女子大生・亜衣のお尻事情


前編



ちゅんちゅん……ぴぴぴぴ……

亨「ん……」

朝が、来た……雀が鳴いてる。
ああ、朝になったんだなあ、とぼんやり思う。
とりあえず、今のところは、ただ、それだけ。

亨「ふわぁ……んむむむむ……」

部屋のエアコンは、音ばかり大きくて、効きが悪い。
それでも、どうにか惰眠を貪ったままでいられるくらいには、部屋を涼しくしてくれている。
すごいもんだな、と思う。エアコンを発明した人は、ノーベル賞くらいもらってるんだろうか?
エアコン……夏なのに、部屋を涼しくしてくれるなんて……すごいよな……すてきだ……愛してるよ……

ピンポーン

……誰か、来た。
僕とエアコンの蜜月の時を邪魔しようなんてのは、どこの誰だ?
ま、いいや……めんどくさい……ほっとこう……

ピンポーン

……しつこいなあ。
新聞の勧誘かな?
あんなもん、ネットのニュースサイト見てればいらないよなあ。
四コママンガも同じようなネタばっかだし。
今度、玄関に“私は新聞が読めません”ってプレートでも付けとこうかな。

ピンポーン

……むう、なかなかにしつこい。
敵もさる者、ってやつだ。
ところで……“さる者”って何だろう?
“猿者”か? “去る者”か? どっちにしても別に強そうじゃ無いよなあ……。

……
あきらめたかな?
よし、これでゆっくり……

???「……亨〜」

ん……?

???「亨ってば、ねえ。どうして出てきてくれないの?」

この声は……

???「あ、寝てる」

半分呆れたような、半分怒ったような、そんな声。
聞き覚えのある……子供のころから、ずっと聞いてきた声。
最近になって、ずっと柔らかく、しっとりした声になってきたけど……でも……

???「こらぁ、亨っ! 起きてよ!」
亨「ん……なんだ、亜衣か……」

そう、声の主は、亜衣だった。
亜衣が、合カギでこの部屋に入ってきたのだ。
そう、この、大学に通うために借りた僕の部屋のカギをもっているのは、僕と亜衣だけだ。

亜衣「なんだじゃないでしょ? 起きなさいよ!」
亨「んー、別にいいだろ……」

僕は、毛布にくるまった。

亨「ガッコは休みなんだし……わざわざ早起きすることないじゃないか」
亜衣「あのねえ、もう十時よ。どこが早起きだって言うわけ?」
亨「僕は、休日は昼まで寝てるんだよ……」
亜衣「ちょっと、私との約束、おぼえてないの?」
亨「約束……?」

ああ、そうだった。
今日は、亜衣とデートに行く約束してたんだっけ。
亜衣のやつ、新しく買ったワンピを着るんだ、ってはしゃいでたっけな。
そりゃ、僕も楽しみではある。うん、もちろん楽しみだとも。
でも……

亨「覚えてる。覚えてるよ」
亜衣「だったら何で寝てるわけ?」
亨「疲れてるんだよお。誰かさんのせいでね」
亜衣「誰かさんて、誰よ」
亨「ん〜、言わなきゃわかんないかなあ?」
亜衣「わ、私のせい……って言いたいわけ?」
亨「昨日は、いつもよりはげしかったからねー」
亜衣「い、いいからっ! とにかく起きてよっ!」

ぐいっ!

