ママははサキュバス

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「わっ!」
 恥ずかしそうな顔で寝室に入ってきた沙希子さんの服装を見て、僕は、思わず声を上げてしまった。
「あ……やっぱり、変でしたか?」
 沙希子さんが、その柳眉をハの字にして、うつむく。
「い、いえ、その……」
 僕は、紺色のブルマと、やはり紺色のラインが要所に入った体操服という格好の沙希子さんを前にして、しばし、言葉を探した。
 いくら若く見えるとは言え、沙希子さんはれっきとした大人の女性であり、しかも、今は僕の子供を宿してお腹を大きくさせた状態だ。
 ちなみに、沙希子さんのお腹は、わずか一カ月で、はちきれそうなほどに膨らんでいる。どうやら、サキュバスの妊娠期間は十月十日というわけではないらしい。
 まあ、それはともかく、完全にボテ腹状態の巨乳年上女性の体操服&ブルマという姿が、あまりにも予想外だったということは確かだ。
 しかし――
「すいません。その、ここのところの長雨で下着はぜんぶ洗濯中で――え、えっと、それに、もしかしたら、大樹さん、こういうかっこうもお好きかなって――」
「い、いや、あの……」
「そんなわけないですよね……。すいません、すぐに脱ぎますから」
「待ってください!」
 僕は、思わず、声を上げてしまった。
 夕食と風呂を終えた後の、寝室での一時……それを、ムーディーに演出すべく、沙希子さんは、いろいろと凝った下着を身に付けてくれた。お腹が目立ってきたここ最近は、特に気合を入れていたように思う。
 アダルティな紫色のネグリジェ。清楚なデザインの白いベビードール。肝腎の部分を隠すことを放棄したオープンカップブラにTフロントショーツのセット。全身網タイツ。その全てが似合っていて――僕は、即座に臨戦態勢に入った。
 そして――今現在も、僕は、その状態になっているのである。
「ぬ、脱がなくて、けっこうです。って言うか、その、えーっと……」
 ぴちぴちの体操服は膨らんだお腹を隠し切れず、お臍が丸出しで、しかも、下にブラをしていないのが一目瞭然というほどに、乳首の部分は突き出ている。また、ブルマの方も、女性性の象徴とも言える大きなヒップには小さすぎ、もし沙希子さんが後ろを振り向けば、小さなスペード型の尻尾と、そのすぐ下のお尻の割れ目とがのぞいているであろうことが容易に想像できる。
 そんな服装が、沙希子さんの妊婦ボディーにあまりにミスマッチで――僕は、倒錯的な興奮に、肉棒を浅ましく膨らませてしまっていた。
「あ、あの、いいです、それ、そのう……」
 素敵だとか、綺麗だとか言うと、ちょっとニュアンスが違うけど、でも――
「そそりますか?」
 くすっ、と、沙希子さんが、まさに小悪魔といった感じの笑みを、どこかあどけなさの残る顔に浮かべる。
「ものすごく、そそります」
 正直にそう言って、僕は、立ち上がって着ていたパジャマ代わりのスエットと下着を脱ぎ捨て、全裸になって見せた。
「あん、すごい……んく、い、いつもより、元気かも……」
 沙希子さんが、その黒い瞳を濡らし、僕の股間でそそり立っている愚息に、ねっとりとした視線を絡み付かせる。
 僕は、そのまま沙希子さんに歩み寄り、その肩に手を置いて、唇に唇を寄せた。
「ん、チュッ……チュ、チュ、チュ、ちゅむ……んふぅン、んちゅ、んちゅぷっ……」
 啄むようなフレンチキスが、すぐに、濃厚なディープキスへと変わっていく。
「んむ、ちゅぶっ、ちゅば……んふ、んふぅ……ぷは、大樹さんのが、私のお腹の下を、グイグイ押してますよ……ちゅ、ちゅっ、んちゅ……ああっ、すごく逞しくて、男らしいの……ちゅむ、ちゅむむっ、んちゅ、むちゅーっ……」
