終章
ご主人様のもとで日々を過ごしているうちに、私は、ご主人様の期待どおり――もちろん私自身も期待していましたが――妊娠、しました。
「皆様、本日は、お集まりいただき、ありがとうございます……。んく、ご主人様の部族に伝わる、元気な赤ちゃんのおまじないに、ぜ、ぜひとも……ふぅ、ふぅ、ご協力、お願い、します……んあ、あはぁん……」
官能的なアロマが漂う、照明の抑えられた、寝室――そこにお集まりになったご主人様のご親族やご友人の皆さんに、私は、そう告げました。
今、ご主人様は、床に敷かれたマットの上に仰向けになり――そして、私は、そんなご主人様の上に重なって仰向けになっています。そして、私の剥き出しのアヌスは、ご主人様の雄々しいペニスに背後から貫いていただいているのです。
私が身につけているのは、前が大きく開いている上に、おっぱいが露出しているという、扇情的なデザインの、レース地のベビードールのみです。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……ああん、すごい……み、皆さん、百合香の恥ずかしい姿をご覧になってるぅ……んふ、んふぅ……」
大きなお腹を抱えながら、アナルセックスの快楽に喘いでいる私を、お客様方が、皆、ペニスを勃起させて見下ろしています。
お客様方は全て男性で、ほとんどが黒人の方です。その皆さんが、一様にご立派なペニスをいきり立たせている光景は、壮観と言ってもいいほどです。
しかも、お客様のうちの半数ほどは、私の体を見つめながら、シコシコと自らのペニスをしごいているのです。
「はぁ、はぁ、はぁ、あっ、んふぅ……す、すごい……んく、興奮しちゃいます……あああぁぁ……」
ゆるゆると優しく腰を使うご主人様の上で、私は、身重の体をはしたなくくねらせてしまいます。
その時、一人の方が、すぐそばにしゃがみこみ、私の口元にペニスを差し出しました。
「んはっ、スンスン……はふぅ、すごい匂いぃ……スンスンスン……うぶっ、んはっ、はっ、はっ、あふっ、はへぇ……」
「オウ、ユリカ、コックノ匂イニ欲情シテマスネ」
ご主人様が、前よりも大きくなった私のおっぱいや、もはやはちきれそうになっているお腹を撫でながら、からかうように言います。
「あふぅン、し、してます……欲情してますぅ……ふぅふぅ、クンクンクン……んあ、はぶっ、うぶぶ……あぁ〜ん、臭い、臭いぃ……はっ、はうっ、へはぁ……ハァ、ハァ、ハァ……」
鼻の頭に亀頭を擦り付けられ、お汁を塗り付けられながら、私は、舌を伸ばして目の前のペニスをおしゃぶりしようとしました。
そんな私の口に、いつの間にか反対側にしゃがみこんでいた別のお客様が、ペニスをねじ込みます。
「はぷぷっ、んぶ、んぷぅ……ちゅぶ、ちゅぶっ、ちゅぱ……はっ、はっ、はふ……あむむっ、んはぁ、オチンポ美味しいれすぅ……あむむむっ、ちゅぶぶっ、んはぁ、こっちも美味しいぃ……ちゅぶぶぶっ……!」
私は、口元に突き付けられた二本のペニスに、交互にご奉仕しました。
片方のペニスをおしゃぶりしている間は、もう片方のペニスが、私の顔に、先走りのお汁と私自身の唾液をなすり付けます。
「んふ、んふぅ、ふンふン……ちゅぶぶぶぶっ、じゅぷぷ、じゅぷっ、じゅぱっ……はふ、はふぅ……じゅるるるる……!」
濃厚な性の匂いにますます興奮し、私は、ますます激しくお口による奉仕を続けました。
「フゥ、フゥ、フェラチオシテイルユリカノ顔、トテモ可愛イデス……素晴ラシイヨ……!」
ご主人様が、そう言って、私のおっぱいを両手で搾り上げます。
「ふぐっ、んむむむむむむっ! んふ、んふ、んふ、んふぅうううううううううううう!」
ペニスをほお張ったままの口で声を上げながら、私は胸への刺激だけで絶頂に達し――まるで射精するように、母乳を勢いよく迸らせました。
「オウ、ミルキィスメル……! フゥフゥ、甘クテイイ匂イデス……タマラナイヨ……!」
そう言って、ご主人様が、私のおっぱいを揉みしだき、乳首を捻り上げて、さらにミルクを搾り出します。
「んふー! んふー! んはぁ! は、はひ、あひぃン! は、はへ、はへぇ! おっぱい、おっぱい気持ちイイぃ〜!」
声を上げる私の、母乳まみれになった左右のおっぱいに、それぞれ、別のお客様が、ペニスを擦り付けます。
さらには、大きく膨らんだお腹にも、別のお客様が、亀頭を押し付け始めました。
「はうっ、は、はああぁン! あひ、あひ、いっぱい、オチンポいっぱいぃ……! あン、あン、あン! す、すごすぎるぅ……! はむむっ、ちゅぶ、じゅるるるるるっ……ぢゅぞぞぞぞぞぞ!」
私は、ますます強くなる男の人の匂いに夢中になりながら、ペニスを強く吸い上げました。
