−あとがき−
というわけで、『血族』、これにておしまいでございます。
最初は、三章構成の“中編”の予定だったんですが、フタを開けてみれば“長編”になってしまいました。
一応、申し上げておきますと、今回は、ほとんど「想定外の展開」というのはなかったんですよ。ただ、各シーンが伸びに伸びただけで。
第三章のエッチのシーンなんか、書いてる自分でも「お前らいつまでやっとるんじゃ」と思ったくらいでして(笑)。
楽しんでいただけたら幸いです。
ところで、このお話に登場するキャラどもは、実は高校生のころに書いていた小説に登場した連中であります。
無論、そのころはエロ小説などは書いておりませんでしたが……。でも、性格とかはほとんど当時のままです。
特に、萌木緑郎というヤツとは古いつきあいでして、「このお話でようやく登場させられた」といった感じです。本当は『Master-Slave』あたりから出したかったんですけど(乾孝晃の立場で)、本サイトではこのお話で初のお目見えとなっております。表の方で書いた小説には、登場してたんですけどね。
って、こんなこと、読者さまにはあんまり関係ないお話ですねえ……。スイマセン。
ともあれ、この後も緑郎には、いろいろなお話に登場してもらいたいなあ、と考えております。
あ、それから、余談ついでに申し上げますと、裏設定といたしまして、飄次郎とランには、まだもう一人お兄ちゃんがいることになっています。
だって、飄次郎、名前に「次」の字が入ってますし。
風太郎って言う名前で、例の雪崩による村の崩壊を前に、村を出ているはずです。
彼が登場するような続編を書けるかどうかは、アイデアが出るかどうか、というところにかかってきますが……。
最後に一言。このお話は、ある方にメールで頂いたリクエストをもとに書いております。
と言いましても、その方は「オオカミオトコの話」なんてものをご希望されたわけではありませんけど……(笑)。
何にせよ、その方のリクエストが無ければ、このお話はなかったということであります。どうも、ありがとうございました♪
ご期待に添えたモノになっているかどうか、ちと不安ですが……。
というわけで、このへんにて失礼します。
ではでは〜。