Alice03



 晩秋の明るい日差しの下、繁華街を手をつないで歩く二人連れに、すれ違った通行人は皆振り返り、好奇の視線を向けた。
 二人は、ありすと中年男である。
 ありすは、いつものように明るい栗色の長い髪をポニーテールにまとめ、一目で高級品と分かる趣味のいいカジュアル着を身にまとっている。
 ただ、異様なのは、そのスカートが、良家の子女が穿くには相応しくない、かろうじてヒップを隠すだけの超ミニだということだった。ストライプ模様のオーバーニーソックスを履いているため、寒さを感じることはないかもしれないが、少し角度のある段差の上にいれば、スカートの中身を隠すことは不可能な丈である。
 一方、中年男の方は、足元まで届くコートをその肥満した体にまとっている。裾から除く足は、ズボンが極端に短いのか、それともそれ以外の理由でか、くたびれた革靴と靴下を履いていることしか確認できない。
 際どい服装の日欧ハーフの美少女と、深夜の裏通りに現れる露出狂めいた中年男は、しかし、通行人の目など気にする様子もなく、歩みを進めていた。
 ありすの顔にははにかむような表情が浮かび、中年男の口元は、卑猥と言っていいほどに下品な笑みの形に歪んでいる。
「ヘイ」
 そんな二人に、第三の、やはり人目を引く人物が、声をかけた。
 それは、革ジャンと細身のデニム、そして、金色のチェーンをはじめとする様々なアクセサリーで身を包んだ、長身の黒人男性だった。
 知人なのか、中年男が、気安い調子で手を上げ、挨拶する。
 対して、ありすは、まるで憧れの芸能人にでも出会ったような、緊張した面持ちをしていた。
 黒人男は、黒檀のように艶のある漆黒の肌に映える純白の歯を剥き出しにして微笑み、ありすの隣に歩み寄る。
 中年男と黒人男に挟まれる格好にいなったありすは、普段以上に華奢で可憐に見えた。
 そして、三人が、繁華街のさらに奥へと、並んで歩き出す。
 ありすは、歩を進める間も、ちらちらと隣にいる黒人男の顔を見上げた。
「正真正銘、ありすちゃんのパパが持っていた雑誌に載ってたモデルだよ」
 中年男に耳元で囁かれ、ありすが、頬を赤く染める。
 黒人男は、ニヤニヤと笑いながら、ありすの肩に手を回した。
 そのまま、三人は、繁華街の奥にあるホテル街に入りーーそして、特に咎められることなく、そのうちの一つの入口をくぐった。
 黒人男が慣れた様子でパネルに表示された部屋番号を確認し、そのまま、小さなエレベーターに三人で乗り込む。
 扉が完全に閉じる前に、黒人男がありすの顔を両手で押さえて唇を奪った
「んむっ!」
 驚きの声を上げつつも、しかし、抵抗しようとはしないありすの体を、中年男が後ろから抱きすくめ、弄り始める。
「んっ、んちゅ、ちゅば、んちゅっ……はぁ、はぁ、ん、んんんっ……!」
 上昇するエレベーターの中、黒人男の貪るように野生的なキスに戸惑ったような表情を浮かべながら、ありすが、ちらちらと中年男の方を見る。
 中年男は、いつも以上に興奮した様子で、服の上からありすの胸を揉み、乳首の位置する辺りを指先で引っ掻くように刺激した。
「んううっ、んちゅ、ん、んちゅ、ちゅぶぶ……ぷはっ! はぁ、はぁ、んぶ! んぶ、ぶちゅっ、ちゅば……んあっ、んむむむむ……!」
 交代とばかりに、黒人男が解放したありすの唇を、今度は中年男が吸う。
 その間も、中年男の両手はねちっこくありすのまだ薄い胸を愛撫し、黒人男は、白い太ももをまさぐり始めた。
「んむっ、んちゅっ、ちゅぶぶ、ぷはっ! ふうふう、んむ、んむむっ、ちゅぶぶ、ちゅぶ、んっ、んふ、んふぅ……はふっ、んあ、あむむ、ちゅ、ちゅぶぶぶぶ!」
 二人の男によって交互に唇を奪われながら、ありすは、左右の手を、中年男と黒人男の下腹部に伸ばしてしまっていた。
