AliceXX


 車両の中に、その少女と中年男がいつ現れたのか、乗客たちは誰も気付かなかった。
 だが、その存在に気付いてからは、列車の乗客たちは、皆、好奇と期待の視線を、少女に注ぎ続けた。
 乗客は、全て成人した男ばかりだ。
 なので、車両のなかで唯一の未成年者であるその少女は、危ういまでに可憐に見える。
 少女と、その傍に立つ中年男は、二人とも、コートによって体のラインを隠している。
 乗客たちは、中年男の方には目もくれず、少女の肢体を透視せんばかりの眼差しで、彼女を見つめ続けている。
「あ、あの……今日は、ありすの、す、すとりっぷのために朝早くからお集まり頂き、ありがとうございます……」
 少女――ありすが、白い頬を染めて、緑褐色の瞳を潤ませながら、言う。
 それを聞いた男たちは、ほぼ人に満たされていた車内にスペースを開け、即席の舞台を作り出した。
 男たちが、視線を遮られることなく、ありすの全身を視界に収める。
 そうなるのを待っていたのか、中年男が、ありすの背後に回り込み、コートの上から胸をまさぐり始めた。
「んあっ……あ、あふ、んくぅ……ありすは……ありすは、まだ子供なのに……今、ありすの胸を揉んでるご主人様に、ん、んく、ちょ、調教……されちゃいましたぁ……」
 ますます頬を上気させ、息を乱しながら、ありすが言う。
「お口まんことか、はぁ、はぁ、う、うんち穴まんことかぁ……そ、それから、もちろん、本当の、お、お、おまんこ、とかも……ご、ご主人様の、ぺ、ぺにすで、いっぱい、可愛がってもらってぇ……そ、それから、それからぁ……」
 告白を続ける美少女の表情に劣情を刺激され、男たちが目を血走らせ、ズボンの前を膨らませる。
 どこか粘っこいような熱気の中、中年男は、ありすのコートのボタンを外し始めた。
「とうとう、ありすは、こんな体になっちゃいましたっ……!」
 その言葉と同時に、ありすの羽織っていたコートが、列車の床に落ちる。
 車内に、男たちのどよめきが、低く響いた。
 ありすは、もはや、その体に白いマイクロビキニしかきていない。
 しかし、男たちを驚かせたのは、乳首と恥丘をギリギリ隠すだけの水着ではななく、華奢なその肢体からは考えられないほどにぼってりと膨らんだ腹部だった。
 アンバランスなボディーラインがかもし出すインモラルな淫猥さに、男たちが生唾を飲み込み、視線を凝らす。
「ああン、み、見られてるぅ……ありすのお腹……ふぅふぅ、ご主人様の赤ちゃんの入ってるお腹ぁ……んふ、はふぅ、いっぱい、いっぱい見られちゃってますぅ……はぁはぁ……」
 ありすが、明らかに興奮した様子で、声を上げる。
 そして、ありすは、車内の中央に垂直に立っている手すり――スタンションポールに両手を当て、体をくねらせ始めた。
「んっ、んふぅ、つ、つたないポールダンスですけどぉ……み、皆さん、どうか、楽しんでください……ハァ、ハァ、ハァ……」
 ポニーテールを揺らしながら、ありすは、股間をポールに擦り付けるようにして、腰を踊らせた。
 ボトムがTバックなため、剥き出しも同然のヒップが、左右に、上下に、あるいは円を描くように、揺れ動く。
 かつて新体操によって多くの人々を魅了したその幼い体は、今や、ただひたすらに男たちの獣欲を掻き立てていた。
「はあ、はあ……んっ、んふっ、うく……あっ、あううン……あっ、あぁン、はひ、いいぃ……」
 サクランボを思わせるありすのつややかな唇から、あからさまな喘ぎが漏れる。
 いつしか、ありすは、その下腹部を実際にポールに押し当てながら、腰を動かしていた。
 男たちが、次々と、耐えきれなくなったようにズボンのファスナーを下ろし、怒張した一物を露わにした。
「キャッ……あああっ、み、皆さん、んく、こ、興奮してるんですね……ハァハァ、ありすのえっちなダンスを見て、んく、い、いけない気持ちになっちゃってるんですねぇ……」
