に、僕は、意識せず眉をしかめてしまった。



《オープニング・テーマ》
『飛びこえてミルキー・ウェイ』



 舞川美玖が変身したミルク・エンジェルをこの場に閉じ込めておけるのは、彼女自身が「敵に負けて捕まっている自分」というものを無意識に受け入れてしまっているからである。
 もちろん、舞川瑠実の力による、あの拘束具の効果もある。しかし、それは一種の保険に過ぎない。
 だから、舞川美玖に敗北感を与え続けるために、僕は彼女の未成熟な体を陵辱し続けている。
 でも、もし、舞川美玖が、本気で生命の危機を感じたりしたら、ミルク・エンジンがどれほどの力を発揮するのか分からないのだ。
 もちろん、そうなった時、僕なんか、この次元にいかなる痕跡も残さず消滅してしまうだろう。それくらいのリスクは覚悟しているつもりだ。
 さらには、懲罰艦隊の到着という、明確なタイムリミットもある。
 銀河帝国軍や、前銀河帝国時代の超技術を相手にして、一発逆転を狙っているのだから、どうしたって分の悪い賭けなのだ。それでも僕は、もう後には退けない。そもそも諦めるくらいなら、最初からやるべきでないのだから。
 が、もしかすると、自分は自暴自棄になっているんじゃないか、と思うことがある。
 情け無い話だが、そういう時、一番に相談したい相手と言うのが、僕自身が手にかけたオーグルトだったりするのだった。



 僕は、四つん這いになった舞川美玖の股間に、舌を這わせていた。
 すっかり潤い、少女とは思えないほどの量の愛液を漏らしているクレヴァスではない。セピア色の可憐なアヌスの周辺を舐め回し、尖らせた舌をすぼまりに出入りさせているのだ。
 舞川美玖も僕も、すでに全裸だ。彼女が身にまとっているのは、ミルク・エンジンの端末であるペンダントと、手錠だけである。
 ペンダントと手錠は、互いの次元波動を相殺しあっている。それゆえ、今の舞川美玖は、哀れな一人の少女に過ぎないわけだ。
 この均衡状態がいつまでも続くという保証はないわけだが……。
「だ、だめェ……せんせえ、きたないよォ……」
 すでに、アヌスの性感も開発されている舞川美玖が、どこか甘さを含んだ声で言った。
「美玖ちゃんは、嫌いな僕の心配をしてくれるんだ」
 笑みを浮かべながら、僕が訊く。
「せ、先生なんか、キライだもん……」
 手錠をした両手で抱き締めている枕に、ぼふっ、と顔をうずめながら、舞川美玖が言い訳のように言う。
 僕は、再びアヌスを舌で責めながら、クレヴァスを右手の指でまさぐった。
「あ、あぁン……や……いやぁ……やぁン……」
 舞川美玖が、媚びるような声で、そう言う。
 僕は、執拗にアヌスを責め、すっかりほぐれた様子なのを確認してから、口を離した。
「ふわぁ……」
 舞川美玖が、ほっとしたような、残念そうな、複雑な吐息を漏らす。
 僕は、膝立ちになってペニスを潤滑ローションで濡らしてから、彼女のアヌスにもそれを指で塗りこめた。
「ひゃっ! ひあ、は、ふぅ……」
 白い小さなヒップがぷるぷると震えるのが可愛らしい。
 温感効果のあるローションで、ペニスがさらに熱くなっていくのを感じながら、僕は、その先端を舞川美玖の可憐な菊座に当てた。
「お尻の穴に入れてあげるよ、美玖ちゃん……」
「イヤぁ……そんなの、こわい……」
 これまでもさんざんに変態的な行為をされてきた舞川美玖だが、やはりアナルセックスには抵抗があるのだろう。細い、絞り出すような声をあげる。
「だめだよ」
 が、僕は、無情にもそう言った。
「だってえ……そ、そんなことしたら、ヘンタイになっちゃうよぉ」
