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クニ子の日記
2007年9月30日(日)
「自作のTRPGしたり自作のカードゲームしたりして有意義に過ごしました」
「週末を堪能してますねえ」
「ただ、両方ともいろいろ課題が見えてきたけどね。特にカードゲームのほうはデータを調整しないとなあ……」
2007年9月29日(土)
「ふー、どうにかシナリオが完成したぞ」
「何だか苦戦してましたね」
「あと、平行して作ってたカードゲームの方も印刷し終わった」
「そのせいですか」
2007年9月28日(金)
ご主人様はTRPGシナリオを準備している間に日記のことを忘れてしまいました。
2007年9月27日(木)
「ぜんぜん仕事が片付かない……」
「まあ、できることからやっていきましょうよ」
「週末にはTRPGのセッションもあるのに……」
「えーと……GMですよね? シナリオはきちんと練っておかないと、痛い目にあうと思いますよ」
「そのとおりだ」
2007年9月26日(水)
「部屋を片付けるための収納箱を買ったのに、その整理をしていないために、よけいに部屋が散らかっている件について」
「いや、だからお掃除しましょうよ」
2007年9月25日(火)
「コンビニで『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の主題歌が流れていたせいで、妙にキョドってしまった」
「でも、知らない人が聞いたら、ふつーのJポップですよね」
「どうなんだろう。オレ、カタギの感覚なんて持ち合わせてないからよく分からん」
2007年9月24日(月)
「どうも体調が戻らないなあ……」
「夏の疲れが出たって感じですか?」
「まあ、別に夏だからって特に体力使うようなことはなかったんだけどね」
「いやー、暑いだけでも消耗しちゃうものですよー」
2007年9月23日(日)
「せっかくの日曜日なのに疲れ目で寝込んだ」
「……ご愁傷様です」
2007年9月22日(土)
「『出たとこロマンサー』第九章をアップしました」
「お疲れ様です」
2007年9月21日(金)
やられた。俺、ずっとこんな話を書きたかったんだ。
先を越された感じ。
2007年9月20日(木)
「カードゲームを自作してるんだけど、数値設定の段階に来ていよいよ煮詰まってきた」
「そういう状況って、楽しいんですか?」
「割と」
2007年9月19日(水)
「いろいろ試してるんだけど、地デジの受信がどーにも不安定でね」
「あ、昨日の続きですか」
「なんか、局によってきちんと映るアンテナの方向とか違うみたいなんだよね。うーん、アンテナ買い換えれば解決するのかなあ」
2007年9月18日(火)
「地デジが受信できない……」
「あれ、ご主人様、テレビは見ないって仰ってたじゃないですか」
「いや、でも、10月からけっこう気になるアニメがね……」
2007年9月17日(月)
「昼が外食だったんだけど、自分でイけると思っていたほど食べられなくてちょっとショックだった」
「まあ、年々そうなってくんでしょうねー」
「寂しいなあ……」
2007年9月16日(日)
「自作カードゲームに使うための画像をネットから漁ったり加工したりしているうちに夜が更けていく……」
「例によって、個人で楽しまないと著作権的にバリバリ引っかかっちゃうようなモノなんですね」
「まあ、絶対にコミケで売ったりできないものであることは確かだね」
2007年9月15日(土)
「というわけで、TRPGのマスターをやったよー」
「シナリオは間に合ったんですね」
「開始1時間前くらいまで準備してたけどね」
2007年9月14日(金)
「ううう、なかなか明日のTRPGのシナリオができあがらない……」
「って、もう朝ですよ」
「徹夜しちゃったか……久しぶりだな……」
2007年9月13日(木)
「本が増えすぎて、読みたい本が見つからない」
「さもありなん、って感じですね」
「ああ、あと、エロ本が増えすぎて……」
「みなまで言わなくてけっこうです」
「冷たいなあ」
2007年9月12日(水)
「安倍総理、辞めちゃったねえ」
「辞めちゃいましたねえ」
「いろいろと運の無い内閣で、ちょっと同情しちゃうけど、でも、イヤになったら仕事を辞めることができるのは羨ましいなあ」
「いや、そういう考え方はどうかと」
2007年9月11日(火)
「なんだか耳の調子がヘンだな」
「どんな感じなんですか?」