 ありすが、周囲にそそり立つ肉棒に、順々に瞳を向ける。
 その熱っぽい視線に挑発されたかのように、男たちは、鼻息を荒くしながら、自らのペニスを扱き始めた。
「あっ、あっ……お、おなにーしてるぅ……ありすのポールダンスをオカズにして、おっ、おっ、おなにー……んっ、ゴクッ……」
 ありすが、はしたなく、生唾を飲み込む。
「ふう、ふう、そ、そんなの見せられたらぁ……ありすも……ありすも、ガマンできなくなっちゃいますぅ……んふ、んふぅ……ありす、もうすぐママになるのにぃ……んあ、あはぁ……」
 そんなふうに言いながら、ありすは、ポールダンスを中断した。
 そして、両手を脚の付け根に伸ばし、細い指先で、すでにぐっしょりと濡れている股布を横にずらす。
 いとも簡単に、少女の最も秘めやかなはずの部分が、外気にさらされる。
「はあ、はあ、んく、み、見て……見てください……こ、ここに……このグチョ濡れおまんこに、ご主人様のぺにすで、いっっぱい、いーっぱい、ざーめんミルクを流し込んでいただいてぇ……それで、それで、ありす、に、妊娠っ、ふうふう、妊娠しちゃったんですぅ……!」
 ありすは、背中を大きく反らし、自らの秘唇を、くぱあ、と割り広げた。
 その姿勢で、ありすが、腰を卑猥にくねらせる。
 男たちは、ありすのクレヴァスから透明な花蜜が糸を引いて滴るのを、あるいは膝を付き、あるいは無様に這いつくばって、凝視した。
「あっ、あっ、あっ、か、感じるぅ……感じちゃいますぅ……ありすの妊娠おまんこ、ふうふう、うず、うずいちゃうぅ……!」
 奇跡のように未だピンク色を保っている膣口が、物欲しそうにパクパクと開閉する。
 そして、いつの間にか床に仰向けになってコートの前をはだけていた中年男の腰を、ありすは、大きく脚を開いて後ろ向きにまたいだ。
 中年男は、コートの下にブリーフしか身につけておらず、しかもすでにそれをずり下げているため、勃起した肉棒が剥き出しになっている。
「はあ、はあ、はあ、ん、んく、皆さん……次は、ありすとご主人様の、えと、し、白黒ショー? んと、それを、ご、ご堪能ください……」
 ありすが、そう言って、両手を頭の後ろに添え、日欧ハーフ美少女にあるまじき下品ながに股で、腰を落としていく。
 すでに何度もこの姿勢でつながっているのか、ありすは、慣れた様子で、肉棒の先端を自らのクレヴァスに食い込ませた。
「はぁ、はぁ、はぁ……んっ、んんっ、んふううぅぅぅ……」
 ありすの秘唇が、味わうようにゆっくりと、中年男のペニスを飲み込んでいく。
「んぐうっ……あっ、あっ、と、届いてるぅ……んううっ、あ、赤ちゃんのお部屋に、ぺ、ぺにす……届いてますぅ……」
 ありすの股間と、中年男の下腹部が密着する。
 ありすは、しばし、膣内を満たすペニスの存在感を愉しむ表情を見せた後、ゆっくりと腰を上げていった。
 愛液に濡れた肉棒が、徐々に露わになる。
 そして、赤黒く膨れ上がった亀頭が、じゅぽっ、という卑猥な音ともに膣口から抜けた瞬間、ありすは、再び腰を落とし始めた。
「あううぅン……! はっ、はっ、はひ、ンああ……すご、すごいぃ……! ふう、ふう、ふう……」
 息を荒くしながら根元まで肉棒を膣内に迎え入れた後、ありすが、またも腰を上げる。
 今度は、中年男のペニスが抜けるか抜けないかというところで、ありすは、腰を落とした。
「ふううっ、んっ、んく、んうう……ああぁン……!」
 淫らなヒンズースクワットで、ありすが、繰り返し、肉棒の挿入によって膣内が押し広げられる感覚を堪能する。
 だが、次第に、スクワットのペースは上がり、ありすの腰の動く距離は短くなっていった。
「ハア、ハア、ハア、ハア……あっ、あうっ、うく……んっ、んっ、んっ、んっ……!」
 今や、ありすは、上下と言うより前後に腰を使い、騎乗位セックスの快楽を貪っている。
