妻を、犯す。



第十章



 そして、その日は来た。
 羽黒が懇意にしていた温泉宿の別館――そこに、私は、琴音と、そして香織を車で連れてきたのだ。
 香織は、さすがに緊張した面持ちだ。一方、このところめっきり腹の大きくなった琴音は、普段と同じ穏やかな表情のままである。
 宮倉皓一の体は、今、羽黒のマンションの寝室で眠っている。
 私は、全てを心得ている女将に、すでに客の二人が宿に来ていることを聞いた。
 壬生田と宇治木――二人とも、羽黒の有力な後見人であり、大の女好きだ。
 私は、香織と琴音を薄い布地でできた湯着に着替えさせてから、二人が待っているという露天風呂へと向かった。



「おう、羽黒君、待ちかねたよ」
 竹垣で周囲から隠された露天風呂の湯気の中で、でっぷりと太った壬生田が、脂ぎった顔に好色そうな笑みを浮かべた。
「ほほう……二人とも別嬪さんじゃのう。ワシの好みにぴったりじゃ」
 宇治木が、老人斑の浮き出た皺くちゃの顔を興奮に染め、舌なめずりをする。
 精力の有り余っていそうな太った中年オヤジに、醜く痩せこけた老人――自分が奉仕しなければならない男たちの姿に、香織は、少なからずショックを受けた様子であった。
 いや、その外見よりも、獣欲にギラギラと光る二人の目のおぞましさが、香織を金縛りにしているのだ。
「琴音と申します。ご覧の通り、すでに子供を宿している卑しい妊婦奴隷の身ですが、誠心誠意、お二人にお仕えいたしますので、よろしくお願いいたします」
 琴音が、うやうやしく二人に頭を下げる。
 私は、まだ硬直している香織の肩を小突き、挨拶を促した。
「か、香織です……人妻でありながら、お、夫のチンポだけでは足りずにいる淫乱奴隷です……。このたびは、チンポとザーメンなしではいられない私の体を、どうか心行くまで楽しんでください……」
「ムフフ……なかなかソソる顔だねぇ。乳や尻の張り具合も申し分ない」
 壬生田が、粘液質な視線で香織を舐め回しながら、そんなことを言う。
「あ……ありがとうございます……」
 恥辱に声を震わせながらも、香織は、壬生田に礼を言った。
「ようし、じゃあ、ワタシの体は香織クンに洗ってもらおう。宇治木さん、それでいいですね?」
「壬生田君は人妻好きじゃのう……じゃあ、ワシは琴音さんにしてもらおうか。腹ボテ女もなかなか乙なもんじゃ」
 そう言って、壬生田と宇治木が湯船から上がる。
 二人の男の股間では、すでに、醜悪な肉塊が半勃ちになっていた。
 香織と琴音が、ほとんど無意識のように、自らの相手のシンボルに視線を向ける。
 壬生田の肉棒は、半ば皮を被っておりながら、羽黒のそれと遜色ないほどのサイズを誇り、そして、ぎょっとするほどに太かった。
 一方、宇治木のペニスは、まるでこの老人の精力をそこのみに集中させたかのように若々しく、淫水焼けで黒ずんだ亀頭は、凶悪なほどにエラを張っている。
「では、俺はこれで――」
「いや、待ちたまえ」
 どこか物陰からこれからのことを観察しようとしていた私に、壬生田が声をかけた。
「ワタシの趣味は、君も知っているだろう? そのままそこで見ていてくれたまえ」
「おお、そうじゃな。ギャラリイのいた方が、ワシの魔羅も余計に張り切るというもんじゃ」
「……分かりました」
 私がそう返事をすると、二人は、それぞれ洗い場の椅子に腰掛けた。
「では、まずはお背中からお流ししますね」
 琴音が、宇治木の背後に回り、桶の湯に浸した手拭に石鹸を塗る。
「あ、あの……では、失礼します」
 香織が、一拍置いて、琴音と同じように背中を流す準備をした。
「ムフッ、初々しいねぇ……もしかして、お客を取るのは初めてかな?」
「あ……は、はい、実は……」