 はち切れんばかりになっている黒人男のデニムのその部分を、ありすの右手が撫で回し、一方の左手は、中年男のコートの内部に潜り込んでいる。
 エレベーターが、目的階に着いた時、ありすは、胸元をはだけさせていた。
 そして、三人は、愛撫を中断することなく廊下を移動し、もつれ合うようにして部屋に入った。
「あああああっ……!」
 ドアが閉まった瞬間、黒人男に、ほとんど引き裂くように衣服を脱がされ、ありすは声を上げた。
 超ミニのスカートとオーバーニーソックスを穿いたまま、露わになった上半身を交差させた腕で恥ずかしげに隠すありすに、黒人男が口笛を吹く。
 ありすの顔には、怯えの色はなく、少女らしい羞恥と興奮混じりの期待による複雑な表情が、浮かんでいる。
「ありすちゃん、オッパイ隠さないで。あと、そのスカートも脱いで」
「は……はい、ご主人様……」
 ありすが、頬をさらに染めながらも素直に頷き、スカートのホックに手をかける。
 ぱさりと小さな布がホテルの床に落ちると、元からノーパンだった下半身が、二人の好色そうな視線に晒されることとなった。
「ボクと、あとありすちゃんのパパ以外で、ありすちゃんのハダカを見た男は、君が初めてだよ」
 まるで高価な玩具を自慢するような口調で、中年男が言う。
 いっぽう、黒人男は、舌舐めずりまでしながら、ありすのほとんど無毛に近い恥丘を無遠慮に視姦していた。
「ありすちゃん、今、どんな気持ち?」
「あぅ……は、はっ、はずかしい、ですっ……恥ずかしくて、体が熱いですぅ……」
「それだけ?」
「あ、あの、えっと……はぁ、はぁ、はぁ……」
 さすがに言い淀むありすの様子が、男達の嗜虐性を煽る。
「くっくっく、言えないのかなぁ? それじゃあ、体に聞いてみよう。ありすちゃん、オマンコ、くぱって広げて見せてごらん」
「あうぅ……ハイ……」
 しばしためらったのち、ありすが、脚を開き、自らの秘部の左右に両手の指を添える。
「ダメダメ、そんなんじゃよく見えないよ」
「す、すいません……ハァ、ハァ、ハァ……」
 ありすは、息を速くしながら、ガニ股になり、腰を前に突き出すようなポーズをとった。
 いたいけな外観のクレヴァスから、糸を引いて愛液が滴るのを、中年男と黒人男が口元をにやつかせながら見つめる。
「ありすちゃん、オマンコがグチョ濡れじゃないか。いつからこんなになってたわけ?」
「あの、あの……んく、ぱんつ無しで街を歩いていた時から、もう……ハァ、ハァ」
 恥ずかしい告白をしながら、ありすが、さらなる花蜜を溢れさせる。
「いやらしいなあ、ありすちゃんは……そんなこと言われたら、こっちまで興奮しちゃうよ」
 中年男がコートを脱ぎ、ブリーフ一枚の状態になる。
 一方、黒人男も衣服を脱ぎ捨て、黒いボクサーパンツのみを身につけた姿になった。
 二人とも、布の上からでも形がはっきり分かるほどに、股間のものを膨張させている。
「あううっ、す、すごいですぅ……はふぅ……」
 圧倒されたように、ありすが、その場にへたり込む。
 中年男と黒人男は、ありすの目の前に立ち、腰を前に突き出した。
 ありすが、何も言われないうちから、左右の手の平を、それぞれ黒人男と中年男の股間に当て、撫でさすり始める。
「オウ、オウ……ンムム……!」
 その手つきの絶妙さに、黒人男が、声をあげながら天を仰ぐ。
「んあぁ、熱い……とっても熱いですぅ……それに、すごく固くて……ん、んっ、ごくっ……」
 はしたなく生唾を飲み込んでから、ありすが、中年男と黒人男の下着をずり下げ、それぞれの肉棒を露わにする。
「きゃっ……! お、おっきい……!」
 黒人男の、天を向いて屹立するペニスの威容に、ありすが目を見開く。
「はぁ、はぁ……んあぁ、こ、こんなのすご過ぎですぅ……あうぅ……ん、んちゅっ」
 吸い寄せられるように、ありすが、左手で握った黒人男のペニス裏筋に、口付けする。
