ふたなりお嬢様とボク

後編



「アベル……アベル、起きなさいよ……」
「ふ……ふゎい……」
 リリンさんに言われて、ボクはようやく目を覚ましました。
 見ると、ベッドの上で、リリムさんが、気持ち良さそうな顔で、すやすや寝ています。
 リリンさんは、まだ裸のままで、リリムさんに膝枕をしてあげていました。
「ほら……リリムのヴァギナ、きれいにしてあげなさい」
「はい……」
 ボクは、言われるままに、もうぐったりなってるリリムさんのオチンチンと、まだちょっと赤いままのオマンコを、ぺちゃぺちゃと舐めてきれいにし始めました。
 三人分の精液が、すごい匂いです。
 オマンコは、二本もオチンチンが入ったのがウソみたいに、きゅっとすぼまってて、中からとろとろと精液が溢れ出てます。
「ちゅ、ちゅむむ、んじゅ、ちゅううっ……はふ……ぺろぺろぺろぺろ……」
「あうん……うん……んふうん……あふぅ……」
 リリムさんが、眠ったまま、甘い声を上げます。
「……そろそろいいわよ、アベル」
 そう言われて、ボクは、リリムさんのお股をきれいにするのをおしまいにしました。
 リリムさんは、くー、くー、と可愛らしい寝息を立てています。
「ようやくおとなしくなったわね」
「はい……でも、えっと……」
「やりすぎとか思ってるの?」
 リリンさんは、リリムさんの髪をすくように優しく撫でながら、言いました。
「大丈夫よ……。リリムは、学園で、上級生相手にもっとすごいことしてるんだから……」
「そ、そうなんですか……?」
 ボクは、さっきよりすごいことというのがどんなことか分からなくて、目を丸くしました。
「ええ……5人を一度に相手したり、アソコとお尻の両方に、いっぺんに手を入れられちゃったりしてるの。ホント、よくやるわ……」
「…………」
「そんなことより……ねえ……」
 リリンさんは、リリムさんの頭をそっと羽毛枕に移してから、ボクににじり寄って来ました。
「ようやく、二人きりよ……」
「は、はい……でも……」
 ボクは、口の中がからからになってました。
 なぜなら、ボクは、リリンさんに、“リリムを先に眠らせてから、相手をすること”と命令されていたのです。
 でも、リリンさんは――
「何よ? あたしの相手をするのがイヤなの?」
「そ、そんなことは……でも……ボクなんかでいいんですか……?」
「フン……勘違いしないで。いつまでもバージンのままなんて恥ずかしいから、仕方なくだもん」
 リリンさんは、怒ったような顔で言いました。
 そうなんです。リリンさんは、まだ女の子の方でセックスしたことがないのです。
 女の子は、初めての時は、すごく痛いんだそうです。
 なのに――
「ペットのあなただったら、イヤって言えばやめてくれるでしょ? 学園の子やリリムだったら、途中でイヤって言っても、無理やりにでもされちゃいそうだから……」
「…………」
「だ、だから、優しくしてよね。これ、命令よ」
「はい、もちろんです」
 ボクは、そう返事をしました。
 リリンさんは、なぜか、むー、とうなってから、ちゅ、といきなりキスしてきました。
「え、えと……リリンさん……?」
「これ、ご褒美よ。……ほら、こっち来て」
「ハイ……」
 ボクとリリンさんは、リリムさんが寝ているベッドの上から降りてソファーに並んで座りました。
「……ん、もう、あなたも脱いでよ。あたしだけハダカなんてイヤよ」
「ご、ごめんなさい」
 ボクは、慌てて立って、がびがびになってるメイド服を脱ぎました。
 リリンさんが、ボクの裸を、じーっと見てます。
「……いつ見ても不思議ね」
「な、何が、ですか?」
「だってあなた、貴族みたいな顔なのに、普通の男の子なんだもん」
 そんなこと言われても、ボクにしてみれば、貴族の女の人にオチンチンが付いてることの方が不思議です。
「まあ、いいわ……それより、早く……」
「はい……」