「いや、仕事中、あくびが出るのをガマンしまくったら、鼓膜に違和感を覚えるようになっちゃって……」
「…………」
2007年9月10日(月)
「今日は一日中眠かったなあ」
「いつもそんなこと言ってますよね」
2007年9月9日(日)
「何となくHDDレコーダーが欲しくなってきた」
「何となく、ですか」
「うん。ただ、何となく、で買うにはお高いものなんだよなあ……」
2007年9月8日(土)
「『出たとこロマンサー』第八章をアップしました」
「お疲れ様です」
「それはそれとして、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を観てきたよ」
「では、例によってネタバレ感想でもどうぞ」
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』ネタバレ感想
1996年3月、『新世紀エヴァンゲリオン』TV版は、物語としての結末を迎えることができませんでした。
1997年3月、『新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 DEATH & REBIRTH シト新生』は、物語としての結末を迎えることができませんでした。
1997年7月、『新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 THE END OF EVANGELION Air/まごころを、君に』は、物語としての結末を迎え、そして、私はそれに満足できませんでした。
よく、「物語を展開する上で、風呂敷を広げるのは比較的簡単だが、それを畳むのは難しい」と言われます。『エヴァ』の風呂敷の広げ方は、非常に魅力的でした。そこには、『エヴァ』以前にはなかった様々なテクニックが見られたと思います。聖書や心理学に関する衒学的タームがこれでもかと詰め込められた謎と、内向的でウジウジした主人公。時に動物的なまでに激しくなる印象的なバトルシーンと、様々なSFガジェット。私はリアルタイムでTV版を視聴したわけではなかったのですが、それでも、ひとりVHSビデオ(DVDではなく)を観ながら非常に興奮したものです。
そして、私は、前出の『Air/まごころを、君に』を観て、「終わらせることができただけ偉い」との感想を抱いたのです。
私はハッピーエンドが好きです。TV版最終話は、何はともあれ、ラストがシンジ君の笑顔で締めくくられました。ですが、『Air/まごころを、君に』ときたら、最後の最後でシンジ君はアスカにグラウンドからの反則チョーク攻撃。アスカもシンジ君に「気持ち悪い」で終劇です。ひどいもんでした。
今なら、「『エヴァ』って途中までは面白かったけど最後の最後でグダグダになって、ラストシーンは最悪だったよね」と、軽く言うことができますが、あの頃は不満を抱く自分自身をなだめるので精一杯でした。まあ、それだけ『エヴァ』に夢中になってたんですね。
そんな『エヴァ』が、再び劇場版になりました。
ただ、今回の『序』は、TV版第六話『決戦、第3新東京』までのストーリーとほぼ同じ内容であり、その点では、10年分の郷愁のようなものを抱いたに留まりました。一方、映像表現は、TV版とは異なる潤沢な時間や、これまでの間に発展してきた3DCG技術によるものか、素晴らしいデキに仕上がっていたと思います。特に、日本中の電力を集めてそのエネルギーをぶつけるという“ヤシマ作戦”のくだりは、TV版も面白かったですが、本作ではさらに燃えるものになっていました。
というわけで、本編終了後、懐かしの音楽に乗って予告編が流れたのですが――どうも、次の『破』から、オリジナル展開になるようです。
本作のパンフレット巻頭言にて、庵野カントクは“最後に、我々の仕事はサービス業でもあります。(中略)誰もが楽しめるエンターテイメント映像を目指します。”と述べています。
そして、TV版『エヴァ』の企画書には、最終話について“終局である。/破壊された研究所を舞台に、/全ての謎とドラマに決着がつく。/ラストは大団円。”と書いてありました。
未だ海のものとも山のものとも知れぬ今度の『ヱヴァ』なわけですが、シンジ君をはじめ、レイや、私の好きなアスカや、できれば他の子供達にとっても、幸せな結末が用意されていることを、期待したいと思います。
ただ、その幸せな結末の前に、大好きなアスカが酷い目に遭うところを見てみたい自分もいたりするのですが。
2007年9月7日(金)
「最近、うちの柱時計、なんか変だ」
「どうしたんですか?」