「んちゅ、んちゅっ、ちゅぶ、ちゅぱっ……ハァハァ、んああ、あむ、んむむむ……」
 角度を調節し、ありすが、黒人男の肉棒をその小さな口で咥え込んだ。
 そのまま、唾液に濡れた唇をシャフトに滑らせ、舌を亀頭部分に絡み付かせる。
「はぶぶぐ、うぐぐ、んちゅ、ちゅぶぶっ……んぷ、ぷあぁ、お、おっき過ぎて、お口まんこに入りきらないですぅ……あむむむむ、ちゅぶ、ちゅばっ、ちゅぼぼっ……!」
 幼い少女のフェラチオを堪能しながら、黒人男が、目を細めながら、卑猥な英語でありすのテクニックに賛辞を送る。
 ありすが、媚びるように鼻を鳴らしながら、ますます情熱的に黒人男の肉棒を舐めしゃぶる。
「ちゅぶぶぶっ、ちゅぶぶぶぶぶぶぶっ、んふ、んふぅ、ちゅ、ちゅむむっ、ちゅぼぼっ、じゅるるるるるる、ちゅばばっ……!」
「くひひひひ、ありすちゃん、もうすっかり黒人さんのデカチンポに夢中だね? でも、ボクのチンポのことも忘れないでほしいなあ」
 中年男が、そう言いながら、先汁を垂らした肉棒の先端でありすの頬を突つく。
「あわわっ、ご、ごめんなさいっ! はぶっ、んむむっ、ちゅぶぶぶ、ちゅぶぶっ、じゅずずずずずずず!」
 ありすが、激しい勢いで、中年男の肉棒を吸引する。
「んむむっ、ちゅぶぶぶぶっ! んちゅ、ちゅっ、ちゅばばっ! はぁ、はぁ、はぁ、はぶっ、んむむっ、んんぐ、ちゅぶぶっ、じゅるるるっ!」
 ありすが、中年男と黒人男のペニスに、交代でフェラチオ奉仕をする。
 さらには、口に咥えていない方の肉竿を巧みに扱き、指先や手の平で亀頭を磨くように刺激する。
「ふう、ふう、ありすちゃん、黒人さんのデカチンポと比べて、ボクのはどうかな?」
「んふ、んふぅ、え、えっと、確かに、こっちのぺにすの方が大きいですけど……ふぅふぅ、ご主人様のぺにすの方が、太くって、それに、匂いもすごくてぇ……ちゅぶぶ、んちゅちゅっ! んは、んはぁ、ありすのおまんこ、すごくうずうずしちゃってますぅ……ちゅむむむっ、ちゅぶっ、ちゅぶぶぶっ!」
 自らを女にし、そして、繰り返し性の喜びを与えてくれた中年男の肉棒に、ありすが、愛しげに唇を寄せ、ディープキスでもするかのように、亀頭に当てた舌をくるくると回転させる。
「はあ、はあ、うぐぐ、そんなにされたら出ちゃいそうだよ……うひひひひ」
「んちゅ、ちゅぶぶっ、え、えんりょなんてしないで、じゅぷ、じゅぷっ、ありすのお口まんこに、んちゅ、ちゅむむ、ざーめん、好きな時に出ひてくらさい……じゅるるる、ちゅばばっ、ちゅばばばばっ……!」
 ありすが、下品な音をたてて中年男の肉棒を吸引し、射精に導こうとする。
「おおお、い、いや、駄目だよ。だって今日は、ありすちゃん、いちばん危ない日だろう?」
「えっ……は、はい……その……あ、赤ちゃんが、できちゃう日です……」
 ありすが、羞恥と興奮に、改めて頬を染める。
「だったら、ボクの精液は、一滴残らずありすちゃんの子宮マンコに注いであげないとねえ」
「ああ、そんなぁ……ふうふう、ありす、まだ子供なのに……中学生なのに……んく、ママになっちゃうんですね……」
 ありすが、どこかうっとりとした口調で言いながら、愛らしい瞳を潤ませる。
「そうだよぉ。ボクの精子とありすちゃんの卵子が合体して、赤ちゃんになっちゃうんだよぉ」
「はぁはぁ、そんな……そんなの……んく、す、すてき……すてきですぅ……」
 ありすの秘部から新たに溢れ出た愛液が、太腿の内側を伝い、オーバーニーソックスの布地に染みを作る。
「ふひひ、それじゃあ、子作りセックスしようか」
 中年男が、ベッドの上にその肥満した身体を横たえる。
「ほら、ありすちゃん、自分からボクに跨がって、オマンコで精液を搾り取るんだよ」
「んあ……ハ、ハイ……」
 ありすが、覚束ない足取りでベッドに上がり、中年男に言われたとおり、その腰を跨ぐ。