「そうかそうか。安心しなさい。ワタシは、羽黒君のように恐い人間じゃないからね。たっぷりキミのことを可愛がってあげるよ」
 そう言いながら、壬生田が、湯着の襟元に視線を向け、香織の胸の谷間を凝視する。
「はい……よろしくお願いします……」
 香織が、壬生田の無駄に広い背中を、泡にまみれた手拭で流し始める。
「なかなか気持ちいいよ……じゃ、次は前の方を洗ってもらおうか」
「ま、前、ですか……?」
「ああ、そうだよ。それから、手拭は使わずに、手で優しく洗ってもらおう」
「は……はい……」
 香織が、手の中で石鹸を転がすようにして泡を立てながら、壬生田の開いた脚の間にひざまずく。
 そして、妻は、石鹸の泡でぬめるその両手を、壬生田の緩んだ胸に押し当てた。
 そのまま、贅肉の塊である壬生田の胸を、まるで愛撫するように撫でまわす。
「ふぅふぅ……ああ、いいよ、いいよぉ……さあ、香織クン、もっと下のほうも洗うんだ」
「はい、分かりました……」
 香織の白い手が、壬生田の太鼓腹をまさぐり、さらに下へと伸びていく。
 私は、動悸とともに高まる興奮を表に出すまいと努めながら、壬生田に奉仕する妻の様子を見つめ続けた。
 妻の指が、壬生田の太いペニスに絡みつく。
「あぁ……す、すごい……」
 指が回りきらないほどに膨張した男のシンボルに、香織が、濡れたような声を上げる。
「ムフフッ、そこは、特に念入りに洗うんだぞ」
「はい……」
 妻の瞳に薄い膜がかかったようになり、その頬には赤みが差していく。
 そして、妻は、うやうやしいとさえ言えるような手つきで、壬生田のペニスを扱き始めた。
「おおっ、さすが人妻、慣れてるねぇ……手つきがネチっこくていやらしいよ」
「あっ……ありがとうございます……」
「ムフ、ムフゥ……ああ気持ちいい……どうだい? ワタシのチンポは」
「あぁ……と、とっても太くて……逞しいです……そ、それに、ビクビクしてて……」
「ムハハッ、香織クンが、あんまり美味しそうなカラダをしてるからだよ」
 だらしなく緩んだ顔でそう言いながら、壬生田が、妻の襟の合間に大きな手を差し込む。
「ひうっ!」
 ギュッとその巨乳を鷲掴みにされ、香織が悩ましい悲鳴を上げる。
「ほれほれ、休んでる暇は無いぞ。きちんとワタシのチンポを綺麗にしなさい」
「あううっ、は、はい……申し訳……あ、あん、申し訳ありませんっ……あくぅ……」
 壬生田の無遠慮な手に乳房を揉みしだかれながら、香織が、いきりたったペニスに纏わりつく泡を洗い流す。
「ムフフフ……さあ、仕上げはどうすればいいのか分かってるね?」
 今や、完全に香織の湯着をはだけさせ、両手で彼女の双乳を捏ね回しながら、壬生田が言う。
「はい……」
 妻が、仮性包茎の壬生田のペニスの包皮を、指で丁寧に剥き、全体を露わにした亀頭に舌を伸ばした。
「んっ、んむっ、うぶ……んふぅ……ちゅっ、ちゅぴ……ちゅぶぶっ、ちゅぷっ……」
 まだ包皮の奥に恥垢が残っていたのか、眉をたわめながら、妻が壬生田のペニスの先端を舐め回す。
「ムフウ、これはたまらん……さあ、次はディープスロートだ」
 そう言って、壬生田は、妻の後頭部を押さえ付け、彼女の口内に肉棒を突き立てた。
「おぶぶっ! おっ、おうう……うぶ……んぶぶぶ、うぶ……おぶぶっ……」
 壬生田の規格外に太いペニスに口の中を蹂躙されながら、妻が、肉棒の表面に健気に唇を滑らせる。
「おぶぶぶ……うぶぶ、ちゅぶぶぶっ、んぶっ、んぶぶっ、ちゅぶ……ちゅぼ、ちゅぼぼ、じゅぽ、じゅぽっ」
「ふぅふぅ、な、何て下品な音だ……ムフフ、興奮するよ、香織クン」
 馴れ馴れしくそう呼びかけながら、壬生田が、妻の頭部を両手で押さえ、容赦なく揺する。
「うぐぐぐ……んぶっ、うぶうっ……ハァ、ハァ……あぶっ、あぶぶぶ……おっ、おおおっ、おぐぅ……ちゅぶぶ、じゅぶぶぶぶぶっ!」