亨「うわあっ!」

まるで、実家にいたときみたいに、亜衣が強引に僕の毛布を引っぺがす。
僕は、寝巻き代わりのTシャツと、トランクスだけの姿にさせられた。

亜衣「あっ……」

亜衣が、顔を赤くして、僕の股間の辺りを見ている。
そこは、もうすっかり臨戦態勢になって、トランクスに大きなテントを張っていた。
ま、ほら、朝だからね。

亜衣「もう……昨日、あんなにしたのに……まだ、そんなに元気なんだ……」
亨「ん? 何か言った?」
亜衣「い、言ってない! 言ってないわよっ!」
亨「そう? 昨日がどうとか、言ってなかったっけ?」
亜衣「それは……その……」
亜衣「昨日は……だって、亨の方が強引だったじゃない」
亨「あれ、そうだっけ?」
亜衣「そうだよ……。胸とか、うんときつく吸ったりして……キスマークとか、できちゃったんだよ」
亜衣「新しい服、胸元がけっこうきわどいから……人に、見られちゃうよ」
亨「ふーん、亜衣は、それが僕のせいだって言うわけだ?」
亜衣「ほかの誰のせいだって言うのよ」
亨「じゃあ、昨日のこと、二人で最初から思い出してみようか?」
亜衣「え……?」
亨「ま、確かに、最初は、僕の方が強引だったかもね……。でも……」



うん、確かに、昨日は、ちょっと強引だったかもしれない。
あくまで最初のうちは、だけど。
そう、最初は、こんな感じで……

亜衣「ねえ、亨ゥ……どうしても、しなきゃダメ?」
亨「もちろん」
亜衣「そんなぁ……やだ……はずかしい……」

ホテルのバスルームの中、亜衣が、お尻をこっちに向けている。
最近になって、ますます脂が乗ってきた、ぷりぷりしたお尻。
それでいて、きゅっと引き締まって、ぜんぜん下品じゃない。
でも、亜衣が恥ずかしがってるのは、僕にお尻を見られてるからじゃない。

亨「今さら、何言ってるんだよ。僕と亜衣の仲だろ?」
亜衣「で……でも……」
亨「それに、中に何かあったままじゃ、できないだろ?」
亜衣「バカ……い、言わないで……そんなこと……」
亨「けっこう溜めちゃってるんだろ? どれくらいしてない?」
亜衣「ど、どうしてそんなこと聞くのよぉ……」
亨「きちんと答えてよ、亜衣」

耳元に口を寄せ、熱い吐息混じりに、答えを催促する。
ぞくぞくぞくっ、と亜衣の白くなだらかな背中が、震えてる。
羞恥と、そして快感で、亜衣の頬が赤く染まっていく。

亜衣「み……三日……だよ……」
亜衣「三日間、出てない……あぁ、もう言わせないでぇ……」

泣きそうなその声が、たまらなく色っぽい。
亜衣が、こんな声を出すようになるなんて、一緒に走り回ってた子供のころは思わなかった。
すべてを知ったつもりになってても、まだ隠れた魅力がある。

亨「じゃあ、きちんとキレイにして、すっきりしよっか?」
亜衣「やあぁん……許してぇ……」
亨「だーめ。そもそも、今のままじゃ、亜衣の好きなアレ、できないだろ?」
亜衣「そんな……私、べつに好きなんかじゃ……」
亨「何言ってるんだよ。すっごく期待した顔してるぜ」
亜衣「いやっ……は、恥ずかしい……」
亨「したいんだろ? ここで、僕のモノ、受け止めたいんだろ?」

なでなでと、亜衣のお尻を撫でる。
吸い付くようで、それでいて滑らかな、極上の手触り。
やりたい盛りのガキなんか、触っただけで射精しちゃうんじゃないだろうか。
そんな、たまらないくらい魅力的なお尻が、今は、僕だけのものなんだ……!

亜衣「あっ……ああん……亨ゥ……」

お尻を撫でられただけで、亜衣が、とろけた声を上げる。

亜衣「はっ……はぁぁン……あン……はぁン……」
亨「したいんだよね、亜衣は……こっちでセックス、したいんだろ?」
亜衣「あっ……うぅン……はぁっ……し、したい……したいよ……」
亨「じゃあ、中をキレイにしなきゃね?」
亜衣「ああん……でも、でも……せめて、普通に……亨の見てないところで……」
亨「だめだってば。僕は、亜衣がしてるところ、見たいんだよ」
亜衣「やぁん……亨の、ヘンタイっ……!」

そんなこと言われても、僕はひるまない。

亨「僕がヘンタイなら、亜衣もヘンタイだよ」
亜衣「そ、そんなこと、ないよっ……あぁん……」
亨「いーや、ヘンタイだね。だって、亜衣は本当は僕に見てもらいたがってるんだから」
亜衣「ち、ちがうよ……そんなふうになんて、思ってな……きゃうっ!」

