性奴、香織。



第五章



 皆さん、精液便器女の香織です。また、私の恥知らずな告白を聞いていただけると嬉しいです。



 その日、壬生田様は、朝からいらっしゃいました。
「お早うございます、壬生田様。……今朝は、どうなされたんですか?」
 すでにメールで来訪の知らせを受けていた私は、きちんと身繕いをし、壬生田様お気に入りの黒のランジェリーと、ガーターストッキングだけという姿で、お出迎えをしました。
「今日は、ちょっと趣向を変えて、外で可愛がって上げようと思ってねぇ」
 壬生田様が、ブラの上から私の胸をまさぐりながら、そうおっしゃいました。
「あ、あぁン……お外で、ですか?」
「ああ。香織クンも、いろいろ変わったプレイで楽しみたいだろう?」
「あぁ……そ、それは……」
「ムヒヒ、隠しても分かるよ、香織クン。キミみたいなスケベな女は、絶えず新しい刺激を待っているんだ」
「ハァ、ハァ……そ、そんなことありませんわ……んふぅ……私は、壬生田様のコレさえあれば……」
 そう言いながら、私は、ズボンの上から、すでに堅くなっている壬生田様のペニスを撫でさすりました。
「いいや、そんなことはない。キミの淫乱さは、尽きることのない泉のようなものだ。体の方は、もっともっとと求めているんだよ」
 そう言って、壬生田様が、反論を封じるように、私の唇をキスで塞ぎます。
 私は、自らも唇を押し付け、壬生田様のキスに応えました。もとより、壬生田様の命令に逆らうつもりはありません。
「んっ、ちゅぶぶ、ちゅぱっ……ハァハァ、わ、分かりました……今日も、香織の破廉恥な体をいっぱい可愛がってください……」
「ようし。じゃあ、そのままコートだけ羽織りなさい。外で車を待たせているからね」
「はい……」
 私は、淫らな期待にどうしようもなく胸がときめいてしまうのを感じながら、壬生田様の言うとおりにしました。



 車は、駅前のロータリーで停まりました。
 通勤や通学に電車を利用する人達が、たくさん、駅を出入りしています。
「あの、もしかして……」
「ムフフ、そうだよ。まずは痴漢電車プレイだ」
「あぁ……」
 じゅん、と滲み出た愛液で、コートの下のショーツが濡れてしまいました。
「ここは、香織クンもよく使う駅だったよねぇ。ムフフッ、スリルがあっていいだろう?」
「あぁ、ハイ……だ、誰か知ってる人に見つかったらとおもうと……ア、アソコが、興奮してしまいます……」
「まったく、スケベな人妻だ」
 そう言って、壬生田様が先に降り、私の手を取って外に出してくださいました。
 場違いなほど豪華なリムジンに、すでに、駅の利用客の注目が集まっています。
 私は、羞恥にカッと顔が熱くなるのを感じながら、無意識にコートの裾を直しました。
 そんな私の肩を抱くようにして、壬生田様が駅舎へと向かって行きます。
 壬生田様が用意してくださった切符で改札を通り、ホームに出る間、私は、たくさんの視線を感じました。
 特に、ストッキングとハイヒールを履いた脚や、胸の谷間の覗く襟元に、視線が集まっています。
 コートの裾は、お尻全体がようやく隠れるほどでしかありません。もし、階段を昇っている時に下から覗き込まれたら、スカートを履いていないことがばれてしまうでしょう。
「はぁ……はぁ……」
 体が熱く火照り、自然と息が荒くなります。
 私は、自分が浅ましくも興奮してしまっていることを、自覚しないわけにはいきませんでした。
「香織クンがあんまり色気ムンムンだから、みんな注目してるぞ」
「あぁ……お、おっしゃらないでください……恥ずかしい……」