「うん――変態にしてあげる。美玖ちゃんは、淫乱で変態な、僕の奴隷なんだからね」
「せ、せんせえの、ドレイ……」
 はあぁぁぁっ、と、舞川美玖が、熱いため息をついた。
 ぬらぬらと光を反射しているアヌスが、心なしか緩んだように感じられる。
 僕は、、その機を逃さず、ぐっ、と腰に力を込めた。
「はわああぁぁぁ……」
 ゆっくりと僕の亀頭が肛門を押し広げていく感触に、舞川美玖が奇妙な声をあげる。
 僕は、彼女の繊細な排泄器官を傷つけないように、細心の注意を払いながら、挿入を続けた。
 むりむりという感じで、限界まで伸びきった感じのアヌスが、僕のペニスを飲みこんでいく。
「はわっ、はっ、はあぁ、はぁあー……」
 舞川美玖は、犬のように舌を突き出しながら、四つん這いで喘いでいる。
 が、幸いなことに、それほど苦痛は感じていないようだ。これまでの開発の成果だろう。
 雁首の、いちばん太いところを、つるん、と潤滑液に濡れたアヌスが飲み込んだ。
 そこからは、比較的スムースに挿入できる。
 ずるずるずるっ、と直腸粘膜をこすりながら、僕はペニスを進ませた。
 前では僕を根元まで受け入れることができるようになった彼女だが、さすがに、アヌスではそういうわけにはいかないようだ。
 それでも、シャフトの半分以上が、舞川美玖のきつい直腸の中に納まる。
「入ったよ、美玖ちゃん……」
「はあああぁぁぁっ……はぁっ、はぁっ、はぁっ……はァ……はぁン……」
 舞川美玖の喘ぎに、甘いものが混じった。
 驚きが去ったところで、排泄器官で快感を感じている自分に、体が気付いた様子だ。
「どう? 気持ちイイ?」
「そ、そんなこと……はぁう……!」
 ずずずっ、とペニスを引くと、舞川美玖が鼻にかかった声をあげた。
 おそらく、排泄するときのそれが何倍にもなったような、アブノーマルな快感にさらされているのだろう。そのなだらかな背中が、ひくひくとおののいている。
「ウンチしてるときみたいな感じでしょ?」
 僕は、何よりも不潔なことを嫌うはずのこの年の少女を辱めるべく、そんなことを言った。
「イ、イヤぁ、そんなふうに、言わないでよォ……」
 舞川美玖が、枕を握り締めながら言う。
 僕は、そんな彼女を更なる快楽で打ちのめすべく、ゆっくり、ゆっくり、腰を使い始めた。
「はわ、ひゃ、はぁ、ンあ、はッ、はぁぁああァ……」
 まるで、終わりのない排泄にさらされているかのようなとまどった声をあげながらも、舞川美玖の体は、快楽に震えている。
 それにしても、ものすごい締め付けだ。
 それ専用のローションを使っているからいいようなものの、普通だったらまさに抜き差しならない状況である。痛みと入り混じったような快感が、ペニスを責め苛むようにきつく包み込んでいるのだ。
 だが、それが、たまらないくらいに僕を興奮させる。
 乱暴に腰を動かしてしまいそうになるのを自制するだけで精一杯な感じだ。
 僕は、荒い息を吐きながら、ピストンを続けた。
「ンあぁ……ど、どうしよう……美玖、ヘンタイになっちゃったよォ……」
 舞川美玖が、そんなことを言う。
「いいんだよ……美玖ちゃん……変態さんになっちゃいなよ……」
「でも……でもでもぉ……こんなんじゃ、おトイレの時も、感じちゃうよォ……」
 見ると、とろとろと涎をこぼし、顔を真っ赤に染めながら、舞川美玖は快楽に蕩けたような目で虚空を見ている。
 もしかしたら、彼女の言うとおりになるかもしれない。
 便器にまたがって排泄しながら、身の内に湧き起こる快感に身悶えする少女の姿を想像し、僕は、いつのまにか腰の動きを速めていた。
「はッ! ンあッ! はぁっ! せ、せんせえ、もっと、やさしくゥ……っ!」
