「ね、リュウくん……えっち、しよ♪」
「え、えええっ?」
「ねえ〜、しようよぉ〜」
 たまに、マミちゃんはこうなっちゃいます。
 ここは、校しゃのうらの、体育用具のそうこです。
 今日の体育の授業は、自習です。みんなは、サッカーやバスケ、ドッジボールなどを、校庭のあちこちでばらばらに始めました。代わりに様子を見てる教頭先生は、まるで日なたぼっこをしてるようなのん気な顔で、校庭のはしっこに座ってます。
 でも、マミちゃんもリュウくんも、あまり運動は好きではないのです。
 二人が、好きなのは……。
「リュウくん……」
 うすぐらいそうこの中で、マミちゃんのおっきな目が、リュウくんの目をのぞきこみました。
「マミちゃん……」
 つられて、リュウくんもマミちゃんの名前を呼びました。マミちゃんの栗色のひとみに、リュウくんの女のコっぽい顔がうつってます。
「ン……」
 二人の、サンゴ色のくちびるが、しぜんに、重なりました。二人とも同じくらいの身長なので、マミちゃんは背のびしなくてもすむのです。
(でも、ドラマや映画みたいな、かっこいいキス、したいなあ……)
 リュウくんは、ふと、そんなコトを考えてしまいました。が、背中に回されたマミちゃんのうでの感しょくに、そんな考えは、とろとろととけてしまいます。
 二人は、おたがいにおたがいの舌をぺろぺろとなめ合いました。最初は、えっちなビデオを見よう見まねでやっていただけなのですが、今ではすっかりディープキスで感じてしまってます。
「ぷはっ」
 息が苦しくなって、ようやく二人はキスをやめました。
 マミちゃんの、体そう服の下の、まだふくらみかけのむねが、かるく上下してます。
 リュウくんは、その小さなおっぱいの上に、そっと手を重ねました。
「あ、んんンっ!」
 きゅっ、とおっぱいをつかまれて、マミちゃんが思わず身をよじります。いきなりだと、まだちょっといたいのです。
 リュウくんは、そんなマミちゃんをつかまえようとするみたいに、マミちゃんのちっちゃなからだを、まだ細いうででだきしめました。
 リュウくんが、マミちゃんの体を、後からだく形になります。
「あ……立ってる……」
 リュウくんの体そうズボンの下のこわばりが、ブルマーに包まれたおしりに当たる感かくに、思わずマミちゃんは声に出して言ってしまいました。
「リュウくん、コーフンしてるんだ♪」
 ちろっ、と流し目で肩ごしにリュウくんの顔を見ながら、マミちゃんがいたずらっぽい顔で言います。
「だって……」
 いいわけを考えているうちにも、マミちゃんのやわらかな体の感しょくに、リュウくんのおちんちんはどんどんカタくなっていきます。
 リュウくんは、そのカタくなったおちんちんを、ぎゅっ、とマミちゃんにおしつけました。
 そして、後から、マミちゃんの首すじをぺろぺろとなめ回します。
「んくくっ……」
 笑うのをがまんしてるような声をあげて、マミちゃんが体をぷるぷるっ、とふるわせました。
 そんなマミちゃんの、まだ小さなおっぱいを、リュウくんがむにむにと両手でもみます。さいきんつけるようになったブラのカップにこすれて、マミちゃんのちくびは、リュウくんのおちんちんみたいに、かたくとがってしまいました。
「あ……あぁン……うン……」
 うっとりと甘えるような声をあげるマミちゃんの体から、力がぬけてくのが、リュウくんにも分かります。
 とうとう、マミちゃんは立っていられなくなって、目の前にあるとびばこに両手をついてしまいました。かわいいおしりを、つんと後につきだすようなかっこうです。
 リュウくんは、そっとマミちゃんのおしりに手の平を当てました。
 そして、えんじ色のブルマーに包まれたおしりを、ぐにぐにとマッサージします。厚い布の上からなのでよく分からないのですが、マミちゃんのおしりは、なんだか熱くなってるみたいです。
「マミちゃん……」
 リュウくんの声が、思ったより下のほうから聞こえたので、マミちゃんは思わずふりかえりました。見ると、リュウくんはゆかにひざをついて、マミちゃんのおしりの高さに、頭をもってきてます。
「ヤ、ヤダぁ……リュウくん……」