 壬生田様に連れられてホームの先まで歩きながら、私は、恥ずかしさに足を震わせてしまいました。
 目当ての電車があるのか、壬生田様が、腕時計を確かめてから、列に並びます。
 やがて、アナウンスが響き、ホームに快速列車が滑り込んできました。
「さあ、こいつに乗るんだ。なるべくこっち側のドアの近くにな」
「はい……」
 私と壬生田様は、先頭車両の一番前の部分に乗りました。
 車内は、身動きできないほどではありませんが、完全に満員です。
 扉が閉まり、電車が動き出しました。
「ムフフ……こっちのドアは、終点まで開かないんだ。さぁて、たっぷり可愛がってやるぞ」
 そう言って、壬生田様は、扉に向かって立つ私の背中に、その大きな体をぴったりと押し付けました。
 ズボンの中で堅く勃起したペニスが、私のお尻の割れ目に当たります。
 壬生田様が、私のお尻に手を重ね、さわさわと動かしました。
「んっ、んっ……ん……んっ……ん……んんっ……」
 快感にまで至らない、もどかしい感触が、布越しに私のお尻を刺激します。
 私は、周囲の視線を気にしながらも、いつしかクネクネとお尻を動かし始めてしまいました。
「ん、どうした? これじゃ足りないか?」
「あの……は、はい……壬生田様のおっしゃるとおりです……」
「そうか。じゃあ、自分でコートを捲り上げるんだ」
「そ、そんな……」
 壬生田様の命令に、ゾクゾクと背中がおののきます。
「どうした、いやなのか?」
「い、いえ……はぁ、はぁ……おっしゃるとおりにいたします……」
 私は、コートの布地をギュッと掴み、そろそろとたくしあげました。
 ショーツを履いただけのお尻が、剥き出しになります。
 壬生田様は、そこに手を押し当て、ムニムニと揉み始めました。
「あっ……あ、ああぁ……んく……んふ、んふぅ……んんっ……」
 じわーっと快感が腰全体に広がり、子宮を痺れさせます。
 壬生田様の手が、私のお尻をひとしきり弄んでから、脚と脚の間に後ろから侵入してきました。
「んっ……!」
 ショーツのクロッチの部分を強く指先で押され、私は、思わず息を飲んでしまいました。
「湿ってるぞ……スケベな汁でもうムレムレだ……」
 壬生田様が、後ろから、私の耳たぶに息を吹きかけるようにして言いました。
「ああ……だって……」
「ムフフ、分かってる分かってる。もう欲情してしまってるんだねぇ?」
 そう言いながら、壬生田様は、ショーツと秘苑の間に指を差し込み、ラビアに嵌まったピアスを探りました。
「んくっ……!」
 ピアスを指で引っ張られ、私は、ビクンと体を震わせてしまいました。
「あっ、あうっ、ああ……はあぁン……」
 私の口から、熱い吐息が漏れます。
 声は、ある程度なら電車の音が掻き消してくれると思いますが、顔はどうにもなりません。
 私は、必死に表情を殺そうとしながら、窓から外を眺めました。
 潤んだ視界の中で、風景が溶け崩れ、後方へと流れていきます。
 まるで夢の中にいるような非現実感の中、私は、壬生田様の太い指の動きを、濡れた粘液に感じ続けました。
「はふ……うっ、ううっ……ん、んん……あ、あぅ……んく……んんんっ……んくぅン……」
 私は、口から溢れそうになる甘い喘ぎを、必死に唇を噛んで堪えました。
 熱い蜜が秘唇から溢れ、脚の付け根の内側を伝って、ストッキングに染み込みます。
「ムフフ……こりゃあ大洪水だ。マンコがグチョグチョだぞ」
「あううっ……恥ずかしい……恥ずかしすぎます……うううっ……んひぃ……」
 たくさんの人がひしめく電車の中で股間を濡らしながら、私は、甘たるい惨めさに酔いしれました。
「さて、次はこっちだ」