 体操服の裾からはみ出た沙希子さんの下腹に、肉の筆先で、溢れ出る先汁をヌルヌルと塗り付ける。
 そうしながら、僕は、誘うように突き出された沙希子さんの舌に、同じように突き出した舌を絡ませた。
「んあ、はぷ、ん、んちゅ、ちゅぱ、んちゅっ……んふ……大樹さん……また、あれ、しましょうか?」
 沙希子さんが、唾液に濡れた口元に悪戯っぽい笑みを浮かべながら、僕の尻の割れ目に指先を滑り込ませ、アヌスの周辺をくすぐる。
「は、はい……お願いします……」
 僕が答えると、沙希子さんは、ゆっくりと体を移動させ、布団の上に仰向けになった。
 途中まで、沙希子さんの唇をキスで追いかけてから、僕は、彼女の頭を跨ぎ、まろやかな両肩を左右の膝で挟むようにする。
 そして、僕は、沙希子さんの豊かな胸元を見下ろしながら、その顔の上に腰を落としていった。
「はぁ……大樹さんのお尻……スンスン……んふぅ、匂いが籠もっていて、素敵……チュッ」
 沙希子さんのキスの感触に、きゅっ、と肛門が締まる。
「ん、んちゅ、ちゅぷ……ちゅ、ちゅっ、ちゅむ、ぷちゅっ……」
 沙希子さんが、僕のその部分に何度も唇を押し付け、そして、舌を這わせ始めた。
「あ、あっ、す、すごい……」
 背筋がゾクゾクするような快感に、思わず、声を上げてしまう。
 僕は、ペニスをひくつかせながら、沙希子さんの体操服の裾を大きくまくり上げ、ノーブラの乳房を露わにした。
 ぷりぷりと張った白く大きな半球の頂点で、ダークローズの乳首が、ぴんと尖っている。
 ねろねろと蠢く沙希子さんの舌を尻穴で感じながら、僕は、柔らかな双乳の狭間に肉竿を挟み込んだ。
 乳圧のもたらす新たな快感に、息をさらに荒くしながら、二つの膨らみを、むにむにと捏ね回す。
「んちゅ、んぷ、ん、んあん……あ、あふ……おっぱい、感じます、んふ、んふぅ……んちゅ、ちゅぷぷっ……」
 僕のアヌスを淫らに舐め回しながら、沙希子さんが、乳房に自らの両手首を添え、ぎゅっとさらに中央に寄せる。
 僕は、沙希子さんの顔に尻を擦り付けるように腰を使い、先汁にまみれた肉竿をピストンさせた。
「あぷっ、ん、んむむっ、んふ、んふン……ちゅっ、ちゅぱっ……ふぅふぅ、んあぁ、大樹さんのお尻の匂いぃ……ふぅふぅ、興奮しちゃいます……ちゅむ、ちゅむむむむっ……!」
 沙希子さんが、ますます情熱的に僕の肛門を口淫する。
 僕は、ペニスの先端から溢れる大量のカウパー氏腺液を潤滑液にして、沙希子さんの巨乳を犯し続けた。
「ちゅぶっ、ちゅむむっ、んぷ、ぷふぅ……あっ、あっ、おっぱい感じますぅ……ふぅふぅ、んちゅちゅ、ちゅばっ、おっぱいまんこ感じちゃうの……ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱぱっ、ちゅぶ……ねろねろねろねろ……!」
 沙希子さんの生温かな舌がうねり、それがもたらす倒錯的な快感が、電流のように腰から背筋へと走る。
 思わず精液を漏らしそうになって、僕は、いったん腰の動きを止めた。
「んむ、んふぅ、んああ……大樹さぁん……ちゅ、ちゅば、んちゅ……んむむむむむ……!」
「あううっ!」
 柔らかな舌先が直腸に入り込んでくる感触に、僕は、声を上げながら肉棒をヒクつかせた。
 ピュッ、ピュッ、と先汁が迸り、すでに粘液まみれになっている沙希子さんの豊かな乳房を、さらに穢す。
 僕は、反撃するような気持ちで、沙希子さんの左右の乳首を指で摘み、シコシコと扱き始めた。
「んむむむっ! ぷああっ! あっ、ダメ! それダメです! ああン、ダメ、ダメぇ〜! あああああああっ!」
 沙希子さんの体が仰け反り、乳首が、指の先ほどに勃起する。
 なおも攻め続けると、堅くしこった乳首は、まるで射精するみたいに、粘ついた母乳を放った。
