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クニ子の日記
2004年11月30日(火)
「『ハウルの動く城』観て、『ドラゴンクエストVIII』を購入してきた」
「見事にメジャー路線ですね」
「今は『ドラクエ』する時間はちょっと無いんだけど……と言いつつ、ちょこちょこやっちゃうんだろうなあ」
「まあ、ほどほどにしてくださいね」
「では、例によって『ハウル』の方のネタバレ感想行きます」
『ハウルの動く城』ネタバレ感想
倍賞千恵子が木村拓哉に一目惚れして家まで押しかけて結ばれる話、と書くとミもフタもないわけですが、まあ、そういう話でした。
いやその、何て言いますか、おばさん向けのお話だったのかなあ、なんて思います。実際、劇場はおばさんばかりでしたし。平日に行ったからだとは思うんですけどね。
前評判どおり、木村の声の演技は普通に下手でした。まあ、本職じゃないんだからしょうがないですね。ここんとこの宮崎アニメにおける声の演技ってのはどこかしらに難があるのがデフォですんで、そのことで怒ったりはしません。でも、ちょっと悲しくは思います。
ただ、それよりも何よりも、ちょっとストーリー展開の方で「あれれ」と思ってしまいました。
物語を推進させる必然性とか、各キャラクターの動機付けみたいなものが、きちんと整理されてなかったように思うんです。
ヒロインであるソフィーの行動原理をちょっと書き出してみても、
(1) 魔女にかけられた老婆になる呪いを解く
(2) ハウルを悪魔との契約から解放し心を取り戻す
(3) ハウルと結ばれる
(4) ハウルが(そして王国が)戦争をするのをやめさせる
というふうにあったわけですが、それらが未整理なまま、しかもきちんとアピールされずにお話が進み、そしてラストあたりで唐突に全てが解決するという、そんな感じだったんですね。
また、ハウルにしてもどんな人なのかサッパリ分からない感じでして、宮崎カントク自身が絵コンテを切りながら「(ハウルの)行動原理が分からない」と言っていたとか。んでもって、木村の演技を聞いて「ハウルってこういう人だったんですね」とか言ったそうなんですね。それじゃいかんだろ、色々な意味で。
そういうわけなんで、上記の二人の恋愛劇に関しても、なんとも納得しにくい感じでした。二人がいつからどういうふうにお互いを好きになったのかが、よく分からなかったんです。いや、そういうのはリアルの世界では確かに曖昧なものだと思うんですが、フィクションなんだからもうちょっと分かり易くして欲しかったなあ、と思います。そう言えばこの二人、どっちも「顔を赤らめる」といった恋愛の記号的表現を見せてくれませんでしたねえ。アニメキャラのくせにスカしてんじゃねえよ、なんて思うのは私の心が汚れてるせいでしょうか。
えー、私は読んでないので何とも言えないのですが、もしかすると、原作の方ではそこらへんが丁寧にフォローされてるのかもしれません。でも、310ページの本1冊と、1時間59分の映画1本では、伝えられる情報の量も質も違うわけで――原作アリの映画の勝負どころは、そこらへんをどう取捨選択・整理整頓するかなのかな、とか思ってしまいました。
それはそれとして、ヒロインのソフィーは可愛かったです。いい子だと思います。太めの眉とか、地味な服装とか、一本おさげとか(切った後も好きですが)、個人的にはたまりません。
あと、ハウルの城をはじめ、メカ描写も良かったですね。フラップターのバタバタ感とか。ハウルの空中戦シーンなんかもカッコいいと思ったんですが、尺は短かったですねえ。そういうところも残念でした。
宮崎カントクのことなんで、どうせまだまだ仕事はしちゃうとは思うんですが、次こそは『天空の城ラピュタ』みたいな男の子向けのお話を作って欲しいなあ、と思います。どうせ作ってくれないんですけどね。
2004年11月29日(月)
「しばらく色々なことをしながら考えたけど、どうしても日記のネタが思い浮かばないんだ」
「要するに、平穏で平凡な1日だったということですね」
「うい」
2004年11月28日(日)
「『介護保険性奴』アップいたしました」
「あ、ホントに書いちゃったんですか」
「書いたよー。あと、コミケで発売する“サイトCM同人誌”の紹介ページへのリンクも貼らせていただきました」
「あれ、コミケは落ちたんじゃなかったんですか?」
「こちらは、別の方が企画・立案・編集・販売するお話にお誘いいただいたのさ」
「ご主人様、何もしてないですねえ」
「う、うん……。それはそれとして秋葉原のミスドって復活してたんだね。知らなかった」
「あー、ご主人様、ずいぶん心配してましたよね。良かったですねえ」
「まあね。あそこが無いとアキバの荷物の重みで疲れた体に糖分や脂肪を補給しにくいからねー」
「補給する必要はないとは思うんですけどね……」
2004年11月27日(土)
「今日は外泊するので、日記を今書いちゃおう」
「午前0時43分に書いたものを日記とは言わないと思います」
2004年11月26日(金)
「えーと……昨日、日記つけるの忘れてたっけ?」
「そのこと自体、覚えてないんですか?」
「うん。……やばいなあ。最近、安い牛肉ばっかり食べてたから、異常プリオンを摂取しすぎたか」
「不謹慎ですねえ。今さらですけど」
2004年11月25日(木)
あれ?