 そして、ありすは、ゆっくりと丸いヒップを落とし、屹立するペニスを自らの秘部に当てた。
 黒人男が、広げた鼻腔で荒い息をつき、自らの肉棒を軽く扱きながら、そんなありすの様子を見ている。
「あっ、あっ、み、見られてるぅ……人に見られながら、せっくす……んふ、こ、子作りせっくすぅ……あふぅ……」
 ありすが、腰を落とし、その幼い蜜壺で、中年男の肉棒を飲み込んでいく。
「んはぁああああ……い、いつもよりおっきいぃ……ん、んは、あはぁ……」
「うひひ、いよいよありすちゃんを妊娠させるんだって考えたら、むちゃくちゃ興奮しちゃってねえ」
「もう、ご主人様ったらぁ……んっ、んんっ、んふ、んううううっ……」
 肉棒を根元まで膣内に収めたありすが、腰を動かし始める。
「ハァ、ハァ、ハァ……んっ、んくぅ、んはぁん……はふっ、んふぅ……」
 恥ずかしげな表情で拳を口元に当てながら、ありすが、娼婦のように淫らに、そして巧みに、腰をグラインドさせる。
「うおおっ、ヤバイ、ヤバイよ、もう出る、出るぅ……」
 口唇奉仕によって射精寸前にまで追い込まれていた中年男が、すぐに、情けない声を上げる。
「んふ、んふぅ、ご主人様のぺにす、んく、ありすのおまんこの中で、びくびくってしてますぅ……! はふっ、ふぅふぅ、どうぞ、出して、出してっ……! ありすのおまんこに、いっぱいどっぴゅんしてください……! ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……!」
 ありすが、さらに腰の動きを激しくして、精液をねだる。
「うおおおおお、でっ、でっ、出るうっ!」
 挿入後一分ともたず、中年男は、ありすの体内に精液を放った。
「ひゃうっ! あっ、ああああン! お腹の奥に、びゅーびゅー当たってぇ……あっ、あっ、いくうっ……!」
 ありすが、ヒクヒクと幼い体を痙攣させながら、アクメを貪る。
 その姿を見ていた黒人男が、我慢の限界といった様子でベッドに上がり、勃起したペニスでビタビタと音がするほどありすの顔を叩く。
「あうっ、は、はへぇ……んああ、はぶ、あむむっ……!」
 絶頂の余韻にうっとりと浸った顔で、ありすが、目の前の肉棒にむしゃぶりつく。
「ふぶっ、んむむっ、ちゅぶ……じゅずずっ、じゅるるるるるっ……!」
「オウッ、オウッ、イエス……フーッ、フーッ、フーッ……!」
 獣じみた鼻息を漏らしながら、黒人男が、腰を前後させてありすの口内を犯す。
「うぶぶっ、んぐ、んぶぅ……! ふう、ふう、んむむむ、ちゅぶぶっ、じゅぶ、ちゅぶぶっ……!」
 喉奥を男根の先端で乱暴に小突かれながら、ありすは、まだ中年男とつながったままの下半身を、ゆるゆると動かし始めた。
「お、おおおおお……ありすちゃんのオマンコ肉が、ウネウネ動いてるよぉ。やっぱり一発じゃ足りないのかなぁ?」
「んちゅ、ちゅぶぶっ、んあ、んはぁ……ハ、ハイ……もっと、もっとざーめん欲しいですぅ……ちゅぶぶ、ちゅぶぶぶっ……! ご主人様のざーめんみるく、赤ちゃんの部屋で、いっぱい受け止めて……ちゅぶ、ちゅぶっ、ちゅばばっ……! んく、か、確実に、ふうふう、に、妊娠、したいですぅ……! ちゅむむっ、ちゅぶ、ちゅぶっ、じゅるるるるっ……!」
 別の男のペニスに情熱的な愛撫を施しながら、甘く媚びた声で、ありすが中年男に言う。
「うひひひひ、そんなふうに言われたら、ボクのチンポ、また元気になっちゃうよ」
「んちゅ、んちゅっ、ちゅぶぶっ……! んあ、んああ、んはあぁ……ほ、本当ですぅ……ふぅふぅ、おま、おまんこの中で、ご主人様のぺにす、ま、また膨らんで……はふ、んふぅ……!」
 膣内で、柔らかくなりかけていた肉棒が再び力を取り戻すのを感じ、ありすが、年に似合わぬ艶っぽい吐息を漏らす。
 その幼い顔に浮かんだ淫蕩と言ってもいいほどの牝の表情に興奮したのか、黒人男が、ありすの口に改めてペニスを捻じ込み、本格的に腰を使い始める。