「んひいいいい! んはっ、んはあン! 出ちゃう出ちゃうっ! ひいいいいン! お、お、おっぱいミルク出るぅ! あああああああッ!」
 びゅーっ、びゅーっ、と断続的に射乳を繰り返しながら、沙希子さんが悶える。
 僕は、甘たるく香る母乳にまみれた乳房を鷲掴みにして、再び腰を動かし始めた。
「んぷぷっ、あぷうっ! んあっ、あっ、あへ、はへえっ! はぷぷっ! ちゅぶ、ちゅぶぶっ、んむむ! ちゅ、ちゅばっ、ちゅぶっ! ぬちゅちゅちゅちゅっ!」
 なおも母乳を放ちながら、沙希子さんが、僕の尻の割れ目に唇を押し付け、舌を擦り付ける。
 紫紺のブルマーに包まれた豊かな腰が淫らにくねっているのを見ながら、僕は、さらに腰の動きを激しくした。
「うぷぷぷぷっ! んあっ! んはああっ! はひ、はひぃ! す、すごひぃ! んあっ、わ、私のおっぱいぃ、んうう、本当に、お、おま、おまんこみたいになってますぅ! ンむ、ンむむっ、ちゅぶぶ! ちゅばっ! ちゅばばっ! んちゅ〜っ! ちゅばっ!」
 あらぬことを口走る合間に、沙希子さんが、僕のアヌスにディープキスを繰り返す。
 僕は、ピストンを続けながら、自分が絶頂に至る引き返せない道を進んでいることに気付いた。
 下半身全体が内側からとろけ、ドロドロになり、ペニスの先端に集まっているような錯覚。
 脳が煮えるような興奮と快楽を感じながら、僕は、最後のスパートに入った。
「う、くっ……もう、出る……!」
「ぷああっ! 出ひて、出ひてくらさひぃ! んちゅ、ちゅば、あああン! 沙希子のいやらひいおっぱいまんこに射精してぇ! ちゅぶ、ちゅぶぶっ、ちゅむ、んちゅ、ちゅむぅ〜ッ! チュパチュパチュパチュパ!」
「んぐうっ!」
 ドピュッ! と迸った精液が、ぽっこりと膨れた沙希子さんのお腹に当たり、糸を引く雫を飛ばす。
「んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん〜ッ!」
 絶頂にビクビクと全身を痙攣させながら、沙希子さんは、その舌をズボズボと僕のアヌスに出し入れしてくれた。
 あまりの気持ちよさに腰が抜けそうになりながら、ドピュッ、ドピュッ、とさらなる精液を放つ。
 そして、僕は、沙希子さんの顔を尻で押し潰さないよう腰を後に引き、ぺたんとへたりこんだ。
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……はへぇ……あああ……沙希子のパイズリアナル舐めぇ……んく、お気に召ひていただけまひたか……?」
 上半身を白濁液まみれにしながら、沙希子さんが、うっとりとした顔で訊いてくる。
「はい……最高でした……」
 僕は、そう言って、まだ余韻にヒクつくペニスの先端を、沙希子さんの唇に近付けた。
「はむ……ん、んちゅ……ちゅるるるるっ……んく、ジュル……ゴクッ……」
 沙希子さんが、尿道に残った精液を吸い取り、わざと下品な音をさせて飲み込んでみせる。
「ちゅぱ……んふぅ……うふふっ……」
 妖しい淫らさと、そして自らの淫らさへの恥じらい――その両方を含んだ、沙希子さんの魅惑的な笑み。
 その表情を見るだけで、僕の肉棒に、再び血液が集まっていく。
「んあ、あはぁ……クンクン……は、はふ、すごい匂いぃ……すーっ、すーっ、んく……大樹さんの、射精したばっかりの、お、おちんぽの匂いぃ……んあ、はあぁ……すんすん、すんすんすんすん……!」
 沙希子さんが、半ば勃起を回復させたペニスの匂いをうっとりと嗅ぎながら、仰向けの姿勢のまま、ブルマに包まれたお尻をもじもじと動かし、太腿の内側をすりすりと擦り合わせる。
「はぁ、はぁ、あの……僕にも、沙希子さんの匂い、嗅がせてください!」
