Milky Halfmoon



「きゃぁ〜」
 どこか間延びした悲鳴に、がっちゃーん、という、陶器の割れる音が、豪奢な部屋の中で重なって響く。
 ナプキンで口元を拭いていたキャロルは、その愛らしい顔に渋面を浮かべながら、メイドのリズに視線を向けた。
「す、すすす、すいませぇん、キャロルお嬢様。またやっちゃいましたぁ〜」
 エプロンドレスに身を包んだリズが、その年齢よりは幼く見える顔に困ったような笑みを浮かべ、頭を掻く。
「何を立っているんです。早く片付けの用意を――」
 年若いメイド長が厳しい声で言ったのは、むしろ、リズをキャロルから庇おうという意図によるものだったろう。
 だが、メイド長の気遣いも空しく、キャロルは、しかめ面のまま、リズを手招きしていた。
「――今日で何枚目?」
 抑揚の無い口調で、キャロルがリズに訊く。
「ふえ?」
「お皿を割った数よ。何枚目だったかしら?」
「ええと、ええと」
 リズが、両手の指を折って数えだすのを、同僚のメイドやメイド長が、はらはらした顔で見ている。だが、当のリズは、照れ隠しのような笑みを浮かべたままだ。
「あのー、お皿だけだと5枚ですけど、カップも入れるとなると7枚ですね。あ、カップを入れるんだったら7個って言った方がいいのかなぁ」
「リズ! あなた、少しは反省を――」
 メイド長が、たまりかねたように声を上げるのを、キャロルは視線だけで制止する。
「お仕事に集中できてないみたいね」
「たははー、面目ないです」
 まるで堪えていない様子のリズに、キャロルが、小さく溜息をつく。
「……就寝時間になったら、私の部屋に来なさい。指導してあげるから」
 キャロルの言葉に、リズ以外のメイド達の表情が凍る。
 緩く波打つ金髪を腰近くまで伸ばしたキャロルは、今年で12歳になる。その容姿は、頭上の輪や背中の翼が無いことを除けば、画家の描くところの愛くるしい天使とほとんど変わらない。だが、その湖のような碧眼には、常にどこか険のある光が湛えられており、使用人に対する態度も優しさからは掛け離れている。そんなキャロルにリズが叱責されるのは、まさしく日常茶飯事であり、リズ本人も、すでに慣れっこになってしまっているようだった。
 だが、キャロルの“自室での指導”は夜を徹して行われる非常に苛酷なものであり、さすがのリズも音を上げるほどのものだということが、メイド達の間では噂になっている。実際、“指導”の行われた翌日のリズは、決まって目を赤く充血させ、ふらふらと覚束無い足取りで仕事をするのが常なのだ。
「お嬢様、お許しください。リズの不始末は私の責任です。お叱りでしたら私が――」
 メイド長が、顔を青ざめさせながら、最後の擁護を試みる。手際の悪いところは多々あるが、常に明るい微笑みで場を和やかにさせるリズは、館の使用人たち全てに慕われているのだ。
「あなたが謝ることなんてないわ。私は、リズに、お話をしているの」
 もはやメイド長に視線すら向ける事なく、冷たい口調でキャロルは言う。
「……分かったわね、リズ」
「はい」
 リズは、さすがに少し緊張した様子で、10歳は年下の女主人に答えた。



「――遅かったわね」
 淡いピンクのベビードールをまとい、ドレッサーの前の椅子に座ったキャロルが、相変わらず不機嫌な口調で、部屋に入ってきたリズに言う。
「すいませぇん、その、ええっと……」
「どうせ、私が眠るまで待ってすっぽかせばいい、なんて、他のメイドに言われたんでしょ」
 怒りを含んだ――と言うよりも、どこか拗ねたような口調で、キャロルが言う。
「そそ、そんなことないでしゅよ」
 その下手な嘘に、小さく吐息をついてから、キャロルは、リズに視線を向けた。
 ぴんぴんと外側に跳ねた、肩までの長さの癖のある黒髪と、灰色がかった緑色の瞳。愛嬌のある顔に浮かぶソバカスと、にこやかな笑み。すらりとした長身と、質素なメイド服では隠しきれない、めりはりのある女らしい体つき。
 多分、男好きする、という表現は、彼女のためにあるんじゃないか――そんなことを思うと、キャロルは、なぜか胸の奥をざわつかせてしまう。
「今日は、いつになく失敗が多かったわね。……どうして?」
 努めて感情を表に出さないようにしながら、キャロルは、リズに尋ねた。
「どうしてって……お嬢様、分かってるんじゃないですか?」
 リズは、顔を伏せながら、どこか甘い媚びを含んだような上目使いを、キャロルに向けた。
「何のこと?」
「そんなぁ……お嬢様のせいなのにぃ……イジワル……」
 キャロルよりもよほど幼い口調で、リズが言う。
「私のせい? あなたの言うこと、ますます分からないわ」
「ああン……嘘ですぅ……ふぅふぅ、し、知ってるくせにぃ……」