 壬生田様が、大胆にも、私の体を抱き締めるようにして腕を回し、コートのボタンに手をかけます。
 そして、私の愛液にヌメる指で、一つ一つ、ボタンを外していくのです。
「あ、ああぁ……そんな……あふぅ……」
 刺青の施された肌と、黒いブラに包まれた乳房を露わにされながら、私は、成す術もなく立ち尽くしていました。
 ちょうど、コートのボタンを全て外された時、電車が停まりました。
「ああっ……!」
 反射的に胸を隠そうとした私の腕を押さえ、壬生田様が、私の胸からブラジャーをむしり取りました。
「あ、あっ、許して……許してください……み、見られてしまいます……」
 人が入れ替わる車内で、私は、ブラをポケットに入れる壬生田様に必死に訴えました。
 実際、電車の停まった向かいのホームには、何人ものお客さんがおり、こちらを見て目を丸くしています。
「ムヒヒ、ほれ、もっと見せつけてやるんだ」
 壬生田様が、私の体をドアに押し付けました。
「ああぁっ……い、いやぁ……!」
 乳房が、ガラス窓に押し付けられ、ぐにゃりと歪みます。
「あ、あああ、あっ……許して……許してぇ……」
 私は、せめて顔だけは見られるまいと、下を向きました。
 無限にも思われる時間が過ぎ、ようやく、電車が動き出します。
 私は、がっくりとうなだれたまま、大きく息をつきました。
「はあぁっ……ひどい……ひどすぎます……ハァハァ……」
「何を言っている。香織クンも興奮しただろう?」
 そう言いながら、壬生田様が、私の左右の乳首を指で同時に摘まみました。
「あンっ!」
「ホレ、もうカチカチじゃないか。なんてスケベなオッパイだ」
 壬生田様が、クイッ、クイッ、とピアスを引っ張り、私の乳房を変形させて弄びます。
「はくっ、うっ、ううぅっ……あっ、あうぅ〜っ」
「正直に言え。他人に体を見られてどんな気持ちだ?」
「あ、ああっ……恥ずかしいです……フゥフゥ……恥ずかしくて死にそうですぅ……」
「ムフフ……その恥ずかしいのがいいんだろう?」
 壬生田様が、左手で胸を愛撫しながら、右手をショーツに差し込み、クリトリスのピアスを引っ張りました。
「くひいっ……あ、ああっ、そ、そうですぅ……ハァハァ……香織は……香織は、このいやらしいカラダを見られて……ああぁン、と、とっても感じてしまいました……あひぃ……」
 電気のような快感を全身に流され、私は、そう告白してしまいました。
 股間が、まるでお漏らしでもしたみたいな状態になっているのが、分かります。
 壬生田様は、愛液にぐしょ濡れになったショーツをずり降ろし、秘唇に指を食い込ませました。
「はぁ、はぁ、はぁ……ああぁ……ダ、ダメです……んふぅ……そんなにされたら、声が……あっ、ああっ……!」
 私の懇願に構う事なく、壬生田様が、三つのピアスに飾られた私の秘部を嬲り続けます。
「あ、あううっ、うく……あん、あん……あふぅ……う、ううっ、あく……あはぁっ……あっ、あぁん、あふぅん……」
 とうとう、口から、あからさまな喘ぎが漏れ始めます。
 その時――壬生田様のものとは違う手が、私のお尻に触れました。
「ヒッ……!」
「はぁ、はぁ……み、見せつけてくれますねぇ……」
 そう言いながら、私のお尻をまさぐるのは、サラリーマン風の中年男性でした。
「書き込みを見た時から半信半疑でしたが……しかし、いいんですか?」
「ムフフフフ……どうぞどうぞ。楽しんでください」
 壬生田様が、卑屈な笑みを浮かべる中年男性に、鷹揚に肯きます。
「あ、ああっ……壬生田様、これは……」
「インターネットで、痴漢愛好家の掲示板を見つけてねぇ、キミの写真を貼り付けてお誘いをかけたんだよ」