 僕は、そう言ってから、返事も待たずに、沙希子さんの足の方向に回り込んだ。
 そして、むっちりとした白い太腿をぐいっと開き、股間に顔を押し付ける。
「あうっ! や、やっ、だめです! そ、そんなところ……!」
 弱々しい手付きで僕の頭を押しのけようとする沙希子さんのアソコの匂いを、鼻孔一杯に吸い込む。
 頭がクラクラするほどのフェロモン臭に興奮を新たにしながら、僕は、ますます強く鼻先をブルマの布地に押し付けた。
「クンクンクン……ああ、すごい……沙希子さんのここ……クンクンクンクン……」
「ああん、は、は、恥ずかしい……に、匂ってますか? 私のアソコ……」
「すごい匂いですよ……! んく、沙希子さん、もう、この中、ムレムレなんでしょ?」
「あああっ、い、いやぁ〜!」
 あれほどの痴態を晒しておきながら、沙希子さんが、本気で恥ずかしがって両手で顔を覆う。
「嗅がないでぇ……あっ、あっ、そ、そんなふうにクンクンしないでぇ……ひ、ひあ、あああ……やっ、やあん……!」
 沙希子さんが、その身重の体をよじり、僕から逃れようとする。
 僕は、沙希子さんの腰をガッチリと抱え、ブルマに染み込んだ愛液の匂いを堪能した。
「沙希子さん……沙希子さんの匂いで、僕の、もうギンギンですよ……!」
「えっ……? そ、そんな、んく、ゴクッ……」
 沙希子さんが、はしたなく生唾を飲み込む。
「ほら……」
 僕は、名残を惜しみながら沙希子さんの股間から顔を離し、膝立ちになって、完全に勃起している肉棒を誇示した。
「あ、ああっ、ハァハァ……お、おちんぽ……大樹さんの勃起ちんぽぉ……あ、あふぅん……」
 沙希子さんが、僕の男根を熱い瞳で見つめながら、アソコに当たっているブルマの布地に指を這わせる。
 爪で切り裂いたのか、それとも魔法的な何かの力の作用か――ブルマのその部分に、縦に一筋、切れ目ができた。
「お、お願いします、大樹さん……お、お、おちんぽを……大樹さんの逞しいおちんぽを、さ、沙希子の、卑しい牝穴にブチ込んで……んぐ、ゴク……か、掻き回してください……!」
 沙希子さんが、ブルマのスリットを左右に開く。
 ブルマの中には何も履いていないのだろう。紺色の布地の奥から、ヒクヒクと物欲しげにおののく愛蜜まみれのクレヴァスが、姿を現す。
 僕は、鼻息を荒くしながら無言で頷き、猛るイチモツの先端を、その淫靡な肉のぬかるみに潜り込ませていった。
「熱っ……!」
 ヤケドでもしてしまいそうな熱さを感じて、僕は、声を上げてしまう。
 妊娠しているせいか、沙希子さんのその部分の体温はすごく高くなっているのだ。
 それでも、僕は、ひるむことなく――いや、むしろ、沙希子さんの膣内の熱さをもっと感じたく思いながら、ペニスを進ませた。
「んあ、あ、あああああ……か、かたぁい……ハァ、ハァ、こ、こんなにガチガチにしてくれるなんてぇ……う、嬉しいです……んあ、あああああああン……!」
 甘い声を上げる沙希子さんの蜜壷が、僕のモノを飲み込んでいく。
 僕は、右脚で沙希子さんの左脚の付け根を跨ぐような格好を取り、彼女の左肩に手をかけた。
 沙希子さんが、僕の意図を察して上半身を起こし――そして、僕達は、体面式の松葉崩しの体位になる。
 下半身を突き出し、足腰を絡め合う、互いの性器がもたらす快楽に耽溺する僕ら二人に相応しいかたち。
 もちろん、これは、妊娠している沙希子さんに負担をかけないための格好でもある。
「沙希子さん……」
「大樹さん……」
 向かい合い、名前を呼び合い、そして、くすりと笑い合う。
 そしてから、僕と沙希子さんは、息を合わせて、腰を淫らにくねらせ始めた。
「あっ、あああン……あはン……ああ、すごぉい……あっ、あああっ……」
 うっとりと目を閉じ、唇を半開きにして、沙希子さんが喘ぐ。