びくーん、と亜衣のお尻が跳ねる。
僕が、不意打ちで、亜衣のアソコに触れたのだ。
濡れた靡肉の感触が、ぬるりと指にまとわりつく。

亨「ホラ、こんなに期待して濡らしてるじゃん」
亜衣「違うゥ……それは、違うのっ……あぁ〜ん」

くちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅ……
リズミカルにそこを刺激すると、とぷとぷと愛液が溢れてくる。

亨「もう太ももの内側まで垂れちゃってるぜ、亜衣……」
亜衣「そ、そんなあ……それは、亨のせい……あっ……はぁぁ……あぅん……」
亨「まったく、こっちが恥ずかしくなるくらいぐちょぐちょだよ……イヤらしいなあ、亜衣は……」
亜衣「ああっ……あン……はっ……はあぁっ……はぁン……」
亜衣「あぁんっ……私……ぐちょぐちょ……亨にいじられて、ぐちょぐちょになってるの……はぁんっ……はっ……はあぁ……」
亨「うんと濡らしちゃったね、亜衣」

ちゅっ、ちゅっ、と首筋や背中にキスをする。

亜衣「あんっ……うん……くぅン……!」

亜衣は、嬉しげに鼻を鳴らして、しなやかな体をくねらせた。
さらに大きく立派に成長した胸が、ぶるん、ぶるん、と震える。
僕は、それを左手でたぷたぷと揉みながら、亜衣の淫液でたっぷりと濡れた指先を、もう一つの穴に移した。

亜衣「きゃうっ……! そ、そこは……」
亨「何今さら驚いてるのさ。今日は、たっぷりここを可愛がってやるんだって言ったろ?」

くるくるとお尻のすぼまりの周囲を撫でながら、僕が言う。

亜衣「で、でも……いきなりだったから……あっ、あうン……あン……ああぁン……」

亜衣が、聞いてる僕の脳が痺れるような、甘い声をあげる。

亜衣「はぅっ……はんっ……あんン……はあぁン……」
亨「ふふふ……外側を撫でてあげてるだけなのに、気持ち良さそうな声だしてるね、亜衣……」
亜衣「だって……あぁん……だってぇ……あっ、あぁン……あン……あぁ〜ン」
亨「だったら、入れてあげたらどうなるかな?」

つぷっ。ぬっ……にゅるるん。

亜衣「きゃふうううっ!」

僕の指をお尻の穴に迎え入れて、亜衣が、背中をそらし、高い声をあげた。
だけど、その声には、嫌がってたり、痛がってるような響きは、ぜんぜんない。

亨「すんなり入っちゃったね。亜衣……」
亜衣「う、うん……入ってる……亨の指、入ってるの……」
亨「亜衣のお尻、嬉しそうに、僕の指を締め付けてるよ」
亜衣「やあぁん……だ、だってっ……自然に、そうなっちゃうの……あぁっ……」
亨「食いしん坊さんだね、亜衣のお尻は」
亜衣「やっ、やっ、そんな恥ずかしい言い方、しないでェ……あんっ、あっ、ああぁぁぁー……」
亜衣「う、動いてる……動いてるの……亨の、指っ……私のお尻で、動いてるゥ……はあぁン……」

にゅぷ、にゅる、にゅぷっ、ぬるるん……

前後に動かして、次第に深く、指をアナルに埋めていく。
第一関節から、第二関節くらいまで……
痛いくらい強烈に締め付けながらも、亜衣のそこは、僕の指を、どんどん奥まで迎え入れてくれた。

亨「可愛いよ、亜衣……」
亜衣「あぁん……亨ゥ……亨ゥ……」

一度、指を抜き、たっぷりと愛液をすくってから、それをまたアナルの奥に塗り込めるように挿入する。
亜衣は、くねくねと背中をくねらせながら、後ろの門からの快感に喘いだ。

