百合香の期待



第七章



 ご主人様と私は、並んでベッドに腰掛け、エレベーターの中でしたのよりもさらに激しくキスを交わし、体を愛撫し合いました。
「フウ、フウ、オウ、ユリカ……トテモ可愛イ……美シイデス……」
「んちゅ、んちゅっ……あぁ、ご主人様……ちゅ、ちゅっ、んちゅ……んちゅ、んふ、んふン、ちゅむむ……んふぅ……」
 ご主人様のズボンが、大きくなったあの部分で、はち切れそうになっています。
 私は、名残を惜しみつつキスを中断し、ご主人様の足元にひざまずき、ベルトを外しました。
 ご主人様がその場に立ち上がり、ズボンを下ろします。
 そして、私がボクサーパンツを下ろすと、とうとう、ご主人様のそれが、露わになりました。
「はわわっ……お、お、おっきいっ……ん、んく、すごい……」
 私は、逞しく反り返った黒いペニスを見上げながら、思わず感嘆の声を上げてしまいました。
 それは、今まで目にしてきた誰のものよりも大きくて、そして太かったのです。
 私は、膝立ちになり――無意識のうちに、ペニスにうやうやしく両手を添え、崇拝の念を込めて、先端に口付けをしました。
「ん、んちゅ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅむ……ん、んあぁ……はぶぷっ、んむぅ……」
 キスを繰り返してから、唇をかぶせ、丁寧に、口内に迎え入れます。
 ですが、あまりに大きすぎて、半分どころか、三分の一程も咥えることができません。
 私は、苦しさをこらえ、喉の入り口のところまで、ご主人様のペニスを導いていきました。
「オ、オウ、ユリカ……オォウ……フウ、フウ、オオオゥ……」
 ご主人様が、自ら残った服を脱ぎながら、声を上げてくれます。
 それを励みにしながら、私は、限界まで、ご主人様の逞しい肉棒を咥え込みました。
「オウ、ユリカ……オウ、イエス、イエス……オウ、フィールソーグッ……オオウ……気持チイイデス、ユリカ……」
 ご主人様が、優しく、私の頭を撫でてくださいます。
「んっ、んふぅ、んんんン……」
 私は、嬉しさに体を震わせながら、頭を上下に動かし、サオの表面に唇を滑らせ、ディープスロートを始めました。
「んむむむ、ちゅ、ちゅぶ、ちゅぼぼ……んほ、んほぉ、ちゅば……ちゅむむっ、ちゅ、ちゅぶ、ちゅぼ……ん、んふぅ……」
「オォウ、グーッ、グーッ……イイデス、ユリカ……最高ネ……フウ、フウ、ンン……オウ、ナイス……イエス……オオォウ……!」
 ご主人様が、うめくような声を上げ続け、ペニスの先端からお汁を出します。
 私は、口の中で舌を動かし、シャフトに絡み付かせながら、お口による奉仕を続けました。
「オウ、ウッ、ウッ……! ナイス、ベリーナイス……オウ、イエ、イエェ……! フウ、フウ、フウ、ンムムム……オオッ、オオオウッ……!」
 ご主人様が、声を大きくされながら、腰を使い始めました。
「うっ、うぐっ、ふぐぅ……! んっ、んんっ、んぐ……んむっ、んっ、んううっ……! うぐ、うぶぶ、ちゅぐ……んむむっ、じゅぶぶぶっ……!」
 私は、ご主人様の力強いピストンに圧倒されそうになりながら、なおも舌と唇でペニスにご奉仕しました。
「シーッ、シーッ、オオウ……! オウ、オウ、ファッキン……! ユリカ、オウ、ユリカ……ウウウッ!」
「んぶっ!」
 どぴゅっ! どぴゅっ! と激しい勢いで、ご主人様のザーメンが私の口の中に弾けます。
「ん、んぐぐ、んぐぅ……ふぅ、ふぅ、うぶ……ゴク、ゴクッ、ゴク……んふ、んふン、んううぅぅ……ゴキュッ……!」
