とまってしまったえれべーたー



 学校が休みの土曜日、リュウくんとマミちゃんは、カゼをひいてねこんでしまったタッくんのうちにお見まいに行きました。
 タッくんの家は、十かい建てのマンションのいちばんてっぺんにあります。
 タッくんの家には、ふだん、せんぎょう主ふのお母さんや、短大生のお姉さんがいるのですが、今日は、たまたま二人とも用事があって家にいないのです。いるのは、タッくんのちっちゃな妹だけでした。
 それで、リュウくんとマミちゃんは、タッくんにお昼ご飯をつくってあげました。と言っても、つくったのはおかゆで、しかも実際に料理したのはリュウくんだけだったのですが。
 そして、お昼ちょっとすぎに、タッくんのガールフレンドのノンちゃんがやってきたとき、二人は“おじゃま”にならないようにたいさんしました。
「もっといればいいのに」
 タッくんのおでこにしぼったぬれタオルを当ててあげながら、ノンちゃんが言いました。
「そんなこと言って、ノンも、タッくんと二人っきりの方がいいでしょ♪」
 マミちゃんがそう言ってからかうと、ノンちゃんは、ねつを出してるタッくんよりも真っ赤になってしまいました。



「んふふー、あたしたちが帰ったあと、あの二人、どうするだろうなァ〜」
 マンションの外ろうかを歩きながら、マミちゃんがそんなことを言いました。
「どうするって……タッくんカゼひいてるんだし、ミカちゃんもいるし……」
 リュウくんが、真顔でそう切り返します。ミカちゃんというのは、タッくんの妹のことです。
「んん〜、リュウくん、言うことがつまんない〜」
 そう言いながら、マミちゃんは、ちょうど来たところのエレベーターに、ぴょん、と飛乗りました。リュウくんも、後に続きます。
「マミちゃんて、ホント……えっちな話、好きだね」
 ぐううん、と下りていくエレベーターの中で、リュウくんが、そんなことを言いました。
「な、なによお、リュウくんだって、好きなくせにい」
「でもさ……あんまり大きな声で言うもんじゃないよ」
「ふーんだ、リュウくんの、むっつりすけべー」
 そう言いながらマミちゃんは、ぴょん、とリュウくんに飛びつきました。
 そして、こちょこちょこちょ〜、と口で言いながら、リュウくんのわきばらを服の上からくすぐります。
「や、やめてよ、マミちゃん、くひゃひゃひゃひゃっ!」
「リュウくん、ここが弱いんだよねー。ほーら、つんつんしちゃうから〜♪」
「やめてやめてやめて〜」
 びん感なわきばらを細い指でつんつんつつかれて、リュウくんはせまいエレベーターの中で、身をよじってにげようとします。
 と、その時――
 がくん、と音がして、エレベーターが止まりました。
 しかし、とびらはいっこうに開く様子を見せません。
「あれえ?」
 きょとん、とした顔で、マミちゃんは、ドーナツ色のひとみで、かい数の表示板を見つめました。その、デジタル表示のパネルが、なんだかちかちか点めつしてます。
「う、うそォ、止まっちゃった?」
「え……?」
 目に涙を浮かべて笑っていたリュウくんも、ようやく顔を上げます。
「ど……どうしよう、リュウくん、エレベーター、止まっちゃったよオ!」
 そう言いながら、マミちゃんは、エレベーターのとびらをどんどんとたたきました。
「だ、だれかいませんかーっ? あけてくださーい!」
「ダメだよ、マミちゃん」
 そう言って、リュウくんは、マミちゃんの手をにぎりました。
「で、でも、でもでもお」
 マミちゃんが、上ずった声で言います。
「このまま、とじこめられちゃったら……どうしよう……」
「だいじょうぶだよ、マミちゃん」
 自分の不安な気持ちをおしかくして、リュウくんが言いました。
「こういう時は、非常用のスイッチがあるんだよ……ほら、コレ」
 そう言って、リュウくんは、非常通ほう用の通話スイッチをおしました。
「――どうしました?」
 しばらくして、おじさんの声が、スピーカーから流れます。
「えっと、エレベーターが止まっちゃったんですけど」
「あ、そうですか? えーっと、中には、何人のってますか?」
「ボクと、えっと、女の子だけです」
「ふーん。お名前は? あと、連らく先と」
 きかれて、リュウくんとマミちゃんは、名前と電話番号を言いました。
「はい、分かりました。これから、修理の人をよびますからね。すぐ出られますよ」
 おじさんはそう言って、通話を切りました。
「だってさ」
 リュウくんが、にこっと笑いながら、マミちゃんに言います。
「う、うん……」
 マミちゃんは、さっきあんなに大さわぎしたのがはずかしくなったのか、小さくそう返事をしただけでした。

 エレベーターが止まってから、十分くらいがたちました。
 あれ以来、何も連らくは入ってきません。
 そして、マミちゃんも、だまったままです。
 リュウくんが話しかければ、きちんと返事はするので、別におこってるわけではなさそうなのですが、いつものマミちゃんらしくありません。
(あばれてエレベーター止めちゃったこと、反省してるのかな……?)
