あとがき
ごった煮を作ろうとしたら闇鍋になってしまった……。
『School-mate』を書き上げての感想は、コレであります。意余って力足りず、と言うんでしょうか。
なんだろう、弱音しか出てこないぞ(笑)。
とにかく、いろいろなことをやりたかったんです。
学園ラブコメ。
学園推理。
学園格闘モノ。
そして、無論、学園エロ。
で、これらの要素を特に何も考えずにだばだばと「星晃学園」っていうお鍋の中に入れて煮てみたら、こんなお話になっちゃったわけです。
こんなこと言ってますが、自分自身は、けっこう楽しんで書けました。そりゃまあ、自分の好きなことを書いてるんですから、楽しくてしょうがない。
特に、登場させたキャラクターどもが、自分としてはもう愛しくてしょうがなかったです。誰を選べなんて言われても困るくらいに、みんな好き。
……でも、このお話、人様から見てどうなんでしょうね〜。
恐くて、未だに客観的に見れない自分がいます。
ただ、自分でも、多少食い足りないところがないでもありません。
このお話に登場したカップルたち……とくに、林堂&瑞穂ペアと、浩之助&亜美ペアについては、まだちょっと書き足りない感じなんですね。
あと、鈴川名琴に関しては、もっともっと書きこんであげたかった感じがします。郁原を想ってのオナニー・シーンとか(笑)。
ま、例によって番外編を書けばいいんですけどね♪
さて、ここで裏話など。
実はこのお話、当初の予定とだいぶ違ったラストを迎えました。
そもそも、長谷川圭一、彼は『血の聖夜』で殺されちゃうはずだったんです。
でも、あまりにあまりな展開だし、そんなことがあったら舞が自閉症か何かになっちゃってその後のエッチも覚束ないので、やめにしました(笑)。
あと、最後の『春の別離』では、久遠寺かずみの霊は成仏して、んでもって、名琴は三角関係から身を引いて、って感じのはずだったんです。
でも、せっかく幸せになれたのを無理に引き離すのもよろしくなかろう、と思って、そのままにしました。
いかに私がいーかげんにプロット組み立ててるかがわかっていただけたかと思います。
最後にちょろっと反省を述べますと、やっぱ、カップル四組ってのは欲張り過ぎでした。
とりあえず次のお話では、一組か二組のカップルをじっくりと書きたいと思います。
ではでは〜♪