 顔を赤くしながらそう言うマミちゃんに、くすっと笑いかけて、リュウくんはマミちゃんのブルマーに顔をおしつけました。
「いや〜ン、な、なんだか、ヘンタイっぽいよォ」
 おしりのわれ目のところにぐいぐいと鼻をおしつけられる感しょくに、マミちゃんが悲鳴のような声をあげました。
 でも、リュウくんは目を閉じて、おしりやふとももをやさしくさわりながら、くんくんと子犬みたいに鼻を鳴らします。
「そ、そんなトコ、かがないでよォ〜」
「ふふっ……マミちゃんのにおいがする……」
 耳までまっ赤にして声をあげるマミちゃんに、リュウくんはイジワルっぽく言います。
「は、はずかしい……ッ」
 マミちゃんは、ほこりっぽいとびばこの上に顔をふせました。
 リュウくんは、くすくすと笑いながら、ゆっくりとマミちゃんのブルマーをさげていきました。マミちゃんのぱんつにプリントされたネコさんが、リュウくんとにらめっこを始めます。
 その上からも、マミちゃんのおしりをなでなでした後で、リュウくんはゆっくりとマミちゃんのぱんつをずり下げました。
 石灰のにおいにまじって、マミちゃんの女のコのにおいがします。
 リュウくんは、マミちゃんのおしりをささげ持つようにして、そのぶぶんに、ちゅっとキスしました。
「ンっ!」
 ぴくん、とマミちゃんの体がふるえます。
 じわっ、とあふれてくるマミちゃんのシロップをなめとるように、リュウくんは舌でマミちゃんのアソコをなめあげました。
「あ……んはァ……うふ……ふうゥン……」
 マミちゃんは、ピンク色の舌でしきりに自分のくちびるをなめながら、気持ちよさそうなこえをあげています。
 リュウくんは、イヌやネコがミルクをなめるみたいな、ぴちゃぴちゃという音をたてながら、マミちゃんのワレメをおしゃぶりしました。
 ときどき、うんと舌をのばして、おくのほうにかくれてるクリトリスを、ちろちろとなめてあげます。
「あひッ!」
 そうされると、マミちゃんは悲鳴みたいな声をあげて、からだをびくんとケイレンさせてしまうのです。
 でも、これだけのしげきでは、マミちゃんはイキそうでイけません。
「リュ、リュウくぅん……」
 目をうるうるとさせながら、マミちゃんはリュウくんにおねだりします。
「おねがい……マミのアソコに……リュウくんの……いれて……」
「う、うん」
 リュウくんもガマンできなくなっていたのか、すなおにそうへんじをします。
 リュウくんは立ちあがり、たいそうズボンをずりおろして、おちんちんを外にだしました。もうすっかりびんびんになった育ちざかりのおちんちんが、ぷるん、とはねおきます。
 上をむきっぱなしのおちんちんに手をそえて、なんとか角度をちょうせつしながら、マミちゃんのぬるぬるになったトコロに、おし当てます。
「あ……」
 おちんちんの先っぽのびんかんなぶぶんに、ぷにゅぷにゅしたマミちゃんの一番やわらかいとこを感じて、リュウくんは思わず声をもらしてしまいました。
「は、はやくゥ……」
 マミちゃんが、おしりをもじもじと動かして、はしたないおねだりをします。
 リュウくんは、コーフンしすぎていうことをきかないおちんちんをむりやり前にたおして、ぐい、とこしを進めました。
「んああああッ!」
 びくぅ、と、マミちゃんはまるでネコがのびをするようなかっこうになりました。
 リュウくんのおちんちんが、マミちゃんのちつの上のぶぶんを、ぐいぐいとこすりながら、おくまで進んでいきます。
「ス、スゴい……スゴいぃ……ッ!」
 リュウくんのおちんちんに、だいじなトコロをえぐられるように感じて、マミちゃんはおっきな声を上げてしまいます。
「マミちゃん、外に、聞こえちゃうよ」
「だ、だってェ……」
 リュウくんは、こしをマミちゃんのおしりにおしつけたまま、おでこにしていた紅白のハチマキをほどきました。
「……これ、くわえて」
 ゆめを見てるみたいな目つきでこっくりとうなずいて、マミちゃんはリュウくんのハチマキを口にふくみました。
 それをかくにんして、リュウくんがこしを動かしだします。
「ん、んんん、ンぐううううう!」