 舞川美玖が、甘い悲鳴をあげる。
 だが、彼女のアヌスは僕の暴虐を健気に受け止め、そして、懸命に変態的な快楽を紡ぎだしているようだった。
「ひあン! はぁあン! ダメえ! 美玖、おしりのあなで感じすぎちゃうよォーっ!」
 たぷん、たぷん、とその巨乳を揺らし、シーツに尖った乳首をこすりつけるようにしながら、舞川美玖が叫ぶ。
 手を前に回すと、クレヴァスはすでに熱いぬかるみと化し、ものほしげに僕の指を咥え込んできた。
 ぬるっ、とカギ状に曲げた指を挿入し、くちゅくちゅと音が出そうなほど掻き回す。
「ひあッ! はぁあ! りょ、りょうほうは、りょうほうはダメえーッ!」
 そう言いながらも、舞川美玖はその部分からまるで失禁したかのように愛液をしぶかせ、僕の右手をぴしゃぴしゃと濡らした。
 指を咥え込んだ秘部と、ペニスを挿入されたアヌスが、ひくん、ひくんと同期して収縮するのが、何だか愛らしい。
 すでにアナルセックス用のローションは細かく泡立ち、ぶじゅぶじゅと音を立てながら、狭い隙間から漏れ出でていた。
 それが、愛液と混じり合いながら舞川美玖の白い太腿の内側を濡らし、シーツに淫猥なシミを作る。
「も、もうらめぇン……らめェ……っ!」
 ひあァっ、ひあァっ、と切羽詰った喘ぎを漏らしながら、舞川美玖が不明瞭な発音で訴える。
「イきそうなの?」
 こく、と肯いてから、舞川美玖はぽろぽろと涙をこぼした。
「ど、どうしよう……ひあッ! お、おしりなんかで、イキたくないのに……いっひ! あ、あああ、ひあああああァ!」
 だが、すでに絶頂に向けて準備を整えてしまったその幼い体を、僕は容赦なく追い詰めていく。
 初めてのアナルセックスで、絶頂を迎えてしまう少女――。
 食いちぎられそうな締め付けに抗うように腰を使いながら、僕は、舞川美玖の細いウェストに、逃すまいとするように指を食い込ませていた。
 強烈な快感によって否応なく高められていた射精欲求が、出口を求めて、僕の腰の中で暴れ狂う。
「くッ……!」
 僕は、短く声をあげながら、とうとう自らの堰を切った。
 が、その時、きゅうっと収縮した括約筋に、一瞬射精を妨げられる。
「う、あぁっ……!」
 そして次の瞬間、締め付けから解放された僕のペニスは、凄まじい勢いでスペルマを放出させた。
「あッ! あつい! あつい! あついよおォーっ!」
 舞川美玖が、舌足らずな声で絶叫する。
 その声を陶然と聞きながら、僕は、大量の白濁液を彼女の直腸の中に注ぎ続けた。
 我を忘れそうなほどの快感に、体中が弛緩してしまう。
「はわぁ……ひは……は、はあぁ……」
 かくっ、と舞川美玖がベッドの上に突っ伏した。
 ずるん、とそのアヌスから半ば萎えた僕のペニスが抜ける。
「ひゃうン……!」
 その感触に、舞川美玖は、ぴくん、と体を痙攣させた。
 はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……という舞川美玖の呼吸音が、やけにはっきり聞こえる。
 僕も、ベッドの上にぐったりと座り込み、呼吸を整えた。
 そうしてから、舞川美玖と並んで横になり、その体をきゅっと抱き締める。
「あン……♪」
 快感の余韻に浸りきっていた舞川美玖が、可愛い声をあげる。
「美玖ちゃん……自分が、僕の奴隷だってこと、思い出した?」
 そう、腕の中の顔を覗きこむようにして、訊く。
「あ、あうゥ……」
「奴隷なんだから、僕の言うことは、何でも聞かなきゃだめだよ……」
「それは……それはぁ……」
 どこか呆けたような表情で、舞川美玖が繰り返す。