 そんなありすの鼻先に、男たちのうちの一人が、ヒクヒクと脈打つペニスを突き付けた。
「えっ……? あ、あぁン!」
 快楽に潤んでいた瞳が、目の前の亀頭に焦点を合わせたまさにその時、精液が迸り、ありすの顔を直撃する。
「んぷっ! ん、んあ、んはぁ……あっ、ああン、すごいぃ……! ふぅ、ふぅ、ざーめん、ありがとうございますぅ……」
 うっとりとした表情で感謝の言葉を口にしながら、ありすは、両手の指先で顔に付着した白濁液を塗り伸ばした。
 それを見た次の男が、鼻息を荒くしながら進み出て、ありすの胸元に欲望をぶちまける。
「あうっ、んふぅ、す、すごい量……それに、とっても臭くってぇ……ハァ、ハァ、ありす、興奮しちゃいますぅ……!」
 ありすが、自らの言葉を証明するかのように、腰の動きをさらに淫らにする。
 身重の幼い体が、中年男の肉棒を蜜壺で追い詰めつつある様に当てられたように、周囲の男たちが、代わる代わる、ありす目掛けて射精する。
「ひゃううっ、あぁン、熱いぃ……! はぁ、はぁ、皆さんの、ざーめんシャワー、熱くって、激しくってぇ……! ありす、もう、もうっ……!」
 全身に精液を浴びながら、ありすが、痙攣じみた動きで下半身をくねらせる。
 たまらなくなったように、中年男が、腰を下から突き上げ、ありすの膣壷に射精する。
「ああああああああああっ! いく、いっちゃう、いくぅううううううううううう!」
 膣奥で中年男のザーメンを受け止めながら、ありすが、絶頂の声を上げる。
 ヒクヒクとおののく体に、なおも、男たちの精液が降りかかる。
「あうううっ……んあ、あああっ、はっ、はひ、んひぃ……ひあ、あはああぁン……」
 しばらくアクメの余韻に浸っていたありすが、がっくりと体を前に倒した。
 そして、そのまま崩れそうになる上半身を、中年男の膝に手をつき、支える。
 そんなありすのヒップを、中年男が、両手でピシャリと叩いた。
「あぁン!」
 声を上げて顔を起こしたありすの口元に、男のうちの一人が、肉棒を差し出す。
「ああぁ……んく、んあぁ……し、失礼しますぅ……はむっ」
 目の前の男と、そして自らを犯している中年男の意図を察し、ありすは、口元に突き付けられた牡器官を、可憐な唇で咥え込んだ。
 そして、その小さな口で、きょう会ったばかりの男のペニスを、根元近くまでを迎え入れる。
「んむっ、ちゅっ、ちゅぶっ、ちゅばちゅば……んふ、んふぅ、ちゅむむ……ちゅぶぶぶぶぶっ……!」
 ありすが、自らの唾液を塗り込めるように、口内で、肉棒に舌を絡み付かせる。
 男は、満足げな呻き声を上げ、自らも腰を動かし始めた。
「んむむっ、ふぐ、んぐぅ……! んっ、んっ、んっ、んぐ、うぶっ! ふう、ふう、うぐ、んぐぐぐぐっ……!」
 湧き上がる快楽に煽られたかのように、男の腰使いが次第に激しくなっていく。
 ありすは、目尻に涙を浮かべながら、健気に奉仕を続けた。
 男が、さらに調子に乗って、ありすの喉奥にまで亀頭を突っ込む。
「んぐっ? う、うぐ、うぐぅ……! うぶぶぶぶ……ん、ん、んん、ん、んぐううぅ……! ぷはっ! はあ、はあ、はあ……!」
 窒息寸前のところで喉を解放され、ありすが大きく息をつく。
 中年男は、歪んだ笑みを浮かべながら、中断していたピストンを再開させた。
「はううっ! あっ、あン、んああ! あひ、あひ、ああ、す、すごいぃ! うぶっ! うぐぐ、んぐぅ!」
 喜悦の声を上げるありすのくちに、乱暴に肉棒が捻じ込まれる。
「んぐっ、うぶ、んはぁ! はぁ、はぁ、うぐ、ふ、膨らんでるぅ! ご主人様のぺにす、さっきよりも膨らんで……うぶぶっ! う、うぐ! あぐぐっ、うぐ……んぶっ、ぷはああっ!」
 正面の男が、粘液にまみれたペニスを繰り返しありすの口腔に出し入れする。
 その様を見て、中年男が、さらに腰の動きを加速させる。