そんな私の左右の手に、それぞれ別のお客様が、自らのペニスを握らせ――私は、もちろん、それをシコシコと扱きました。
中には、私の太腿や足の裏にペニスを擦り付けているお客様もいます。
「ふむむっ、んむ、んちゅっ、ちゅぶぶ……! ふー、ふー、ふー、じゅじゅじゅじゅじゅじゅじゅッ! んちゅっ、ちゅっ、ちゅばっ、ちゅぶぶぶぶぶ!」
「シーッ、シーッ、シーッ! オウ、ファッキン……! オオオオオオオッ……! オッ、オッ、オッ!」
私が口によるご奉仕を差し上げているお客様の片方が、声を上げながら、ペニスを激しくひくつかせます。
「んぶっ、ぷはあっ! どうぞ、どうぞ、出してください……! ちゅぶ、ちゅぶっ、ちゅぶぶぶぶ! 百合香にザーメン恵んでください! んちゅ、んちゅっ、ちゅじゅじゅじゅじゅじゅぅ〜ッ!」
私は、竿の部分を唇で扱き、裏筋を舐めしゃぶり、亀頭を吸い立てて、射精をおねだりしました。
「オウ、シット! ウウウ、シューッ! シューッ! オオオオオオウ!」
どぴゅっ! と迸る精液を、私は、いったん口の中に受け止め、味わいながら飲み干していきました。
「んく、んく、んく、んく……はふぅ……ああン、こ、こっちのオチンポもぉ……ちゅばっ、ちゅぶ、ちゅぶぶぶぶ! じゅるるる、ぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅッ!」
「ウッ、シッ……! オッ、オッ、オッ、オーッ!」
ぶぴゅっ! ぶぴゅっ! ともう片方のペニスが放った新たな精液が、お口の中に溢れます。
舌に絡み付く生臭いそれを味わっていると、私の体にペニスを擦り付けていたお客様が、次々と射精を始めました。
「あうっ、きゃううっ! あっ、あっ、熱いぃ……! 皆さんのザーメン熱いです……! うぶっ、んぷうっ! はぶぶぶっ! うぷうっ!」
脚に、お腹に、おっぱいに、腋の下に、顔に……体中に精液を浴びながら、私は、そのたびにたまらない快感を味わいました。
「ふぅ、ふぅ、ふぅ、あぁ〜ン、ヌルヌルぅ……み、皆さん、スペルマかけてくださって、ありがとうございますぅ……はふ、はふぅ……」
私は、お礼を言いながら、プルプルと震える濃厚な精液を、肌に――特に膨らんだお腹に塗り伸ばしました。
こうすることで、男性の強いエネルギーが、私とお腹の中の赤ちゃんに宿り、安産になる――というのが、ご主人様の部族に伝わる言い伝えなのだそうです。
ですが、私は、繰り返し浴びせられる精液にはしたなく酔いしれ、おまじないの本来の目的を忘れかけてしまいました。
「んあっ、あっ、あふぅン! あっ、あっ、あぁン! オ、オマンコに、ザーメンかかっちゃってるぅ! あううっ、ハァ、ハァ、そんなとこにかけられたら、私、私ぃ……あうっ、んっ、ダメ、ダメですぅ……んふ、んふぅ……ハァハァハァ……」
出産間近であるにもかかわらず、アソコに精液をかけられて、私は、下半身を疼かせてしまいました。
「ハァ、ハァ、ハァ……×××、××××……!」
見ると、Dさんが、精液まみれになった私のアソコを凝視しながら、その逞しいペニスを扱いてます。
「ハハハ、Dガ、ユリカト私ノベイビィニ直接ザーメンヲカケテ祝福シタイト言ッテルヨ」
「えっ……? あ、あのっ、でも、んく、アソコに入れるのは……んふぅ……」
その、あまりにも甘美な誘惑に、ねっとりとした愛液が溢れ、膣口がパクパクといやらしく開閉してしまいます。
でも……ご主人様に買っていただいて以来、ご主人様以外の男の人を、アソコに迎え入れたことはなかったのに……
「フフ、ユリカガ入レタイナラ、入レテイイデスヨ。ユリカ、プッシーデファックシタイデスカ?」
「ああぁん、ゆ、百合香に訊くなんて、ご主人様、い、意地悪ですうっ……んふ、んふぅ……はぁ、はぁ、はぁ、あああっ、オ、オチンポ……」
私は、Dさんのペニスを見つめながら、少しの間だけ、躊躇いました。
しかし――
「ああ……ごめんなさい、ご主人様……百合香、したいです……はぁはぁ、オ、オマンコで、んく、プッシーで、ファックしたいですっ……! はぁ、はぁ、あううっ、こらえ性のない百合香を許してください……!」
「イイヨ、イイヨ、ユリカ。デモ、赤チャン産ンダラ、プッシーハ私ダケノモノヨ」
「は、はい……百合香の子宮はご主人様のものです! 百合香、ご主人様の赤ちゃんしか産みません!」
「オーケー、ソレデイイデス、ユリカ」
満足げにそう言ってから、ご主人様が、Dさんに頷きかけました。
Dさんが、精液にぬめる私の腰に手をかけ――ズブリと、逞しいペニスを挿入します。