「――ミルク・エンジンのところに、僕を案内してくれるかい?」
 僕がそう訊くと、舞川美玖の顔に、ふっと表情が戻った。
「イ……イヤっ」
 そして、意外なほどはっきりとした声で言い、手錠で戒められた手を突っ張って、僕から離れようとする。
「……」
 僕は、その手を押さえ込んで、強引に彼女の唇を奪った。
「ン! んんン! ンーっ!」
 いささか乱暴にその口内を舌でまさぐり、柔らかな唇を吸い上げる。
「うっ! ンううう! んッ……! んう……ふぅう……」
 僕は、次第にくったりと力の抜けてくる体に手を這わせ、大きな乳房をまさぐった。
 そして、まるで僕自身を染み込ませようとするかのように、その口の中に唾液を流し込む。
「う……! ンうぅ……んくっ、んくっ、んくっ……」
 小さく喉を鳴らす彼女の体を、僕は、再び責め始めたのだった。



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《アイキャッチ》



 座ったまま、舞川美玖のアヌスを、後から貫いた。
 正座した僕の脚の付け根を、後向きでまたがらせるような格好だ。背面座位である。
 その部分での絶頂を知ってしまったためか、それとも専用のローションの効果によるものか、舞川美玖のアヌスはほどよくほぐれている。ぴったりとまとわりつきながらも、僕の抽送を妨げない感じだ。
 僕は、後ろから舞川美玖の細い腰を両手で抱え、ピストン運動を送り込んだ。
 そして、時には、くいっ、くいっ、と回すようにして動かして中を撹拌する。
 舞川美玖は、すっかりアナルの快楽を受け入れ、泣くような喘ぎ声をあげ続けた。
 一度放出したとはいえ、舞川美玖のその部分は、着実に僕の射精欲求を高めていく。
 いよいよとなると、僕は、腰の動きを止め、後ろから舞川美玖の胸を揉みしだいた。
 柔らかながら形のいい乳房を無残に歪め、健気なほどに勃起している乳首を指で弾く。
 そして、落ち着きを取り戻してから、ピストンを再開するのである。
 慣れ親しんだ胸の快感と、馴染みの薄いアナルの悦楽に交互にさらされ、舞川美玖は、息も絶え絶えだ。
 その潤みきった大きな瞳は、彼女の思考が、ほぼ完全に快楽のみで満たされていることを示しているようである。
 だが、僕は、舞川美玖を責めるのを止めなかった。
 先刻の拒絶の言葉が、僕の胸に、小暗い影を落としている。
 そのことを思うと、もっと乱暴にこの華奢な体を犯し、汚し尽くしたくなるのだ。
 が、肉体的な苦痛を与えるのは本意でないし、目的達成のためにもしてはならないことである。
 僕は、舞川美玖の体の中で燃える快楽の炎を煽るべく、彼女の体内に動きを送り込み、その肌を執拗に愛撫した。
「イっちゃう! イっちゃうう! また、またおしりでイっちゃうよぉーっ!」
 そう叫びながら、舞川美玖は、自分からくにくにと腰を動かし、肛門で僕のペニスを貪った。
 ともすればあまりの快感に前に逃げそうになるその白く小さな体を、豊かな双乳に指を食い込ませて、がっしりと押さえ込む。
 ちょうどその時、先ほどこっそり呼んでいた彼女が、ドアを開けた。
「あ……マ、ママっ!」
 突然現れた舞川瑠実の姿に、驚きに目を見開きながらも、舞川美玖は、絶頂に向かって動き出した自らの体内のうねりを止めることができない。
「あっ! ンあああっ! み、見ちゃイヤぁーっ!」
 そう絶叫しながら、体を弓なりに反らし、がくがくと体を痙攣させた。
「ああ、美玖ちゃん……」
 薄いピンク色のバスローブをまとっただけの舞川瑠実が、両手で口元を覆いながら、娘がアナルセックスで絶頂を迎える姿を見つめる。