 白い歯で紅白のハチマキをかみしめながら、マミちゃんはくぐもった声をあげました。
 マミちゃんのアソコのひだひだが、リュウくんのおちんちんをやわらかくしめつけ、からみついてきます。
「き、きもちいいよ、マミちゃん……」
 はぁはぁと息をつきながら、リュウくんが言います。
「マミちゃんも、きもちいい?」
 きかれて、マミちゃんはこくこくと首をたてにふりました。 
 リュウくんは、そんなマミちゃんのへんじにはげまされるように、いっそう速くこしをうごかします。
「んン! んんんんんン! ンぅう〜ッ!」
 マミちゃんは、とびばこのクッションになってるところに、つめを立てながら、形のいいまゆをきゅっとたわめました。ハチマキをかみしめたちっちゃなお口から、とろとろとよだれがこぼれてしまいます。でも、マミちゃんじしんは、そんなことにぜんぜん気づきません。
 二人は、うすぐらい体育そうこの中で、かはんしんだけをむきだしにして、まるでどうぶつみたいに、たがいに、こしをはげしく動かしました。マミちゃんのアソコからは、まるですいどうもれみたいに、イヤらしいおしるがしたたってしまってます。
 リュウくんとマミちゃんは、いっしょになって、ぜっちょうにいたるかいだんを、大急ぎでかけのぼっていきました。
 いつもよりも早く、二人にその時がおとずれます。
「で……出ちゃうよッ……!」
 むりにおさえた声で、リュウくんがマミちゃんにつげました。その声につられるように、マミちゃんのあそこが、きゅんきゅんとリュウくんの元気すぎるおちんちんをしめあげます。
「ン、う、うゥ……」
 マミちゃんは、心配になるくらい空ろな目を、後のリュウくんにむけました。声を出さないようにガマンするのが、よほどつらいようです。
 その、なみだでうるうるのドーナツ色のひとみが、はやくきて、と言ってるように、リュウくんには感じられました。
「……ッ!」
 リュウくんは、口の中で、イクときの声をかみころしました。
 いたいくらいのきもちよさとともに、リュウくんのセーエキが、そのおちんちんの中をはしりぬけます。
「んんんんんんんんんんんンンンンッ!」
 どぴゅぴゅっ、とじぶんの中で熱いえきたいがはじける感じに、マミちゃんはびくびくと体をふるわせました。
「……ンーっ……ンふーっ……ふーっ……ふーっ……」
 今まで、息を止めてたマミちゃんが、ゆっくりとこきゅうを整えます。
「はぁ……ァ……ぁぁぁ……」
 そんな声をあげながら、リュウくんがマミちゃんの背中におおいかぶさります。
 ぐったりとしたリュウくんの体の重みが、マミちゃんにはなぜかすごくうれしく感じられました。



「どうです? よくとれてるでしょう?」
 にっこりと上品な笑みをうかべながら、エリカちゃんはマミちゃんに言いました。
 次の日の、学校の屋上。まわりには、だれもいません。お日様がさんさんと光をなげかけています。
 マミちゃんは、まっさおな顔をして、立ちつくしてしまいました。その細い足が、かたかたとふるえています。
「エリカちゃん、これ……」
 それ以上は、マミちゃんは何も言うことができません。
 今、エリカちゃんが持ってきたハンディ・カメラのえきしょう画面には、くったりとおり重なったリュウくんとマミちゃんがうつってます。
「お二人とも、とっても、なかがおよろしいんですのね♪」
 うらやましい、と言いたげな口調で、エリカちゃんが言いました。
 エリカちゃんは、お金持ちのおじょうさんです。エリカちゃんのお父さんは、おっきな病院の院長先生で、そのおうちは、マミちゃんには、まるでお城のように見えたものでした。
 ゆるいウェーブのかかった長い髪と、黒目がちなひとみをしたエリカちゃんは、まるでお姫さまのお人形さんのようです。あまり度のきつくないおしゃれなメガネが、そのかわいい顔によくにあってます。
 マミちゃんの知ってるエリカちゃんは、お父さんのあとをついでお医者さんになることがゆめの、いつもひかえめで、おとなしい女のコでした。
 そんなエリカちゃんが、体育そうこの中でせっくすをしていたじぶんたちをぬすみどりしていたなんて、マミちゃんには信じられません。