「ふぐぐっ! うぶ、うぶぶっ! うぐ! んっ、んぐっ、うぐぐ。んぶ……ちゅぶぶぶ、じゅぶぶぶぶぶぶぶ!」
 黒人男の引き締まった太腿に小さな手を当てながら、ありすが、健気にイラマチオを受け止める。
 そして、その腰は、さらに大きく動き、再びセックスの快楽を味わおうとしていた。
「んむむっ、ちゅぶぶぶっ、じゅる、じゅる、じゅずずっ……んぐぐ、うぐぅ……! ふぅ、ふぅ、ううう、うぐぐぐぐぐ……!」
「はあ、はあ、ボクのありすちゃんが黒人チンポに苛められちゃってる……うひひひひ、ここ、興奮するっ……!」
 大きな黒い手に頭を固定され、いいように口を凌辱されているありすを見上げながら、中年男が、自らも腰を使い始める。
「ンむむむっ、んうぅ〜ン……! んちゅ、ちゅぶぶ、じゅぷぷぷぷっ……! ふンふン、ちゅぶっ、ちゅぶっ、ちゅぶっ、ちゅぶぶ、ちゅぶっ、ちゅぶぶぶぶぶぶぶ! んふぅ、ふぅふぅ」
 黒人男の巨根を口に咥えたまま、ありすが、嬉しげに鼻を鳴らす。
 そんなありすの様子に、二人の男は、ますます肉棒を強張らせ、腰の動きを力強いものにしていく。
「ふぐっ、んぐう! んううっ、うぶぶ、んぷ! んふ、んふっ、んううっ! ぷあっ! あひっ、あひぃ、い、いく、いっちゃうっ! うぶぶぶぶ! うぐうっ!」
 次なる絶頂の予感に大きく喘ごうとするありすの口を、黒人男の肉棒が塞ぐ。
「んぶぶっ、んぢゅ、んぢゅうっ! んうっ、んぐぐぐぐ! じゅるるるる! んんんんん〜っ! ぢゅぢゅぢゅーっ!」
 ありすは、苦しげに眉をたわめながら、黒人男のペニスを吸引し、中年男の腰の動きに息を合わせるようにヒップを揺すった。
「ハア、ハア、ハア、おおおっ、出るう!」
 中年男が、ひときわ大きく腰を突き上げてから、再びありすの体内に精液を注ぎ込む。
「んああああああっ! はひっ、はひっ、出てるぅ! ああああああっ、い、いくぅうううううううう! あぶうっ!」
 またも絶頂に達したありすの顔に、黒人男がザーメンを浴びせかける。
「んあっ、あぶっ、んぷ! ぷはっ! んあ、んああっ! いくっ、いくっ、あっ、あひぃいいいいいいいいい!」
 大量の精液で顔をドロドロにしながら、ありすが、繰り返しアクメに達し、ヒクヒクと体をおののかせる。
 その顔面に付着した大量のスペルマを、黒人男が、亀頭の先端で塗り伸ばす。
「あふっ、はへぇ……す、すご、すごい匂いぃ……はぁ、はぁ、ざーめんの匂い、すごいのぉ……」
 ありすが、うっとりと呟きながら、上半身を伏せさせ、中年男と体を重ねる。
「うひひひひ、ありすちゃん、すっごくザーメン臭くなっちゃってるぞぉ」
「あぁ〜ん、は、恥ずかしいですぅ……」
 はにかむありすの後方に、未だ肉棒を勃起させたままの黒人男が回り込む。
 そして、黒人男は、ほとんど色素の沈着していない可憐な外観のありすの排泄器官に、自らのペニスの先端を押し当てた。
「ひゃうっ……あっ、あっ、だ、ダメですぅ。い、今、お尻に入れられたらぁ……」
 ありすが、不安そうな声で言いながら、身をよじる。
 中年男は、そんなありすのヒップを両手で鷲掴みにして、腰の動き封じた。
 黒人男が、白い歯を剥き出しにして笑いながら、結合部から溢れ出ている愛液を、自身の肉棒に塗りたくる。
「あああっ、そんな、そんなのぉ……同時になんて……んく、あ、ありす、どうなっちゃうのぉ……」
 ありすの声には、しかし、どこか期待しているような響きがある。
 黒人男は、ゆっくりと、ありすの菊門にその巨根を埋め始めた。
「んあああああ……! お、おっき、おっきいぃ……ひあ、ひああ、お尻、壊れちゃうぅ……!」
 悲鳴を上げながら、ありすが、中年男の肥満した体にしがみつく。
 構わず、黒人男は、さらに肉棒を前進させた。
「あうううっ……すごい、すごい入ってくるぅ……は、は、はひ、ンあああ、あはぁ……!」