「あうううううン! あはっ、あは、あはぁン! んひぃいいいいい!」
快楽の声を上げる私のアソコにペニスを埋め、Dさんが、激しく腰を使います。
「あぐぐっ、んぐ、あふぅ! あっあっあっあっ! やあぁン! あふっ、あはぁン! はひぃ、はひぃ、はひぃ!」
Dさんのピストンに合わせるように、ご主人様が、アヌスに収まったペニスの動きを大きくします。
「はぐぐっ! んぐ、んうううっ! あっ、あっ、あっ、いっちゃう! いっちゃうっ! ひぃ、ひぃ、いくぅうううううう!」
私は、あっけなく絶頂に達し――そして、よほど興奮していたのか、Dさんも、そのまま射精しました。
「あっ、あっ、あっ、あーっ!」
びゅーっ! びゅーっ! ともうすぐ赤ちゃんが通る膣内に射精され、私は、ビクビクと全身を痙攣させてしまいます。
そして――Dさんに代わり、次のお客様が、私のアソコにペニスを挿入しました。
「ひぁあああああン! あうっ、うっ、うあああっ! あっ、あああああああっ! あああぁン! ダメ、ダメぇ! あああン! いっちゃう! またいっちゃうぅ! あううっ、くひぃいいいいいい!」
どびゅっ! どびゅっ! どびゅっ!
大量の精液を受け止め、溢れさせた膣口に、さらに次のお客様が挿入します。
「んひぃいいいいいいいいいいいいい!」
もちろん、その間も、ご主人様は、疲れを知らないペニスで、私のお尻の穴を貫き続けています。
「ああぁーッ! いぐっ、いぐううううっ! あううっ、うぐ、くひぃ! オマンコ、オマンコいぐうっ! ひぃひぃ、お尻の穴もいぎますう! ひあああああ! いぐっ! いぐっ! いぐっ! いっぐぅううううううううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅー!」
入れかわり立ちかわり、部屋にいらしたお客様のほとんどが、次々に、私の膣内に射精し――そのたびに、私は絶頂を極めてしまいました。
もちろん、私がセックスしている間も、それを見ながら手淫していた他のお客様が、私の体にザーメンを浴びせかけてくれます。
体の外側も内側もザーメンまみれになり、繰り返される絶頂に訳が分からなくなりかけたその時――私は、破水しました。
その時――あれだけたくさんのお客様に、祝福と励ましの精液を頂いておきながら――やはり、私は、初産ゆえの恐怖に捕らわれてしまいました。
「ヒッ、ヒッ、フー、ヒッ、ヒッ、フー、ひっ、ひっ、ひうううううっ……うぐっ、うああああああっ! あっ、あっ、あっ、あっ、あーっ!」
事前に習っていた呼吸法を忘れ、パニックに陥ってしまいます。
「あうううっ、うぐっ、んああああああああ! はひっ、はひっ、ひいいいいい! お、お母さん! お母さぁ〜んっ!」
「ユリカ、ユリカ、私ガツイテイルヨ。頑張ッテ! 頑張ッテクダサイ!」
ご主人様が、私を背中から抱き締め――腰をピストンさせて、お尻の穴を愛してくださいます。
「はうううううっ! んあっ、あっ、あううっ、あひぃいいいいン! あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ!」
力強いご主人様のペニスの動きが、快感と、そして勇気を、私に与えてくれます。
「あああああああ! ご主人様! ご主人様! ご主人様っ! ご主人様ぁーっ!」
けして届かない相手にではなく、すぐ傍にいてくださるご主人様に、私は、すがりつくような思いで呼びかけました。
「オウ、オウ、ユリカ、ユリカッ……!」
ドビューッ! とお尻の穴に熱い精液を注ぎ込まれた瞬間――苦痛が全て快楽に変わりました。
「ああああああああああああああああああああ! ああっ、あっ、あっ! う、嘘、嘘っ! いっちゃう! いっちゃううっ! あああああああ! い、い、い、いっぢゃううううううううううううううううううう!」
私は――信じられないことに、絶頂に達しながら――赤ちゃんを産みました。
これまでの調教やご主人様との生活の中でそこを拡張していただいたおかげか、それとも、おまじないが効いたのか――たぶん、両方だと思いますが――終わってみれば、誰もが驚くほどの安産でした。
「ハア、ハア、ハア、ハア、ハア、ハア……」
「ユリカ……アリガトウ……コレデ、ユリカハ、正真正銘、私ノ最高ノパートナーデス」
私の体を愛撫しながら言ってくださったご主人様の言葉に、胸が熱くなります。
その時、お客様の一人が、産湯を使った赤ちゃんを、私に抱かせてくれました。
ご主人様と同じ肌の色をした、可愛い男の子です。
腕の中の、その小さな赤ちゃんが、大きな声で元気に泣く声を――私は、アクメの余韻にうっとりと浸りながら、いつまでも聞き続けたのでした……。