 リズが、ゆるゆると腰を振りながら、自らのスカートに手をかける。
「これですよぉ……これのせいで、あたし……頭がぼーっとしちゃってぇ……」
 リズのスカートが彼女自身の手によって捲れ上がり、黒いエナメルの靴、白いストッキング、そして、フリルのついたガーターが、次第に露わになっていく。
 キャロルは、その光景をじっと見つめながら、我知らず、その白い頬を紅潮させ始めていた。
「見てください……お嬢様のことを想うだけで……あたし、こんなになっちゃってぇ……」
 そう言いながら、リズが、自らの股間を、キャロルの視線に晒した。
 まろやかな曲線で構成されたヒップの中心で、本来有り得べからざるものが、シルクの白いショーツからはみ出ている。
 いや、はみ出ているという消極的な表現では足りない。それは――浅ましく血管を浮かし、鈴口から粘液の糸を垂らしたペニスは、急角度でそそり立ち、ショーツの布地を下側に押しのけるようにして、自らの存在を強烈に主張していたのだ。
「んく……ゴクッ……」
 それを目にしたキャロルが、瞳を潤ませ、はしたなく白い喉を上下させて、生唾を飲み込む。
「お嬢様はお側にいるのに……何もさせてもらえなくて……んく、オ、オナニーまで禁止されてぇ……あ、あたしのコレ……もう、限界なんですぅ……ふぅ、ふぅ、ふぅ……」
「んっ……な、何よ、たった三日でそんなふうにさせて……本当に、リズったらいやらしいんだから……」
「ああ……お、お嬢様ぁ……」
 まるで、キャロルの言葉に反応したかのように、ひくっ、ひくっ、とリズの肉棒がおののく。
「まさか、今日、一日中、そんなふうにさせてたの? そこをそんなにさせながら、私のことを見てたの?」
「ああン……そ、そうです……んふぅ、お嬢様のことをお顔を見るたびに、先っぽから、お汁が溢れて……ガビガビになったスカートの裏地が擦れちゃってぇ……た、たいへんなことになっちゃってました……!」
「んくっ……へ、変態っ……! あなた、変態よ! とんでもない変態だわ! 変態! 変態ッ!」
「ああン……ゆ、許してぇ……リズの変態オチンポ許してください……はぁ、はぁ、お、お情けをください、お嬢様ぁ……ふぅふぅふぅ……」
 まだあどけなさの残る可愛らしい小鼻を膨らませながら、リズが、スカートを両手で持ちつつクネクネと腰を前後に振る。
 先走りの汁を垂らしながら、滑稽なほど揺れるリズの肉棒から、キャロルは、目が離せないでいた。
「ねえ、いいですか? もう、この変態メスチンポ扱いていいですか? んふぅん、お、お、お願いします、させてくださ! メスチンポ、センズリさせてください!」
「し……仕方ないわね……そんなにしたければ、勝手にすればいいじゃない」
 キャロルが、頬を上気させながら、さも呆れたといった口調で言う。
「んふぅ、んふぅ、しますしますう、センズリしますう! んく、ここで、お嬢様の部屋で、メスチンポオナニーしちゃいますっ!」
 リズが、ますます鼻息を荒くしながら、その場でいそいそと服を脱ぎ出す。
 服の上から想像されるよりもさらに大きな乳房と、豊かに張ったヒップが、上品なデザインの揃いのブラとショーツに包まれた状態で、露わになった。
 女性らしいまろやかな曲線で構成された輪郭の中心で、あまりにも不釣り合いな代物が、ふてぶてしいまでに天を向いてそそり立っている。
 リズは、唇をチロリと舐めながら、おののく肉幹に白く細い指を絡めた。
「んくっ……はあぁ……ビクンビクンしちゃってるぅ……んう、んんんっ……」
 まるで、一気に味わってしまうのはもったいないとでもいうかのように、リズが、ゆっくり、ゆっくりと、自らの肉棒を扱き始める。
 リズのペニスが、新たな腺液を漏らしながら、さらに膨張していく様は、少し離れた場所にいるキャロルにも、しっかりと見て取れた。
「はぁ、はぁ、はぁ……んあ、んふぅ……あ、あく……ああっ、あふうぅ……」
 足を肩幅に開いて立ったまま、リズが、右手で自らのシャフトを扱く。
 そして、空いていたはずの左手は、いつしか、ハーフカップのブラに包まれた乳房を、淫らに撫でさすり始めていた。
「ふゎ……あ、あふ……あううっ……んふぅ、んふぅ、み、み、見てますかぁ? お嬢様ぁ……リズの、恥ずかしいオナニー、きちんと見てくれてますか? んあっ、あ、あは、んはぁ……」
「んっ……べ、別に、見てなんか……」
「んっ、んんんっ……お嬢様の熱い視線、オチンポに感じますぅ……ふぅ、ふぅ、んああっ、もっと、もっと見てください……はぁ、はぁ、はぁ……!」
 キャロルの言葉が耳に入っているのかいないのか、リズが、自らの肉棒を扱く手の動きを次第に激しくしながら、声を上げる。