 ずり落ちた体操服に半ば隠れた豊かな双乳が、沙希子さんの動きに合わせ、ぷるん、ぷるんと揺れている。
「は、はふ、んふぅ……んあ、あっ、あくぅ……大樹さんのおちんぽ……ごりごりってなって……あ、あは、はっ、はふぅん、んんんんんっ……!」
 柔らかく締め付けてくる沙希子さんの肉壷が、僕の肉棒をねっとりと愛撫し、さらに膨張させる。
 僕と沙希子さんは、何かを練るような感じで腰を動かし、互いの股間を擦り付け合った。
「んあ、あ、ああああっ……! は、はふ、んふ、んふぅン……! あ、あ、あ、あっ……いいですぅ……んくぅ、すっごくいいぃ……いい、い、いいぃ……!」
 口元から涎まで垂らしながら、沙希子さんが、甘い声で快感を訴える。
 本当はもっと激しく動きたいんだけど、身重の体ではそれができない――それゆえに、沙希子さんはすぐに絶頂に至ることがなく、その悦楽もさらにさらに大きくなっているようだ。
「あ、あっ、あくっ……!」
 沙希子さんの膣内に収まった肉棒に、新たな刺激を感じ、僕は、思わず声を上げてしまった。
 熱くたぎった血液でパンパンに膨れ上がった僕の亀頭を、何かが、チュバッ、チュバッ、とついばんでいるのだ。
「あうっ、んあ、あふぅ……あううっ、だ、大樹さんのおちんぽ……んく、奥に、奥に当たってますぅ……! んぐ、うっ、うくぅ……! あ、あっ、あああっ……!」
「奥って、ここ、子宮の入口……?」
 僕は、そんなふうに訊きながら、さらにその部分の感触を確かめるように、ペニスを繰り出した。
 まるで、小さな唇に繰り返しキスされてるような快感が、肉棒の先端に走る。
「んひ、んひいン……! あっ、あっ、そ、そうですぅ……! ふうふう、子宮に、おちんぽ、おちんぽ来てますっ……! うく、うぐぐっ、んくぅ……! はぁはぁ、赤ちゃんのいる子宮に、お、おちんぽぉ……は、はふ、あふぅ……!」
 沙希子さんが、明らかに興奮した声を上げる。
 松葉崩しは、そんなに深く挿入できる体位じゃない。なのに、先っぽが子宮に届いてるってことは――いわゆる、子宮が下りているって状態のせいだろうか。
「あ、あっ、あううン……子宮が、んぐ、子宮の中の赤ちゃんが、パパのおちんぽ欲しがってるぅ……! あん、あぁん、な、なんていやらしい赤ちゃんなのぉ……はぁはぁ、あ、あぁん、きっと、きっと女の子ね……! んっ、んふっ、ふぅふぅ、んんんっ、んくぅ……!」
 そんなふうに言いながら、沙希子さんが、淫らさと優しさとが奇妙に入り混じった眼差しを、自らの膨らんだお腹に向ける。
「んふう、んふうん、そ、そこから出てきたら、い、いっしょに、パパにご奉仕しましょうね……あっ、あふうん……パパは、きっと、あなたにも素敵なミルクをご馳走してくれるわ……あっ、ああっ! んふ、んふぅ!」
 沙希子さんがすごいことを言う――けど、今の僕には、その台詞がさして異常には思えなかった。何しろ沙希子さんは――そして僕と沙希子さんの娘も――夢魔にして淫魔であるサキュバスなのだ。
 沙希子さんの言葉に煽られたように、子宮口が、僕の亀頭部をぬるんと飲み込む。
 心臓の拍動がさらに一段高まるのを感じながら、僕は、腰を小刻みに動かした。
「んああああああっ! あふ、あふっ、はふうっ! あっ、ああっ、あああん! す、すごい、すごいぃ! あああん、おちんぽ、おちんぽすごすぎますぅ! あああっ、あひぃ〜!」
 沙希子さんが、髪を振り乱しながら、嬌声を上げる。
 部屋に満ちる甘い匂いが強くなったのは、沙希子さんの乳首が、母乳を溢れさせているからだろう。
 その証拠に、沙希子さんの体操服の布地は、胸元の所がぐっしょりと濡れてしまっている。
「あああっ! ああん、ああああん、ああん! あひ、あひ! ああっ、気持ちいいぃ! おまんこ、おまんこ気持ちいいですぅ! ひいいいいい! いいの、いいのぉ〜! いいいぃ〜!」
 ゆさゆさとその巨乳を揺らしながら身悶えする沙希子さんの上半身とは対照的に、その腰は、精妙と言ってもいいほどの動きを見せ、快楽を貪っている。
 そして、その動きは、僕の肉棒をも、高みへと導いていく。
「あっ、あっあっあっあっ! お、お、おっきくなってるぅ! 大樹さんのおちんぽ! おっき、おっきくなってぇ! あああっ! ミルク、ミルク出るんですね! あっ、あふ、あふぅ! んあああああああっ!」
 僕のペニスの変化を敏感に察し、沙希子さんが、腰の動きを加速させる。
 沙希子さんの膣口と子宮口が僕の肉棒を咥え込み、扱き立て、搾り上げる。
「うぐ……で、出る……!」
「あああっ、出して! 出してください! 私たち親子に、おちんぽミルク恵んでくださいぃ! んふ、んふっ、んふううっ! ふあ、あ、ああああああ! あぐぅううううううううううう!」
 まるで、本当にお腹の中の赤ん坊に肉棒を掴まれ、吸われているような、痛いほどの快感。
 僕は、たまらず、沙希子さんの胎内に、激しい勢いでザーメンを迸らせた。
「んひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいい! いいい、いく、いく、いっちゃうっ! あああああああ! おまんこ、おまんこ、い、いっぐぅううううううううううううううううううううううううーッ!」
 普段の沙希子さんからはとても考えられないような、獣じみたと言ってもいいような、声。
 それを聞きながら、僕は、二撃目、三撃目の精液を、沙希子さんの中に注ぎ込む。
「あううううっ! い、いっぱい、いっぱいぃ〜! あっ、ああああん! あはぁん! いく、いっく、いっくううううううううう! ンひぃいいいいいいいいいいいいいいいいい〜!」
 ぎゅーっ、と蜜壷が強烈に締まり、肉幹の根元から精液を絞り出そうとする。
 視界にチカチカと星が舞うほどの快感に、僕は、しばし、呼吸すら忘れてしまった。
「ああああああっ……! はあっ、はあっ、はあっ、はあっ、はあっ、はあっ……!」
 大きく息をつきながら、沙希子さんが仰向けに横たわり、その拍子に、ペニスが抜けた。
 あれほど出したはずの精液が、不思議なことに、ぽっかりと開いたままの膣穴から、ほとんど溢れ出てこない。
 もしかして、沙希子さんの言葉どおり、ぜんぶ子宮に――胎内の赤ちゃんに吸収されてしまったんだろうか。
 そんな埒も無いことを考えながら、僕は、沙希子さんの上半身を横抱きにし、淡く開いた唇にキスをした。
「ん、んちゅ、ちゅぶっ、ちゅぱ……んん、ん、んちゅ……ちゅっ、ちゅぶぶっ……」
 沙希子さんの舌に舌を絡め、唇を吸う。
 そうしながら、僕は、沙希子さんの体操服をまくり上げ、露わになった白濁液まみれの乳房を優しく揉んだ。
「ぷあっ、あ、あはぁ……あ、あうっ、ああぁン……」
 体をくねらせながら可愛く喘ぐ沙希子さんの乳首から、新たなミルクが滲み出る。
 僕は、沙希子さんの乳首を口に含み、チュバチュバと音をたてて母乳を啜った。
「ふあっ、あ、あああっ……んあ、あっ、あひぃ……あああん、き、気持ちいいぃ……!」
 どぷっ、どぷっ、と甘く粘つくミルクが口内に溢れる。
 それを味わっているうちに、僕の肉棒は、またも激しく勃起してしまった。
「んあ、あああん……ふぅふぅ、大樹さんのおちんぽ……また、こんなになってぇ……はふ、んふぅ……」
 沙希子さんが、口元に笑みを浮かべながら、僕のペニスをしこしこと扱く。
「はぁ、はぁ……大樹さん……今度は……今度は、沙希子のお口に、ザーメンをください……んく、お、お、お口まんこに、ザーメンミルク、ごっくんさせてください……はぁはぁ……」
「アソコじゃなくて、口がいいんですか?」
「そ、それは、その……私、お口の中もおまんこみたいに感じますし……それに、今度は、大樹さんのおちんぽミルク、独り占めにしたくて……」
 沙希子さんは、膣内に出された精液を、お腹の中の赤ちゃんが飲んでしまったと、本気で考えているみたいだ。
 そんな沙希子さんの罪の無いやきもちを微笑ましく思いながら、僕は、その場で立ち上がり、勃起した肉棒を突き出した。
「あぁ……大樹さぁん……んむ、はぷっ、ちゅぷ、んぷぷっ……」
 まるで、一気に咥え込んでしまうのはもったいないとでも言うように、沙希子さんが、赤黒く膨らんだ亀頭部分を唇で愛撫する。
「んっ……んちゅ、ちゅぷっ、んむむ……ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぷぷ……ぬぷぷ、ぬぷっ、ぬぷっ……」
 卑猥な音を響かせて先端部をしゃぶりながらも、沙希子さんは、なかなか口腔の奥まで肉棒を飲み込もうとはしなかった。
 その上、まるで挑発するみたいに、閉じていた瞼を時折開き、欲望に濡れた瞳をチラチラと僕の顔の方に向けてくる。
 僕は、自分でも意識しないうちに、沙希子さんの頭に手を置き、ゆるゆると腰を使い初めていた。
「んむ、んちゅっ、ちゅぷ、ちゅぶっ……んふ、んふぅ、ふぅふぅ、ちゅぶぶ……ちゅ、ちゅっ、ちゅーっ、ちゅぶぶ……ちゅむむむ、じゅる、じゅるるるっ……」
 鈴口から漏れ出る先汁を啜り飲みながらも、沙希子さんは、まるで僕の突き込みから逃げるように頭を泳がせている。
 それが沙希子さんの巧みな焦らしなのだと分かっていながら、僕は、沙希子さんの髪を乱暴に掴み直し、腰を大きく突き出してしまった。
「ふぐっ! うぐ、うぐぅ!」
 苦しげな声を漏らしながらも、沙希子さんは、なおも僕の獣欲を煽るように、その舌先でペニスの腹をくすぐってくる。
 僕は、がっしりと沙希子さんの頭を両手で固定し、本格的に腰を使い始めた。
「んぐぐぐぐっ! うぐ! うぐっ! んぶうっ! ふーっ、ふーっ、うぐ、うぐぐぐっ! うぷ! うぶぶ! うぷっ! んぶぷう!」
 くぐもった悲鳴を上げる沙希子さんの喉奥に、ペニスの先端が当たる。
 僕は、自分のペニスがさらに膨張するのを感じながら、なおもピストンを続けた。
「うぐぐっ、んぷっ、うぶうっ! ぷあっ、ああ、ああン、お、犯されてるぅ〜! ふぐっ! うぐぐぐぐ! 大樹さんのおちんぽにぃ、んぶう! お、お口、乱暴されてるぅ〜! んぶっ! うぶ、んぶぶっ! おぶっ、おぶうっ!」
 僕と、そして自分自身とをさらに高ぶらせるように、沙希子さんが、甘く喘ぐような声を上げる。
 そして、沙希子さんは、自らペニスにむしゃぶりつき、ルージュの剥げかけた唇で、静脈の浮いたシャフト部分をきゅうきゅうと締め付けた。
「んむむむむっ、ちゅぶぶ、ちゅぶぶぶっ! んちゅ、んちゅっ、ちゅぶっ、ちゅぶぶっ! んふ、んふっ、んふう! ちゅるるるるる! ちゅぶぶっ、じゅぶ、じゅぶぶぶぶっ!」
 沙希子さんの妊娠が分かって以来、ずっと控えていた、乱暴な抽送――それを、堪能する。
 ねろねろと口の中でうねる舌が、まるで独立した生き物のように、僕の肉棒に絡み付いてきている。
「んむっ、ちゅぶぶっ、じゅぷ、じゅぷっ! んはぁ、おいひぃ〜! ふむむ、んむ、ちゅぶぶっ! 大樹さんのおひんぽ、おひんぽぉ! ちゅぶ、ちゅぶ、ちゅぶ! んん〜ん、大樹さんのおひんぽは、沙希子らけのものらのぉ〜!」
 ペニスで口を塞がれてるせいで舌足らずになった沙希子さんの言葉が、妙に幼い響きを帯びている。
 そのことにすら興奮を新たにしながら、僕は、沙希子さんの口を犯し続けた。