 その目は、隠しようのない情欲で、きらきらと濡れ光っていた。
 ひくん、ひくん、と舞川美玖が、僕の腕の中で、壊れたアンドロイドのように体を震わせる。
 だが、僕のペニスは、まだ彼女の可憐なアヌスに突き刺さったままだ。
「おいで、瑠実さん……」
「は、はい」
 そう返事をして、舞川瑠実は、ベッドに上がった。頑丈なパイプベッドは、3人分の体重にもびくともしない。
「見せてあげなよ、瑠実さん」
「はい……」
 震える声でそういいながら、舞川瑠実は、バスローブをはだけた。
「あ……えっ?」
 未だ絶頂の余韻の中にいた舞川美玖が、驚きの声をあげる。
 舞川瑠実の股間に、本来ならありえないはずの器官がそそり立っていたからだ。
「な、なに……なんなの、これ……」
「初めて見るわけでもないでしょ。オチンチンだよ」
 僕は、後から、舞川美玖の耳に囁きかけた。
「僕といっしょに美玖ちゃんにエッチなことをしてもらうように、ママの体を改造してあげたんだよ」
 僕の言葉に、舞川瑠実は顔を赤く染め、視線を逸らした。
 しかし、その股間のものは、娘に凝視されているのを感じているのか、ますますいきり立っている。
「そ、そんな……そんなことって……」
 あまりのことに、舞川美玖はそのピンク色の唇を震わせながら、絶句していた。
「ほら、ママのにご挨拶しなさい」
 そう言いながら、僕は、舞川美玖の中に収まったペニスを、軽く動かした。
「あ、ふぁン」
 自然と、舞川美玖の口から、喘ぎが漏れる。
「いつも、僕のにしてるでしょ。同じことをママにもしてあげなよ」
「あ、ああぁ……でも、でも……っ」
 緩く動くペニスに、忘れていたアブノーマルな快感が蘇ってきたのか、舞川美玖の声が、甘く濡れていく。
「瑠実さん」
「は……はい……」
 舞川瑠実が、蚊の鳴くような声で、僕の呼びかけに応えた。
「瑠実さんも、きちんとおねだりしなきゃ……美玖ちゃん、どうしていいか分からないみたいだよ?」
「うぅっ……」
 僕の嬲るような言葉に、舞川瑠実が嗚咽のような声を漏らす。だが、その声に被虐の快楽の色がにじんでいるのを、僕は聞き逃さなかった。
「み、美玖ちゃん……おねがい、ママのに……して……」
 アレが疼くのか、はぁはぁと息を荒くしながら、舞川瑠実が言う。
 そんな母親の姿に、舞川美玖は、心底打ちひしがれた様子だ。
「ほら、もっとはっきり言わないと」
「あぁ……」
 僕が優しい声で叱ると、舞川瑠実は、ますますそのペニスに力をみなぎらせてしまう。やはり、マゾヒスティックな興奮と快楽を感じてしまっているのだ。
「美玖ちゃん……して……ママのオチンチン、そのお口でくわえて……」
「マ、ママぁ……」
 卑猥な言葉でおねだりをする母親を、舞川美玖は、信じられないものを見るかのような顔で凝視した。
 が、その幼い顔も、僕のペニスによるアヌスの快楽で、次第に上気してきている。
 そんなシチュエーションにますます興奮してしまったのか、舞川瑠実は、ペニスの先端から、ぴゅるぴゅると先走りの汁をこぼしてしまった。
「ああ、おねがいよ、美玖ちゃん……ママ、とってもココが疼くの……早く舐め舐めしてほしくてたまらないのよ……」
 つらそうに眉をたわめ、耳まで真っ赤にしながら、舞川瑠実が訴える。
「ママ……ママぁ……」
 舞川美玖は、もはや涸れ果てたかと思われた涙で睫毛を濡らしながら、目の前のペニスに顔を近付けた。
 そして、手錠で戒められた両手で、美しい母親の股間から生えでた醜悪なペニスに、そっと手を添える。