「そ、そんな……!」
「あれ、いいんですか? ずいぶん驚いてますけど」
 中年男性が、私の反応に訝しげな顔をします。
「いいんですよ。触ってるうちに気分を出しますから」
「そ、そうですか……ううっ、し、しかし、素晴らしくエロい体ですねぇ……」
 褒め言葉のつもりか、そんなことを言いながら、中年男性が私のお尻を執拗にまさぐります。
「あっ、ああっ、や、やめて、やめてぇ……ううっ、許して……」
 見ず知らずの方に肌に触られるおぞましさに、私は、身をよじって逃れようとしました。
「こらっ、香織クン、ワタシに恥をかかせるつもりか?」
「あああ……でも、でも……こ、こんなのあんまりです……」
「フン、股をこんなに濡らして何を言うんだ。乳首もビンビンなままじゃないか」
 壬生田様が、そう言いながら、私の秘唇と乳首を残酷にまさぐります。
「あ、あううっ、うく……あっ、ああっ、あひぃ〜」
 驚愕によって静まりかけていた性感を再び煽り立てられ、私は、啜り泣きのようなヨガリ声を上げてしまいました。
「おおっ、た、確かに喜んでますな……これは、本物の淫乱だ……!」
 中年男性が、興奮に鼻孔を広げながら、お尻の割れ目に指を差し入れます。
「あっ、あぁ〜ん、ダメ、ダメ、そこは……お尻はダメぇ〜」
 そのままアナルを指で刺激され、私は、とろけるように甘い声を上げてしまいました。
「これは、ぜんぜん説得力がないなぁ〜。ヒヒヒ、アヌスも開発済みとは、本当だったんですねぇ」
 中年男性が、声を上ずらせながら、執拗にアナルを責めてきます。
「あ、あぁっ、あひ、あひぃ……い、いや……いやぁン……ハァハァ……あっ、あくぅ……そ、そんな奥まで……くひぃ……」
 ズブズブと指を直腸に挿入され、私は、喉を反らして天井を仰ぎました。
 この間も、壬生田様は、私の乳房や股間を愛撫し続けています。
「あ、あの、これは、ボク、ボクも混ざれるんですか?」
 その時、意を決したように、別の男が壬生田様に尋ねました。壬生田様よりもさらに太った体をした、目付きの怪しいオタクっぽい学生さんです。
「お、いいよいいよ。キミもこの女で楽しんでくれたまえ」
「う、うはぁ……夢みたいだ……ハァハァ、す、すごい〜」
 学生さんが、体をかがめ、私の左の乳房にむしゃぶりつきました。
 そして、ジュバジュバと音をたててピアスごと乳首を吸いながら、反対側の乳房を思いやりのない手つきで揉みしだきます。
 そんな乱暴な刺激にも、私の体は浅ましく快楽の反応を示してしまいました。
「お、俺も参加させてもらうぜ……!」
「私もだ……!」
 痴漢の人達は、一人、また一人と増え、いつしか私は十人近くの方の手によって体中を揉みくちゃにされていました。
 コートやショーツを脱がされ、ガーターとハイヒールだけといった姿になった私の、ありとあらゆる性感帯を、何本もの手が一斉に刺激するのです。
 その上、誰のものとも知れない唇が、乳首や耳たぶ、はてはクリトリスまでも、激しく吸いたてるのです。
 私は、何も分からない状態で、ただひたすら体を悶えさせながら、喘ぎ声を上げ続けました。
「ひうっ、ひああああっ……あぁ、ああぁ……ダ、ダメですっ……もう、もう、私っ……ああっ、イ、イキそうですっ……」
 かつて感じたことのないほどの興奮と快楽の中で、絶頂が間近に迫ります。
「あひ、あひぃっ……うああっ、ダメです、もうダメぇ……あ、あはああっ、あああっ、イ、イク、イクっ、イクうぅっ……!」
 歓喜の声が迸るのを堪えることができず、私は、両手で口を押さえながら、全身を痙攣させました。
 ぐったりと弛緩した私の体を、壬生田様が支えてくださいます。