亜衣「はーっ、はーっ、はーっ、はーっ……」
亨「コツが、解ってきたみたいだね……。指が、どんどん奥まで入ってくよ」
亜衣「あ、あぁんっ……恥ずかしい……私、恥ずかしい体になっちゃったよォ……ああぁんっ……!」
亨「そりゃそうだよね。ここには、指なんかよりもっと太いモノが入るんだから……」
亜衣「ああぁんっ!」

きゅううううっ。

その時のことを想像したのか、亜衣の括約筋が強烈に締まる。
さて、そろそろ、本番のための準備をしようかな……

亜衣「きゃうっ」

にゅるん、と指を抜くと、亜衣が奇妙な悲鳴をあげた。

亜衣「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」

喘いでる亜衣の横で、準備をする。
透明な、巨大な注射器のような器具――言わずと知れた、シリンダー式の浣腸器だ。

亜衣「あぁん……ど、どうしても、するの?」
亨「するんだよ。もう、亜衣ってば往生際が悪いなあ」

僕は、浣腸器の先端で、愛らしいココア色のすぼまりに狙いをつけた。

亜衣「あぁ〜ん、どうしてホテルにそんなのがあるの〜?」
亨「ここはそーいうホテルなの! 一回当たりが高いんだぜ」

そう、ここはSMカップル用のホテルなのだ。そのテの備品が異様に充実してる。

亜衣「で、でも……やっぱり恥ずかしいんだもん……」
亨「僕は、亜衣の恥ずかしがる顔が見たいんだよ」
亜衣「そ、そんなぁ……」
亨「恥ずかしがって震えてる亜衣の顔、可愛いぜ」
亜衣「し、知らない……亨ってば、本当にヘンタイ……」

そう言いながらも、亜衣の瞳は、情欲にうるうると潤んでいた。
浣腸器の先端を、亜衣のアナルに当てる。
そこは、亜衣自身の愛液に濡れ、何かを期待するようにヒクヒクと震えていた。

亨「入れるよ」
亜衣「あっ、やああっ……そんな……」
亨「ほら、動かないで……だいじょうぶ、痛くはないから」

ぬぷっ。
亜衣の、皺に包まれた肉のすぼまりが、呆気なく浣腸器の先端を咥え込む。
僕は、感触を楽しむように、ゆっくり、ゆっくり、シリンダーを押した。

亜衣「あ……あうぅ……はっ……はああぁぁぁ……」

温められた薬液を直腸からさらに体の奥へと注入され、亜衣が、なんとも言えない声をあげる。
かすかに苦しそうな、悩ましい声。
それが、僕の体を熱く興奮させる。

亜衣「と、亨っ……亨ぅ……きついよお……」
亨「がまんして……もう少しだから……」
亜衣「あっ……あぁン……亨……私、がんばる……はあぁっ……」

まるで、初体験の時みたいに、亜衣が、眉をたわめ、快楽混じりの苦痛に耐えている。
そして、ようやく、浣腸器一杯の薬液を、亜衣の中に注入し終わった。
まるで、僕自身の体液を注ぎ込んだような、不思議な興奮を感じる。