「んあっ、あひ、あひ、あぶ、うぐっ、おぐぅ! ケホ、ケホ、ひああ、ひ、ひどいですぅ! ありすのお口まんこが乱暴されてるのを見てぇ、んぐ、ご主人様のぺにすぅ、い、いつもより興奮してるのぉ〜! おぶぶっ、うぐ、おぶぶぶぶぶ! ぷは! ああぁ〜ン、ひどい、ひどいぃ〜! ふぐ、うぐぅ!」
 甘い声に、マゾヒスティックな喜びを滲ませながら、ありすが、懸命に口唇奉仕を続ける。
 さらに、その左右から、勃起した肉棒が無言で差し出される。
「んふっ、うふぅ、ぷはっ! ハァ、ハァ、あううっ、すっごく熱いですぅ。ふうふう、ヤケドしちゃいそう……」
 二本のペニスに両手の指をそれぞれ絡ませ、ありすが、手淫を始める。
「んむむっ、ちゅぶ、んぶぶ……ふぐぐ、んぐ、んぐぅ! じゅっ、じゅるるlる、じゅぷ……! じゅぶぶぶぶっ、じゅぷ、じゅちゅちゅちゅちゅちゅ!」
 信じられないほど下品な音をさせながら、ありすが、三本のペニスに奉仕する。
 さらには、中年男の腰の動きに合わせて自らも腰を動かし、こちらでも、積極的に肉棒をフィニッシュに導こうとする。
「はぶっ、えぷぅ、はひ、はひ、ください、ざーめんください……! あむ、ちゅぶぶぶ、じゅずずずずずずずず! 中学生妊婦のありすに、ぷりぷりのざーめん恵んでくださいっ! じゅるるっ! ぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅ!」
 いつの間にか主導権を得ていたありすが、口内のペニスを強烈に吸引する。
 正面の男は、堪らず、ありすの口内に大量の精液をぶちまけた。
「んぶっ! んっ、んぐ、んぐ、んんっ、んぐっ……ごくっ、ごくっ……ぷはあっ。ありがとうございました……」
 粘液まみれの顔に天使のような笑みを浮かべながら、ありすが、ザーメン臭い息を吐きつつ、礼を言った。
 その間も、ありすの両手と腰は、ペニスを刺激し続けている。
 そして、次の男が、前の男を押しのけるようにして、肉棒をありすの口元に差し出す。
「んふぅ、こっちのぺにすも、すごい元気ですぅ……いっぱいざーめん出してくださいね……はぷっ。んむ、んぐぐぐぐっ、んちゅ、ちゅぶ、ちゅぱっ」
 ありすが、新たなペニスに唇を滑らせ、ねろねろと淫らに舌を這わせる。
「はぷ、んぷっ、んちゅ……ちゅっ、ちゅぶっ、んちゅっ……! ふう、ふう、ふう、んううっ、んちゅ、んちゅぅ……! んっ、んんんっ?」
 フェラチオ奉仕を続けるありすの左右から、手コキをされていた二人の男の精液が、ほぼ同時に迸る。
「んんんっ、んふー、んふー、んふー、んちゅ、ちゅぶぶっ、ちゅむむ……ちゅぶぶぶぶ、ちゅぼぼっ、じゅぷぷぷぷ……ふう、ふう、ふう、ふう……」
 ありすは、恍惚の表情で肉棒を咥えたまま、握ったままのペニスの先端で、ザーメンを自らの顔に塗り付けた。
「んぷっ、ぷあ、あふぅ……すごい匂いですぅ……あふ、あふン、ざーめんの匂い、体に染み込んじゃうぅ……んちゅ、ちゅぶぶっ、ちゅぱちゅぱ、あ、ありす、ざーめん臭い女の子になっちゃいますぅ……んちゅちゅ、ちゅぶぶ、じゅるるるっ……!」
 そんなことを言うありすに、さらに別の男たちが、当然のようにペニスを突き出し、そして、ありすもためらうことなく手コキをする。
「あむっ、んっ、んぐ、んふ、んふぅ……! んあっ、あ、あっ、あぁン! ご主人様の、ぺ、ぺにす、んぐ! ご主人様のぺにすが、射精しそうそうになってるぅ! んふ、んふぅ!」
 中年男の絶頂の気配を感じ取り、ありすが、その蜜壺で肉棒を搾り上げる。
「んむむっ、んぐ、んふっ、んふぅ! んあ、んああ、ありすも、ありすもいっちゃうっ! んむむ、ちゅぶぶっ! ありすのおまんこも、い、い、いっちゃいそうですぅ! んむむっ、んちゅ、んちゅっ、うぐ、んぐっ、ん、んふぅ!」
 ありすが、中年男のペニスを追い詰めながら、自らも高ぶっていく。
 中年男は、余裕の笑みを消し、ラストスパートに入った。