「んふ、んふぅ……もっと、近くで見ていいんですよ? んっ、んくっ、あふうっ……! リズのチンポオナニー、目の前で見ていいんですよ? んふ、んふっ、あふうっ……!」
「ううっ……ほ、本当に浅ましいわね……はぁ、はぁ……」
 キャロルが、息を弾ませながら、覚束無い足取りで立ち上がり、まるで花に誘われる蝶のように、リズに近付いていく。
「そ、そんなに言うなら……見てあげるわよ……ふぅ、ふぅ、んく、か、感謝しなさいよね……」
 そう言いながら、キャロルは、リズのすぐ側にまで歩み寄り、ぺたんと絨毯の上に座り込んだ。
「はぁ、はぁ、はぁ、んく、うぶっ……」
 ほとんど自らの鼻先にあるリズのペニスが放つ臭気に、キャロルが眉を寄せる。
「ううっ……く、臭いわ……臭い……はぁはぁ、あ、あなた、ちゃんと洗ってるの?」
「洗ってなんかないですよぉ……ふぅふぅ、お風呂に入っても、指一本、ふ、触れなかったんですからぁ……んんっ、んふぅ……! さ、触るの禁止って言ったの、お嬢様ですよぉ……は、はふ、んふう、ふぅふぅふぅ……!
「ううっ、ふ、不潔……不潔だわ……し、白いネバネバが泡立って……う、うぶっ……な、何て匂いなの……」
 そう言いながらも、キャロルは、その場から動こうとせず、リズの肉棒を凝視した。いや、それどころか、瞳を潤ませながら、目の前のペニスに、次第にその可愛らしい鼻を近付けてさえいる。
「ふう、ふう、うぐ、臭い、臭いわ……くんくん、う、うぶっ! うええっ……は、吐き気がしそう……くんくんくん……んふ、んふぅ……あああ、く、臭すぎるぅ……スンスンスンスン……」
「あああん、何、何してるんですか、お嬢様ぁ……ふぅふぅ、何、匂いなんて嗅いじゃってるんですかぁ」
 興奮に声を上ずらせながら、リズが、亀頭と指先の間に、汚穢な粘液の糸を引いて見せる。
「ほらほらぁ、もう、チンポ汁、ネトネトしてぇ……んく、すっごく臭いでしょう? ふうふう、あたしのチンカス臭いオチンポ目の前にして、お嬢様ったら、何、何興奮しちゃってるんですかぁ?」
「クンクン、し、し、してないわ……! 興奮だなんて……はぁはぁ、あ、あはぁ……こ、こんな汚らしいもので、んく、ゴクッ……興奮なんか……ハァ、ハァ、ハァ……」
 半開きになった唇から漏れる息が、リズの肉棒の先端をくすぐっている。
「あぁ〜ン、も、もう、ガマンできないぃ!」
 リズが、自らの乳房を弄んでいた左手で、キャロルの小さな頭をがしりと掴む。
「キャッ! な、何を――うぶうっ!」
 声を上げかけたキャロルの口に、リズは、その巨根をねじ込んだ。
「うぶぶぶぶっ! んぐ、んぶぶぶっ! ぷあっ! リ、リズ、やめて――おぶぶぶぶぶぶ!」
「あは、あはぁン、キャ、キャロルお嬢様ぁ!」
 リズが、キャロルの頭を両手で固定し、その唇にペニスを出し入れさせる。
「うぷ、う、うぐ、むぐぐう! うぶ、んぶうっ! や、やめなさい、リズ、ん、んぐ! う、うぐ! うぶうっ!」
「は、はひ、あひぃ……お嬢様のお口マンコ、ヌメヌメしてぇ……あわわわわ、オチンポとろけちゃうぅ〜!」
 口元をだらしなく緩めながら、リズが、本格的に腰を使いだす。
「うっ! うぐっ! ぷ、ぷあああっ! ハァ、ハァ、あ、あなた、自分が何をしているか分かって――おぐううっ! お、おごっ! おぶぶっ! ぐぶぶぶっ!」
 喉奥を亀頭で塞がれ、キャロルの抗議の声が、くぐもった悲鳴に変わる。
「んふ、んふぅ、そ、そんなこと言ってぇ! んく、お嬢様だって、口マンコで感じてるんでしょ! ふぅふぅ、んふ、喉をチンポでガンガン突かれるの、大好きなくせにぃ!」
「んっ! んぐっ! うぶぶう! ぶはあっ! か、か、勝手なこと言わないで――おぐぐぐ! お、おごっ! おぼぼぼぼぼ!」
 目尻から涙をこぼすキャロルの口を、リズが、乱暴と言っていいほどの動きで、犯し続ける。
 いつしか、キャロルの瞳から理性の光が消え――その唇は、不埒な侵入者を愛しげに吸いたてていた。
「んっ、、んぶぶっ、うぶ……ん、ん、んぐ……ちゅ、ちゅぶぶっ、ちゅぶ……! んぐ、んぶう! ふぅふぅふぅ、ちゅぶぶぶ、じゅるるるっ!」
「ああっ、ああああっ! す、す、すごいぃ! んあっ! 来る、来ちゃうぅ! ああああああ! あひぃ〜!」
 射精を予感し、口の中でビクビクとおののく肉棒を、キャロルは、ほとんど無意識のうちにバキュームし続けた。
「んぶぶぶぶっ! ちゅぶぶ、じゅぶぶぶ! じゅ、じゅるるっ、んじゅうっ! んぐぐ、んぐぐっ、うぐ……ぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅっ!」
「は、はへ、はへぇ! 出る、出る出る出る出る! んひぃ! ザーメン出ちゃうぅ〜っ!」
 どびゅっ! ぶびゅびゅびゅびゅびゅ! どぶっ! どぶぶっ!
