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Diary
クニ子の日記




2009年8月18日(火)
『ツンエロロリビッチゆーみちゃん/3』アップしました」
「またこのシリーズですか」
「ぶっちゃけ、ストックがこれしかなくてね。でも、さすがは次は毛色の違うお話をアップした方がいいかなあ」
「と言いますと?」
「いや、ロリが続いたから次は熟女系で、みたいな……」
「…………」



2009年8月15日(土)
「今さらだけど『サマーウォーズ』観てきた」
「では、例によってネタバレ感想でもどうぞ」

『サマーウォーズ』ネタバレ感想
 この映画を観て、冒頭、失望とともに思ったのは、「また素人の声優さんか……」ということでした。
 ちなみに、ここでいう「素人の声優さん」とは、声優を本職としていなかったり、そのキャリアの非常に浅い人達のことです。そんな人達が、映画の主要なキャラの多くの声を当てていたことに、私はのっけからガッカリしてしまったわけです。
 私は別に声優オタクではありませんし、そもそも本格的にTVアニメを観ることができるようになったのは最近(HDDレコーダーを購入してから)です。そんな私でも、一言二言の台詞だけで、本職の声優さんとそうでない人の声や話し方の違いは分かります。本職の人は、日常生活ではなかなかお目に(お耳に?)かかれないトーンやリズム、テンポで台詞を言いますからね。そんな本職の声優さんの演技が、日常ドラマの演出にそぐわないという意見もあるのでしょう。
 ですが、お話というのは、日常ドラマだけで構成されるわけではありません。いや、日常ドラマの中にあっても、一つのまとまったお話をある時間の中に圧縮する必要性から、日常的には言わないような、妙に説明的だったり、過度に感情的だったりする台詞が存在するわけです。そんな「不自然な台詞」を、素人の声優さんの(演技がこなれていないという意味で)「自然な声」で言われても、私なんかはかえって違和感を強く覚えてしまうのです。いや、違和感どころか、「次の台詞でこの人とちらないだろうか?」と、ありえない心配まで抱いてしまうのです。要するに、映画を観ていてもキャラに没入できないわけです。その点、せっかく面白い映画なのに残念だなあ、と思いました。
 そう、ガッカリな部分もありましたが、総合すると、この映画はとても面白かったと思います。パンフレットによると、「家族みんなで冒険を楽しめる」全年齢向けのエンターテイメントを目指したとのことなので、個人的にはやや刺激が足りないと思った部分もあったのですが、それを上回る楽しさがありました。お盆休みに、田舎に親戚一同が集まってワイワイやって、台所では女性陣がみんなでご飯を作ってて、子供達が広い和室や縁側を縦横無尽に走り回って……そんな雰囲気と地続きなヴァーチャル・リアリティー上で、国際的なサイバーテロによる地球の危機を、アバター達が阻止する。『ニューロマンサー』や『攻殻機動隊』や『マトリックス』なんかが描いていたのとはまるで違う、土臭い田舎のオッチャンオバチャンまでもが参加するネットワークにおけるサイバウォーは、私自身にもとても身近に感じられました。
 また、健二くんが、今どき珍しいくらいに優等生な主人公だったのも、個人的には好感が持てました。内気で、たぶんオタクで(所属している物理部がオタク部と揶揄されている形跡がある)、女の子に免疫がなくて、気弱であるがゆえに礼儀正しくて、でも、数学の才能は抜群で……そんな彼が、人々との交流などを通じて成長していく様は、まさに王道といった感じでした。そして、成長した後も女の子への免疫がないままなのも高得点です。
 一方、ヒロインの夏希ちゃんには、高校3年生の「主人公が憧れる先輩」という設定とは裏腹な、より幼い印象を受けました。その幼さは、可愛さだけでなく、健二くんの純情をごく自然に玩んでしまう無邪気な残酷さでもあるわけですが、私は無節操がウリなのでぜんぜんオッケーです。ただ、いわゆる萌えキャラではないなあ、とも思いました。アバターのデザインは可愛かったですけどね。
 萌えといえば、ゲームキッズ佳主馬くんに、自分、妙な萌えゴコロを刺激されたことをここで告白しておきます。いや、この子については、登場時から、男の子か女の子かが分からなくて、一人称が判明したときもしつこくボクっ娘ではないかと期待してたんです。だって、いるじゃないですか、田舎で真っ黒に日焼けしてて髪型も服装も気を使ってないから男の子みたいに見える女の子って。そんなアクティブなイメージと、半ヒッキーみたいな感じでゲームばっかりしてるギャップに萌えてたんですが……男の子でしたよ。でもでも、あの声質は、ちょっと女の子の声そのままだったと思いますよ。できればもうちょっと声を作ってほしかったです。
 もう一つ萌え関連の話題をいきますと、侘助の栄さんに対するツンデレっぷり(逆もあり)には、ちょっとニヨニヨしてしまいました。彼にとって、栄さんは、妾腹の子である自分を家に迎え入れてくれた大恩人です。ですが、陣内家における彼の立場は微妙で、けして居心地のいいものではなかったでしょう。いえ、劇中の他の人々の態度からして、はっきりと厄介者として扱われていたと思います。そして、栄さんも、家の秩序を維持していくためには、侘助の味方だけをするわけにはいかなかったはずです。結果、侘助は、おそらく陣内家を見返そうという気持ちから、資産の一部を勝手に売却し、10年間も姿をくらましてアメリカでAIの研究を行い、そして「こんなん悪用するしか使い道が無いやんか」という鬼子を生み出してしまうわけです。それでも、侘助は、家から持ち出した以上の大金を手に入れられそうだと言って、栄さんに理解を求め――そして、拒まれます。いや、それどころか、「世間様に大変なご迷惑をかけた」という、栄さんにとってみればこの世における最大級の罪を犯したものとして、薙刀を突きつけられて「死ね」とまで言われてしまいます。たぶん、侘助は、栄さんの性格からして、そうなることは半ば分かっていたのでしょう。だから、登場当初からあんなヒネた態度でいたのではないかと思います。そんな彼の心中を思うと「ババアとか言ってたくせにほんと栄さんが大好きなんだな」とニヨニヨしてしまうとともに――彼が、栄さんの最期に立ち会えなかったという展開に、とても切なくなってしまうのです。健二くんの夏希ちゃんへの淡い恋心なんかよりよっぽど胸キュンです。おそらく、これは、私が健二くんより侘助に年齢が近いオッサンだからでしょう。
 そういう意味で、かどうかはともかく、この映画が全世代向けの良質なエンターテイメントであることは確かだと思います。





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