 香織が、目尻に涙を溜めながら、くぐもった声を上げる。
 だが、その顔は、被虐の悦びにますます上気しているように思えた。
「ムッ、ムムム……このまま口に出すのはもったいないな。次は、オッパイでするんだ」
「ぷはっ……! ハァ、ハァ……わ、分かりました……」
 香織が、すでに露わになっている左右の乳房で、壬生田の肉幹を挟み込む。
 そして、妻は、私に仕込まれた通りに、そのたわわな双乳で壬生田のペニスを扱き始めた。
 壬生田が、妻の乳房がもたらす快楽にやに下がりながら、彼女の乳首を太い指で摘まむ。
「きゃっ、あっ、あはぁ……そ、そこは……んっ、あううっ……」
 香織は、クネクネと体を悶えさせながらも、パイズリを続けた。
「ムフフフフ……どんどん堅くなるぞ、香織クン。もうビンビンじゃあないか」
「あっ、あはぁっ……は、恥ずかしいです……はぁはぁ……か、香織は、はしたないんです……体中がスケベなんですぅ……あううぅん」
 媚びるようにそう言いながら、妻は、自ら乳房を強くペニスに押し付け、上下に動かした。
「おお、これはたまらん……宇治木さん、この人妻のオッパイは極上ですよ」
「ウヒヒヒ、こっちも楽しんでおるよ……おお、極楽にいるようじゃ……」
 そう声を上げる宇治木の体には、全身を泡まみれにした琴音が絡み付いていた。
 膨らんだ乳房で、脱毛した恥丘で、そして、赤ん坊を宿したそのボテ腹で、琴音は、宇治木の萎びた体を洗っている。
 宇治木の股間では、年に似合わぬ精気を宿したそのペニスが、まさにマムシのように鎌首をもたげていた。
「ウヒッ、ウヒヒッ、こ、この見事な腹……むうぅ、プリプリして最高じゃ……」
 宇治木が、琴音の腰を抱き寄せ、突き出た腹にペニスを擦り付ける。
「ああぁ……宇治木様のおペニスも素敵です……はふぅ……こんなに堅くなって……中に鉄が入ってるみたい……」
 うっとりとした口調で言いながら、琴音が、自らの腹に押し付けられた肉棒に、両手の指を絡み付け、刺激する。
「ウヒヒ……本当にいやらしい体じゃ。次にお嬢ちゃんを妊娠させるのは、このワシじゃぞ!」
「あぁ〜ん、嬉しいです……はぁはぁ、こ、この素敵なおペニスで種付けしてもらうことを想像したら……あっ、あぁん、琴音、それだけでオマンコうずうずしちゃいますぅ」
 甘ったるい声でそう言いながら、琴音が、自分から秘唇を宇治木の腿に擦り付ける。
 そうしながら、琴音は、香織と、そして私の方を、チラチラと盗み見るのだ。
 それは、まるで私の性癖を全て見抜いた上で、さらに煽り立てようとしているかのようだった。
「あぁ、宇治木様ぁ……んっ、んちゅっ、んちゅぅ〜っ」
 琴音が、宇治木の唇に吸い付き、顔をねじるようにして情熱的なキスをする。
「ムフフ、見せつけてくれますなぁ……さあ、香織クン、こっちもだ」
 壬生田が、一時パイズリを中断させ、香織を抱き寄せる。
「あぁ……み、壬生田様……」
 香織は、一瞬だけためらった後、壬生田の分厚い唇に、その唇を重ねた。
「んっ、んむむっ、ちゅぶ……ちゅ、ちゅぷぷ……んふ、んふぅ〜ん」
 甘えるように鼻を鳴らしながら、壬生田の唇を吸い、そして、舌に舌を絡める。
 その整った顔にうっとりとした表情を浮かべながら、香織は、自ら壬生田の体に体を押し付けていた。
 無表情を装った羽黒としての仮面の奥で、私自身の心が沸騰し、噴きこぼれそうになる。
「ちゅっ、ちゅむむっ……あふ……はぁはぁ……壬生田様ぁ……」
 唇を離した香織が、頬を上気させながら、再びひざまずき、その双乳で壬生田のペニスを挟む。
 そして、胸の谷間から顔を出した赤黒い亀頭部を口に含みながら、乳房による奉仕を再開させた。
