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Diary
クニ子の日記




2015年11月30日(月)
「水木しげる先生が亡くなられたね」
「お亡くなりになりましたね」
「オレは、手塚治虫派か水木しげる派かと言われれば手塚治虫派なんだけど、水木先生の『妖怪世界編入門』は間違いなく自分のルーツの一つだなあ」
「“世界編”なんですね」
「日本の妖怪も大好きだけど、やっぱ子供の頃は海外のモンスターのカッコ良さに憧れてたからね。というわけで今日は水木先生が提唱する“睡眠力”に敬意を表して早めに寝ることにするよ」
「それ、風邪で体調が悪いからですよね」



2015年11月23日(月)
「あるネット記事でアメリカに『Umami Burger』なるハンバーガー屋さんがあることを知ったんだけど」
「名前も日本語の“うま味”から来てるんですね」
「何だか『ニンジャスレイヤー』に出てきそうな名前だな、と思った」



2015年11月21日(土)
「『ガールズ&パンツァー劇場版』を観に行ったよー」
「では例によってネタバレ感想などどうぞ」

『ガールズ&パンツァー劇場版』ネタバレ感想
 可愛い女の子たちが戦車に乗ってスポ根ドラマを繰り広げる。この発想をとことんまで突き詰めたことによる勝利という感じでしょうか。とにかく物凄く良質なエンターテイメント作品でした。面白かったです。
 戦車というのは1輌あたりどうしても3~4人、多ければ6人の搭乗者が必要です。それがチーム戦をするわけですから、女の子たちは敵味方で何十人という数になるわけです。その一人一人を「可愛い女の子」というキャラクターとして描くためには、物語を作る上での技術・力量もさることながら、相当な覚悟が必要だと思います。そんなことしたら一人一人のキャラの掘り下げができないし、どうしても類型的なキャラになるんだから、キャラクター数は絞るべきだ――と言うのは簡単ですが、本作ではそうはしませんでした。類型から外れたキャラを掘り下げて描写することによって生まれる深い人間性の描写などというものは本作の目的ではない、と見切っての英断だと思います。そもそも本作のストーリーからして「TV版での約束を反故にされてまたもや廃校の危機に陥った母校を戦車戦で勝利することによって救済する」という非常に単純なもので、そこに捻りや飛躍はありません。捻りや飛躍は必要ではない、と削ぎ落とされています。この点も皮肉ではなく本当に素晴らしい決断だと思います。
 では本作の目的は何か。それはやはり戦車戦を描くことでしょう。もっと言うなら面白たのしい戦車戦を描くことです。ヘタに戦争の悲劇や狂気なんかを描いてしまうと、テーマがそっちに持って行かれます。戦争ではなく、スポーツとして女の子が戦車に搭乗して戦う。この設定により本作は戦車戦が本来持つはずの血生臭さを脱臭し、面白たのしさだけを残すことに成功しました。これは本作における戦場がゴルフ場や遊園地廃墟であったことで象徴的にも描写されているように思えます。
 一方、本作では血生臭さとともに戦車の質感や戦場の臨場感まで失ってしまわないように、動きや音響には大変な説得力を持たせています。いや、戦車の動きや戦車戦の際に響き渡る音響こそ、本作で表現することを目的としたものの主要な一つであったのでしょう。そしてそれは非常に高いレベルで実現されていたと思います。そういう意味で、本作は映画館の大スクリーンと音響装置で楽しむべき作品だと思いました。戦車の視覚的描写――装甲やら砲身やら砲塔やら履帯やらの描写も素晴らしかったのですが、印象に残ったのは音の方でした。エンジンの動力音や戦車砲の発砲音、履帯が地面を噛む駆動音、着弾時の轟音や爆発音、そして構造物が蹂躙される際の破壊音、いずれも本当に楽しめました。
 人が死ななければ、戦車戦というのは楽しいものです。少なくともそれを楽しいと思ってしまうオトコノコな部分は我々の中に少なからず存在します。もちろん戦車というのは破壊と殺人に特化した機械装置なわけですが、フィクションの中でなら、可愛い女の子たちがスポーツとしてやってくれるなら、戦車戦で人は死にません。せいぜい敗北の悔しさに歯噛みするくらいで、そして終了後にはノーサイドで互いの健闘を称えられます。そういう設定だからこそ、本作では戦車戦を純粋に楽しむことができるのです。戦車戦を楽しむために、「文学性の高い人物描写」や「社会性の高い戦争描写」などの無駄を極力排した合目的性は、それこそ装飾性などを一切廃した実用一点張りの戦車に通じると思います。もちろん「文学性の高い人物描写」や「社会性の高い戦争描写」が売りの作品を貶めるつもりなどなく、本作はそうではないというだけです。
 ところで、「廃校を免れるためには勝つしかない」というストーリーの背骨の部分は、「自らの所属する共同体の存続のために戦う」という点で、薄めに薄めた中で最後に残った精神的な戦争要素(精神的なもの以外ではキャラクターたちの言動やそれこそ戦車その物などに色濃くあるわけですが)のような気がしました。それが「けしからん」というわけではなく、また「よくぞ残した」というわけでもなく、そんな気がしただけです。あと、維持費・運営費を削減するために学園艦の整理統合を行なうという大人の事情については、一納税者として大いに感情移入――要するに「そりゃそうだよなあ」と思ってしまいますね。本作中盤で廃校舎でも生き生きと生活していた女の子たちを見ると、学園艦の設定ってインパクト以外にはどうなのかなあ……と思ったりしてしまいます。
 以上、可愛い女の子たちが戦車に乗ってスポ根ドラマを繰り広げる『ガールズ&パンツァー』の劇場版について、「可愛い女の子たちはスポーツとしての戦車戦を面白たのしく描写するための装置である」という観点から感想を書きました。ですが、「戦車戦はスポーツに熱血する女の子たちを可愛く描写するための装置である」という方向で感想を書くこともできそうです。美少女動物園的構造でもそこに徹底的に折れず、そしてぶれない芯(本作の場合は「戦車によるスポ根」)を一本通せば、ただの美少女動物園とは呼ばせない、という感じで。って言うかボクは「やだもーと言っていないのにやだもーさん」の武部沙織ちゃんが大好きです。耳年増な巨乳ぱっつん太眉で料理上手とかマジでねんごろにしたいです。この子に変な虫が付くのを防ぐという意味でなら突っ込みどころ満載の学園艦設定もグッジョブと思います。