ちゅぽんっ……

亜衣「あ、あん……」

浣腸器のクチバシが抜ける感触に、亜衣が、声をあげる。

亜衣「はぁ、はぁ、はぁ……な、なんか、恐い……」
亨「恐い?」
亜衣「だって、私、どうなっちゃうのか分からなくて……ああぁんっ!」

いきなり、亜衣が声をあげた。
どうやら、もう薬が効き始めたらしい。
きゅっ、と亜衣のアナルが、固くすぼまるのが、なんだか可愛らしい。

亜衣「あっ……ああぁ……やだっ……こ、こんなの……」
亨「キツいかい、亜衣」
亜衣「うん……苦しい……これ、苦しいよ、亨ゥ……き、きっつい……あうぅ……」

ぶるぶると、亜衣の形のいい脚が震え始める。
あのお腹の中で、どれほどの感覚が、暴れだしたんだろう?
それを思うと、頭がかーっと熱く感じるほどに興奮する。

亜衣「あっ……あぁン……あんっ……苦しい……苦しいよ、亨ゥ……」

亜衣が、涙を滲ませた目を僕に向けながら、言う。
だけど、苦しみを訴えるその声にも、媚びるような、甘えるような響きがあった。

亨「ガマンして、亜衣……ほら、お腹撫でてやるから」
亜衣「あっ! ダメっ! さわっちゃダメっ!」

そんな亜衣の声にかまわず、僕は、亜衣のお腹をさすった。
むだな肉など一切付いてない、引き締まったお腹。
けど、今は、その奥にぷっくりとした感触がある。

亜衣「あ、ああぁ……はぁっ……はぁーっ……はあぁ……」
亜衣「ダメぇ……そ、そんなに……お腹、さすらないでぇ……」
亜衣「ガマン、できなくなっちゃうよ……あっ……あぁん……はあぁぁぁ……」

犬みたいに舌を突き出して、亜衣が、喘いでいる。
愛しい相手を苦痛にもだえさせる、どこか狂った快楽。
それを堪能しながら、僕は、亜衣のお腹をさすり、便意を煽り続けた。

亜衣「あっ……あくううっ……あはっ……んああぁぁぁっ……」

亜衣の声が、高く、切羽詰まったものになっていく。

亜衣「ね、お願い……やっぱり、おトイレで……」

亜衣の懇願に、僕は、首を横に振った。

亨「ダメだよ、亜衣。ここでするんだ」
亜衣「そ、そんな……そんなこと……やっぱりできないィ……」
亨「亜衣……僕に全てを見せて……」

ちゅっ、とキスをして、僕はそんなことを言う。

亜衣「だ、だって、嫌われちゃう……亨に嫌われちゃうよ……」

亜衣は、涙をこぼしながら、言った。

亜衣「そんなとこ見たら、亨、私のこと嫌いになるよ……だから、だから……ああぁっ……お、お願いィ……」
亨「だいじょうぶだよ。そんなことで、亜衣を嫌いになるわけないだろ?」
亜衣「ホ……ホント……?」
亨「本当だよ。亜衣が、どんなに臭くて汚いものをたくさん出しても、そんなことで亜衣を嫌いになったりしないよ」
亜衣「あ、あぁうん……亨ぅ……っ」
亨「だから、ほら、安心して出してごらん……」
亜衣「あっ……ああぁっ……ダメ……もう、ダメえ……出ちゃう……出ちゃうの……出ちゃうううっ!」

ぎゅるるるるっ、と亜衣のお腹の中が、一際激しく蠕動した。

亜衣「出るっ! 出るのーっ! ウンチ出ちゃう! ウンチ出ちゃうううう〜っ!」

ばぶっ! ぼっ! ぶばばばばばばっ!

とても人には聞かせられないような強烈な破裂音をあげて、亜衣は、半ば形を崩した褐色の塊を、大量に迸らせた。

亜衣「あーっ! あーっ! ああぁーっ! 見ないでっ! 見ないでぇ! やっぱり見ないでぇ〜っ!」

亜衣が、身も世もないような声で泣き叫ぶ。
が、その声すら圧倒するように、亜衣が排泄する音はバスルーム中に響いた。

亜衣「ぅあああああ……あぁ……ひあああぁぁぁ……」

ひくんっ、ひくんっ、と亜衣の体が、本人の意思とは無関係に、排泄の快感に痙攣する。
鼻を刺す臭気が、バスルームに充満した。

亜衣「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
亨「よく頑張ったね、亜衣……」
亜衣「うっ……ひぐっ……うううっ……うああぁぁぁん……」

抱き締めて髪を梳いてやると、亜衣の方から、ぎゅっとしがみついてきた。

シャアアアアアアアア……

その体を片腕で抱いたまま、もう片方の手で、シャワーを操り、床と、亜衣の下半身を流す。
そして、僕は、亜衣の顔を起こし、その唇に口付けた。

亜衣「んっ……ちゅっ……ちゅぶ……んちゅっ……ちゅば……んむっ……ちゅ……」

人として最も恥ずかしい行為を強制した僕に、亜衣が、夢中になってキスを返す。
なんだか……じぃん、と胸が熱くなってしまった。

つづく
※ 本作は『clock up』さんの18禁ゲーム『プレゼンス』の番外編です。(巽ヒロヲ)

BACK

MENU