「ちゅっ、ちゅぷぷっ、ちゅぶ、んちゅうっ……ハァハァ……あむ、んむむっ、ちゅずずずず……お、おいしい……ちゅぶっ、じゅぶぶぶっ」
 先端から溢れ出る汚穢な粘液を舐め啜りながら、妻が、壬生田の太いペニスを絶頂へと導いていく。
「ムオッ……おううっ、も、もう出そうだ……さすが、人妻のテクは違うねぇ……おっ、おおおおっ!」
 壬生田が、妻の白い手に手の平を重ね、カクカクと腰を使い出す。
「チュッ、ちゅむむっ、じゅる、じゅぶぶっ……出してください……ミルク出して……卑しい香織に、チンポミルクぶっかけてください……チュッ、ちゅずずっ、じゅずずずずずっ……!」
 香織が、ペニスの先端を吸いたてながら、自らの胸を揉みしだくようにして、パイズリ奉仕を続ける。
「くうっ、出すぞ、香織クン……そ、その顔をザーメンまみれにしてやる……う、うむむっ、むほおっ!」
「うぶっ!」
 壬生田の精液の最初の一撃が、香織の口内で弾ける。
 壬生田は、自らのペニスを握り締め、妻の顔に、胸に、ザーメンの弾丸を次々と浴びせていった。
「あうっ、んっ、んはあっ……ああぁ、熱い、熱いぃ……あはあぁぁぁぁっ……」
 明らかに陶酔した声を漏らしながら、妻が、上半身全体で壬生田の精液を受け止める。
「ウヒ、ウヒ、こっちも出すぞっ……!」
「あぁん、宇治木様ぁ……琴音に、宇治木様の精液、たっぷりかけてください!」
 琴音が、限界まで張り詰めた宇治木の肉棒を、両手で巧みに扱きあげる。
「あああ、出るぞ、出るっ! うっ、うおおおおおおお!」
「あっ、ああぁン!」
 琴音の膨らんだ腹に、宇治木の黄ばんだザーメンがビチャビチャと降りかかった。
 私の――私だけのものだったはずの女二人が、今、他の男の精液に無残に汚されている。
 私は、予想以上の興奮に、肉棒を堅く強張らせていた。



 入浴の後は、別館の一室で宴会となった。
「さあ、香織クン、飲ませてやるぞ……」
 そう言ってから、壬生田は、酒を口に含み、浴衣姿の香織を抱き寄せた。
 妻が、抵抗することなく、壬生田のでっぷりと肥満した体に身を寄せ、その唇に唇を重ねる。
「んっ、んちゅ……んく、んくっ……んぐ……ごくっ……」
 妻は、うっとりと目を閉じながら、口移しをされた酒を飲み干した。
「さあ、次は香織クンの番だ」
「はい……」
 今度は、妻が酒を口に含み、壬生田に口移しをした。
 その間も、壬生田は、妻の肩を左腕で抱いたまま、右手を、彼女の襟の間に入れ、乳房をまさぐっている。
 そして、妻も、胡座を組んだ壬生田の浴衣の裾に手を差し込み、もぞもぞと手を動かしていた。
 酒と、そして快楽が、妻の頬を上気させ、この上なく色っぽい風情を演出している。
 もはや、妻は、今日初めて会った男に体を預けることに、ほとんど抵抗を感じていないように見えた。
 もちろん、この宴席で乱れた姿をさらしているのは、香織だけではない。
「宇治木様……準備できました」
 琴音が、そう言って、宇治木を誘う。
 すでに琴音は、帯の解けた浴衣を辛うじてまとっているだけの姿だ。
 琴音は、剥き出しの尻をペタリと畳に付けたまま、両脚を伸ばし、手を背後に置いて上体を反らすような格好をしている。
 その琴音の突き出た腹の下、無毛の恥丘と左右の太腿が作る三角形の窪みには、なみなみと酒が湛えられていた。
「ウヒヒヒヒ……こいつは贅沢な杯じゃわい」
 宇治木は、琴音のすらりとした脚をまたぎ、犬のように四つん這いになりながら、彼女の股間に顔を埋めた。
「グビ、グビ……ぷふぅ……甘露甘露。ウヒヒ、マン毛が無いんでワカメ酒とは言えんが、かえって呑み易くていいのう」
 しわがれた声ではしゃいだように言いながら、宇治木がなおも琴音の股間にむしゃぶりつく。