「でも、意外ですわ……ゆうとうせいのマミさんが、こんなにダイタンな方だったなんて……」
 そんなエリカちゃんの声をぼうぜんと聞きながら、マミちゃんはぺたんと座りこんでしまいました。
(どうしよう……どうしよう……どうしよう……)
 頭の中が、ぐるぐるとしてしまいます。
(先生や、お母さんやお父さんに、しかられる……あたしだけじゃなくて、きっと、リュウくんも……)
(もしかしたら……リュウくんに会っちゃダメって言われるかもしれない……)
 次々とそんな考えがうかんできて、マミちゃんはぽろぽろと大つぶのなみだをこぼしてしまいました。
「あらあらあら。泣かないで、マミさん。マミさんが泣くと、わたくしまで悲しくなってしまいますわ」
 そう言いながら、本当に悲しそうな顔で、エリカちゃんはマミちゃんの前にひざをつきました。
「わたくし、このことを、だれにもいうつもりなんてありませんわ。だから、安心なさって」
「ホ……ホント?」
「ええ、本当ですわ」
 マミちゃんを安心させるように、エリカちゃんはにっこりと笑いかけました。
「ですから……」
「え?」
「ですから、ほんの少しだけ、わたくしのわがままを、聞いてほしいんですの」
 メガネのおくで、エリカちゃんの黒いひとみが、あやしくぬれて光っていました。



 その週の、土曜日の昼下がり……。
 エリカちゃんのへやの、おおきなクッションの上で、リュウくんは、うつぶせのじょうたいで、ぼんやりと目をさましました。
(アレ……? ボク、どうしちゃったんだろ……)
 頭がふわふわして、何だかすごくたよりない感じです。なぜか、おしりのあたりがすーすーします。
(あ……たしか、ボク、マミちゃんといっしょに、リリカちゃんの家におよばれして、それで……)
 すごく広いリリカちゃんおへやで、ジュースをのんだところまではおぼえているのですが、そこから先が、ぜんぜんきおくにないのです。
「……えっ!」
 ゆっくりとおきあがろうとして、リュウくんは思わず声をあげてしまいました。
 リュウくんは、ズボンもパンツもぬがされて、下半しんがむきだしにされていたのです。
「やっとお目ざめですのね♪」
 後から聞こえる、歌うような感じのエリカちゃんの声に、思わずリュウくんはふりかえりました。
 見ると、リュウくんとマミちゃんをむかえたときと同じ、ふわふわしたドレスみたいな服をきたエリカちゃんが、にこにことほほえんでいます。リュウくんは、わけがわからないまま、あわてておちんちんを両手でかくしました。
「リュウくん、ごめんなさいね。リュウくんのお飲み物に、ちょっと、おくすりを入れてしまいましたの」
 ぺろっ、とかわいく舌を出しながら、エリカちゃんが言います。でも、そんな言葉は、リュウくんの耳にはとどいていませんでした。
「マミちゃん……?」
 そこには、エリカちゃんにかくれるように、マミちゃんも立っていました。リュウくんは、そのマミちゃんから、しせんをはなすことができないでいます。
 マミちゃんは、ブラウスもスカートもぬいでいました。それどころか、下着もつけていません。
 そして、まっ赤になってうつむいてるマミちゃんのおまたのぶぶんには、とってもふしぎなものが生えていました。
「マミちゃん、それって……」
 それは、黒いゴムか何かでできていて、おちんちんの形をしていました。それが、マミちゃんのおまたのところに、かわのベルトでこていされているのです。むろん、リュウくんは“ディルドゥー”とか“はりがた”なんて言葉は知りません。
 マミちゃんは、大好きなリュウくんにそんなかっこうを見られて、はずかしそうにくちびるをかんでいます。
「じつはね、わたくし、マミさんにごそうだんをうけましたの」
「?」
「マミさんはね、いちど、リュウくんとあべこべになさりたかったんですって♪」
 そんなことを言いながら、エリカちゃんが、くるりと体を動かして、マミちゃんの後ろに回りこみます。
「あ、あべこべって……?」
 いちどにいろいろなことがおこったせいで、頭の中をまっ白にしながら、リュウくんがききます。