「ムフフフフ……さあ、ちょっと場所を開けてくれないかな?」
 すでに周囲に“壁”を作るほどに増えた痴漢の人達に、壬生田様が言いました。
 皆さんが、壬生田様の言葉に従い、満員のはずの電車の中にスペースを作ります。
「さあ、香織クン、どうすればいいか分かってるね」
 壬生田様が、電車の床にどっかりとあぐらをかきながら、私に言いました。
「は……はい……」
 私は、いつも自分の家でしているように、壬生田様の前に座り、そのベルトに手を伸ばしました。
 皆さんが、目をギラギラさせながら、私に注目しています。
 ベルトを解き、ファスナーを下ろして、壬生田様の太いペニスを露わにすると、壬生田様が私の体を抱き寄せました。
「さあ、このまま抱っこしてハメハメしてやろう」
「はぁ、はぁ……あぁ……み、壬生田様ぁ……あぐぐぐっ……!」
 対面座位のかたちで秘唇を貫かれ、私は思わず仰け反ってしまいました。
「おお、いつも以上にキュウキュウ締まるぞ……この人達に見られて興奮してるな?」
「あ、ああぁっ……そ、それは……それはぁ……ああぁン」
 壬生田様が、私の本音を引き出そうとするように、グイグイと腰を動かして、膣奥をペニスで突き上げます。
「うっ、うああっ……そうですぅ……香織は、み、皆さんにセックスを見られて……ああっ、こ、こ、興奮してますっ……うぐぐっ……あふっ、あひいっ……」
 私は、そう言いながら、自ら腰を動かし、快楽を貪りました。
「くうう……す、すげえ……ホンモノの牝奴隷だ……」
「はぁ、はぁ……も、もうガマンできないィ……」
 皆さんが、私の痴態を見つめながら、ペニスを取り出し、シコシコと扱き始めます。
「んくっ……」
 自分の目線の高さで、勃起した肉棒がビクビク震えるのを見て、私は、思わず生唾を飲み込んでしまいました。
「ムフフ、どうやら香織クンは、ワタシのチンポ一本じゃあ足りないようだな」
「あっ……そ、そんな……そんなこと、ありません……」
「無理をすることはない。顔に書いてあるぞ……ほら、すぐそこのチンポを舐めてあげるんだ」
「あ、ああぁ……」
 目の前では、私に最初に触ってきた中年男性が、剥き出しにした肉棒を屹立させています。
「へへ、い、いいんですか?」
「もちろん……この女の口マンコは極上ですぞ」
 そう言いながら、壬生田様が、私を促すように、ペニスで膣奥を叩きます。
「あっ、あううっ……あぁ……ハァ、ハァ……ど、どうぞ、もっと近くに来て……香織の口マンコを使ってください……」
「おおっ、そ、それじゃ、遠慮なく……!」
 中年男性が、先汁に濡れたペニスを突き出しました。
「あっ……んあぁ……はぷっ、あむむ……」
 とうとう、私は、見ず知らずの男性のペニスを口に含んでしまいました。
 濃厚な性の匂いが、口腔から鼻に抜け、私の頭をクラクラさせます。
「んむっ、ちゅぶ、ちゅぶぶっ……レロレロレロ……じゅぶ、じゅぷぷ、んむぅ……ちゅぱ、ちゅぱっ」
 私は、さらに容積を増した中年男性の肉竿を唇で扱き、亀頭を舌先で転がすように舐めました。
「うっ、うほほっ、こ、これは……舌にピアスが……! う、うっ、こんな気持ちのいいフェラは初めてだ……!」
「ムフフ、なかなかでしょう? ですが、こんなもんじゃありませんぞ」
 壬生田様が、まるで、お気に入りの玩具を自慢する子供のようにはしゃいだ声を上げます。
 いえ、私は、壬生田様にとって、自慢の玩具そのものなのです。
「あむっ、ちゅぶぶっ、ちゅぷ……レロレロ……はぷぷ、んむっ……ちゅぶぶっ、ちゅぶぶっ、ちゅぶぶっ……!」
 私は、惨めさに体をおののかせながら、熱く脈打つシャフトに舌を絡め、ペニス全体を吸引しました。