 宇治木は、酒を全て飲み干した後も、琴音の秘苑に舌を伸ばし、サーモンピンクのクレヴァスをベロベロと舐め回した。
「あううっ、あん、あはあぁ〜ん、う、宇治木様ぁ……そ、そんなに舐め舐めされたらぁ……あっ、あふぅ……あうぅ〜ん」
「ウヒヒッ、若い妊婦マンコの酒漬けとは、こりゃあ珍味じゃのう」
 そう言いながら、宇治木が琴音の脚を割り開き、その恥丘にかぶりつく。
「あうっ、うぁん、あんあぁ〜ん、イイ、イイですぅ……はひぃ、オマンコ気持ちイイですぅ〜!」
 靡粘膜でアルコールを吸収したのか、全身をピンク色に染めた琴音が、かぶりを振りながら嬌声を上げた。
 もちろん、今はこの別館を借り切っているので、他の客に聞かれるような心配は無い。
「おおう、スケベ汁がドンドン溢れてくるぞっ……何といやらしいお嬢ちゃんじゃ。母親になる自覚があるのかっ? あぁん?」
 宇治木が、ネチっこくクンニリングスを続けながら、ピシャピシャと琴音の白い太腿を叩く。
「あっ、ああっ、ご、ごめんなさい……琴音は、どうしようもないスケベ妊婦ですぅ……あひ、あひぃん、感じちゃいますぅ! 妊娠マンコ感じるぅ〜!」
 琴音が、ヒクヒクと体を震わせながら、甘いマゾの愉悦に浸っている。
 私は、この二組の男女から少し離れた部屋の隅で、一人、苦い酒を啜っていた。
 強烈なまでの高揚感と嫉妬心が、私の心をドロドロに熱している。
 この仕事が終わったら、香織と琴音をどう責めてやろうか――そんなことを思いながら、私は、二人の痴態を交互に見詰めていた。
「ムフフ、香織クンもマンコ舐めをされたいんだろう? 顔に書いてあるよ」
「あん、そ、そんなぁ……」
 恥じらいを含んだ声で言いながらも、香織は、壬生田の言葉を否定しない。
「おう、そうじゃ。二人とも、部屋の真ん中で相舐めをしなさい。ワシらのチンポが入る準備をするんじゃ」
 宇治木が、琴音の股間から顔を離し、そんなことを言う。
「なかなか面白そうですなぁ。さあ、香織クン、琴音チャンとのレズビアンショウをワタシらに見せるんだ!」
「は……はい……分かりました……」
 ほんの少しためらった後に、壬生田の太い腕から解放された香織は、這うようにして琴音に身を寄せた。
「あぁン、香織お姉様ぁ……」
 すっかり快楽でできあがっている琴音が、嬉しそうに香織に抱き着いてくる。
「琴音ちゃん……んっ、ちゅむ……」
 香織が、琴音の唇に唇を重ねた。
 そして、二人が、互いの体を繊細な手つきでまさぐり始める。
「ムフフ、なかなか慣れてるねぇ……二人とも、昨日今日の仲じゃないな」
「いやらしいのう……こりゃあ、亭主が見たら卒倒もんじゃ」
 壬生田と宇治木が、真っ赤な顔に下卑た笑みを浮かべながら、そう評する。
 香織と琴音は、そんな二人の言葉に刺激されたかのように、愛撫の手をさらに大胆にしていった。
「ちゅっ、ちゅむっ、ちゅぷ……あぁ、香織お姉様……好きです……大好きぃ……」
「琴音ちゃん……わ、私もよ……あっ、あぁん、そ、そんなところ……んうっ、あく、あはぁ〜ん」
 互いの肌を唇でついばみ、舌で唾液を塗り付けるように舐める。
 二人の絡みの淫靡さは、どこか、軟体動物の交尾を思わせた。
「ハァ、ハァ……」
 喘ぎ声を漏らしながら、琴音が、仰向けに横たわった香織の上に、逆さまに覆いかぶさった。
 膨らんだ腹が、香織の巨乳をぐにゃりと押し潰す。
「か、香織お姉様……重くないですか?」
「だいじょうぶよ、琴音ちゃん……あぁ、琴音ちゃんのアソコ、もうビチョビチョ……」
「お、お姉様のオマンコも、いっぱい蜜が溢れてます……あふぅ、お、おいしそう……」
 そう言って、琴音は、香織の秘唇に口付けた。
「あぁん、こ、琴音ちゃんっ……んっ、んううっ、はふ……ちゅっ、ちゅぶぶっ」
 香織が、愛液と宇治木の唾液に汚れた琴音の秘裂に、キスを繰り返す。