「ですから、マミさんは、これで、リュウくんのことをせめてみたかったそうですの」
 うそよっ! とさけびたくなるのを、マミちゃんは、ぐっとこらえてます。あのビデオを持っているエリカちゃんには、逆らうことができません。
「これは、はんたいがわが、マミさんの中に収まっておりますの。ですから、これをリュウくんのおしりに入れて、うごかすと……」
 言いながら、エリカちゃんは、マミちゃんの人工おちんちんに手をのばし、くいくいと動かしました。
「ンうぅッ!」
 ぴくん、とマミちゃんは体をふるわせました。
「リュウくんもマミさんも、とても感じますの……」
「お、おしりに、入れるの……?」
 ききながら、リュウくんはおもわず、きゅっとおしりの穴をしめてしまいました。
「心配なさらなくても、だいじょうぶですわ。とってもきもちいいんですのよ♪」
「でも……エリカちゃんがいると……」
「マミさんは、おひとりだとこわいんですって。……そうですわよね?」
 マミちゃんは、うなずくことしかできません。
 にこにこと笑いながら、エリカちゃんはマミちゃんの耳にくちびるをよせました。
「さあ、マミさん、リュウくんにおねだりして……」
 マミちゃんは、なみだをいっぱいにためた目で、エリカちゃんの方にふりむきました。エリカちゃんは、マミちゃんの泣きそうになった顔を、うっとりとながめています。
「リュ、リュウくん……」
 マミちゃんは、くちびるをふるわせながら、小さな声で、言いました。
「リュウくん……マミの……お、おちんちん……なめて……」
 それだけ言うと、マミちゃんは、両手で顔をおおってしまいました。
 リュウくんは、まだ頭がぼんやりしているのを感じながら、まほうにかかったみたいな顔で、はうようにしてマミちゃんに近付きました。
 死にそうなくらいにはずかしがってるマミちゃんが、なぜか、すごくかわいく思えます。
「んむ……」
 リュウくんは、女のコみたいなかわいい顔をちょっとかしげるようにして、ディルドゥーをぱくんとくわえました。
「んあッ!」
 マミちゃんが、悲鳴のような声をあげます。
 リュウくんは、困ったようにもごもごと口を動かしたあと、いつもマミちゃんがしてくれてるやり方を思い出したみたいに、ゆっくりと頭を前後させ始めました。
「あ、あ、あン、ん、んうぅ……」
 リュウくんが頭をピストンさせるたびに、マミちゃんのアソコの中で、ディルドゥーがびみょうに動きます。
 リュウくんは、むちゅうになって、マミちゃんの人工ペニスへのふぇらちおを続けました。とちゅうで、あごがつかれたので、いったん口の中から出して、こんどはアイスキャンディーをなめるみたいに、ぺろぺろとなめあげます。
 そんなようすを、エリカちゃんは、二人の横にしゃがんで、のぞきこむようにして見つめているのです。
「ふふっ……リュウくんのおしゃぶりしているお顔、まるで女のコみたいに、かわいいですわ……」
「そ、そんなコト……」
 リュウくんは、ちょっときずついて、目をそらしました。
「……こちらの方は、もういいみたいですわね」
 リュウくんのだえきでべっとりとぬれたディルドゥーをかくにんして、エリカちゃんは言いました。
「次は、リュウくんのおしりを、きちんとぬらしておかないといけませんわ」
「え……?」
「さ、リュウくん、よつんばいになられて」
 リュウくんが目を丸くするのにもかまわず、エリカちゃんは明るくそう言ってのけます。
 そして、ちょっとていこうするリュウくんを、むりやりよつんばいにさせようとします。
「マミさん、手伝ってくださいな」
「う、うん……」
 マミちゃんは、つらそうな顔をしながら、リュウくんのこしを両手でおさえました。いくら男のコでも、二人がかりでおさえられては、どうにもなりません。それに、大あばれして女のコに――とくにマミちゃんに手を上げるなんて、リュウくんには、けしてできないそうだんです。
「マ、マミちゃん……」
 リュウくんは、なんだかなさけない声をあげてしまいました。
「ゴメンね、リュウくん……いたくしないように、するから……」