 でも、そういうわけでもなさそうです。
 リュウくんも、なんだか気まずくなって、話ができなくなってしまいました。
 さっきから、マミちゃんは、赤いフレアスカートからのびる細いあしを、しきりにもじもじさせています。
「リュ……リュウくん……」
「なに?」
 ようやく自分から話しかけてきたマミちゃんに、リュウくんが返事をします。
「あのさ……受付のおとなりに、おトイレ、あったよね……?」
「うん、あったけど」
「あーあ、やっぱり、タッくんの家の、借りればよかった」
 そう言って、マミちゃんは、はーっ、とため息をつきました。
「あと、何分くらいかなあ……」
「さっきの人は、すぐって言ってたけど……えっと……マミちゃん、もしかして……」
 リュウくんがそう言うと、マミちゃんは、かーっとやわらかそうなほっぺたを赤くしました。
「えっと……なんでタッくんちの、借りなかったの?」
「だって、はずかしいよ。男のコの家の借りるなんて……」
 そんなもんかなあ、と口の中だけでつぶやいたあと、リュウくんはマミちゃんにききました。
「えっと……どっち?」
「そ、そんなコトきかないで!」
 悲鳴のような声でそう言ってから、マミちゃんは、ぽつん、と付け加えました。
「小さい方……」
 言ってから、マミちゃんは、きゅっ、と唇を噛みました。
 無いしきなのか、ぎゅっ、とスカートをにぎりしめているのが、はた目にもつらそうです。
 そして、そのおっきな目は、心なしか、なみだでうるうるしているように見えます。
 そのとき、スピーカーから、声がしました。
「君たち、だいじょぶかい?」
「えっと……だ、だいじょうぶです」
 ちら、とマミちゃんの方を見てから、リュウくんが言いました。
「そうか……実はね、いろいろとこしょうしているところが見つかって、修理が長引きそうなんだよ」
 わずかに明るさをとりもどしていたマミちゃんの顔が、それを聞いて、一気に暗くなりました。
「部品をとりよせるんで、三、四十分くらいかかりそうなんだけど、平気かな?」
 そう言われて、リュウくんは、マミちゃんの方を向きました。
 マミちゃんは、泣きそうな顔をしながら、口だけで“言わないで”と言ってます。
 確かに、今、このおじさんにマミちゃんのおしっこの話しをしても、どうにもならないでしょう。
「へいき、です……」
「うん、いい子だ。なるべく、急ぐからね」
 そう言って、また、通話が切れます。
「さんじゅっぷん……」
 マミちゃんが、ぜつぼー的な声で言いました。
「ムリだよお……もう、あと十分だってガマンできないよお……」
 すん、すん、と鼻を鳴らしながら、マミちゃんが情け無い声をあげます。
「マミちゃん……」
 リュウくんは、何かを決心したような顔で、言いました。
 そして、別に他に人がいるわけでもないのに、マミちゃんの耳に小さな声でこしょこしょとささやきます。
「え……?」
 マミちゃんが、いっしゅん、おしっこのことを忘れたような顔で、リュウくんの顔を見ました。
「で、でも、そんなこと……」
「ガマンできないんでしょ?」
「だって……」
「マミちゃん、いつもボクのセーエキ、飲んでくれるよね? だからボク、平気だよ」
「でも……」
 マミちゃんは、何か言いかけました。
 しかし、すぐに、身をちぢめるようにして、ぷるぷるっとふるえだします。どうやら、いよいよげんかいが近いようです。
 リュウくんは、マミちゃんの前に、ひざをつきました。
「あ……」
 そして、小さく声をあげるマミちゃんのぱんつに、手をかけます。
 リュウくんは、上目づかいに、ちら、とマミちゃんの顔を見ました。
 マミちゃんが、目をぎゅっと閉じて、こくん、とうなずきます。
 リュウくんは、するするとマミちゃんのパンツを下ろしました。そして、かくかくふるえるマミちゃんの左足を持ち上げて、パンツをぬがせてしまいます。
 リュウくんが目をもどすと、すぐ目の前に、まだつるつるのマミちゃんのおまたがありました。おしっこをがまんしているせいか、おなかの下のほうだけ、ぽこん、と小さくふくらんでいるように見えます。