「あっ、あぁん、お姉様ぁ……ちゅっ、ちゅぶぶ、はあぁ……レロレロ……」
「あうぅ〜ん、ああっ、す、すごいわ……中に、中に入ってくるぅ……んむっ、ちゅぶぶっ、れろ……ちゅぱちゅぱ……ちゅうぅ〜っ」
「きゃうっ! あっ、あああっ、お姉様、そこは、そこはぁ……あぁ〜ん、クリトリス痺れちゃうぅ〜! あひ、あひぃ〜ん、んむっ、ちゅぶぶぶ……」
 二人の舌が互いのラビアを舐めしゃぶり、唇がクリトリスに吸い付く。
 快楽を与え合うその口が甘い喘ぎを奏で、溢れ出る愛液が互いの口元を濡らした。
「ちゅっ、ちゅぶぶっ、ちゅぷ……ハァハァ……あぁ〜ん、お姉様のお口、気持ちイイですぅ……んっ、んむっ、ちゅぶぶ……あふぅ、オ、オマンコも美味しいのぉ……ちゅぶぶぶっ、んぐ、んぐっ……ちゅずずずっ……!」
 琴音が、香織の秘苑にむしゃぶりつき、淫蜜を啜り飲む。
「あううっ、ハァハァ……こ、琴音ちゃんのアソコも素敵よぉ……ちゅっ、ちゅぶぶ、ちゅぷ、れろれろ……ちゅばばっ、あはぁ、こ、この奥に赤ちゃんがいるのねぇ……ああぁ、こ、興奮しちゃうわ……ちゅぶ、ちゅぶb、れろ……んむむ、んぶぶっ」
 香織が、琴音の淫唇を指で割り広げ、膣口に舌をねじ込んでいる。
「ムフゥ……こ、これはなかなか……」
「ワ、ワシも、こんなに興奮するのは久しぶりじゃ」
 そう言いながら、壬生田と宇治木は、すでにすっかり勃起している自らの男根を露わにした。
「もう準備はいいだろう……ムフフッ、オ、オマンコがふやける前にブチ込んでやるぞっ」
「ワシもじゃ……ええい、もう辛抱たまらんわい!」
 壬生田と宇治木が、それぞれ、香織と琴音の下半身ににじりより、赤黒く張り詰めた亀頭をクレヴァスに押し付けた。
「あぁん……す、すごい……琴音ちゃんのアソコに……オ、オチンポがぁ……あはぁン……」
「香織お姉様のオマンコに、壬生田様のぶっといおペニスが食い込んで……す、すごいですぅ……」
 香織と琴音が、クンニを中断させ、目の前で震えるペニスに圧倒されたように声を上げた。
 二人とも、まるで挿入を待ち侘びるように、ヒクヒクとその膣口をおののかせている。
「むうぅ……香織クンのマンコが、チンポに吸い付いてくるぞ……」
「お嬢ちゃんのマンコもアツアツじゃ……ウヒヒ、そ、そんなにワシの魔羅が欲しいのか?」
「ああっ、ほ、欲しいです! 琴音の淫乱妊娠マンコ、宇治木様のおペニスで貫いてください!」
 琴音が、妊娠してムッチリと張ったヒップを揺らしながら、オネダリをする。
「香織クンはどうなんだ?」
 壬生田が、そう言って、香織のクレヴァスに先端を擦り付ける。
「あぁん、わ、私も……私も入れて欲しいです! ハァハァ、み、壬生田様の男らしいオチンポ、つ、突っ込んでくださいっ!」
 香織が、そう言いながら、腰を浮かして壬生田のペニスを迎え入れる姿勢になった。
「ようし、入れてやるっ……!」
「ワシの魔羅を食らえっ!」
 壬生田と宇治木が、目を血走らせながら腰を進ませ、そのペニスを香織と琴音の膣内に挿入させる。
「あぐううっ!」
「ンあああっ!」
 香織と琴音の嬌声が、部屋に響き合う。
 壬生田と宇治木は、最初から激しいペースで、その腰を使った。
「あうっ、あっ、あひっ、あひいぃン! あううっ、ふ、太いぃ、太いですぅ……あうっ、んぐっ、あぐううっ!」
「んひいいぃ〜! コ、コスれてるぅ……あっあっあっ、中が、カリでこすれてますぅ! あひぃ! あひいぃ!」
 自らを犯す男のピストンに合わせるように、香織と琴音が断続的に声を上げる。
 ふてぶてしいまでに太い壬生田のペニスが、愛液にまみれながら、香織の蜜壷を出入りしている。
 香織が――妻が、豚のように太った醜い中年男に犯されている――!
