ぐれえとハンティング
PC:Win/大吟醸
※ここで使用された画像は、全て『大吟醸』の許可をいただいています
無断転載をしないように
時は1851世紀中ごろ
大英国で開催される第一回大博覧会
万博まであと3ヶ月
博物館や科学館、ほかの建物が次々完成する中
この万博最大の目玉とされている『大どうぶつ園』に未曾有の危機が迫っていた
その危機の理由とは・・・
どうぶつがたりない!!
「莫大な資金をかけて飼育施設は完成したんだ!」
「展示する動物が足りてない!」
「誰か気づけよ!」
責任を擦り付け合う英国紳士たち
ほぼ無尽蔵な予算にものを言わせた動物には肝心な動物がまるで足りなかった
そんなことが万博開催の3ヶ月前まで気がつかなかったことも問題であるが
こんなことが諸外国にばれたら大英帝国の権威が地に落ちてしまう
動物園の関係者はこの失態を秘密裏に処理することを決定
そして一つの計画を発動させた
大英帝国が誇る動物学者サー・オリバー・モンド博士が調査に訪れ
3ヶ月前に消息を絶った世界最後の秘境といわれるウィッチ島には
博士が残した資料によれば類を見ない動物たちが生息してるという
動物園関係者は博士捜索隊の名目の元、凄腕の動物捕獲人たちを集める
集められたハンターは5人
モンド博士の息子スタンリー・モンドとそのメイドのベッキー
帝国が誇る最高学府の叡智リビングスットーン教授とその忠実なる秘書ウルスラ女位
裏世界の免許失効医師にして
世界最強のマッド博士との呼び名も高いDr.シュバイタル&指人形ファックちゃん
この5人を中心に、未知の島を舞台にした本能と欲望を賭けた世紀の一戦が始まる
あらすじを紹介したところでゲームを紹介していこう
まずは斬新なゲーム性
このゲームでは動物をトラップにかけて捕獲するゲームなのだが
意外に芸が細かかったりする
まずは、島の中のエリアを選択
最初は海岸エリアしかないが、エリア内を歩くことでほかのエリアへの道を見つけることができる
エリア内はこんな感じ
ポールがたってるところが探索場所である
赤い旗はほかのエリアに行くための場所である
右下の人はショップ、ここで罠等を補充できる
そしてこれが探索場所に入ったときのウィンドウである
ピンク色のパネルは未探索な部分
まずはここをクリックして探索しよう
そうすると色々な地域が現れて、中にはアイテムが落ちてるときもある
左上の足跡のようなもの
これは動物の足跡であり、この近くに罠を張れば動物を捕獲できるということである
ただし、その場所によってはれる罠も変わってくる上に
動物によってはその罠にかからないもの
さらに風向きがあり、風上庭場を張ると一切かからなくなるとか
なかなか細かいところまでしっかりしている
5日という時間の中、探索するのにも時間がかかり、移動にも時間を消費され
獲物を待ち伏せる時間をもやりくりしながら
君は全ての動物を捕獲することができるか
普通にクリアーする分には以外に簡単だが
コンプリートしようとしたとたんに難易度は格段に上がる
結果、楽しめるが難易度は高めであると考えてほしい
そして、このゲーム最大の売り
それは強烈なキャラの個性!
今までになかったようなキャラの個性がいきなり切り込むこのゲーム
左からシュバイタル、スタンリー、ベッキー、リビングスットーン、ウルスラとなる
まず一応主人公チームといわれるスタンリー&メイドのベッキー
スタンリーはいわゆる一つののび太くんである
そしてベッキーはロリ、そばかす、めがね、メイドと全ての萌え要素を組み合わせた(開発者談)
どんな重火器も軽々と扱い旦那さまの夜の処理もする最強のメイドさんである
メイドさんであってメイドにあらず
雌動物をこましておとなしくさせるのはスタンリーの仕事であるが
そのたびにベッキーから心無い一言によってよく沈む
例としてスタンリーたちに捕まった獲物がスタンリーを骨抜きにして逃走しようとした際に
女教師ネタを使って誘惑しようとしたところ、後ろから銃を突きつけ
『旦那様ってば女教師ネタもストライクゾーンだったんですね
人間自分の満たされないものにあこがれるモノですけど――ということは旦那様って
学園生活までトラウマの温床だったんですネェ
マア旦那さまのような協調性のかけらもないダメオタクに
学校とか先生とかのいい思い出があるわきゃねえんですけどネェ』
『お前、いまさぁ、あっさりものすごいこといわなかったか・・・?』
まったくだ
そしてベッキーにねじ伏せられ、スタンリーにいいように遊ばれる動物であるが
スタンリーのほうが途中で果ててしまい一言
『・・・ちぇ』
この『・・・ちぇ』はベッキーがメイド生活19年の中でタイミング、強弱全てが決まったものらしい
ちなみにまだぬるい会話である
ここまで言われてめげないスタンリー
君は漢だ
次にリビングスットーン教授と秘書ウルスラ女位
この二人、キャラ紹介を見る限り個性もあまりなさそうなつまらそうなチームである
と考える君は甘い・・・
確かに教授はまともな人だ、ウルスラ女位もまともではある
一部分を除いて・・・
←使用前 使用後→
・・・説明の必要はないと思われる
そう、彼女は極Sなのである
『こんな未開の地で、のうのうと惰眠をむさぼってるような劣等生物には
――私の鞭で、骨の髄まで被虐の掟を叩き込んでやりましてよ』
・・・言葉に嘘偽りはなく、彼女は動物たちにその鉄の鞭を振るうのである
優秀な秘書・・・その裏の顔は強力な戦闘力を有した女王様
これを個性といわずしてなんという!