 すでに排泄のたびにアナルで絶頂するまでに調教されているありすが、声に甘い響きを滲ませる。
 そして、とうとう、黒人男は、その巨根を根元までありすの直腸に挿入させた。
「はっ、はっ、はひ……うああ、い、いっぱい、いっぱいすぎますぅ……は、はへぇ……」
「おおお、すごい締まりだよ、ありすちゃん。うひひひひ、後ろの黒人さんも、気持ち良さそうな顔してるよぉ〜」
「あううっ、そ、そんな……」
「さあ、それじゃあ、動くからね」
「あっ、ま、待って――あひぃいいいいい!」
 ありすの制止を無視して、中年男が腰を使い始めた。
 数瞬遅れて、黒人男も、容赦のないピストンを開始する。
「ンあああああ! だ、だめ、だめですぅ! ぐひい! あっ! あっ! あっ! いっ、いっぐうぅ!」
 膣内と直腸を同時に攻められ、ありすは、早くも絶頂に達した。
 だが、二人の男は、腰の動きを緩めるどころか、むしろさらに激しくしていく。
「ひあっ! あああああああああ! あひ、あひいっ! 待って、待ってくださいぃ! あひ、あひ、あひ、いっちゃう、またいっちゃうぅ! ひぃいいいいいい!」
 ありすが、さらなる絶頂に到達する。
 大きくのたうつ可憐な体を、二人がかりで押さえつけながら、なおも、中年男と黒人男がありすの二つの穴を同時に犯す。
「ひあああっ、はひ、はひっ、くひぃいいいいいいいッ! やっ、だめ、だめぇ! お、お、お腹の中、ぐちゃぐちゃになっちゃうぅ! あひ、あひ、あひ、ああああああ、あっ、あっ! いっ、いく、いっくううううううううううー!」
 次の絶頂に強制的に導かれ、ありすが絶叫する。
 粘液にまみれた二本のペニスが、交互に、あるいは同時に、ありすの体内を出入りする。
「ひーっ、んひ、んひぃーっ! は、はひ、くひぃ! あっあっあっあっあっあっ! いぐっ! いいいいい、いぐぅうううううううううううううっ!」
 ほとんど呼吸困難になりながら、ありすが、繰り返し絶頂を極める。
 涙を流し、歯を食い縛りながらアクメに達するありすの姿に興奮したのか、中年男と黒人男が、ますますピストンを速めていく。
「はっ、はひっ、はひ、し、死んじゃうぅ! い、い、いき過ぎて死んじゃうぅ〜! あひ、あひ、あひ、あひ、あひ! ンおおおおお! いぎっ、い、いぐぐ、いっぐぅううううううううううううううーッ! ああああああああああああああああああああああ!」
「ハァ、ハァ、ハァ、もう出る、出るよ、ありすちゃん! 孕んで! ボクの赤ちゃん妊娠してよっ! ンゴおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
 豚の断末魔を思わせる咆哮を上げ、中年男が、子宮口に食い込ませた亀頭部から、子宮内に直接ザーメンを注ぎ込む。
「ひぐぅうううううううううううううううううううう! おっ、おっ、おっ、おほぉおおおおおおおおお! イグッ! イグッ! イグッ! イグッ! ンひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!」
 ありすが、これまでで最高の絶頂を極め、獣じみた叫びを上げる。
 それに誘われるように、黒人男も、ありすの腸内に大量のスペルマを放出した。
「ひはっ……! あ、あは……! ンあ……かっ……はっ……ひィ……ッ!」
 もはや、声を上げることすらできないのか、陸に水揚げられた魚のように口をパクパクと開閉させた後――ありすが失神する。
 下半身を弛緩させ、レモンイエローの尿を純白のシーツの上に漏らしながら、ありすは、自らが妊娠してしまうであろうことを、薄れいく意識の中ではっきりと確信していた……。
あとがき

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