「うっ、うはあっ、だ、駄目だっ、もう出るっ……!」
「ンうっ、うぐっ! うぶっ! おぶぶっ!」
 いきなり大量の精液を口内に発射され、私は、思わず驚きの声を上げてしまいました。
「うぶっ、んっ、んぐぐ……んく……こくっ、こくっ、こくっ……」
 まだまだ迸る生臭いザーメンを舌の裏で受け止め、むせないように、少しずつ飲み込みます。
「ふう、ふう、お言葉どおり、すごいフェラチオでした……」
 私の唇からヌルリとペニスを抜きながら、中年男性が言いました。
「くっ、つ、次は、俺、いいですか?」
「ああ、いいとも」
 壬生田様がそう返事をした瞬間、私の口内に、新たなペニスがねじ込まれました
「ふぐうううっ!」
 喉奥をペニスの先端で喉奥を突かれ、くぐもった悲鳴が口元から漏れます。
 ですが、その苦痛でさえ、私の倒錯した欲情を煽り立てるのです。
「んむっ、んふうっ、んむ、ちゅぶぶっ……うっ、うぅん……ちゅぶちゅぶちゅぶ……じゅぶぶぶぶぶっ」
 私は、甘えるような鼻声を漏らしながら、堅く勃起したペニスを舐めしゃぶりました。
「ムフフ……この角度から見る香織クンのフェラ顔は、また格別だな」
 壬生田様が、車内の床に仰向けになり、言います。
「おお、そうだ。そこのキミ、よかったらこの女のケツ穴を使ってやってくれないか?」
「ええっ、ボ、ボクですか?」
 壬生田様に指名されたのは、あの、オタクっぽい学生さんでした。
「ああ、そうだよ。こいつのケツ穴はバッチリ開発済みだから、すんなりチンポを飲み込むぞ」
 そう言いながら、壬生田様が、私のお尻を左右に割り、アヌスを剥き出しにします。
「ううっ、うぅ〜ん、んぶぶ……あ、あぁっ……そんなぁ……ここで、お尻まで犯されるなんてぇ……」
 私の口から漏れたその声は、自分でも戸惑うほどに、甘くとろけていました。
「ハァハァ……ボク、ボク、童貞なのにぃ……初体験がお尻だなんて……う、ううっ、コーフンするぅ……」
 学生さんが、自らの手でペニスの角度を調節しながら、私の後ろに回り込みます。
「うっ、ううっ、こ、ここかな……? これでいいのかな……?」
「ムフフ、香織クン、手伝ってあげるんだ」
「ちゅぶぶっ……あうう、わ、分かりました……ハァ、ハァ……こ、ここです……ここに、先っぽを当てて……んふうっ……」
 私は、先端で侵入場所を探っている学生さんのペニスに手を添え、自らのアヌスに導きました。
「う、うわぁ、ここ? ここだ、ここだっ!」
「そ、そうです……そこに、オチンチンを押し付けて……あ、あうっ、うぐぐ、んはああっ……!」
 ズブズブと、私の肛門に、学生さんのペニスが侵入してきます。
 前後の穴を同時に塞がれる感覚に、頭の中が、グズグズになりそうになりました。
「うわ、スゴイ、スゴイ……! ギューッって締め付けて……あああ、ボク、もう童貞じゃない! ヒヒヒ、ど、童貞卒業だッ!」
 学生さんが、目を血走らせながら、ガツガツと腰を使います。
「はうっ、うっ、うぐぐっ……うあっ、あああっ、こ、こすれるぅ……オチンチン、中でこすれてぇ……あひっ、あひいっ、ひいぃ……」
 薄皮一枚を隔てて二本のペニスがピストンし、私にたまらない快感をもたらします。
「へへっ、こりゃすげえ……はぁはぁ、ほら、口がお留守だぜ……!」
「あ、あううっ、申し訳……おぶぶっ!」
 謝ろうとする私の口に、再びペニスが突き入れられます。
「うぐっ、ふぐうっ、うん、うん……うぶぶっ、おぶぶぶぶ……んぶっ、んぶぶっ、うぐぅ……ちゅぶ、じゅぶぶぶっ、じゅずず……」