「マミちゃん、もうちょっと、足、ひろげて……」
 そう言われて、マミちゃんは、スカートをにぎりしめたまま、足をひらきました。
 リュウくんが、床に正座するようなかっこうになり、マミちゃんのおまたに顔を近づけていきます。
「いいよ、マミちゃん……ボク、飲んであげる……」
 そう言って、リュウくんは、マミちゃんのアソコに、やや下のほうから、はむっ、と口をかぶせました。
 まるで、くだものにかぶりつくような感じですが、もちろん、歯は立てていません。
「あぁ……リュウくぅん、あ、あたし、もう……」
 マミちゃんが、ふだんの元気な声からは考えられないような、泣きそうな声をあげます。
「ゴメンね、リュウくん、もう……ダメ……で、でる……でちゃう……っ」
 ぶるるっ、とマミちゃんの体がふるえました。
 そして、リュウくんの口の中に、あたたかなおしっこがほとばしります。
「んっ……」
 思ったよりもずっと強いおしっこのいきおいに、リュウくんは思わず小さく声をあげてしまいました。
 それでも、むきだしのマミちゃんのおしりをしっかりとかかえて、どうにかお口の外にもらさないようにします。
「ふわぁああぁ……あ、はああぁ……あ……あぁぁ……ン」
 大好きなリュウくんのお口におしっこをもらしながら、マミちゃんは、声をあげつづけています。
 その顔は真っ赤で、とてもはずかしそうなのですが、なぜか、気持ちよさにうっとりしているようにも見えました。
 マミちゃんのおしっこは、なかなか止まりません。
 んく、んく、んく、と小さくのどを鳴らしながら、リュウくんは、マミちゃんのおしっこを飲みこんでいきます。
 それでも、飲みきれなかったおしっこが、一すじ、二すじと、リュウくんの口からこぼれ、あごをぬらしてしまいました。
 どれくらい、時間がたったのでしょう――
「ひゃう……っ」
 そう声をあげて、マミちゃんは、まるでイったあとのようにぷるぷるぷるっ、と体をふるわせました。
 そして、カベにせなかをあずけたまま、ずるずるずる、とへたりこんでしまいます。その顔は、まるでオフロにつかったみたいに、ぽやーんとなっています。
「……あ」
 手で口元をぬぐってるリュウくんと目が合って、ようやくマミちゃんの目が、しょう点を合わせました。
「ゴ、ゴメンね、リュウくん。だいじょうぶだった?」
 あわてたような声で、マミちゃんがききます。
「うん。だいじょうぶだよ」
 リュウくんのやさしい言葉に、マミちゃんは、泣きそうな顔になりました。
「……リュウくんっ!」
 そして、まだ床にひざをついたままのリュウくんにだきつき、その口元をぺろぺろとなめだします。
「あ……マ、マミちゃん?」
「リュウくん……ありがとう……マミが、きれいにするから……」
 そう言いながら、あごや、ほっぺまでなめまわします。
 そして、マミちゃんは、リュウくんのくちびるにくちびるを重ね、口の中にまで舌を差し入れました。
 しょっぱいような、苦いような、そんな自分のおしっこの味を感じながら、夢中でリュウくんの口の中をなめまわします。
「ん……んむ……んっ……ンはっ……んっ、んっ、んっ……」
 二人は、お互いにひざ立ちになって、いつしかしっかりとだきしめあっていました。
 マミちゃんのかふくぶを、かたいものが、つん、つん、とノックします。
「リュウくん……」
 ようやくくちびるをはなしたマミちゃんが、どこかぬれたような目で、リュウくんの顔と、ズボンのふくらんだところを見比べます。
「リュウくん、立って」
「うん……」
 そうへんじをして、リュウくんは、立ちあがりました。
 その、ズボンのふくらんだところに、マミちゃんが小さな白い手をかさねます。
「はぁ……かたぁい……」
 そのまま、しばらくむにむにとズボンの上からイタズラしたあと、マミちゃんは、ファスナーに手をかけました。
 そして、ファスナーを下ろし、ズボンの布地の間からリュウくんのおちんちんをお外に出してあげます。
 リュウくんのおちんちんは、もうすっかりぼっきして、ぴきぴきになっていました。
「リュウくん……もしかして、マミのおしっこ飲んで、コーフンしちゃったの?」