ちなみに教授自身も何か隠しているようであるが・・・それはゲームをしてからのお楽しみに
最後に紹介する人物
おそらく最も記事が長くなるであろう人物
著者はキャラに贔屓してる訳ではない
してるわけではないのだが・・・・・
それほど今から書くキャラは書くことが多いのである
その人物:Dr.シュバイタル
そして彼の相棒(?)指人形のファックちゃん
彼らの会話は一人芝居、いうなれば「世界なぜなに不思議の旅」ののりである
が・・・しかし、彼らの会話はそんなものでは図れない!!
ファックちゃんはファックちゃんとして独立したキャラなのである!
「――わはは、ついたよ、ファックちゃん。
長い船旅でゲロまみれにされただけあっって、いかにもってカンジの無人島だよ、シットだね」
「わあい。無人島ってなんだか聞いただけでボッキするようなヒビキがあるよね、お兄さん!
きっと裸一貫のウブなカップルが青い体験をしているよ」
「わはは。―――そんなやつらいねえよ!
あのね、ファックちゃん。この島にはホカにはいない珍しいメスどうぶつしか生息していないんだぞう」
「なーんだ。ちぇっ、つまらなーい!
きっとこんな島、手付かずの大自然が残ってるくらいしかとりえのない、シミったれた場所だよ!
どーせ、ジャングルには汚らしいムシとかウィルスがうじゃうじゃしているんだ!大自然ってヤだネ!
オレンジ色の薬物まいて、ナパームで焼き払おう!」
「わはは。そいつは名案だね。でもファックちゃん―――
一応、お兄さん、あのくそったれたろんどんのどうぶつ園のデブ役人に、前金もらってるからね
別に、俺が使用済みにした後でもかまわないから
この島のメスどうぶつ狩って来てくれって頼まれちゃってるから
島を焼き払うのはそのアトにしようね」
「わあい!あんな腐った乳で育てられた税金ドロボーの小役人とシタ契約なんかをチャンと守る気だネ!?
やっぱりお兄さんは偽善者だ!人間のダストマンだ!
ボクもしっかり見習って、立派なクズにならなきゃ!
お兄さんお兄さん、じゃぁ、まずはこの島のメスアナどもをいっぱい、とっ捕まえないとネ!」
「その通りだよファックちゃん。お兄さん、本業の医者より、実はアナ埋めのほうが得意だからね
ズボンの中じゃ、お兄さんの88は対空モードだよ!」
「わぁい!B29だって一発のお兄さんの88、今日も絶好調だ!
さっすが、アナうめ問題だけで大学試験をクリアしたお兄さんだけのことはあるネ!」
「わはは。それは穴埋めじゃなくてマークシート方式って言うんだよ、ファックちゃん。
さあて―――そいじゃ、そろそろ・・・
この島のアナというアナ、みんな、俺の88で使用済みにしちゃおうね、ファックちゃん!
どうぶつだろーが人間だローが、無差別アオカンだ!」
「ヤッタあ!アオカン、ゴーカン!楽しいな!やっぱりヤリ捨てアオカンはオトコの夢だよネ、お兄さん!」
・・・
OPが始まる前からこの調子の二人(?)である
これを書かずして何を書けというのか!
出だしからマッドでファッキンなこの二人、ゲーム中始終この調子であったりする
又、スタンリーチームではベッキー、教授チームではウルスラと
絶対的な戦闘力を他のふたチームは所有しているが
彼のチームの場合、彼自身が強力な戦闘力を持っていたりする
その力、北斗神拳と流派東方不敗を合わせたぐらいに
その戦闘力はゲーム中で確認することが可能だ
また、医者との実力も確かなものであり
Dr.シュバイタルという人物は
ブラックジャック+ケンシロウ+東方不敗+素敵医師(1/3)のようなものであり
スーパードクターKをマッドでファッキンにしたような人物である
また、シナリオライターさん趣味がこれでもかというぐらいに書かれている
「貴様はなっ、今、俺様の88にぶち抜かれる寸前のT34だ!KVだJSだBTだ!シャーマンだ
グラントだマチィルダだ九七式だっ!わかったか!」
「お兄さん、最後の違うよ!それ、かわいそうだから撃っちゃダメだよ!
両面装甲ぶち抜いても砲弾信管が作動しないよ!」
ちなみに世界各国の戦車の名前である
わが日本の九七式は装甲が薄く、88に撃たれると砲弾の勢いだけで装甲が抜けてしまい
砲弾の信管が作動しないといってるのである
・・・そんなネタわかるかー!
時たまこのような渋いネタがちりばめられてたりするのはシナリオさんのナイスセンスである
笑いを前面に押し出したこのゲーム
とにかく、まず笑えることは保障する
それから、18禁ゲームとしてのつぼの押さえどころも的確である
ロリあり、めがねあり、巫女あり。
なんといっても動物娘好きにはたまらないものである
多少陵辱色が強いかもしれないが、それをフォローするジョークの数々
ブラックな作品ではなく、とにかくハイテンション
さらにEDでは意外な結末があったりと決めるとこは決める
ゲーム性も高く、一度でクリアーは難しいため何度も挑戦できる
そのゲーム性は高いものである
完成度は高いものと俺は感じる
しかし、一つだけ注意
シュバイタル、彼らのマッドなファッキン思考に洗脳されないように注意
最後に、この記事を書くに当たって、メーカーの大吟醸様
画像の提供感謝します