 三つの穴を同時に犯されながら、私は、必死に腰を振るい、頭を前後させて、三本のペニスにご奉仕しました。
「うおお、こ、こいつはすごすぎる……!」
「さあ、わ、私のチンポを握ってくれっ。ゴシゴシ扱くんだ」
「儂は、腋を使わせてもらうぞ……腋毛をチンポ汁でドロドロにしてやるっ」
 私は、右手にペニスを握らされ、左の腋の下にシャフトを挾まされました。
 頬や、左右の乳房にも、肉棒を押し付けられています。
 きついペニスの匂いが鼻孔を刺激し、私の牝の部分をさらに熱く火照らせます。
「うぐぐっ、ふっ、うふっ、うふぅ……んっ、ちゅぶぶっ……うむむむっ……! んふ、んふぅン……うン、うぅン、うううぅぅぅ……ン、ンぐぅ……ちゅぶっ、ちゅぶっ、じゅぶぶぶ……んんっ、んんん〜ッ!」
 体中をペニスで刺激され、肌を生臭い粘液でヌルヌルにされて、喉の奥から、自然と嬌声が込み上げてきます。
 もし、ペニスで口を塞がれていなければ、私は場所もはばからず甘い悲鳴を上げ続けていたでしょう。
「フゥフゥ……出る、出るう! お尻に出すよぉ……うっ、うううっ!」
 ブピュッ! ブピュッ! と激しい勢いで、学生さんが私の腸内に射精します。
「ふぐっ! ンううううううぅ〜ッ!」
 その瞬間、私は、アナルによって絶頂を極めました。
「おお、マンコがビクビク動いてるぞ……こいつはたまらんっ……!」
 壬生田様が、激しい勢いで、下から腰を動かしてくださいます。
「うむっ、うっ、うはああっ! あっ、あはぁっ! スゴイ、またイクっ! 今度はオマンコでいきすうっ! うっ、うああああっ! イク、イクぅーっ!」
 絶頂を極めた私の膣内に、ドピュッ! ドピュッ! と壬生田様の精液が迸ります。
 さらなる高みに達した私の顔に、ビチャビチャと精液が浴びせかけられました。
「あ、あうううっ……んはぁ、んはあぁぁ……す、すごいぃ……ザーメン……ザーメンいっぱいですぅ……あへええぇぇぇ……」
「ほら、香織クン、まだまだ休むのは早いぞ。次のチンポに奉仕するんだ」
 壬生田様が、萎えることを知らないペニスで私の子宮口をコツコツと小突きます。
「あああっ、も、申し訳ありません……はひ、はひ、つ、次のペニス、どうぞぉ……あむ、ちゅぶぶっ……」
 私は、精液でネトネトする口で、新たなペニスを咥えました。
 そんな私の肛門に、別の方のペニスが挿入されます。
「むぐっ! うぐ、んぐうぅぅぅぅ……!」
 私は、なおも高まる快楽に悶え、喘ぎながら、全身でペニスに奉仕しました。 
「お、おおっ……クソっ、もう出るっ!」
「お、俺も……うっ、うおっ、このデカいオッパイに出すぞっ……!」
 ビュッ、ビュッ、と精液があちこちで迸り、私の体を汚していきます。
「んぶっ、あうっ、んふうっ……はぶ、はぶぶっ、ちゅぶ……あぁ〜ん、ザーメンありがとうございますぅ……ちゅぶぶぶっ、じゅる、じゅるるっ……ゴク、ゴク、ゴク……ゴキュッ……」
 肌に熱いザーメンを感じ、口内に注がれたザーメンを喉を鳴らして飲みながら、私は、次々と突き出される新たな肉棒に順番に奉仕しました。
 そんな私の淫らな膣壷を、ご褒美とばかりに、壬生田様のペニスが犯し続けてくださいます。
「あうっ、あへ、あへぇ〜、じゅぼぼぼ……す、すごすぎますぅ……うああっ、オチンポいっぱいですごいひぃ〜ン、あっ、あうん、あふ……おかひくなるぅ……ザーメンでおかひくなっちゃうぅン、あっあっ、ま、またイク、イクぅ〜!」
 私は、白痴じみた声を上げながら、繰り返し絶頂を極めました。
 ビクビク、ビクビク、と断続的に体が痙攣し、貪欲なヴァギナとアヌスが肉棒を締め付け、体内に引き込もうとします。