「うぐぐぐぐぐ! おぶっ! うぶぶぶぶぶッ!」
 粘液が固まりとなってリズのペニスの中を駆け抜け、キャロルの口内に迸る。
 キャロルは、眉を切なげにたわめ、目を閉じて、リズのザーメンを口の中に溜めた。
「んあ、あ、あはあああ……! あひ、あひ、すごいぃ……んああっ、あうっ! あくぅ……!」
 びゅーっ、びゅーっ、びゅーっ……!
 なおも口腔に注ぎ込まれる生臭い精液を、キャロルは、んくっ、んくっ、と喉を鳴らしながら、少しずつ飲み込んだ。
「んく、んく、んく……んぐ、んぐっ、うぷ……んん、ん、んんんんん……んんー、んぐ、ごきゅ、ごきゅっ……ぷはああっ……! ハァ、ハァ、ハァ……」
 口の中に溜まったもの全てを飲み切ったキャロルが、ザーメンの匂いのする息をつきながら、しばし、放心したように視線をさまよわせる。
「はふーっ……気持ち良かったぁ〜ん♪」
 リズが、そう言いながら、まだ萎えきっていない粘液でドロドロの肉棒を、キャロルの愛らしい顔に擦り付ける。
「きゃうんっ……! あっ、あっ、な、何をするのぉ……んあ、あふぅん……や、やめてぇ……ああぁ〜ん」
 キャロルは、どこか甘い声を上げながら、されるがままだ。
「あっ、ああん……や、やめて……やめなさい、リズぅ……んうっ、あふぅ……ふ、服が汚れちゃう……」
「だったら脱ぎ脱ぎしましょ、お嬢様♪」
 はしゃいだ声を上げつつ、リズは、キャロルのベビードールに手をかけた。
「やっ、やあん……何するのよぉ……あっ、あうぅん……!」
 身をよじって抵抗するキャロルだったが、あっさりと、ショーツ一枚の姿にされてしまう。
「やっ……!」
 股間を隠そうとするキャロルの両手を、リズが、素早く押さえる。
「んっふぅ〜、やっぱりボッキしちゃってますねぇ〜」
「あううっ、い、いやあっ……!」
 リズの言葉に、キャロルが、真っ赤にした顔を背ける。
 その秘部では、同年代の少年のそれとほぼ同じ大きさの陰茎が、健気なほどに堅くこわばり、ショーツの隙間から仮性包茎の先端をのぞかせていた。
「はぁはぁ、チ、チンポ……お嬢様のオチンポ……ふぅ、ふぅ、ふぅ……!」
 リズが、興奮に息を荒くしながら、両手首を絨毯に押し付けるような格好で、キャロルを押し倒す。
 そして、リズは、再び熱い血液を漲らせている亀頭で、キャロルのペニスにグリグリと圧迫した。
「あううっ、や、やめ、やめてぇ! あっ、あううっ、んく、き、汚いの押し付けないでっ!」
「はぁ、はぁ、お嬢様の可愛いパンツが、あたしとお嬢様の、オチンチン汁とマン汁でぇ、んく、スケスケになっちゃってますよっ!」
「い、い、いやぁ〜! 変態っ! リズの変態ぃ! あああっ、あぁ〜ん!」
 リズを罵倒するキャロルだが、そのペニスは、さらに堅く強ばってしまっている。
「んふふっ、このまま、オチンポフェンシングしましょ? ねえ、お嬢様ぁ、負けた方が、何でも言うこと聞くっていうルールで……んふ、んっ、んふうん……」
「んぐ……ど、どうしてそんなこと……あ、あっ、ああっ、あひ……!」
「ねぇ、しましょしましょ♪ ちゅっ、ちゅむ、んちゅっ……」
 リズが、自らがなすり付けた粘液にまみれたキャロルの顔に、キスを繰り返す。
「ふわっ、あ、あ、あああっ、んあ……あむ、んちゅっ……」
 キャロルは、無意識のうちに唇を尖らせ、リズの口付けに応えてしまう。
「あむ……んちゅ、んちゅっ……ぷあ……ん、んちゅ、ん、んふ、んちゅうぅ……」
「ちゅむむ、ちゅぷ、ちゅぱっ、ねえ、しましょうよぉ〜。それともぉ、お嬢様……チュッ、チュッ、あたしに負けちゃうのがこわいんですかぁ?」
「そ……そんなわけないでしょ……んく、いいわ……あなたの下手な挑発に乗って上げるわよ……」
「んふふふふふぅ〜、じゃあ、先にイっちゃった方が負けですよぉ〜」
 目をキラキラと輝かせながら、リズは、先程とは比べ物にならないほど淫らに腰を使い始めた。
「ひあああっ! あうっ、や、あ、あ、ああん! あひ、ひいいん!」
「ハァ、ハァ、あれぇ〜、どうしたんですかぁ〜?」
 リズが、逞しく勃起した肉幹で、キャロルの陰茎を押し潰さんばかりに刺激する。
「んあ、あううっ、ずるい、ずるいわっ……! ああン! ああっ、ずるいぃ〜!」
「んふっ、何がずるいんですぅ?」
「んうっ、だって、だって、んひ、リズのの方が、ずっとおっきいしっ……ああン! そ、それにぃ、んぐ、もう、一回出してるしぃ……あうううっ!」
「もぉ〜、泣き言が早すぎですよぉ〜。うりうりうりうりうりうり♪」
「んひいいいいい! ダメ、ダメ、それダメぇ〜!」
 包皮から顔を出した亀頭を、先汁まみれのヌルヌルとした亀頭で集中的に攻められ、キャロルは、白い喉を反らして声を上げる。
「んふ、んふぅん、いいですか? オチンポいじめられて感じますか? ハァ、ハァ、ハァ」
「んあ、あああっ、か、か、感じてなんかぁ……あうっ、う、うあああン! あひ、あひぃ! んぐ、は、はぐっ、うぐぅ〜!」
 キャロルが、湧き上がる快楽に抗うように、唇を噛み締める。
 だが、そのペニスは、リズの巨根にいいように弄ばれ、射精の予兆にヒクついていた。
「んぐ、うあ、あああっ……! ダメ、ダメぇ……あううっ、負けちゃう、負けちゃうぅ〜! ああン、リズのおっきなオチンポに負けちゃうっ! オチンポに負けちゃうのぉ! あ、ああっ、あひ、ひ、あひいいいいっ!」
 がくがくがくっ、とキャロルの細腰が痙攣する。
「あーっ! あぁーっ! いっちゃう、キャロルいっちゃうぅ! リズのデカチンポでイっちゃうよぉ〜!」
「あうっ、キャ、キャロル様ぁ〜ん!」
 ぶびゅうぅーっ!
「きゃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!」
 肉棒に熱く激しい迸りを感じながら、キャロルは、盛大に絶頂を極めた。
 びゅーッ! びゅーッ! と凄まじい勢いで精液が飛び、キャロル自身の胸や顔にベチャベチャと降りかかる。
「ひあ、あ、あああ……あ、あ……あは……あはぁ……」
 口元からだらしなく涎を垂らしながら、キャロルは、その細い体をアクメの余韻におののかせた。
「はぁー、はぁー、はぁー、はふぅ……たははははは、あたしの負けですねぇ。お嬢様のガマンする顔があんまり可愛くて、つい漏らしちゃいましたぁ〜」
「ほ、ほへ……? んあ……あはぁ……リズの……負け……?」
 とろんとしていたキャロルの双眸に、徐々に、理性の色が戻ってくる。
 自分は確かに射精してしまったが、それよりも一瞬先に、リズが射精したのだ――そのことを、キャロルの頭がようやく理解する。
「さあさあ、お嬢様ぁ、どんな命令しちゃいますぅ? また、三日間オナニー禁止とかですかぁ?」
 どこか意地の悪い笑みを浮かべながら、リズがキャロルの顔を覗き込む。
「…………」
 キャロルは、するりとリズの体の下から抜けだし、ぼすん、とうつ伏せでベッドにダイビングした。
 そして、大きな枕に顔をうずめながら、粘液を吸って重くなったショーツを片手で脱ぎ捨て、お尻を上げる。
「して……」
「え?」
「私のこと、犯して……犬みたいに、後ろから、乱暴にして……」
「え、えと……てへへ、いいんですか? それで」
「いいの! は、早くしないと、気が変わっちゃうかもよ……!」
 キャロルが、枕で顔を隠したまま、さらに高くヒップを掲げる。
 リズは、下着を脱ぎ、ガーターとヘッドドレスのみを身につけた状態で、ベッドに上がった。
 ぎしり、というベッドのきしみに、ひくん、とキャロルの小さな体が震える。
 四つん這いになったリズは、壊れ物を扱うようにそっとキャロルの腰を抱え、蜜に潤んだスリットに、ちゅ、と口付けした。
「ん、んちゅ、ちゅぱ……んん、ちゅむっ……お嬢様ぁ……素直になってくれてぇ、リズ、嬉しいです……」
「んく……べ、別に……ただ、ちょっとした気まぐれよ……あ、あん、あふ……ああ、あふうぅ……」
 舌で割れ目を上下になぞられ、キャロルが、しなやかな背中を大きく反らす。
「あっ、あうっ、んく……い、いやらしい舌使いね……はふ、んふう……あ、ああっ、あっあっ……んく、あううっ……!」
「はぷっ、ん、んちゅ、ちゅばちゅば……んふ、んふン……発情しちゃったお嬢様のオマンコシロップ、おいしぃ〜♪」
「だ、だっだだ、誰が発情してるですってっ? んきゃうっ!」
 膣穴に舌先をねじ込まれ、キャロルが目を見開いて悲鳴を上げる。
「んぷふぅ、それあもひろん、おりょうさまれひゅよぉ〜、ん、んちゅ、ちゅぱっ……ちゅぱちゅぱ、ちゅぴぴっ、んふぅ、おひんひんも、ピンピンになっひゃってぇ……」
 リズが、再び勃起したキャロルの陰茎を、自らの方に倒す。
「あ、あう、それ、ちょっと痛い……ああん!」
 リズにペニスを咥えられ、キャロルは、ギュッとシーツを握り締めた。
「あむ、んちゅ、ちゅぷ……んふぅ、おりょうさまのおひんひん、おくひの中れぴくんぴくんしれるぅ〜♪ んちゅ、んちゅっ、んちゅうぅ〜っ!」
「ああああン! そ、そんなに吸わないでぇ! あっ、あくっ、んああああ! んきゅううううっ!」
「ふーっ、ふーっ、ちゅぶ、ちゅぶぶぶぶ、んちゅっ! んふ、ぷあはぁ、ちゅっ、ちゅばっ、ちゅぶ、じゅぶぶぶぶっ!」
 広い部屋の中に、リズがキャロルの陰茎を吸引する卑猥に湿った音が響く。
「んちゅ、んちゅっ、ちゅばばっ! ふぅふぅふぅ、んむ、んむむっ、ちゅぶ、んふう……ちちゅぱ、ちゅぷぅ……」
 ひとしきりバキュームを行った後、リズは、キャロルの亀頭と包皮の間に舌先を滑り込ませた。
「ひやややややっ!」
「れろっ、んちゅ、ちゅむっ、ちゅぱあっ……んは、んはぁン、おりょうさまのココぉ、匂いきっつぃ〜!」
「あああああっ! い、いやぁ〜!」
 羞恥の悲鳴を上げて、キャロルが四つん這いのまま逃げようとする。
 リズは、キャロルのウェストをがっしりと捕らえ、口に含んだペニスにさらなる愛撫を施した。
 それと同時に、とぷとぷと愛蜜を溢れさせるキャロルの膣口に、鼻先を押し付けるようにして刺激する。
「んひ、んひいいん! あああ、いや、いやぁん! あふっ、あひぃ〜!」
「ちゅぶぶぶっ、んふ、んふン……くんかくんかくんか、んむむ、ぷはっ! てへへぇ、お嬢様のチンカスとマン汁の匂いで、あたしのオチンポ、もうこんなになっちゃってますっ!」
 体を起こして膝立ちになったリズが、自らの剛直で、ぺたあん! とキャロルの白いお尻を叩く。
「あうっ! あ、あああ……変態……ふぅふぅ、んく、リズの、変態ぃ……はぁ、はぁ、はぁ……」
 後方に、年に似合わぬ艶っぽい流し目を寄越しながら、キャロルが喘ぐように言う。
「さあ、お嬢様……もっとあたしを興奮させてください。もっとチンポがギンギンになるような下品なオネダリしちゃってください!」
 そう言って、リズが、はちきれそうになっている亀頭を、キャロルの割れ目にグリグリと押し付ける。
「あううン……! んく、どこまで調子に乗ってるの……あ、あうっ、私が、そんなこと、するなんて……あ、あああ、あひ……んあ、ああっ、あぁ〜ん」
 ペニスをひくつかせ、太腿の内側に愛液を垂れ流しにしながら、キャロルが、最後の抵抗を試みる。
「あれぇ〜、してくれないんですかぁ〜? だったら、これ、お預けですよぉ〜」
 リズが、びたん、びたん、びたん、とキャロルのヒップを肉幹で連続して叩く。
「うあ、あああっ、あひ……あ、あ、あ、あああっ……」
 腰の内側にまで響くずっしりとした感触に、キャロルは、半開きの口から舌先を出して喘いだ。
「あ、あはぁ……あうう、は、反則……反則よぉ……んんんっ、そ、そんなすごいので、お、お尻、ペンペンされたらぁ……あああっ、キャ、キャロル、逆らえなくなっちゃう……ふぅふぅ、リズのオチンポに逆らえなくなるぅ……!」
「んふふふふぅ、これ、欲しくないんですかぁ? このままだとあたし、このままザーメン出して終わりになっちゃいそうなんですけどぉ?」
「あああっ! ダメ、ダメっ! つ、次は、キャロルの中に出してっ!」
 慌てたように、キャロルが叫ぶ。
「んふ、んふぅ、中ってどこですかぁ? バカなリズにも分かるように、んふ、いやらしく、ド下品に言ってくださいっ!」
「あああっ、オ、オマ、オマンコっ! オマンコ! オマンコ! オマンコの中あっ! んあっ、言った、言ったわ! ねえ、早くっ!」
「ふぅふぅ、もっと、もっと言ってください! んく、その、可愛らしいお口で、もっとドスケベな言葉言ってぇ!」
「あああン、マンコ、マンコ、マンコっ! んくぅ、キャ、キャロルの、い、いやらしい子供マンコにぃ! んううっ、リズのぶっといメスチンポ入れてぇ! 突っ込んでぇ! ふぅふぅ、オマンコが裏返っちゃうくらいにズボズボほじってぇ〜!」
「はぁ、はぁ、お、お嬢様あああああっ!」
 興奮のあまりか、一、二回失敗した後、リズは、キャロルのいたいけな膣口に肉幹を挿入した。
「ぐひぃいいいいいいいいいいいいいい!」
 どびゅーっ!