「わ、わかんないけど……でも、イヤじゃなかったよ……。なんだか、すごくドキドキした」
「ふうん……」
 そう言って、マミちゃんは、リュウくんのおちんちんの先っぽに、ちゅっ、とキスをしました。
「なんだか、分かる気がする……。あたしも、リュウくんのセーエキ飲むと、なんだかコーフンしちゃうもん」
「マミちゃん……」
「おかえし、するねっ♪」
 そう言って、マミちゃんは、リュウくんのおちんちんを、ぱくん、とくわえました。ちょうど、さっきとは逆の格好です。
 マミちゃんは、リュウくんの育ちざかりのペニスをくわえたまま、あむあむとお口を動かしました。
「んあっ……マ、マミちゃぁん……」
 リュウくんは、女のコみたいな声をあげてしまいました。
 そのおちんちんが、マミちゃんの小さなお口の中で、ますますかたく、大きくなっていきます。
 そんなおちんちんの、つるん、と皮のむけた先っぽの部分に、マミちゃんが舌をはわせました。
 びん感なねんまくに、マミちゃんの舌のざらつきが感じられて、リュウくんはこしがくだけそうになります。
「はぷ……んむ……んふン……」
 マミちゃんは、ひとしきり、リュウくんのおちんちんをよだれでべとべとにしたあと、一度口をはなして、それからてろてろと全体に舌をからめるようにしました。
 まだ完全に皮のむけきっていないリュウくんのおちんちんが、ひくん、ひくん、と動きます。
 マミちゃんは、ちっちゃな動物をつかまえるみたいに、おちんちんの先っぽと根元に手を当てて、さおのところに、ちゅーっとキスをしました。
「ひゃう……!」
 ちょっとキツいくらいのしげきに、リュウくんのこしが、びくん、とはねてしまいます。
 マミちゃんは、いっそうダイタンに舌をのばし、ぺろん、ぺろん、とリュウくんのぺにすをなめあげました。
 そして、まだ毛の生えてないタマタマを、はむっ、とやさしく口の中におさめ、ころころと舌で転がすようにします。
「ンあああぁぁぁ……」
 リュウくんは、もどかしいようなかんかくに、おちんちんの先からぴゅるぴゅるとしるをあふれさせながら、身もだえました。
「んふっ……♪」
 マミちゃんは、そんなリュウくんの、どこか女のコっぽい顔をちらっと見上げてから、ふたたび、ぱくん、とおちんちんを口内にくわえこみました。
 そして、リュウくんのこしの両がわに手をそえて、ダイタンに頭を動かします。さいきん、えっちなビデオで見ておぼえた、でぃーぷすろーとというやりかたです。
「あっ、ンあああッ! す、すごいよォ!」
 ぐぷっ、ぐぷっ、ぐぷっ、ぐぷっ、というすごくイヤらしい音にリュウくんの悲鳴のような声が重なります。
 マミちゃんのハードなふぇらちおに、リュウくんのおちんちんは、あっというまに追い込まれてしまいました。
「き、きもちイイ……ンあう……うっ……んんんンっ!」
 ぶるるっ、とリュウくんの体が、快感にふるえます。
「マ、マミちゃんっ! もう、ボク……出ちゃう! マミちゃんのお口に、セーシ、出しちゃうっ!」
「だ、だひてえ……リュウくん……マミに、いっぱい、セイエキ、のませてぇ……」
 マミちゃんが、半ばおちんちんをくわえたまま、はっきりしない発音でそんなことを言います。
「あうッ!」
 そして、リュウくんは、マミちゃんのお口の中に、たくさんのセイエキをいきおいよく発射してしまいました。
「んんんんんン♪」
 マミちゃんが、うれしそうな声をあげて、リュウくんのおちんちんを根元近くまでくわえこみます。
 そして、さっきリュウくんがしていたように、んくん、んくん、と小さくのどを鳴らして、熱いセイエキを飲みこみました。
「……ぷはぁ」
 マミちゃんが、何となく満足げな息をついて、口をはなしました。
 リュウくんのおちんちんは、それでも、まだ半分たってるじょうたいです。
「……」
 マミちゃんは、じぶんのよだれと、そしてリュウくんのセイエキでとろとろにぬれてるおちんちんを、なんだか熱っぽい目で見つめています。
「したくなっちゃったんでしょ?」