2004年11月24日(水)
「本サイト開設4周年であります!」
「皆様におかれましては日頃のご愛顧、誠に有り難うございますー♪」
「というわけで、例によって記念絵をアップしてみた」
「またあたし、裸ですねえ」
「うーん、なんか見慣れちゃったなあ」
「それはちょっとひどいんじゃないですか?」
「いや、でも、俺が君のこと見て四六時中発情してたら、君だってやだろ?」
「そりゃまあそうですけど」
「そもそも、人間は犬と違って一年中発情してるけどな」
「だからこそこのサイトを4年も続けることができたんですね」
「いや、来て下さる皆さんのおかげでもあるけどね。けど、オレが1年中エロいことばっか考えてるのは否定しないよ」
「否定したって1秒で嘘だってばれますよ」
2004年11月23日(火)
「思い切って部屋を掃除しました」
「そうなんですか……? あんまり変わったように見えませんけど」
「窓のところに積んでいた本が無くなってるだろ」
「ああ、あれ……。あれのせいでここのところきちんと雨戸を開けられなかったんですよねー」
「本が焼けちゃうからな。あと、少しは床面積が増えてるはずだ」
「本棚の上にイロイロ乗せちゃったんですね? 地震のときとか、大丈夫なんでしょうか?」
「ダメだろ、多分」
2004年11月22日(月)
「“介護保険性奴”っていうタイトルを思いついた」
「……えっちな話にしか使えない題名ですね。しかも鬼畜系」
「ぐぐってみたら、該当する作品はなさそうだったんで、せっかくだから書くかも」
「って、ここで予告なんかしちゃってダイジョブなんですか?」
「う、えーと……まあ、書くかもしれないし書かないかもしれない、ということで、そこんとこよろしく」
「よろしくって言われても……」
2004年11月21日(日)
「諸星大二郎自選短編集『汝、神になれ鬼になれ』と『彼方より』を購入〜。文庫版だけど」
「うひゃー、なかなか恐いお話ですねえ」
「味があって好きだけどねー。しかしまあ、諸星せんせーのマンガは何かにつけてイロイロなものが溶けたりくっついちゃったりするよなあ」
2004年11月20日(土)
「檜守一丈さまの小説サイト『異空相克』にリンクを貼らせて頂きました〜!」
「今後ともよろしくお願いいたしますー!」
2004年11月19日(金)
「う、ちょっとパソコンラックの上が手狭になってきた」
「メインマシンのモー子さんはおっきいですし、サブマシンのチコさんもいますしねー」
「チコはぜんぜん働いてないけどな」
「きちんと使ってあげてくださいよ」
「いや、だってLAN周りがねえ……。それはともかくとして、ちょっと整理しないといかんなあ。
「ですねー」
2004年11月18日(木)
「『夏の歌』ようやく完結いたしました〜」
「お疲れ様でしたー。けっこう長くかかっちゃいましたね」
「うん。間に色々入ったからねー。実は結構お仕事が忙しい時期にもなっちゃったし」
「で、次はどうするんですか?」
「どうしよう……色々と考えてはいるんだけどね」
2004年11月17日(水)
「あうう、今日こそは更新をと思っていたんだけど、間に合わなかっただよー」
「ちょっと、間が空いちゃってますね」
「いろいろと忙しくてね」
2004年11月16日(火)
「“今年の流行語”が決まったそうな」
「韓流ドラマ関係が1位、プロ野球関係が2位ですか」
「うーん、ドラマにも野球にも興味がないからなんの実感も無いなあ」
「まあ、もともと流行とは縁遠い生活してますもんねー」
2004年11月15日(月)
「最近、BBSの方に宣伝カキコが多いなあ。まあ、気が付くたびに消してるんだけど」
「メールの方も、何だかイタズラっぽいのが来ますよね」
「両方とも、あからさまに業者って奴じゃなくて、なんか友達みたいななれなれしいやつが多いね。でも、あれって何の効果があるのかなあ」
「返信なりなんなりでメールがきたら、そのアドレスをカモになりそうな人が使ってる、って分かるわけですから……」
「それにしたって、なかなか引っかかる人がいるとは思えないけどねー。やっぱ数撃ちゃ当たるってやつなのかな?」
「文面とか考えるのもタイヘンそうですけどね」
2004年11月14日(日)
「弟の引越しを手伝って、疲れた」
「けっこういろいろありますねー。ここのところ」
2004年11月13日(土)
「また2ちゃんねるに時間を吸い取られてしまった……」
「まあ、芸のコヤシになったんだったらいいんじゃないですか? ところで、どんなスレを?」
「“陣痛の最中言ってしまった言葉!【5言目】”」
「……ご主人様にはヒトゴトですよね。いろいろな意味で」
「うん。でもまあ、面白かったよー。オレ、けっこう出産関係ネタ好きなんだよ」
「えっちな興味の延長線上としてですか?」
「うん、それもある」
「真顔で返事しないでくださいよ。って言うか、すごく不謹慎ですよ」
「あー、そうかもねー。でも、自分の気持ちを偽ることは出来ないなあ」
「カッコ付けのセリフがすごくカッコ悪いですよ」
2004年11月12日(金)
「今日、電車の中で見知らぬ女の人がお友達とお話をしている時、京浜東北線のことを東西南北線って言ってた」
「なんかすごいあちこち行っちