隷嬢二人



あとがき



 『隷嬢二人』、ようやく書き終わりました―。
 今だから申し上げますと、今回は難産だったです〜。いや、長編は終わりの方になるといつも難産になってたような気もしますが……。それでも、今回は苦労したイメージが強いです。書きあがった今、充足感よりも解放感の方が強い感じといいましょうか(汗)。
 書き始めた当初は「なーんにも考えないでとにかくエロいシーンの連続にしよう」って思っていたはずなんですけどねー。結局、終わってみれば例によって親子確執モノ……好きだなあ、オレも(笑)。
 おそらく、一番の問題は、巳洞至なる男の性格設定にあったんだと思います。これが、もう少し自分的に好感のもてるキャラだったら、お話を進めるのにこんなに苦しまなくて済んだと思うんですが……とにかく、あの男は私にとって「どうにか主人公を任せておくことのできるギリギリのライン」って感じでありました。
 「イヤな男に可愛い女の子が犯されるほうがエロいんじゃないだろうか?」と考えてこういう性格にしたわけですが……この試みが成功してるかどうかに付いても、ちょっとした不安が残っているところであります。どうでしょう? エロかったですか? ちゃんとヌけてます?
 えー、一方、姫乃と夏希ですが……この二人、キャラ造形的にたいへん気に入ってるところです。やっぱ、母乳とか精液とか、イクときに何か飛ばしちゃう女の子というのは好きですね。某巨大掲示板で「フタナリ娘はイったふりができないところがいい」という書き込みがあって非常に共感したのですが、要するにそんな感じです。
 ただ、ヒロインを複数にしたせいで、視点がいろいろブレちゃって、その点は反省しております。最初、姫乃視点オンリーで書いてるときの方がすらすら書けましたですねー。そういう点も含めて、やっぱり「難産」のイメージの強いお話になってしまいました。
 まあ、最大の要因は、これを書いてる最中に副業の方で修羅場になってしまったことだと思います。今までにも時期が重なっちゃうことはあったんですが、今回はサイトのお話も副業のお話も両方とも陵辱モノだったんで、逃げ場が無くなってしまったと言うかヘンなガスが溜まってしまったと言うか……なんか愚痴ばっかりになってますですね。スイマセン(汗)。
 まあ、私がどれだけヒーヒー言ってたかというようなことは読者様にとってはあんまり関係ないことだとは分かっているのですが、いつかこのお話を読み返すであろう未来の自分へのメッセージということでご容赦いただければと思います。
 ともかく、読者の皆さんにどこか一シーンでも気に入っていただけたら嬉しいです〜♪
 ではでは。




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