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Diary
クニ子の日記




2009年11月23日(月)
「昨日はTRPGして、今日は『劇場版マクロスF/虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜』観に行ってきた」
「連休を満喫したみたいで何よりです」
「というわけで、感想書きます」

『劇場版マクロスF/虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜』ネタバレ感想
 まず、予備知識ほとんどなしで観に行ったんで、「完結編に続く」になっててビックリしました。
 それはそれとして、本編の感想ですが、「発展的な総集編」として、とても出来のいい作品に仕上がってたと思います。私は、TVで『マクロスF』をほぼ欠かさず観ていたんですが、本劇場版はお話の方がうまく再構築されており、新作カット7割(パンフレットより)ということもあって、新鮮な驚きとともに全編を観賞できました。ただ、衝撃的とも言えるキャッチコピー「歌で銀河が救えるわけないでしょ」なるセリフは、本編には登場してませんでした。ある意味で、この(恐らくシェリルのものと思われる)セリフは、マクロスというお話のテーマに非常に深く関わるものだと思うので、ちょっと残念でした。
 はっきり言ってしまえば、「歌(文化)で銀河(世界)を救う」なんてことは、大嘘だと思います。文化なんてものは、戦争という糞リアリズムの前には、何の力も無いんじゃないかと。有史以来、多くの人が反戦・平和を歌ってきましたが、今も世界から争いは無くなってません。歌に感銘を受けた人々が武器を捨て、かつて殺し合いをしていた相手と融和するなんてことは、少なくともマクロな視点ではありえないことでしょう。ビアスの『悪魔の辞典』によれば、平和など「国際関係で、戦争と戦争との間のだましあいの期間」に過ぎないということですし。
  しかし、だからこそ、この「歌で銀河が救えるわけないでしょ」と対になる(恐らくランカのものと思われる)セリフ「でも私、歌いたいんです」が価値を持つと思うんです。歌で戦いを終わらせるということは、実現の見込みのない、願いというか、祈りのようなものだと思います。でも、多くの人の心の中に、その気持ちはあるんじゃないでしょうか。それを歌いたいんじゃないでしょうか。私なんかも、「世界中の人間がアキバ系オタになって、連続アニメや連載漫画の先が気になりすぎて、現実の戦争とかばからしくてやってられなくなればいい」なんて、たまに妄想します。(それはそれで別の地獄か。)前も日記で書きましたが、「現実が模倣すべき幻想」という奴です。嘘でもいいから、振りでもいいから、文化の力で戦争を終わらせてほしい。『マクロス』のテーマってこういうことなんじゃないかと個人的には思います。
 さて、物語はまだ前半なので、本作ではこのテーマはあまり深く掘り下げられていません。(って言うか、私が勝手に思い込んでるだけのテーマなので完結編で掘り下げられるかどうかも分かりませんが。)ともかく、この『イツワリノウタヒメ』の中におけるシェリルとランカの歌は、バジュラと戦うマクロス・フロンティアの人々への応援歌みたいな扱いに留まっている状態です。「敵の戦意を喪失する」という往年の設定はまだ表面化していないので、「戦時に呑気に歌ってんじゃネーヨ」と思わないでもないですが、あまりに苛酷な第一次星間戦争をリン・ミンメイの歌で何とか乗り切ったこの時代の人達にとって、「戦争中に歌う」というのは全く不可解な行動ではないのでしょう。
 歌と言えば、シェリルのライブシーンは気合い入ってました。なので、2回ともバジュラの襲撃によって中断されたのは本気で残念でした。まあ、お話の展開上、仕方ないんですけどね。私には歌をライブで聴くような習慣はないのですが、シェリル・ノームのライブDVDとかメディアミックスで発売されたら買ってしまいそうです。
 あと、戦闘シーンなんですが、TV版でも度肝を抜かれたほどの迫力および映像美を、今回はさらに大画面で堪能させていただきました。映画版新登場であるメサイアの大気圏内外兼用追加装備「トルネードパック」もかっこよかったです。特に、バトロイド形態になると、背面の旋回式連装ビーム砲のためにちょっとだけガンキャノン的なフォルムになって何だか新鮮でした。マクロス・クォーターのダイダロス・アタック(クォーターの場合はマクロス・アタックでしたっけ?)も健在で何よりでした。あと、「すわミシェル早くも戦死か」という衝撃シーンもありましたが、どうにか生き残ってました。キャラとしてミシェルは嫌いではないですし、「もうクランたんの涙は見たくないナリ!」という気持ちからも、良かったと思いましたが……TV版でも彼の戦死は後半での出来事だったので、まだ「死亡フラグ回避」とは言えないでしょうね。
 とにもかくにも、来年秋公開予定の完結編『〜サヨナラノツバサ〜』に期待したいと思います。って、だいぶ先だなあ……。




2009年11月21日(土)
「一昨日は言い忘れたけどロキは女の子なんだ」
「え? 男の神様の名前ですよね?」
「だって、パーティーの中に男のロキなんて入れたら主人公であるスルトの嫁(シンマラ)がネトラレるかもしれないだろ」
「それにしたって……アーサー王を女の子にするくらいにムチャがありませんか?」
「いや、ウィキペディアで調べてみたら、ロキはたまに女性に変身するって書いてあったから。女巨人に変身して娘のヘルを産んだって話だし、スレイプニルだって牝馬に変身したロキが魔馬スヴァジルファリとセックスして産んだらしいぞ」
「神話ってかおすですねえ……」



2009年11月19日(木)
「ケータイで『ドラゴンクエストIII』始めたよー」
「早速ですか」
「シリーズの中で一番好きな作品だしね。通勤時間中にちまちまやろうと思う」
「パーティー構成はどんな感じですか?」
「勇者のスルト、魔法使いのシンマラ、盗賊のロキ、僧侶のヘル」
「北欧神話悪役かるてっとですね。ご主人様、いつもそんな名前でやってますよね」
「RPGにおける主人公、すなわちゲームをクリアする存在って、ある意味で“世界を終わらせる者”じゃない。だから、ラグナロクで世界を滅ぼすスルトの名前を使ってるんだけど……」
「ご主人様、相変わらず中二っぽくて何よりです」



2009年11月10日(火)
「とにかく甘いものが食べたくなるときってないですか?」
「あるある」
「そーいう時、ご主人様って何食べます?」
「セ●ンイレ●ンのあんドーナツ」
「なるほど〜」
「ちなみに、この会話にオチは無いよね?」
「無いです」



2009年11月8日(日)
『Milky Halfmoon』アップしました」
「お疲れ様です」



2009年11月2日(火)
「『ソード・ワールド2.0』のGMやった」
「戦闘の方はどうでした?」
「話題を先回りして……」
「だって、TRPGっていうとそのお話ばかりじゃないですか」
「ん、まあ、モンスター側、それなりに善戦したんじゃないかなあ。一人、臨死体験してたし」
「大丈夫なんですか?」
「まあ、死ににくいルールだし……。それよりも、一生懸命考えて準備した海のマップが最短ルートで攻略されたのがちょっと寂しかったなあ。漂流してほしかったのに」
「それはそれでダレちゃったと思いますよ」



2009年11月1日(日)
「友達と麻雀した」
「結果はどんな感じでした?」
「いやー、全てが麻雀の結果で決まる麻雀劇画の世界の住人だったら死んでたわ」



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