 ボクは、ソファーに横たわるリリンさんに、覆いかぶさるようにしました。
「あ、あの……キスしても、いいですか……?」
「えっ……? え、ええ、いいわよ……させてあげる……」
 お許しが出たので、ボクは、リリンさんの唇に、唇を重ねました。
 そして、柔らかな唇の間に舌を差し入れます。
「ん……」
 リリンさんの舌が、ボクの舌に触れます。
 ボクは、舌をくるくる回すようにして、リリンさんの舌先をくすぐりました。
「う、うぅん、ちゅむ、ちゅぶ、あふっ……。もう……いやらしいキスね……」
「ごめんなさい……」
「まあいいわ。ペットのすることだもんね……。ほら、次は、胸を気持ちよくして……」
「はい……」
 ボクは、リリンさんの大きなオッパイに両手を重ね、モミモミしました。
 ぷるんぷるんしたオッパイに、いやらしく指が食い込みます。
「あ、あふン……ああ、いいわよ……あん、あぁん……」
「はぁ、はぁ……リリンさん……先っぽ、舐めますね……」
「んんっ……う、うん……して……。きゃうっ……!」
 乳首を口に含むと、それだけで、リリンさんの体が、びくん、ってなりました。
 どうやら、リリンさんは、攻めるのには慣れてても、攻められるのには慣れてないみたいです。
「あン、あぁっ、あく、うううン……はぁ、はぁ……あんっ、あはぁっ……」
 ボクは、リリンさんの甘い喘ぎを聞きながら、左右の乳首を替わりばんこに舐め、ちゅぱちゅぱと軽く吸いました。
 リリンさんのピンク色の乳首が、ぴーん、とボッキしてます。
「あっ、あああン……すごい……アベルったら、さすがお母様のペットね……んくうン……」
「ちゅぷ、んちゅっ、ちゅぷぷ……あ、ありがとうございます……はむっ、ちゅむむっ……」
「んふうっ……はぁ、はぁ、はぁ……アベルったら、ペニスをこんなに固くして……はしたない……」
 そう言って、リリンさんが、きゅっ、とボクのオチンチンを握りました。
「あううン……!」
「あ……え、えと、痛かった……?」
「い、いえ……リリンさんの手、気持ちよくて……」
「な、なんだ……。だったら、ヘンな声上げないでよ。まぎらわしいわねっ!」
「あうっ……ごめんなさい……」
「まったくもう……」
 そう言いながら、リリンさんは、ボクのオチンチンをシコシコしごきました。
「あ、あああっ……す、すごいですぅ……」
 ボクは、カクカクと腰を動かしながら、リリンさんのオッパイにご奉仕を続けました。
「はああぁぁ……すごい……まだ固くなるわ……それに、熱い……」
 リリンさんが、ボクのオチンチンの先っぽを撫で撫でしながら言いました。
「女の子みたいな顔してるくせに、こんなに逞しいなんて……何かすごいわ……」
 リリンさんが言うとおり、ボクは、このお屋敷に来てから、オチンチンだけ、ぐんぐん成長したみたいです。
 やっぱり、いつもリリトさんのお相手をしてるからかなあ……。
「はぁ、はぁ、はぁ……もう、胸はいいわ……」
「は、はい……」
「次は、あたしの女の子のところを舐めるのよ」
「はい」
 ボクは、体を下にずらして、リリンさんの脚の間に顔を寄せました。
 ぎんぎんにボッキしたオチンチンの下で、縦筋一本だけのワレメが、とろとろと透明な液を溢れさせてます。
「し、失礼します……」
 ボクは、リリンさんのワレメを、両手の親指で、くぱあっ、と広げました。
 エッチなシロップに濡れたピンク色の花びらが、姿を現します。
 ボクは、そこに、心を込めて舌を這わせました。
「きゃうっ……! あ、ああン……な、なかなか上手ね……あ、あはぁン、あはああっ……!」
 くねっ、くねっ、とリリンさんのお尻が、可愛らしく動きます。
 ボクは、リリンさんがちょっとでも痛みを感じないよう注意しながら、ワレメをおしゃぶりしました。
「はぁっ、はっ、はふ、あ、あああンっ……ああ、いいっ……! も、もっとしてェ……ああン……!」
 リリンさんが、ボクの頭を、ぎゅーっとオマンコに押し付けました。
 ボクは、リリンさんの花びらをちゅぱちゅぱと音をたてて舐め、溢れ出るエッチな汁をちゅうちゅう吸いました。
 そして、舌をとがらせて、オマンコの入り口に差し入れました。
「あひいいいン……!」
 きゅううっ、とリリンさんの細い体が、弓なりに反りました。
 オッパイが、まるで特大のプリンみたいに、ぷるぷると震えます。
「はぁ、はぁ、はぁ……あああっ、あん、あひいいン……もっと……ねえっ、もっとっ……!」
 リリンさんに言われるまま、ボクは、舌をいっぱいに伸ばして、奥の方まで舐めました。
「あ……ダ、ダメ……あ、あくうううううううっ……!」
 びくんっ……! とリリンさんの体が、ひときわ大きく震えました。
 そして、ぴくぴくぴくっ、と震えてから、くたーっ、と力が抜けていきます。
「あ、あの……リリンさん……?」
 ボクは、ちょっと心配になって、リリンさんの顔を覗き込みました。
「あぁ……アベル……」
 ボクの方を向いたリリンさんの深紫色の目が、うるうる潤んでます。
 ぎゅむっ……!
 いきなり、リリンさんが下から抱き着いて来ました。
「リ、リリンさん?」
「もうっ……は、早く入れなさいよ……相変わらずグズねっ……!」
「は、はい……」
 ボクは、抱き締められた姿勢のまま、もぞもぞと腰を動かして、オチンチンの狙いを定めました。
 濡れて、わずかに開いているリリンさんのワレメと、ボクのオチンチンが、くちゅっ、とキスをします。
 ボクは、そのままゆっくりと腰を進ませました。
「あ、あぅ……ん……くうう……んんんんんんんんン……っ!」
 リリンさんのきちきちのオマンコに、ボクのオチンチンがずぶずぶ入っていきます。
 オチンチンの頭のところが入った時、先っぽが、柔らかい何かに当たりました。
「あ……えっと……」
「はぁ、はぁ、はぁ……どうしたの……? 早くしなさいよ……」
「ハイ……」
 ボクは、できるだけ優しく、オチンチンを進ませました。
「あ、あう……きつい……っ! あ、ああああああああっ……!」
 ずずずっ……!
 とうとう、オチンチンが、半分以上、リリンさんのオマンコの中に入っちゃいました。
 びっくりするくらい熱いオマンコの中の肉が、ボクのオチンチンを締め付けてきます。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……あく……うううっ……い、いたい……」
「リ、リリンさん、だいじょうぶですか……?」
「だ、だいじょぶじゃないっ……! むちゃくちゃ痛いよっ……! あ、あううっ、うぐ……あひいいい……」
 リリンさんの目尻に、涙が浮かんでいます。
 リリンさんが泣くのを見るなんて、初めてのことです。
「あ、あの……もう、やめますか?」
「バ、バカっ……! 今やめたら、しょうちしないんだから……!」
 そう言って、リリンさんが、ボクの背中に爪を立てました。
「いいから、続けて……ペニス、動かしなさいよ……。そうしないと……セックスしたことにならないでしょ……!」
「……分かりました」
 ボクは、ゆっくり、ゆっくり、腰を動かし始めました。
 リリンさんのきつい締め付けが、ボクのオチンチンを痛いくらいにこすります。
「あ、あふ、うぐぐ……あ、あううっ……はぁ、はぁ、はぁ……くひいいっ……!」
「ああ……リリンさんっ……」
「うんんっ……いいから、続けて……はぁ、はぁ……ああ……あうううン……」
 だんだん、リリンさんのオマンコが、にゅるにゅるになってきました。
 ぎゅうぎゅう締め付けられながらも、オチンチンをスムーズに動かすことができます。
「あふ……あ、あうううっ……すごい……ジンジンするゥ……これが……これがセックスなんだ……は、はふうン……」
 リリンさんが、涙を流しながら、何だかウットリした顔になってきてます。
 いつもの、きりっとしたリリンさんの顔も素敵だけど――なんだか、可愛い感じの顔です。