 その時の私は、まさに、皆さんの排泄した精液を受け止めるための公衆肉便器でした。
「ムフ、ムフッ、思った通りだ……ザーメンまみれの香織クンは、本当に色っぽいよぉ」
 壬生田様が、私のお尻をグニグニと揉みながら、そう褒めてくださいます。
「あん、あぁ〜ん……あ、ありがとうございますぅ……ちゅぼ、ちゅぼぼっ……こ、これも、壬生田様の調教の賜物ですぅ……うあン、うあぁン、またイクぅ〜ん!」
「ムヒヒヒッ、ご褒美に、またザーメンを出してあげよう」
「ああぁ〜、う、嬉しい〜! どうか、どうか、このイキっぱなしの便器マンコにぃ、み、壬生田様の素敵なザーメン恵んでくださいぃ〜ン! あぁ〜、イク〜、イクぅ〜、イクうぅ〜!」
 射精への期待に痙攣する肉壷に、また、壬生田様が、ザーメンを注いでくださいます。
 もちろん、私は、その瞬間にひときわ大きな絶頂を迎えました。
 それでも、壬生田様のペニスは、私を犯すのをやめません。
「あぁ〜、あああぁ〜、おっ、おおっ、おかひくなるぅ〜! 香織、香織おかひくなっちゃいますぅ〜! ああっ、あああっ、イグ、イグ、イグぅ〜っ!」
 浅ましくアクメを貪り続ける私の口に、肛門に、肌に、髪に、次々と白濁液が浴びせられます。
 もう、さすがに、他の乗客も私の狂態に気付いているはずです。
 その中には、新たにこの乱行に飛び入りしてくださった方もたくさんいたでしょう。
 女性の客は、嫌悪と侮蔑――いえ、恐怖の目で私を見てから、別の車両に移っていったはずです。
 そんなことを意識しながら、私は、さらに絶頂を極め続けました。
「ひぐっ、ひぐううぅ〜! おぶ、ちゅぶぶぶっ……うはっ、うははっ、あああああ! うぐ、んぐぐっ、むぐう……ちゅぼぼぼ……オッ、オオッ、オッ、オォーッ!」
 もはや、私の口からは、獣じみた叫び声しか出てきません。
「ううっ、さ、さすがに限界だ……さあ、出すぞ、出すぞ、子宮で受け止めろっ!」
 壬生田様が、大きく腰を突き上げ、子宮口に亀頭を食い込ませながら、また射精してくださいました。
「オオオオオオオオオオオオォーッ!」
 私は、歓喜の絶叫を上げながら、子宮に注ぎ込まれる熱いザーメンの感触に、絶頂を極めました。
「あ、ああああぁぁ……あっ、あっ、あっ……あへえ、あへえぇ……ひああああ……あっ、あっ、あっ、あっ……」
 その後のことは、よく覚えていません。
 私は、官能に痺れた意識を甘く淫らな桃源郷にさまよわせながら、そのまま失神してしまったのです。



 気が付くと、私は、壬生田様の車に乗っていました。
 精液まみれの体が、高価なシートを汚しています。
 壬生田様は、向かいのシートに座り、ひどくご満悦な様子でした。
「おお、気が付いたね……ムフフフフ、素晴らしい狂いっぷりだったよぉ」
「あぁ……は……恥ずかしい……です……」
 ガビガビに乾いたザーメンに汚された体よりも、大勢の方の前で淫らな本性を晒してしまったことの恥ずかしさに、私は赤面してしまいました。
「あんなになっても、まだ恥じらいが残っているんだねぇ……そういうところがたまらないよ。ますます苛めたくなるねぇ」
「あ、あの……これからも、今日のようなことを……?」
「もちろんだよ。楽しみだろう?」
「そ……そんな……」
 私は、子宮が熱く疼くのを感じながらも、顔を背けました。
 全てお見通し、と言った表情で、壬生田様が私の顔を見つめています。
 キュン……と肉壷が収縮し、まだ体内に残っていた生温かい精液がドロリと大量に溢れて、車の床に滴りました。




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