「例えば11時とかでも、2回か3回鐘を打つと、そのまま黙り込んじゃうんだよ」
「電池切れじゃないですか?」
2007年9月6日(木)
「台風上陸〜」
「すごい雨と風ですよね」
「子供の頃はイベントっぽくてわくわくしたもんだけど……大人になると台風なんてウザいだけなんだよねー」
2007年9月5日(水)
「昨日の予告どおり、『下山事件 最後の証言 完全版』のネタバレ感想です」
『下山事件 最後の証言 完全版』ネタバレ感想
昭和24年7月6日、初代国鉄総裁下山定則が日本橋三越本店前で失踪し、翌日未明に国鉄常磐線北千住駅と綾瀬駅の中間地点において、轢死体で発見されたという、「下山事件」。本書は、多くの先行文献や関係者の証言をもとに、下山事件の真相に迫る、という歴史ドキュメンタリーです。そして、本書の最大の特徴は、著者が、下山事件に深く関わっている――というか、実行犯の一人と目されている人物の孫である、という点でしょう。
自分は、下山事件に関する書籍はほとんど読んでないので、事件の真偽に関する本書の主張がどれだけ妥当性があるのかは分からないのですが、それでも、非常な臨場感と説得力を覚えました。客観的な文章で綴られる証言やそれに基づく仮説の検証と、著者本人が親族や関係者と会話を交わす小説風の場面が、交互に展開されるという構成も、面白かったと思います。
本書はドキュメンタリーですが、伝説的とも言える変死事件を扱っているがゆえに、歴史ミステリとしての性質も濃厚です。歴史的な未解決事件というのは悪女に似ている、と思います。下山事件に関しては謎も多く、証言や周辺情報は齟齬や矛盾に満ちています。それらは、まるで美女の媚態が男の情欲を煽るがごとく、ミステリ好きの推理欲を刺激するのです。下山事件については、松本清張による『日本の黒い霧』など、多くの検証本があります。『夢追い人よ』を著したジャーナリスト斎藤茂男は、本書において、下山事件の謎に取り付かれた人物として描かれていました。あるジャーナリストが、他でもない本書の著者自身の証言を歪曲し、捏造したことも暴露されています。事件の魅力が何人もの人間を惑わす様は、先日観た映画『ゾディアック』を連想させました。
さて、本書は、下山事件の謎――誰が、どうやって、そして何ゆえに下山総裁を殺したのか、という謎に迫っていきます。この、フーダニット、ハウダニット、ホワイダニットの謎は、それぞれ関連し、奥深い陰謀を孕んだ真相へと導かれていくのです。無残な死体、予断に満ちた警察の発表、被害者の奇妙な行動、食い違う目撃証言、替え玉、些細な言動に秘められた事件の鍵、過去の因縁、絡み合う欲望と陰謀、実行犯とは別なベクトルから事件捜査を混乱させる因子、探偵たちの様々な推理とそれをミスリードする陥穽――これらの要素が構成するストーリーは、一個の推理小説としても、非常に面白く読み応えのあるものでした。
惜しむらくは、肝心の犯人(=著者が事件の首謀者と確信する人物)について、“「×某」を主謀者とする証言には客観的な物証が存在しなかったために、これまで公表を控えてきた。以後も公表することはないだろう。”となっている点です。ただし、この人物については“その名前はすでにこの本の中にも何度か登場している。”とも書かれています。言わばこれは著者による読者への挑戦とも考えられるわけです。そう、犯人はこの中にいる!
現段階では、自分は犯人を特定するまでに至っていません。時間があれば、再読して著者からの挑戦に挑んでみたいと思います。
2007年9月4日(火)
「『下山事件 最後の証言 完全版』読了」
「分厚い本ですねえ」
「かなり読み応えがあったよー。ただ、今日はもう遅いので、感想は明日にでも」
2007年9月3日(月)
「よくあることだけどWikipediaを読んでるうちに夜中になってしまった……」
2007年9月2日(日)
「昨日に続いて友達と麻雀した」
「どんな感じでした?」
「トータルだと、やっぱりマイナスだったなあ。終盤、ちょっとは盛り返したんだけど、体力の限界で続けられなかった」
「まあ、明日はお仕事もありますもんね」
「学生時代だったら平気で徹マンしてただろうなあ……あの頃は元気だったなあ」
2007年9月1日(土)
「久しぶりに友達と麻雀した」
「どうでした?」
「途中まではけっこう頑張ったんだけど、最後の方は疲れて集中力が切れたせいか、ミスばっかだったなあ……。トータルだとちょっとマイナスだったよ」
「残念でしたね」
「こうなったら、明日リベンジ……できるといいなあ」