 ボクは、たまらなくなって、リリンさんのほっぺたに、ちゅっ、ちゅっ、とキスをしました。
「ああ……アベルぅ……」
 怒られるかな、と思ったら、リリンさんの方も、ボクのほっぺや首筋にキスしてきました。
 そして、ボクとリリンさんは、むちゅーっ、と唇と唇でキスをしました。
「あふ……はっ、はふ、んふっ、くふうン……だんだん、痛くなくなってきた……はああン……」
「リリンさん……」
「はぁ……はぁ……あなたのペニス、すごく熱い……んんんんっ……あたしのヴァギナで興奮してるの?」
「はい……リリンさんのオマンコ、とっても気持ちいいです……あああン……」
 ボクの腰が、勝手に動きを速めてしまいます。
「あっ、あうううン、あはぁっ……す、すごく熱いよ……はっ、あはっ、はっ、はああっ……ヤ、ヤケドしちゃいそう……あああン」
 リリンさんの体が、ボクの下で、くねくね動きます。
「は、はふ……んんんっ……ねえ、アベル……あたしのペニスにも、奉仕しなさい……はああっ……」
 そう言って、リリンさんが、僕の背中に回していた手を解きました。
 ボクは、肯いて、リリンさんとつながったまま、上半身を起こしました。
 見ると、ボクのオチンチンは、リリンさんの血と、愛液で、ねっとりと濡れています。
 そして、リリンさんのオチンチンは、もう、完全にボッキしてました。
「ハァ、ハァ……では、しますね……」
 ボクは、腰を動かしながら、リリンさんのオチンチンを握って、シコシコしごき始めました。
「あうっ、あん、あああン……すごい……! ああン、あひいいっ……!」
 ボクの手の中で、リリンさんのオチンチンが、ぎーん、とさらに固くなります。
「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ……あああっ……両方されるの、こんなにイイなんて……アン、アアン、アアアン……!」
 リリンさんのオチンチンから、とぷとぷと先走りの汁が溢れます。
 ボクは、その汁を指ですくって、リリンさんのオチンチンに塗りたくりました。
「あひいいっ……あっ、あくううっ……! きゃうううっ……! ああ、素敵っ……! あはああっ……!」
 リリンさんが、髪を振り乱して悶えます。
「あうううっ……! い、いいわ、アベル……あああン……! こ、これからも、こうやってあたしのペニスとヴァギナを気持ちよくするのよ……!」
「ハ、ハイ……分かりました……」
「はっ、はふっ、んんんっ……その代わり、あたしのヴァギナは、あなた専用にしてあげる……。感謝しなさいよ……!」
「あああっ……あ、有り難うございます……!」
 ボクは、お礼の気持ちを込めて、リリンさんのオチンチンをいっぱいシコシコしました。
「きゃうううっ! す、すごいいっ……! あん、あはぁっ、あっあああっ……! しびれる……! ペニスとヴァギナがしびれちゃう……! ンひいいいいんっ……!」
 ボクのオチンチンに付いていたリリンさんの血が、溢れる愛液に流されていきます。
 ボクは、リリンさんにもっと気持ちよくなってもらいたくて、一生懸命に手と腰を動かしました。
 ぐっちゅ、ぐっちゅ、といういやらしい音が、ボクとリリンさんのつながった場所から聞こえてきます。
「あううっ……あん、あはぁっ、あふ……あああン……っ! こ、こんなに感じちゃうなんて、悔しい……ああっ、でも、もうダメぇ……!」
 ボクの手の中で、リリンさんのオチンチンが、びくびくびくんっ、って震えます。
 ボクは、少し力を込めて、血管の浮き出たリリンさんのオチンチンを、ごしごし扱きました。
「あっ! あひいいいいいいンっ! しゃ、射精しちゃう……! もう射精しちゃうぅーっ! ダメ、ダメ、ダメ……! あああああああああああああああぁ〜ッ!」
 ビュビュビュッ! どビュっ! ぼびゅびゅ! ビュるるるるるるるる〜ッ!