「んあああっ、んあ、んはぁああああ! あっ、い、いくっ! いっちゃうっ! おまんこっ、いくうううっ!」
 あからさまな叫びを上げるありすの周囲で、男たちが、自らの肉棒を扱きたてる。
 そして、中年男が、ありすの桃のようなヒップに指を食い込ませ、肉壺に根元まで埋めたペニスから、精液を放つ。
「ひあああああああ! いぐっ! い、いぐう! 子宮にざーめん浴びていぐぅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅーっ!」
 先ほどのそれよりもさらに高い頂に達し、ありすが身重の体を痙攣させる。
 だが、中年男は、未だ萎えていない肉棒をさらにピストンさせた。
「ひあっ! あひ、あひっ、んひ、ぐひぃ! いぐ、いぐ、いぐ、いぐうっ!」
 立て続けに絶頂を迎えるありすの顔に、そして体に、男たちが次々と精液を浴びせかける。
「んぷっ、んあ、ぷはあっ! はひ、はひぃ、あっ、あっ、あっ、い、いぐうううううっ! ひうっ、ひいっ、ひいぃーっ!」
 なおもアクメのただ中にいるありすに、男たちが群がり、奉仕を要求する。
「うああっ、んひ、んひぃ! ご、ごめんなさい、ごめんなさい! はひ、はひ、あ、ありす、今、い、い、いきっぱなしで、う、う、うまくご奉仕できないですう〜! ひぃいいい、いぐうぅ〜!」
 謝罪を繰り返しながら幾度となくアクメに達するありすに、男たちが、無理やり肉棒を握らせる。
 さらには、ありすの顔や体にペニスをなすり付け、腋の下に挟み、艶やかな髪をシャフトに巻き付けて扱いて、白濁液を迸らせる。
「うぶぶっ! ぷあっ! んああっ! はへ、はへ、お、溺れちゃうぅ! んぐっ、んはあっ! ざーめんで溺れちゃいますぅ! んぷっ、ぷは! んああああっ!」
 息も絶え絶えといった様子のありすの顔目がけ、その造作が分からなくなるほどに、大量の精液が浴びせかけられる。
 そんなありすの体を、まるで人形を扱うように上下に動かし、中年男が犯す。
「あっあっあっあっあっあっ! いぐ! いぐぅううううううううううううううううううううううううぅー!」
 大きく仰け反り、中年男の腹の上に仰向け横たわりながら、ありすがのたうつ。
 中年男が激しいピストンを続け、接合部から、愛液と精液の混じった泡立つ粘液がブチュブチュと音をたてて溢れ出る。
「ひい! ひぐっ! いっぐぅううううう! はひ、はひ、し、死んじゃうぅ! いぎすぎて死んじゃううううううう! ひぎぃいいいいいいいいいいいいいいいいいい!」
 断末魔にも似た声を上げるありすの膨らんだ腹に、どびゅっ! どびゅっ! と男たちの精液が発射される。
「ひっ! ひっ! いっいっいっいっ、いっぐぅうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううッ!」
 ひときわ高い絶頂を極めるありすの、新しい命が宿る最も神聖なはずの場所に、中年男が、欲望に煮えたぎる汚穢な白濁液を注ぎ込む。
「ひあっ! んあ……! かっ! は……ッ!」
 あまりの快楽の強さに神経が焼き切れてしまったかのごとく、ありすが、失神する。
 意識を失ったありすは、男たちも、列車も、全身を汚す大量の精液も、中年男すらも――世界も、重力も、認識できない。
 まるで、自分が、自らの腹に宿る胎児になってしまったような――
 そんな不思議な感覚に包まれながら、ありすは、何も存在しない白い闇の中を、いつまでもいつまでも漂い――沈んでいく。
 その行き着く先は、古来から淫魔とも夢魔とも呼ばれていた存在が、無垢な魂を性への好奇心につけこんで堕落させ、そして、導いてきた場所だ。
 そう遠くない未来、ありすの産んだ彼女そっくりの淫魔が、人々の欲望を糧にしながら、さらにその眷属を増やしていくはずである。
あとがき

BACK

MENU