 息を整えたリュウくんがそうきくと、マミちゃんは、ちっちゃな女のコみたいに、こくん、とうなずきました。
「えっと……じゃあ、あの手すりに手をついて」
 言われて、マミちゃんは立ちあがり、手すりに両手をおいて、おしりを後に突き出すようなかっこうになりました。
 リュウくんは、マミちゃんの後ろに回りこんで、スカートをめくりあげました。もちろん、マミちゃんはまだぱんつをぬいだままです。
 まるでモモのようなマミちゃんのおしりに、リュウくんが両手をあてます。
 そして、マミちゃんの後ろにひざをついて、ちゅっ、とふとももの内がわにキスをしました。
「ひゃうン♪」
 それだけで、マミちゃんのからだは、ぴくん、となってしまいました。
 そのワレメからは、とうめいなおしるが、とろ〜っと糸を引いてこぼれています。
「マミちゃん……」
 リュウくんは、マミちゃんのそこに、ふたたび口をつけました。
 そして、外がわの花びらの間に舌を差し入れ、内がわの花びらをてろてろとなめあげます。
「ひあっ……ン……はぁン……き、きもちイイよぉ……」
 マミちゃんは、せなかをそらしながら、そううったえました。
 マミちゃんのそこからは、あついあいえきが、とろとろとあふれてきます。
 リュウくんは、そのエッチなおしるを、ちゅーちゅーと音を立ててすすりました。
 そして、のばした舌の先っぽで、クリトリスをちろちろとくすぐります。
「ひややややややっ!」
 マミちゃんが、きみょうな声をあげながら、ぎゅーっ、と手すりをにぎりしめました。
 その白い足が、かくかくとふるえています。
 そんなマミちゃんのようすを見ているうちに、リュウくんのおちんちんは、すっかり元気をとりもどしました。
 リュウくんは、立ちあがって、いちどズボンの中におさめていたおちんちんを、もう一度お外に出しました。
 リュウくんのおちんちんは、マミちゃんの中に入るのがまちきれないみたいに、ひくひくとふるえています。
「リュ、リュウくぅん……」
 マミちゃんが、みょうに色っぽい流し目をよこしながら、あまーい声をあげます。
「おねがぁい……はやく、はやくいれてェ……っ」
「うん……」
 リュウくんは、短くそうへんじをして、いたいくらいに上を向いているおちんちんを、ちょっとおし下げました。
 そして、まだまだ小さなマミちゃんの女のコの穴に、おちんちんの先っぽをおしあてます。
「ふわぁ……ん」
 ずりゅりゅりゅりゅっ、とリュウくんのおちんちんが中に入ってくる感しょくに、マミちゃんは、思いきりきもちよさそうな声をあげてしまいました。
 カタくなったリュウくんのおちんちんが、ちつの中の、おしりのあなの方のかべをこする感じが、たまらなくきもちよかったのです。
 最近、ぐんぐん成長しているリュウくんのおちんちんが、マミちゃんのアソコにぴったりとおさまりました。
 もう、少しのすきまもない感じが、きもちいいのとともに、二人に安心感のようなものをもたらします。
 大好きなひとと、一番深いところでしっかりとつながった感じです。
 そのままでいても、充分に気持ちいいのですが――しかし、やはりそれだけでは二人は満足できません。
「動かすよ、マミちゃん……」
「うん……いっぱい、いっぱい動かしてぇ……」
 マミちゃんにそう言われ、リュウくんは、ゆっくり、ゆっくり、おちんちんを引きぬきました。
「はわぁぁぁぁぁん」
 切ないような、心細いような感じに、マミちゃんが声をあげます。
 半分くらいぬけそうになったところで、リュウくんは、ずうん、と一気におちんちんを差し入れました。
「ひゃぐっ!」
 重苦しいような気持ちよさに、マミちゃんのせなかがびくびくとふるえます。
 リュウくんは、切なそうにまゆをたわめながら、ずうん、ずうん、とこしを使い始めました。
 そのたびに、ぴったりと合わさったふたりのすき間から、ぴゅう、ぴゅう、とあいえきがもれ出ます。
「はう! んン! ンあ! あう! ふあアア〜ン!」
 マミちゃんは、リュウくんの動きに合わせるように、あられもない声をあげてしまいます。