 リリンさんのオチンチンから、すごい勢いで、精液が溢れました。
 リリンさんの滑らかな肌に、上気した顔に、そして、つやつやした髪にまで、精液がびちゃびちゃと降りかかります。
「あうっ、あああっ、あふ、あああン……あはぁっ……す、すごい出ちゃった……ああああン……」
 リリンさんのオチンチンが、びゅくん、びゅくん、と震え、精液を出し続けてます。
「あふっ、はっ、ふはあっ……ね、ねえっ……いつまでもペニスを触ってないで……それより、もう一度抱いてよ……!」
「はい……!」
 ボクは、リリンさんの体に覆いかぶさり、ぎゅーっと抱き締めました。
 リリンさんも、ボクのことを抱き返してくれます。
 ボクとリリンさんの体の間に、大きなオッパイと、まだボッキしたままのオチンチンが、挟まれてます。
 ボクは、その姿勢のまま、ピストン運動を続けました。
「あうっ、あっ、ああん、あふうんっ……あああ、こすれちゃう……中、すごくこすれて……あああっ、あひいいっ……!」
「ま、まだ、痛いですか……?」
「ううん……もう、痛くないわ……あんっ、あふん、あん、ああぁン……いいっ……!」
「嬉しい……リリンさん、もっと感じてください……!」
 ボクは、そう言ってから、リリンさんの顔に付いたリリンさんの精液を、ぺちゃぺちゃと舐めとりました。
 そして、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、とほっぺや唇にキスをします。
「あんっ、あふうっ、あく……あああン……も、もっと……もっと激しくして……んううううンっ……!」
「い……いいんですか……?」
「うん……アベルのこと、もっと感じたいの……ねえ、早く……!」
「はい……!」
 ボクは、腰の動きを、大きく、そして速くしました。
 オチンチン全体を、きつきつのオマンコがにゅぐにゅぐとこすりあげ、たまらない気持ちよさです。
「あうううっ、あんっ、あふっ、あはああああン……! すごい……! い、いちばん奥まで……きゃひいいいン……!」
 ボクのオチンチンの先っぽが、リリンさんの子宮の入り口にまで届いてます。
 ボクとリリンさんのお腹の間では、リリンさんのオチンチンが、びゅるっ、びゅるっ、と射精し続けてます。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……リリンさん……すごいです……すごく気持ちいいです……んんんんんんんっ……!」
「ああっ、アベル……! あたしも……あたしも気持ちいいよっ……ああああああっ……!」
 リリンさんの爪が、ボクの背中を引っ掻いてます。
 ボクにとっては、もう、それすらも快感です。
「はぁ、はぁ……ねえ、アベル……! 好きって……好きって言って……!」
 リリンさんが、高い声で叫びました。
「えっ……?」
「あたしのこと好きって言うの……! 早く……!」
「あああっ……! 好きです……! リリンさん、大好きです……!」
「あっ、あああっ……ああン……! ア、アベルっ……アベルうっ……!」
 ぎゅうううううううぅーっ、とリリンさんのオマンコがボクのオチンチンを締め付けました。
 頭の中が、真っ白になりました。
 ぎゅっとつぶったまぶたの裏に、チカチカと星が舞います。
「あ、あ、あ、あ、あ……イっちゃう! ボク、イっちゃいますうっ! あああああああーっ!」
「あたしも……あたしもイっちゃううううっ! あああああああ! イク、イク、イク、イク、イクぅーっ!」
 びゅううううううううううううううううううううううううううううううぅー……ッ!