 獣じみた声を上げ、キャロルが、背伸びをするネコの姿勢で硬直し、シーツの上に射精する。
 リズは、キャロルの腰を抱え、その白い柔肌に指先を食い込ませるようにしながら、ぐいぐいと腰を使い始めた。
「んあああっ! おああっ! おっ、おふっ、おほぉ! お、お、奥ぅ! 奥に、奥に来てるぅ! うぐっ! うぐ! んぐう! あぐううううう!」
「あぁ〜ん、お、お嬢様のオマンコ、キツキツぅ〜♪ あああ、あひ、あひいン! き、き、気持ち良すぎですう! んあっ! あああ! あはぁ!」
 二人の嬌声に、ギシギシというベッドのスプリングが軋む音が重なる。
「あうっ、あっ、あひ、あひいぃン! す、すご、すごぉ! んああああ! すごいぃ〜! ひぃひぃ、リズのオチンポすごいのぉ! お、おあああン! あっはぁ!」
「んうううっ! は、はひ、ひううっ! あっ、あっ、お、お嬢様のオマンコが、あたしのメスチンポに中で噛み付いてるぅ! んああっ、あ、あひ、あひいいぃ〜!」
 こすれ合う粘膜がもたらすとろけるような快楽に、リズとキャロルが口元からだらしなく涎を垂らす。
 ぬぶっ、ぬぶっ、ぬぶっ、ぬぶっ、と卑猥な音をたてる結合部から、泡だった愛液が溢れ、キャロルの白い太腿の内側をテラテラと濡れ光らせる。
「うあっ、あっ、あううっ、あうっ、あ、あ、あひ、あひいい、ひいいいいいン! ひぐぐっ、うぐっ、んうううううううっ!」
 いつしかキャロルは、左手の人差し指を血が滲むほどに噛み締めながら、右手の親指から中指までの三本の指で、自らの陰茎をシコシコと扱いていた。
「んふぅ、ふぐうううっ! ふ、ふあ、ふああ、出ひゃう、また出ゆううう! あ、あ、あ、あ、あ、あ! みゆく出ゆううううううううう!」
 ぶびびびびびゅーっ!
 キャロルのペニスが、さらなる精液を発射する。
「んあっ! あはぁ! また、また出りゅう! お、おあ、ああああ! おちんぽみゆく止まりゃなひぃ〜!」
 びゅーっ! びゅーっ! びゅーっ! びゅーっ!