2015年11月18日(水)
「iphoneのキーボード付きケースが壊れてしまった……」
「けっこう酷使してましたもんね」
「これを機会にiphone5から6に乗り換えようかと思ったんだけど、いろいろ出費がかさみそうなので見送ったよ」
「じゃあ、まだしばらく5のままなんですね」
「たぶん。というわけで新しいキーボード付きケースをポチったんだけど……取り扱いがすごく減ってて危機感を抱いたなあ」
「スマホをお使いの皆さんは物理キーボードなんて使わないのかもですね」
「練習すればフリック入力でもエロテキスト打てるかな……?」



2015年11月12日(木)
「デレステでようやく小梅ちゃんが出たよ!」
「はあ……まあ、楽しんでおられるようで何よりです」
「しかし、なかなか出ないからこれはもう十連ガシャに頼るしかないと思ってコツコツ無償ジュエルを貯めて、明日のログインボーナスで目標の2,500ってとこまで来たんだけど、今日から始まった『シンデレラキャラバン』の報酬であっさりと出た……。世の中こんなもんなんだなあ」
「そのゲームをやってないんで今一つ意味は分からないんですが、とりあえず課金はせずに済んだんですね」
「頼みの十連ガシャで出なかったら課金するしかないかってとこまで追い詰められてたけどね」
「そんな好きなキャラだったんですか?」
「いやまあ可愛いし。ただ、ホラー映画好きっていう趣味は俺とはちょっと合わないかなあ。まあ恋愛映画好きと言われるよりは合わせられるけど」
「いえその、架空のキャラの趣味に合わせる必要は無いんですよ?」



2015年11月10日(火)
「何か知らないけど風邪がなかなか完治しない」
「歳を重ねると治りにくくなるってよく言いますよね」
「下手すると一ヶ月くらい引き続けているような気がする」
「それは確かに長いかもですねえ」



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