 そんなマミちゃんのエッチな声を聞きながら、リュウくんは、さっき出したばかりだというのに、もうシャセイしそうになってしまいました。
「んン……」
 リュウくんは、ぎゅっと、目を閉じて、勝手に動きそうになるこしの動きをどうにか止めました。
 そして、ぐりぐりぐり〜、とこしを回すようにして、マミちゃんのアソコをかきまわします。
「ああッ! あッ! はわああぁぁぁ!」
 マミちゃんは、そのかわいらしいくちのはしからよだれをこぼしながら、大きくあえいでしまいました。
 と、その時、スピーカーが、何か音をたてました。
「ンんんんんっ?」
 マミちゃんは、あわてて右手で口元をおさえます。スピーカーやマイクのついてるパネルは、マミちゃんの顔のすぐ目の前にあったのです。
「だいじょうぶかい? そろそろ、修理が終わるからね」
 あのおじさんが、そんなことを言ってきます。
「……おや? 聞こえないかな? おーい、君たち〜」
「だ、だいじょぶ……んくっ……ですぅ……」
 へんじをしないわけにもいかなくて、マミちゃんは、ひっしに言いました。
「ああ、よかった。きちんとつながってるね」
「はぅ、ン……は、はい……」
 アソコのなかで、リュウくんのおちんちんがうごいてるのを感じながら、マミちゃんは答えます。
「おや、どうしたんだい? 泣いてるのかな?」
「な、ないてなんか……ひゃ……! ないてなんか、ませ、んン……っ!」
 感じちゃいけない、と思えば思うほど、リュウくんのわずかな身じろぎにさえ、じんじんとおまたがうずいてしまいます。
「ははははは。だいじょうぶ。もうすぐ、出られるからね」
 そう言ってから、スピーカーからの声が、ぷつん、と切れました。
 マミちゃんが、なみだがいっぱいにたまった目で、リュウくんをうらみっぽくにらみます。
「リュ、リュウくんのいじわる〜っ!」
「ご、ごめん……だって、ボク、止まんなくて……」
 そう言いながら、リュウくんは、ぴすとん運動を再開しました。
「ンあああああああッ!」
 マミちゃんのせなかが、弓なりにそりかえります。
 その時――
 がくん、とエレベーターが動き出しました。
 それでも、二人は、もう今さらやめることができるようなじょうたいではありません。
「ああっ! マミちゃん、マミちゃあんっ!」
 リュウくんは、ラストスパートとばかりに、むちゃくちゃにこしを動かします。
「ひやあああっ! はわあ! あぐ! ンあああああああああああああああああッ!」
 マミちゃんは、もう両手では体を支えられなくなって、手すりにおでこをつけるようにしてつっぷしてしまいました。
 ぐんぐんと、エレベーターは下っていきます。
 まるで、体がそのまま浮いてしまいそうな感じです。
「マ、マミちゃんッ! ボク、もう、出るっ!」
「だ、出して! リュウくん! あたし、もうイクから……! 出してええええええええええええええーッ!」
 びゅるるるるるっ! と、リュウくんのおちんちんが、マミちゃんの体のおくで、いきおいよくセイエキをほとばしらせます。
「――ッ!」
 そして――
 マミちゃんは、目の前が真っ白になって、何も分からなくなりました。



「おや、その子、だいじょうぶかい?」
 マミちゃんのかたをだくようにしてエレベーターから出てきたリュウくんに、作ぎょう服のおじさんが、そう声をかけました。
「あ、はい、だ、だいじょうぶです」
 リュウくんが、ちょっと声を上ずらせながら、そう答えます。
「うーん、やっぱり泣いちゃったかあ。むりもないなあ」
「でも、ボウズはやっぱり男の子だな。女の子をかばって、エライぞ」
 そう言って、もう一人のおじさんが、くしゃっ、とリュウくんの頭をなでました。
「あ、ありがとうございます」
 リュウくんはそう言ってから、まだ雲の上を歩くような感じのマミちゃんをつれて、にげるようにその場をはなれていきました。
「赤くなって、かわいいもんだなあ」
「まだ子どもだもんな」
 そう言って、二人のおじさんたちは、あはははは、と笑い合いました。
あとがき

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