 舌足らずな快楽の悲鳴を上げながら、キャロルが、断続的に射精を繰り返す。
「んひ! ひ! ひぎぃン!」
 どぴゅっ! と一際激しく精を放った瞬間、キャロルは、意識を失ってベッドに突っ伏した。
「ああああン!」
 その拍子に抜けてしまったリズの巨根が、ぶるるん、と上側に跳ねながら、粘液の雫を飛ばす。
「ひ、ひぐぅ……う、うあ、あ、あへぇ……」
 キャロルの体が、陸に揚げられた川魚さながらに、ビクビクとのたうっている。
「お、お嬢様ぁ、置いてけぼりなんてひどいですぅ〜!」
 リズは、そう言いながら、キャロルを仰向けにし、そのすらりとした両脚をがばっとがに股に開いた。
 そして、まだぽっかりと開いたままのキャロルの膣穴に亀頭を当て、一気に腰を進ませる。
「ンああああああああ!」
 子宮口をペニスの先端で小突かれ、キャロルが、背中をのけ反らせる。
 リズは、キャロルの頭の左右に手を置き、腰を使い始めた。
「あ、あひ、ひあっ、んああああ、な、何? わぷっ! んぷうっ!」
 記憶が飛んでしまったのか、戸惑いの声を上げるキャロルの顔を、砲弾型に垂れ下がったリズの巨乳が叩く。
「ハァ、ハァ、ハァ、あはぁ、お嬢様、お嬢様ぁ〜!」
 リズが、ますます激しく肉棒をピストンさせ、その動きに合わせて揺れる二つのバストが、キャロルの顔に柔らかくビンタを浴びせる。
「あぷっ、あ、あはぁ、リズぅ、リズぅ! んあああっ、あは、あはぁン!」
 キャロルが、下からしがみつくようにリズの乳房を両手で鷲掴みにし、ぢゅうぢゅうと音をたてながら左右の乳首を吸う。
「んはあっ! はっ、はひぃ! あわわわわ! 出ますぅ! んひ、んひ、メスチンポからザーメンミルク出ちゃいますぅ! んはあああ、ミルウ出る! 出るぅ〜!」
「あっ、あっ! 出して! リズのミルク、キャロルの子供マンコに出してぇ! あああああああ、キャ、キャロルを、んぐ! に、に、妊娠させてぇ〜!」
 リズの動きにぴったりと息を合わせ、キャロルが、その幼さに似合わない腰使いでペニスを扱く。
「ひゃひいいいいいいいいい! ホ、ホ、ホントに出ちゃうぅ! うあっ、あ、ああああああああッ! ザーメン出る! うっ、うはああああ!」
「来てぇ! 来てぇ! リズのチンポザーメンで孕ませてぇ! んあっ! あっ! あああああああ! 欲しい! ザーメン欲しいの! 欲しいのぉ〜!」
「い、い、いぐうううううううううううううううううううううううううううううう!」
 ドビュビュビュビュビューッ!
 子宮口に押し付けられた先端から凄まじい勢いで発射された精液が流れ込んでくるのを、キャロルの幼い子宮が感じ取る。
「ほはあああああああああああ! イグッ! イグッ! イグッ! イグッ! 子宮いぎゅぅうううううううううううううううううううううううううううううううううううう!」
 背中を弓なりに反らし、リズの乳房に指先を食い込ませながら、キャロルが、昇天する。
 ドビュー! ドビュー! ドビュー! ドビュー!
 なおも迸る精液がキャロルの狭い膣内を満たし、結合部から溢れ出す。
「ほ、ほへ、ほへえええ……あああああ……しひゃうぅ……♪ こ、こ、こんなに出されたらぁ……んあああ……ぜったい、ぜったい、妊娠すりゅう……♪ うあ……あっはああぁぁぁ……」
 淫らな歓喜の表情を浮かべるキャロルの上に、リズが、ぐったりとその豊満な体を覆いかぶせる。
「ふあっ、あ、あはぁ……お嬢様ぁ……んは……好き……好きれすぅ……ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……」
「あ、あたひもぉ……あああン……リズ……愛ひてるぅ……愛ひえるのぉ……へはあぁぁぁぁぁ……」
 重なり合った二人の体が、まるで一つの生き物のように、痙攣する。
 そして、リズとキャロルは、互いの存在を肌に感じながら、しばらくの間、うっとりと瞳を閉じた。



「……結局、昨夜もほとんど眠れなかったですね」
 充血した目を瞬かせながら、リズは、傍らのキャロルに言った。
 二人分の精液の匂いが立ち込める部屋に、朝日が差し込んでいる。
「んふ……リズのここが絶倫なせいでしょ」
 そう言いながら、キャロルが、リズの体に身を寄せ、だらんとなったペニスをいじる。
「あ、痛っ……ヒ、ヒリヒリしますぅ〜」
「うふふ……私にあんなに情けない声を上げさせたお返しよ」
「ん、もうっ……あんなに頑張ってお嬢様のアソコにご奉仕したのにぃ〜」
 二人が、しばし、たっぷりと体液を吸ったシーツの上で、じゃれ合う。
「ん……ほわぁ〜、あああ、今日も仕事かぁ……」
「お休みしてもいいのよ。私に、一晩中、折檻されたからって」
 眠たげに口をむにゅむにゅとさせているリズに、キャロルが言う。
 と、リズは、普段は滅多に見せないような、思案げな表情を浮かべた。
「……あのう、いつも思うんですけど」
「何?」
「えっとですね、みんなの前で、いつまでもあんな態度をとってると、お嬢様、余計にこわがられちゃいますよ」
「知らないわ、そんなこと……私には、リズだけがいればいいの!」
 駄々っ子のように言って、キャロルが、リズにしがみつく。
「……もちろん、あたしはどこにも行ったりしませんよ……お嬢様」
 リズが、優しく、キャロルの体を抱き返す。
 そして……朝食の準備の時間までのしばらくの間、二人は、幸せなまどろみの中を揺蕩うのだった……。



あとがき

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