 よつんばいになったリュウくんの後ろで、やっぱりマミちゃんもよつんばいになります。
 そして、マミちゃんは、ほんの少しだけためらったあと、リュウくんのおしりの穴に、ちゅっ、とキスをしました。
「んひゃっ!」
 リュウくんが、きみょうな悲鳴をあげます。
 かまわず、マミちゃんは舌をのばして、リュウくんのおしりのあなをなめまわしました。
 今まで感じたことのない、ぞくぞくするような感じが、リュウくんの背中をかけのぼります。
「あ……なんか……や、やだよ……こんなの……」
 リュウくんがそううったえても、マミちゃんはやめようとしません。それどころか、いっそうむちゅうになって、リュウくんのこうもんをせめまくります。
 おしりの穴全体を、ちゅーっとすいあげたり、穴のまわりに舌をはいまわらせたり、とがらせた舌を穴のおくの方につき入れたりするのです。
「あぁ……だ、だめ……だよ……ッ! あ、ああぁ、んんんんんんんッ!」
 マミちゃんは、ふしぎと、きたないとは思いませんでした。それどころか、リュウくんが感じた声をあげると、ざわざわとむねのおくの方が、熱くなるのです。
「リュウくん、大きくなってますわよ♪」
 リュウくんの背中をおさえていたエリカちゃんが、いたずらっぽい顔でそう言いました。
「え……っ?」
 エリカちゃんの言葉どおり、リュウくんのおちんちんは、まだ指一本ふれられていないのに、しっかりとぼっきしています。
「おしりをなめられて、感じてるんですのね……」
「……」
 リュウくんは、何も言うことができません。ただ、はァはァと息をつくばかりです。
「マミさん、そろそろよろしいですわ」
 エリカちゃんはそう言いながら、むなもとから小さなチューブを取り出しました。
「さいしょでもいたくないように、おくすりを使いましょうね」
「くすり……?」
 ようやくリュウくんのおしりから口をはなしたマミちゃんが、ひざ立ちのしせいで、ふしぎそうにききます。
「ええ。わたくしも、お父さまに、おしりをあいしていただくときは、これを使うんですのよ♪」
 とんでもないことを平気な顔でいいながら、エリカちゃんは、細くきれいな指先に、チューブの中身をひねり出しました。見た目は、まるでとうめいなジェルみたいな感じです。
「ちょっと熱くなりますけど、がまんなさってね……」
 そんなことを言いながら、エリカちゃんは、リュウくんのアヌスに、そのおくすりをぬりこみました。
「すぐに、きいてきますわ♪」
「え……あ、あああっ」
 リュウくんは、思わず声をもらしてしまいました。
「あ、あつい……なんだか、あついよぉ……」
「それに、おしりのあなが、むずむずするでしょう?」
 くすくすと笑いながら、エリカちゃんは、ディルドゥーにもそのジェルをぬりたくります。
「さ、マミさん、リュウくんを、おかしてさしあげて」
「で、でも……」
 マミちゃんは、声をふるわせました。
「い、いいよ、マミちゃん……」
 と、何だかぼおっとした声で、リュウくんが、マミちゃんに言いました。
「マミちゃんがしたいんだったら……ボク、マミちゃんのすることだったら、いたくてもガマンできるから……」
 ちがうの、と言いかけて、マミちゃんはがくぜんとしました。
 マミちゃんの心の中に、リュウくんをこのままおかしてしまいたいという気持ちが、まちがいなくあったからです。
 マミちゃんは、じぶんでも気づかないうちに、のろのろとひざで進んで、リュウくんのおしりに、ディルドゥーの先っぽをおしつけていました。
「リュウ、くん……」
 そっとさわると、リュウくんの小さなおしりは、羊さんみたいにぷるぷるとふるえていました。
「リュウくん、かわいい……」
 そんなことを言いながら、マミちゃんは、ぐいっ、とこしをつきだしました。
「ンあああああああァーっ!」
 リュウくんが、高い、女のコみたいな声をあげます。
 たっぷりとお口でマッサージしたためか、おくすりのせいか、シリコンせいの、びみょうなかたさのディルドゥーは、あっけなくリュウくんのおしりの中に収まってしまいました。