 私は、その時、軽い目眩すら覚えていた。
「ムフ、ムフフ、どうだ、ワタシのチンポは」
「あうううっ、す、すごい……すごいですぅ……あっあっ、アソコ、壊れちゃいそう……あううっ、うんっ、あひ、あひいいぃ……も、もうダメぇ〜!」
「ムフフ、もう降参か? ホレ、ホレ、イかせてやるぞっ!」
 壬生田が、ぐいぐいと激しく肉棒を突き込み、妻を追い詰めていく。
「あああっ、あひ、ひぃ〜! ダメ、ダメぇ……あぁ〜ん、イ、イク〜! イクぅ〜!」
「あううっ、琴音も、琴音もイキそうですぅ……あああっ、あっ、あひぃ……う、宇治木様ぁ……琴音のオマンコにトドメをさしてくださいぃ〜!」
「ようし、イけ、イけっ! ウヒヒッ!」
 宇治木は、歯を剥き出しにして喚きながら、妻の上で四つん這いになった琴音の膣内に、激しくペニスを出入りさせた。
 琴音の肉壷から滴った淫蜜が、快楽に喘ぐ妻の顔を汚していく。
「ンああああっ! イ、イキます、イキますっ! 琴音イクうっ! あっあっあっ、妊娠マンコいっちゃううううう〜っ!」
「私も、私もイクのぉ! うああっ、あっ、あああああっ! すごいのが、すごいのが来ちゃうううっ! あああっ! イクううううぅ〜っ!」
 香織と琴音が、ほとんど同時に絶頂に達する。
「おおっ、マンコがウネウネ動いておるぞ……ウヒヒ、ヒヒヒッ、お嬢ちゃんのマンコがワシの魔羅を扱いておるっ!」
「香織クンのマンコも、ワタシのを締め付けてますな……ふぅふぅ、危うく漏らしてしまうとこだったわい」
 意地汚く射精をやり過ごしてから、壬生田と宇治木が、再び腰を使いだす。
「あううっ、うっ、うああぁン! ダメ、ダメですぅ……い、今ズボズボされたらっ! あっ、あううっ! また、またイっちゃいますうっ!」
「遠慮することは無いぞ……そうじゃ、壬生田君、どっちがたくさん相手をイかせるか競争しようじゃないか」
「おお、面白いですな……ムフフ、香織クン、いやというほど天国に連れてってやるぞ」
「あううっ、ま、待ってくださいぃ……うううぅ、うぐっ、うあああっ! あひ、あひいぃ! あああ、す、すごいぃ〜!」
 壬生田のペニスが大きなストロークで前後し、香織の肉壷を蹂躙する。
 その野太い肉棒の先端が、妻の膣内で子宮の入り口を何度も小突いているのを、私は幻視した。
「うああっ、あっ、あひ、あひぃ〜! あぁん、あん、あぁ〜っ、オマンコ、オマンコまたイっちゃうぅっ! あひ、あひい、イクぅ〜っ!」
「いいぞ、ほれほれ、何度でもイけっ!」
「あっ、ああっ、あああ、あああああああああああぁ〜っ!」
「ウヒヒッ、お嬢ちゃんも遠慮すること無いぞ。ゲップが出るまでイキ狂えっ!」
「あううっ、うっ、うああああああ! イ、イク、イキますうっ! あぁーっ! イク、イク、イクぅーっ!」
 香織の成熟した体が淫らにくねり、琴音の身重の体が激しく悶える。
 それぞれの相手をしている女を淫猥なゲームの道具として扱いながら、壬生田と宇治木は、驚くべきスタミナで肉棒を繰り出し続けた。
 妻も、琴音も、体内で暴れるペニスに成すすべもなく弄ばれ、何度も何度も絶頂を繰り返している。
 その様子に、私のペニスは、ほとんど射精寸前にまでなっていた。
「ひうっ、うっ、うああああっ! イク、イクうっ! ま、またイっちゃうっ、あひぃ〜!」