 もともとオーグルトの体にあったサイバーウェアを移植したものだが、外見といい質感といい、本物と寸分たがわない代物だ。脈打つ静脈の感触や、きつい性臭すら、舞川美玖は感じているだろう。
「あ、あぅン……ママ……し、してあげる……ふぇらちお、してあげるね……ンはぁン……」
 アナル・セックスの快楽による喘ぎの合間にそう言いながら、舞川美玖は舌を突き出した。
 そして、天を向くペニスの裏側に、てろん、てろん、とピンク色の舌を這わせる。
「あああああッ!」
 しっかりと神経に接続し、本物同様の感覚を備える人工ペニスに走った快感に、舞川瑠実が、その女性らしい体をおののかせる。
「んっ……ぷはァ……ママ、すっごく感じてる……はぷ……っ」
 舞川美玖は、どこかうっとりとした声でそう言いながら、すでに腺液でぬるぬるになった亀頭部に可憐な唇をかぶせた。
 そのまま、んっ、んっ、と声をあげながら、喉の奥までペニスを飲み込んでいく。
「ああっ……す、すごい……美玖ちゃんのお口、すごいぃ……ッ!」
 舞川瑠実が、娘の口唇愛撫に、あられもない声をあげた。
「こんな、こんなだったなんて……ああぁ……ダメぇ……気持ちイイ……」
 そんな母親の淫らな声をもっと引き出そうとするかのように、舞川美玖は、熱心に目の前のペニスに奉仕した。
 ちゅばちゅばと音をたてて亀頭部分を唇で吸い、シャフトを横咥えにして舌を滑らせる。
 後からではよく分からないが、僕が教え込んだとおり、舌の裏側の柔らかい部分も駆使しているはずだ。
 舞川瑠実のペニスは、またたくまに舞川美玖の唾液にまみれ、ぬらぬらと濡れ光っていた。
 さらには、舞川瑠実のクレヴァスも、愛液を溢れさせ、ぽたぽたと糸を引く雫をシーツにこぼしている。
 いつしか、舞川瑠実は、その綺麗な白い手を舞川美玖の頭に添え、ゆるゆると浅ましく腰を使っていた。
 その動きに合わせるように、舞川美玖が、頭を上下に動かし、その可愛らしい唇で母親のペニスをしごきあげる。
「ひぁっ……ひいィ……きもちイイ……イイのよォ……美玖ちゃん、美玖ちゃん……っ」
 娘の口を、熱くたぎったペニスで陵辱しながら、舞川瑠実はむせび泣くような快楽の喘ぎを漏らし続ける。
 舞川美玖が、二つに分けた髪を揺らしながら、頭をねじるように動かしだした。
 恐らく、舌の腹や口腔粘膜を、ペニスの表面にこすりつけるようにしているのだろう。
「ん……ちゅぶっ……んちゅ……んむ……んんン……じゅる……んぐ……ぅうン……」
「あ……ッ! ダメえ! み、美玖ちゃん! それは……ああああアアアっ!」
 その、少女離れしたテクニックに、ペニスによる快感のやり過ごし方を知らない舞川瑠実は、あっけなく音を上げた。
「出る! 出ちゃうう! ダメえ、美玖ちゃん、お口はなしてエ!」
 さすがに、娘の口内に射精するのはためらわれるのか、舞川瑠実が腰を引こうとする。
 が、それに逆らうように、舞川美玖は口内のペニスをちゅーっと吸い上げた。
「ひゃううううううッ!」
 舞川瑠実の豊かな腰が、びくびくとおののく。
「ダ、メぇ……っ!」
 ようやく舞川瑠実が娘の口内からペニスを引き抜いたその時には、すでに手遅れだった。
 ぶびゅるっ! という音すら聞こえそうな勢いで、舞川美玖のちょうど目の前で、射精が始まる。
「ああああぁぁぁ……っ」
 舞川瑠実は両手で口元を押さえながら、悲痛な声をあげた。
 そうしながらも、びゅくん、びゅくん、とペニスを律動させ、濃いゲル状の白濁液を、娘の顔に浴びせ掛けている。
「あはァ……ママのミルク、あつぅい……」
 舞川美玖は、うっとりとした表情で、ぴしゃぴしゃと顔にかかる精液を受け止めていた。