 マミちゃんは、なれないこしつきで、ぎくしゃくとこしを動かしました。
「ん、んあッ! あぐ! んくッ!」
 そのたびに、リュウくんが短い悲鳴のような声をあげます。
「キツい? いたいの?」
「ううん。だ、だいじょぶ……それに、なんだか……」
 心配そうなマミちゃんに答えるリュウくんのひょうじょうまで、なんだか、男の人におかされてる女のコみたいになってきました。
 目もとがぽぉーっとそまって、黒いひとみが、うるうるとうるんでいるのです。そして、さくら色のくちびるは半びらきになって、白い歯をのぞかせています。
 そんな顔を見てると、マミちゃんも、こしを動かすのをやめることができません。
「ア……なんだか……だんだん……」
 リュウくんが、切なげにまゆをよせます。
「きもちいい……マミちゃん、ヘンだよぉ……ボク、おしり、きもちイイよ……」
「あたしも、あたしもッ……」
 ようやく、リズミカルにこしをふるようにしながら、マミちゃんもかい感をうったえました。
 ディルドゥーのはんたいがわをくわえこんだマミちゃんのアソコは、すきまから、えっちなしるをとろとろとこぼしています。
「ああ……リュウくん、わたくしにも……」
 言いながら、エリカちゃんはリュウくんの前に正座で座りこみ、そのふりふりのスカートをじぶんでめくりあげました。
 エリカちゃんは、スカートの下に、何も身につけてません。むきだしのアソコには、ほんの少しだけ、せん細な黒い毛がはえてます。
 二人のえっちをみてコーフンしていたのでしょう。エリカちゃんのスリットは、もうぐっしょりとぬれていました。
「リュウくん……」
 はしたなくこしをつき出すエリカちゃんのそこに、リュウくんは花にさそわれるチョウチョみたいに、顔をよせていきます。
「はあぁ……っ」
 リュウくんの舌がアソコをなめあげると、エリカちゃんは、その白くて細い首をのけぞらせて、うっとりと声をあげました。
「ああ、すてき……すてきですわ……」
 そう言いながら、顔をもどして、むちゅうでこしを使ってるマミちゃんに、その顔をよせていきます。
「マミさん……」
 エリカちゃんとマミちゃんのくちびるが、とてもしぜんな感じでかさなりました。
「ン……んんん……んふン……」
 鼻をならして、舌をからませあう女のコにはさまれて、リュウくんはおしりと口をおかされ続けています。
「んぐっ!」
 と、リュウくんは、エリカちゃんのおまたのところで、くぐもった声をあげました。
「しゃせい、しそうですのね」
 メガネのおくの目をあやしくきらめかせながら、エリカちゃんは言いました。
「ぜんりつせんをシゲキされて、もう、がまんできなくなってるんですわ……♪」
 そう言いながら、エリカちゃんは、リュウくんの頭をふとももでぎゅっとはさみました。
「んんんーッ!」
 苦しくなって、リュウくんが身をよじります。
 でも、その動きは、マミちゃんとエリカちゃんを、ますます気持ちよくさせるだけでした。
「あ、ああああああアっ、んんん……んくゥ……んああああああああ……」
 二人の声を聞きながら、リュウくんは、気持ちいいのと苦しいのがごちゃごちゃになって、何が何だかわからなくなってきました。
 そのどろどろが、おちんちんの根もとのぶぶんに、いたいくらいにたまっていきます。
「あ、あ、あ、ああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアァ〜ッ!!」
 びくン! と三人のうちだれかが、さいしょにぜっちょうを迎えました。
 そのふるえがうつったみたいに、ほかの二人も、びくびくと体をふるわせはじめます。
 三人は、おたがいにからみあったまま、一つのいきものみたいになって、びくん、びくん、とけいれんを続けました。
 そして、三人とも、体をぐったりさせて、まるで眠ってる仔ネコたちみたいに、床におり重なってしまいます。
 リュウくんは、エリカちゃんのへやのカーペットの上に、たっぷりとしゃせいしていました。
 
あとがき

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