「ハァ、ハァ、香織クン、これで何回目かな?」
「あひっ、あひいぃ、ろ、六回目ですぅ! あっ、あっ! イキます、イキますぅ! 六回目イク、イクうぅ〜!」
「ああぁん、琴音も、琴音も六回目ですぅ! うっ、うああああああ! すごい、今度のすごすぎるううぅ! あっ、あひっ、ひいいいい! お、おかしくなっちゃうぅ〜!」
「ああああああああああ! ダメ、ダメええぇ〜! イク! イクイクイク! あひ、あひぃン! イ、イクの止まらないぃ〜! ああああああああ! イグ、イグっ! おっ、おああああああああ!」
 妻が、白い喉を反らし、汗の珠を飛び散らしながら、壬生田のペニスによって絶頂に舞い上げられる。
「あへええぇ〜! イキます、イキますうううぅ! 子宮っ! 赤ちゃんのいる子宮、またイっちゃうのっ! あん、あんあんあんっ! 子宮イグ、イグ、イグっ! い、いいいいっ、いぐうううううううううう!」
 琴音が、舌を突き出し、白目すら剥きながら、連続してアクメを貪る。
「うおおおっ、すごい締め付けじゃ! こ、これはもたんっ……!」
 宇治木が、歯を食いしばりながら、最後のスパートをかける。
「ワ、ワタシもですよ……ムフゥ、ムフゥ……お、おおうっ! 香織クン、出すぞ、出すぞっ!」
「ンあああああああ! 来て、ザーメン来てえぇ〜! 香織の淫乱マンコに、壬生田様のザーメン注ぎ込んでえぇ〜! 欲しい〜! 欲しいの〜! ザーメン欲しいですうぅ〜っ!」
 香織が、壬生田の太い腰に足を絡めながら、射精をねだる。
「お、おおおおお、出るううううううううっ!」
 壬生田が、その太いペニスを根元まで妻の膣内に挿入し、ビクビクと痙攣する。
「ああああああああああ! すごいぃ! ザーメンすごい出てるうぅ〜! あっ、ああああああ! イキます、イキますう〜っ! あへ! あへ〜っ! ザーメンでイグううううううううううううう〜!」
「ああぁ〜ん、宇治木様ぁ……お願いです! 琴音にも! 琴音のボテ腹にも、ザーメン出してください! ハァハァ、あ、赤ちゃんに、ザーメンミルク御馳走してぇ〜!」
「うおおおっ、こ、この変態妊婦めっ! 食らえっ!」
 宇治木が、赤ん坊を宿した琴音の子宮に、精液を迸らせる。
「ひいいいいいいいいいいぃ〜! 子宮イク! 子宮イクううううう! あっ、ああああああっ! イグ、イグ、イグ、イグうううううううううううーっ!」
 琴音が、全身を弓なりに反らしながら、幾度目とも知れない絶頂を極める。
「あううううっ、あっ、あは、あは、あはああぁぁぁぁ……す、すごかったですぅ……あうううっ、あひいいぃぃぃ……」
「あっ、あああぁ〜ん……子宮に、ザーメンミルクがぁ……はあああぁぁぁ……赤ちゃんが溺れちゃうぅ……んふう〜ん」
 香織と琴音は、汗まみれになった体をぴったりと重ね、まるで一つの生き物のように、いつまでも痙攣し続けた。
 よほど大量に射精されたのか、二人とも、まだペニスが突き刺さったままの秘裂から、泡だった精液を漏らしている。
「あぁん……ザーメン……あふぅ……」
 そして、妻は、琴音と宇治木の結合部から溢れた精液を、うっとりとした表情を浮かべながら、その顔で受け止めたのだった。



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