 頬といわず、おでこといわず、髪といわず、顔中スペルマまみれになりながら、舞川美玖が、ひくひくとアヌスを蠢動させる。
 まるで、僕の抽送をおねだりしているようだ。
「……きちんとママに挨拶できたね、美玖ちゃん」
 僕が言うと、舞川美玖は呆けた表情で、こくん、と肯いた。
「ご褒美を上げるからね」
 そう言って、腰の動きを本格的に再開させる。
「はうッ! ひッ! ひあああン!」
 直腸をペニスでこすられ、お腹の奥を亀頭で突き上げられて、舞川美玖は再び喘ぎを漏らし始めた。
 そんな舞川美玖の顔に、ぺたん、とシーツの上に座り込んでいた舞川瑠実が、顔を寄せる。
「美玖ちゃん……素敵よ……」
 顔をスペルマまみれにし、肛門にペニスを出し入れされてヨガっている娘に、その母親が恍惚の表情で言う。
 何だか、泣きたいくらいに、愉快な光景だ。
 所詮、清らかな親子愛なんて幻なんだと、声をあげて叫びたいような気分である。
 そんな僕の気持ちが伝わったのかどうか、舞川瑠実は、ぞくりとするほど淫らな表情で、娘の顔をぺろぺろと舐め始めた。
 自分が放出したスペルマを舌で舐め取り、おいしそうに嚥下していく。
 その股間では、早くもペニスが勃起を回復しかけていた。
「あぁ……美玖ちゃん……可愛いわ……」
 舞川瑠実が微笑む。
 その顔は、今まで見た中で一番淫蕩で……それでいながら、奇妙なくらいに、優しかった。
「ママ……ママぁ……っ」
「んふふっ……イっちゃいそうなんでしょう? 美玖ちゃん」
「そ、そうなのォ……美玖、おしりでされて、イっちゃうの……イっちゃうのぉ……っ!」
「いいのよ、美玖ちゃん……御主人様のしてくださることを、全部受け止めるのよ……」
「い、いいの? 美玖、おしりなんかでイっていいの?」
「ええ……ほら、ガマンしないで……」
 そう言って、舞川瑠実は、その朱い唇を、舞川美玖の唇に重ねた。
「んんんんんン……っ!」
 そのことをきっかけにして、舞川美玖のアヌスが、今まで以上に僕のペニスを絞り上げる。
 痛いくらいの、たまらない快感だ。
 切迫した射精欲求が、僕の忍耐の壁を突き破る。
「ンううううううッ!」
 びゅるるるるるっ! と熱い精液が直腸の奥に勢いよく注がれる感触に、舞川美玖が、ふさがれた口でくぐもった悲鳴をあげた。
 そして、そのまま、彼女も絶頂を迎える。
「んうーっ! ンっ! ふうウ! う! ンうううううッ!」
 苦しげに身をよじる舞川美玖の唇から、舞川瑠実が唇を離した。
「ぷはあああっ! あ! あああ! あああああああアアアァーっ!」
 びゅーっ、びゅーっ、びゅーっ、と僕のペニスは、断続的に射精を続けている。
 その度に、舞川美玖は、立て続けに絶頂に押し上げられている様子だった。
「ああぁ……ンああぁ……はあぁ……あ、あ……ンあァ……」
 次第に、声も続かなくなり、ぱくぱくと口を開閉するだけになる。
「はぁあああぁぁぁ……っ」
 かくん、とまるで糸の切れた操り人形のように、舞川美玖の体が弛緩した。
 両腕でその小さく柔らかな体躯を抱き締める。
 見ると、舞川美玖は、失神していた。
 僕自身も、今は、荒い息をつくだけで精一杯な状態だ。
 そんな舞川美玖と僕の様子を、舞川瑠実が、潤んだ瞳で見つめている。
 その股間のものは、すでに、すっかり力を取り戻していた。



《おしらせ》

 今回の『万能無敵/ミルク・エンジェル』は時間を延長してお送りしています。
 引き続き『相姦! 捕囚母娘』(後編)をお楽しみください。

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