「んむっ! んぐ、んぐうう! んふー、んふー、んぐぐ、んぐぐぐぐっ! んああっ、い、い、いひそうっ! うぶぶ、うぶぶっ! 沙希子のお口まんこ! うぶ、ぶぷぷっ! んぷぅ! 大樹さんのおひんぽれいっひゃいそうれすう! うぶぶぶぶぶ! ちゅぶぶぶぶぶぶ!」
「フェラでいっちゃうんですか? 沙希子さんは、本当に体中がいやらしいんですね!」
「んぶ、んぶうっ! そ、そ、そうてすう! うぶぶ、んぶぶうっ! さ、沙希子は、もうすぐお母さんになるのにぃ! うぐ、ぐ、うぐぐぐっ! 全身おまんこのいやらしい女なんれすぅ〜! はむっ、んむ、んむむむむっ! ちゅぶぶぶぶ! じゅ、じゅるるるるるるるるっ!」
 まるで、自らの言葉を証明しようとするかのように、沙希子さんが、僕の肉棒を強烈に吸いたてる。
「ちゅぶぶぶぶ! じゅぶぶ! じゅ、じゅっ、んじゅうぅ〜っ! じゅぱっ! はぁはぁ、く、ください! んちゅっ、ぶちゅっ! 沙希子のすけべ口まんこに、大樹さんの素敵なザーメン恵んでください! ちゅぶぶぶぶぶ! じゅるるるるるるるるっ! 今度は、今度は沙希子だけに飲ませてぇ〜! んぢゅっ、ぢゅるるる、ぢゅぶっ! ぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅっ!」
「うぐ……さ、沙希子さんっ!」
 僕は、ひときわ深く肉棒を口腔に沈ませ、精液を発射した。
「うぶっ! ぶぷぷ! んぐっ、ふぐぅ〜! んうううううううう! うぐっ! うぐっ! うぐっ! んぐぅううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!」
 歓喜の呻き声を上げ、ほとんど白目を剥いたアクメ顔になりながら、沙希子さんが、ビクビクと全身を痙攣させる。
 その、だらしないと言ってもいいような姿を愛おしく思いながら、僕は、さらに大量のザーメンを沙希子さんの喉奥に注ぎ込んだ。
「んぶぶっ、ふぐ、うぐぅ〜! んうっ、うふ、うふうっ! ふーっ、ふーっ、ふーっ! うぐ、うぐっ! んっ、んんんんっ、んぐう! うっ、うっ、うぐ、うぐっ!」
 喉の粘膜に精液の塊が当たるたびに、沙希子さんが、新たな絶頂に達する。
 そして、その口と喉は、貪欲なまで、僕の精液を嚥下していった。
「んぐ、んぐっ、んぐぐ……ゴク、ゴク、ゴクッ……! んぐぐ、んぐう……ングッ、ングッ、ング……んむむむ、ング……ゴキュ、ゴキュ、ゴキュ、ゴキュッ……!」
 沙希子さんが、僕の精液を飲み干し、そして、尿道に残った残滓までも吸い上げていく。
 まるで、命そのもののエッセンスを吸飲されているような感触に、僕は、腰を抜かしそうになった。
「んちゅ、ちゅじゅじゅっ、ちゅぶ……ちゅるるるるっ! ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ……んはぁ、はぁはぁ……大樹さん、ありがとうございました……ちゅっ、ちゅっ……せ、精液……んふぅ、とっても美味しかったです……ちゅむむ、ちゅぷっ、ちゅぶ、ちゅぱっ……」
 沙希子さんが、愛情のこもった舌使いで僕の男性器を舐め清めながら、お礼を言う。
「そんな、僕の方こそ……」
 そう言いかけて、僕は、お礼よりも、もっと言いたいことが胸の奥から湧き上がっていることに気付いた。
「元気な赤ちゃんを産んでくださいね、沙希子さん……。その子だけじゃなくて、二人でも、三人でも、何人でも……」
「は……はい……」
 沙希子さんは、優しげな手つきで、僕の精液がベットリと付着したお腹を撫でながら、嬉しそうに、そして恥ずかしそうに、微笑んだ。




あとがき

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