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああ〜っ!」
 ぷりぷりしたリリンさんお子宮口に食い込んだボクのオチンチンが、バクハツしたみたいに射精をしました。
 ザーメンが、リリンさんの子宮めがけて、次々とオチンチンから発射されます。
「あーッ! あーッ! あーッ! あーッ! あーッ! す、すごいっ……! またっ! またイっちゃうわっ! あああああイっちゃう! イク、イク、イクう!」
 リリンさんが、ボクの下で、何度も何度もイキながら、体を痙攣させてます。
 ボクは、何が何だか分からなくなりながらも、最後の一滴まで、リリンさんのオマンコの中に精液を注ぎ続けました。



 しばらくして――
「ねえ、アベル……」
 リリンさんの体の上でぐったりとなったボクの頭を撫でながら、リリンさんは言いました。
「あたし……あなたのこと、独り占めしたくなっちゃった……」
「え……?」
 どきん。
 胸に、なんだか、甘い痛みが走りました。
「あの……お気持ちは、嬉しいですけど……でも……」
「うん、分かってる……。アベルは、お母様のペットだし……それに、リリムも、あなたのこと、すごく気に入ってるもんね……」
「…………」
 リリンさんは、本当はとっても妹思いのお姉さんです。ボクは、そのことをよく知ってます。
「分かってる……これって、あたしのワガママだもん……」
「リリンさん……」
「でもね……たまには、こういうふうに……二人きりで、してくれる……?」
「ハイ……もちろんです……!」
「…………」
 きゅっ、とリリンさんが、ボクの頭を抱き締めました。
 おっきなオッパイに、顔が押し付けられます。
「……約束よ、アベル」
「はい……」
「あたしのここは……あなた専用なんだからね……」
 少し震える声で、リリンさんが言います。
「はい……」
 ボクは、そう返事をして、リリンさんの、ボクより少し小さな体を、抱き返しました。



「アベルちゃぁ〜ん!」
 午後の晴れた空に、そんな、元気のいい声が響きました。
 見ると、現れたのは、リリムさんでした。
「えっへっへ〜、ねぇ〜、アベルちゃんと内緒のお話したいんだけど、いい?」
 リリムさんは、ボクと一緒にお仕事をしているメイドのアリエルさんの方を見ながら、言いました。
「ええ、いーですよ。そろそろこっちも終わりますし」
 最後の洗濯物を物干し綱にかけながら、アリエルさんはそう言ってくれました。
「むふふふふ〜」
 そんなふうに笑って、リリムさんは、ボクを、木陰に引っ張っていきました。
「あ、あの……リリムさん、何ですか?」
「あのさぁ……アベルちゃん、リリンちゃんのバージン、もらっちゃったでしょ?」
「――!」
 ボクは、思わず体を硬直させてしまいました。
「分かってる分かってる。リリンちゃんに口止めされてるんだよね〜」
「え、えと……」
「でも、リリム、途中で起きちゃって見てたんだよぉ〜。もう、二人のラブラブエッチ見て、オナニーしたくてたまんなくなっちゃった♪」
 そう言って、リリムさんは、また、むふふっ、って笑いました。
「実はねぇ……リリム、オチンチンの方は、童貞なんだよ」
「えっ……?」
 ボクは、思わず声を上げてしまいました。
「なによぉ〜、そんなに意外?」
「え、えっと……そういうわけじゃ……」
「だからね……いつか、アベルちゃんのお尻マンコで、リリムの筆下ろしさせてね♪」
「あ、あの……」
 ボクは、まだ、お尻でオチンチンにご奉仕したことはありません。
 リリムさんのオチンチン、リリトさんほどじゃないけど、すごく大きいし……。
 どっきん、どっきん、どっきん……。
 顔が……頭が……ぼーっと熱くなります。
「はい……」
 そして、ボクは、天使みたいな笑顔を浮かべたリリムさんに、そう答えてしまったのでした。



あとがき

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