 私は、はしたなく喉を鳴らしながら、ご主人様が恵んでくださった精液を飲み干しました。
 さらに、鈴口に唇をかぶせ、尿道に残った精液を吸い取ります。
「んちゅ、ちゅぶっ、じゅるる……んっ、んちゅっ、ちゅるる……んぐ、ゴクッ……はぁ、はぁ、はふぅ……ご、ご馳走様でした、ご主人様……」
「オウ、ユリカ……ゼンブ飲ンデクレタノネ……トテモ嬉シイデス……アリガトウ……」
 ご主人様が、私の頭を撫でながら、おっしゃいます。
「そんな……奴隷として、当然のお勤めです……」
「ユリカ……サア、ベッドヘ……」
 ご主人様が、そう言って、私を引き寄せながら、シーツの上に仰向けになります。
 私は、まだほとんど萎えていないご主人様のペニスを右手でシコシコと扱きながら、濃褐色の逞しい胸板にキスを繰り返しました。
「チュッ、チュッ、チュッ……ああ、素敵です……チュ、チュッ……ご主人様ぁ……ンチュ、チュッ……」
「オウ、ユリカ……トテモ気持チイイヨ……フウ、フウ、オ、オウ……」
 乳首を口に含み、丁寧に舐めると、ご主人様は、声を上げながら、ペニスをぴくぴくと動かされました。
 私は、手に捻るような動きを加えながら、独特の体臭に導かれるように、ご主人様の左の腋の下に顔を埋めました。
「すんすん……ん、んはぁ、す、素敵……ちゅ、ちゅっ、んちゅ……すんすんすん……れろ、れろっ、んふぅ、レロレロレロ……」
 私は、ご主人様の腋の匂いに夢中になりながら、そこをおしゃぶりしました。
「ウフフ……クスグッタイデス……フウ、フウ……オウ、ベリィナイス……ンフウ……」
 ご主人様が、うっとりとした表情を浮かべながら、右手で私の頭を抱き、左手で、おっぱいをまさぐります。
「んっ、んふぅ、あっ、あっ、ご主人様ぁ……あふ、んふぅ……か、感じちゃいます……あうン、あふぅン……はぁはぁ……」
「ユリカ……」
 ご主人様が、くるりと体の位置を入れ替え、私をシーツの上に仰向けにし、覆いかぶさってきました。
「ユリカノ胸、トテモ大キイデスネ……顔トプッシーハ子供ミタイナノニ……素晴ラシイデス……」
「あぁ……き、気に入っていただけたのでしたら嬉しいです……あ、あン……!」
 ご主人様が、その大きな両手で私のおっぱいを寄せ、左右の乳首を同時に口に含みました。
「んううっ、あっ、あっ、あっ、あふぅン……き、気持ちいい……ふン、んふン、あふ……」
 時に強く、時に優しく、吸われ、舐められ、歯を立てられて、私の乳首は、ご主人様の唾液にまみれながら、恥ずかしいほどに勃起してしまいました。
「あううっ、んく、あっ、あっ、あひぃ……!」
「チュバチュバチュバ……ユリカ……ンフ、ンフゥ……トテモ素敵デス……ンフゥ……」
 ご主人様の手が、私のおっぱいを揉みながら、その狭間に顔をうずめ、頬擦りします。
 そして、そのまま、ご主人様は、お腹からお臍、そして脱毛済みの恥丘まで、舌と唇を這わせてくださいました。
「はぁ、はぁ、はぁ、あうっ、んくぅ……あああっ、あっ、ああん……」
「ユリカ……脚ヲ開イテ……」
「ああ……こ、こうですか……?」
「モット、モット……オウ、キュート……! ハムッ!」
「あッ!」
 赤ちゃんがおしめを替える時のポーズをとった私の股間に、ご主人様がむしゃぶりつきます。
 そして、ご主人様は、両手で乳房や脇腹を愛撫してくださいながら、情熱的なクンニリングスをしてくれました。
「あうっ、あっ、あふン! あっ、あっ、あっ! ひ、ひああン、か、感じちゃいますっ……! あ、あううっ、す、すごいっ……!」
「チュバチュバチュバ……ユリカノジュース、トテモ美味シイデス……ジュパパッ、ジュプ、ベチョベチョベチョ……ジュルルルル……!」
 止め処もなく漏れ出る私のお汁を、ご主人様が、音を立てて啜り飲みます。
「んくっ、んひ、んひっ、ひぃひぃ、んひぃいいいン……!」
 ラビアを丹念に舐められ、クリトリスを吸われて、私は、さらなる愛液を溢れさせながら、悶えてしまいました。
「あッ、ああああッ、あッ! も、もうダメ……! ダメです、ご主人様……! イ、イ、イっちゃうっ……あああああッ!」
 とうとう、私は、背中を弓なりに反らしながら、絶頂に達してしまいました。
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……」
 しばらく、私は、温かなお風呂に浸かっているような、心地よい余韻に浸ってしまいました。
「フフフ……ユリカ……トッテモセクシィデス……」
 そう言いながら、ご主人様が、汗で額に貼り付いた私の前髪を直し、ずれた眼鏡をかけ直してくださいました。
「モウ、ダイジョウブ?」
「は、はい……ん、はふ……はしたないところをお見せして、申し訳ありません……」
「ノーノー、ユリカガイクトコロ、トテモ綺麗デシタ……モット見テミタイ……」
 ご主人様が、まだひくついている私の体に寄り添い、胸やお腹を愛撫しながら、太腿に、熱く火照ったペニスを擦り付けます。
「ああ……お、お願いします……ゆ、百合香に……百合香のオマンコに……んく、プッシーに、ご主人様のコック、入れてください……ご主人様のコックでイクところ、み、見てください……」
 私は、ご主人様のものの先端を手の平で磨くように刺激しながら、そうおねだりしました。
「オウ、イエス……分カリマシタ……フウ、フウ、入レルヨ、ユリカ……」
 ご主人様が、体を起こし、私の太腿の間に、引き締まった腰を入れました。
 大きく勃起した、黒に近い褐色のペニスが、私のアソコに狙いを定めます。
 そして、ご主人様は、私の割れ目に亀頭を食い込ませ――愛液を馴染ませるように、ヌルヌルと上下に擦りました。
「あううっ、んく、んふぅン……あン、あン、ああぁ……ご、ご主人様ぁ……はふ、んううっ……ハァハァ……」
 私は、もどかしさに、思わずお尻をもじつかせてしまいます。
 そんな私に優しい笑みを向けてから、ご主人様は、その逞しいペニスを前進させました。
「あうううううっ……! うぐぐっ……んっ、んあああああああっ……!」
 ご主人様のペニスは、今まで迎え入れたAさん、Bさん、Cさんのそれよりも遥かに大きく、私は、下半身に一種の衝撃を感じてしまいました。
 膣内だけでなく、下半身全体を――いえ、私という存在そのものを埋め尽くすような圧迫感と、充足感……。
 それでも、充分に拡張された私のその部分は、ご主人様の巨大と言ってもいいくらいのその器官を、ほとんど苦痛なしに受け入れることができたのでした。
「んぐぐっ……は、はふ……あふぅ……あ、あ、あ、すごい……んふ、ご主人様のオチンポ、すごいぃ……」
「フウ、フウ、入ッタヨ、ユリカ……痛イデスカ?」
「い、いえ……ああぁ……ご主人様と一つになれて、百合香、嬉しいです……」
 心の底からの思いを声に出して言いながら、私は、ご主人様のペニスを、無意識のうちに、膣肉ではしたなく締め付けていました。
「オオオッ……! オッ、オッ、ファッキン……! ウウウゥゥ……グレイト……!」
 ご主人様が、大袈裟なくらい、喜びの声を上げてくださいます。
「ス、凄過ギルヨ、ユリカ、アンナニ柔ラカイプッシーナノニ、コンナニキツイナンテ……オ、オウ、オオオッ……!」
 驚きの表情を浮かべながら、ご主人様は、力強く、腰をピストンさせ始めました。
「あうううン! あああっ、あうっ、んぐうっ! あひ、あひっ、ん、んひ、はひぃ! あ、あっ、ああっ、ああぁン!」
 硬く巨大なペニスを膣奥に叩きつけられる重苦しい感覚が、そのまま、強烈な快美感となって、私を襲います。
 私は、高い声で喘ぎながら、ますますアソコを締め付けてしまいました。
「オオッ、イエス、イエス! オッ、オッ、オッ、ユリカ……!」
 ご主人様が、ますます腰の動きを力強くします。さっきまでの優しい愛撫が嘘のような、野性的なピストンです。
「あーッ! あーッ! すご、すごいぃ! あううッ! ご、ご主人様のオチンポ! ひぃ、ひぃ、コック、コック、す、すご、すごすぎるぅ! んううッ! あひぃーッ!」
「ユリカ、ユリカ、ユリカ……! オウ、オウ、オウ! ユリカノファックホール、最高デス……!」
 ドスドスと体の中で音がするほどに、ご主人様が、私のアソコにペニスを激しく叩き込みます。
 下半身が溶けてなくなり、ただ熱い快感の塊だけがそこにあるような――そんな感覚に、私は喘ぎ、悶えました。
「あっ、あへっ、はへぇ! んぐぐっ、んはあっ! あひっ! あひっ! ひンひン! もう、もうダメ! ンあああっ! ご主人様ぁ! 百合香、百合香もうダメです! あああああああッ!」
「イクノ? ユリカ、イクノネ?」
 私の様子から察したのか、ご主人様が尋ねます。
「は、はいぃ! あああっ、ご、ごめんなさいっ! いく、いっちゃうっ! あああっ、ご主人様より先にぃ……んひいっ!」
「ユリカ、イイヨ! イッテ! イッテクダサイ! フンフンフンフンフンフン!」
「あああああああ〜ッ!」
 ますます激しくなったご主人様の腰遣いに、私は、一たまりもありませんでした。
「イクッ! イッ、イッ、イクうううううううううッ! ひっ、ひっ、ひああっ、いっくううううううううううううううううぅーッ!」
 ビクッ、ビクッ、ビクッ、ビクッ……! と、全身を痙攣させながら、私は、絶頂に達してしまいました。
 ご主人様が、腰の動きを止め、じっと、私のイクところをご覧になっています。
「あ、あうううっ、うぐ……! は、は、はひ、はひィ……! ンあああああああっ……も、申ひ訳、ありまへん……んあ、あへぇ……!」
 私は、口元から涎を垂らしながら、ご主人様より先に達してしまったことをお詫びしました。
 無様にイっているところを見られたことと、セックス奴隷としてのお勤めを果たせなかったことを、深く恥じ入りながらも……私は、なおもアクメの余韻を貪ってしまいます。
「ユリカ……ユリカノイクトコロ、トテモ素敵デシタヨ……」
 一方、ご主人様は、少し余裕を取り戻した様子で言ってから――私の両脚を肩に担ぐようにして、まだペニスと深くつながったままの私の下半身を軽々と持ち上げました。
「あううっ、んくぅ……あっ、あっ、あひぃン……」
 絶頂により敏感になった膣内で、ご主人様の硬いペニスが角度を変えるのを感じ、私は、ゾクゾクと全身をおののかせました。
「モット深クツナガリマショウ、ユリカ」
「えっ……? そ、それって……んっ、んうううっ……!」
 感覚的にはほとんど上を向いているように思われる割れ目に刺さったままのご主人様のペニスが、水平に進んでいきます。
 ご主人様のモノは、Gスポットをずりずりと擦り、そして、さらにその先まで、私の膣内を割り広げて進んでいきました。
「あ、あううっ、んく、んひぃン……! あっ、あっ、あっ……あううっ……!」
「ユリカ、痛イ? 苦シイ?」
「い、いえ、そんなこと……んああっ、あ、あうううぅぅ……」
 確かに、苦痛はないのですが、これまで何にも触れられたことのない場所を刺激されているような感覚に、私は戸惑いを覚えていました。
 ご主人様の膨れ上がった亀頭が、ぐっ、と私の奥のところに当たります。
 それでも、ご主人様は、腰を進め続けました。
「うああっ……! あっ、あっ、何ですか? これっ……あ、あっ、あ、あん、あああああああ!」
 ずるん! と、私の膣奥の輪になった部分を、ご主人様の先端が通過した感覚がありました。
「あ、あううっ、ンひぃ……! い、いっぱいに、なってるぅ……ご主人様のペニスで……百合香のお腹、いっぱいに……」
「フフ……私ノコックガ、ユリカノ子宮ニ入ッタヨ……」
「し、子宮に……?」
 驚きの声を上げる私のお尻をシーツに下ろしながら、ご主人様が、私に覆いかぶさる格好になります。
 それとともに、さらにペニスが前進し、亀頭が、子宮の内側を圧迫しました。
「うぐううぅ……! あ、あっ、あっ、あああっ……す、すごぉ……! は、はひいいいぃ……!」
 鋭くはないのですが、とても深い快楽が、私の下半身を満たしていきます。
 私は、我知らず、ご主人様の体にしがみつき、その腰に脚を絡めていました。
「コレデ、ユリカハ、完全ニ私ノモノデス……」
「あああっ……! はい! はい! んく、ゆ、百合香は、ご主人様のものです! ご主人様に、す、全てを捧げますっ!」
 女性としての器官をすべて満たしていただいた嬉しさに涙しながら、私は、ご主人様の宣言に応えました。
「オールライ……ユリカ……愛シテマス……」
 そう、耳元で囁いてから、ご主人様が、小刻みに腰を動かし始めました。
「あっあっあっあっあっあっ! あううっ! んあ! あああああン!」
 強く、深く、そして鮮烈な快感が、お腹の奥の方――子宮から湧き起こり、私は、声を上げました。
 これまでも、膣奥にペニスが当たった時に、響くような快感を子宮に感じたことがあったのですが――これは、より剥き出しで、生々しい快感です。
「あぐぐっ、んひ、んひ、んひ、はひぃ! あっ、ダメ、ダメッ! あひ、あひン、ひいぃ! イク、イク、イク、イクッ!」
「イッテ、ユリカ……アクメスルトコ、マタ私ニ見セテクダサイ」
「ひううっ、んあっ、ああああン! ひぃ、ひぃ、ひううっ! イ、イクぅうううううううッ!」
 またもや、私は、ご主人様よりも先にイってしまいました。
 ですが、今回は、ご主人様のピストンが止まりません。
「ひあああああっ! あああ、あは、あはぁン! やっ、ああっ、やあぁン! ダメ、ダメです、んああ、また、またイっちゃうっ!」
「イイヨ、イイヨ、ユリカ、何度デモイッテ……!」
「ひぃ、ひぃ、あああ、で、でもっ! あ、あっ、ああン! あひ、あひ、あひぃ! ああああああああ! イ、イくっ! またイっちゃうっ! んひぃいいいいいい!」
 立て続けの絶頂に、全身がビクビクとおののき、膣肉が、ご主人様のペニスを勝手に締め付けます。
 ご主人様は、鼻息を荒くしながら、さらに腰の動きを速くしました。
 腰を密着させているせいで、ご主人様のピストンのストロークは大きくはないのですが、その分、リズムはどんどん上がっていきます。
「あううっ、あっ、あはぁ! あン! あン! あン! いひっ、んひいいいい! い、いくう! またいく! くひぃ!」
「フン、フン、フン、フン! ユリカ、モットイッテ……! イッパイイッテクダサイ……!」
「ンああああああああ! い、いきます! いきますうぅ! あああっ、い、いぐ、いぐっ! ンああああああ! いぐぅうううううううう!」
 さらなる高みに到達し、私は、両手両脚でご主人様にしがみつきながら、絶叫しました。
「オオオッ、グレイト! ナイス! ベリィナイス! トッテモ美シイデス、ユリカ……!」
 髪を振り乱し、口を大きく開け、涙と涎を垂れ流しにしている私の顔を、ご主人様が、長い舌でベロベロと舐め回しました。
 その間も、ご主人様のペニスは絶え間無く動き、亀頭が子宮口を出入りして刺激し続けます。
「あひーっ! ひーっ! ひぃーっ! い、い、いくう! いく、いく、いく! ンああああああ! いっ、いっ、いぐううっ! いぎます! いぐうっ!」
 私は、もはや、ほとんど間を措くことなく絶頂を繰り返していました。
 そして、極限まで敏感になった女性器が、ご主人様のペニスがさらに一回り大きくなったのを感じます。
「んひっ! はひぃいいい! ご、ごひゅじんひゃまのコックぅ! おっ、おっ、おっき、おっきくなってるぅ! あああああああ! す、すご、んおおおおお! はへぇえええええええ!」
「シーッ、シーッ、オオオ、私モ、私モモウイキソウデス……ユリカ、フウフウ、ユリカノ子宮ニ出スヨ!」
「あへ、あへぇ! き、来てっ! 来てくらさいぃ! あっ、あっ! ごひゅじんさまのミルク! ゆ、百合香の子宮にぶちまけてぇ! はひぃ! いく、いく、いくぅ!」
 久しぶりに味わわせていただく膣内射精の快楽を予感し、私は、それだけで立て続けに絶頂を極めてしまいます。
「オウ、ユリカ、ユリカ……! ゲットプレグナン! 妊娠シテ! 私ノデ妊娠シテ! ユリカ!」
「んひぃ! し、します、しますぅ! ごひゅじんさまの赤ひゃん、妊娠しますぅ! あっ、いぐ、いぐ、いぐぅ! 妊娠していぐぅ! い、いいいいっ、いぐぅうううううううううううううううううううううううぅ〜ッ!」
 ひときわ大きなアクメに達した私の子宮の内側に、ビューッ! ビューッ! ビューッ! と激しく迸るご主人様の熱い精液が、直接、浴びせかけられます。
「きひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい! ひ! ひぐっ! ひぐぅううううううううううううううううううううううううううううううう!」
 私は、今まで感じたどれよりも凄まじい絶頂に、意味をなさない叫び声を上げながら――そのまま、気を失ってしまいました。



「――ひゃぐうっ!」
 アナルを巨大な何かに貫かれる衝撃で、私は、意識を取り戻しました。
「んあ、あっ、あひ、いくぅ……! あっ、あっ、あっ、おおお、お尻、いってるぅ……! ンあああぁぁぁ……!」
 気が付くと同時に絶頂に達し、私は、シーツの上でビクビクと痙攣してしまいます。
「オウ、ユリカ、目ガ覚メマシタカ?」
 背後から、ご主人様の声がします。
 私は、四つん這い――と言うより、膝だけが立って上半身は突っ伏したような格好で、アナルをご主人様のペニスに貫いていただいていました。
「ユリカ、プッシーダケデナクアスホールモ最高ネ。トテモ気持チイイデス」
「ん、んあぁ、あ、ありがとう、ございましゅ……ひあ、ああああン!」
 止まっていたご主人様の腰が動き出し、両手で上半身を支えようとしていた私は、またもシーツの上に突っ伏してしまいました。
「フウ、フウ、フウ、ユリカ……ユリカノアス、トテモ素敵デス……!」
 ご主人様が、私のお尻をがっちりと両手で固定し、ピストンを本格的なものにしていきます。
「ひぐぐっ! うぐっ! あううううっ! あ、あ、らめぇ! いひい、いくう! いく、いく、いく! いくううううう!」
 未だ、あの凄まじい絶頂の余韻の中にある私は、ほんの十数秒で次の絶頂に達してしまいました。
「モウイッタノ? ユリカ」
「はひ、はひぃ、い、い、いきまひたぁ! あ、あああ、ああああン! またいく、いく、いくう! い、い、いく、いくうううううッ!」
「グレイト……! フフフ、ユリカ、モウ、イキッパナシデスネ?」
 嬉しそうに言いながら、ご主人様が、その大きな手で、ピシャッ! と私のお尻を叩きました。
「ひぃいいいいいいいいい!」
「オオッ、イクノ? スパンキングデイキマスカ? ユリカ」
 ご主人様が、ピシャッ! ピシャッ! とさらに私のお尻を平手打ちします。
「んひっ! きひぃいいいいい! い、い、いくう! あああ、いきますう! ヒィヒィ、わ、私、どうなっちゃったのぉ? あああああ、イクぅううううううううッ!」
「イエス、イエス、ユリカ、オールライ! グレイト!」
 ご主人様が、残酷に腰を使いながら、さらにむごく私のお尻を叩きます。
「ひーッ! ひーッ! いぐう! いぐ、いぐ、いぐ、いぐ! いいい、いぐっ! いっ、いっ、いっ、いぐぅうううううううう!」
 私は、自らの肉体の反応に混乱しながらも、ご主人様のピストンとスパンキングで繰り返しイキ続けてしまいました。
「フウ、フウ、フウ、ユリカ、コレハドウ?」
「ひああああああああ!」
 ご主人様が、スパンキングを中断し、腰を回すようにして、ペニスで私のお尻の中をかき回します。
「おああああああ! おっ、おほ、おほぉ! い、いいい、いぐっ! はへ、はへ、いぐっ! あああ、いぐぅーッ!」
 まるで、内臓そのものを撹拌されているような感覚が、そのまま終わりのない絶頂となり、私は、シーツを掻き毟るようにして悶えました。
「はひ、はひぃ、いぐう! うっ、うあああっ、あひぃ、し、し、死んじゃう、死んじゃうぅ! あ、あっ、あぐっ! くひぃ! い、い、いぐっ、いぐううううううッ!」
 絶叫し続けたことで満足に呼吸ができなくなり、真剣に死を予感しながら、私は、なおも、アクメに達し続けました。
「オオオッ、ユリカ、ソービュティフォー! イッテ、イッテ、ユリカ! モットイッテ! イケ! イケッ!」
 ご主人様が、あの優しさからは想像できないほど荒々しく腰を使い、私を追い詰めます。
「ああああああ、もう、もう死ぬ、死ぬう! ヒィ、ヒィ、ヒィ! ひっ! ひぐっ! うぐ! くっ、かはっ! はひ、はひ、い、い、い、いぐぅううううううううううううううううううううううううううううッ!」
 ぶびゅううううぅーッ! と勢いよく発射された、煮えたぎったように熱いご主人様のザーメンをお尻の奥に浴び、私は、再び意識を飛ばしてしまいながら、絶頂に達します。
 その瞬間、私は――本当に自分はこのまま死んでしまうんじゃないかと、そう、思いました。
 なので、ご主人様の腕の中で目を覚ました時、私は、まるで生まれ変わったような気持ちになりました。
 いえ、本当に、私は、ご主人様のペニスによって根底から作り替えられてしまったのでしょう。
 ご主人様の欲望にお応えするためだけに生きる、真の意味での、セックス奴隷として……。



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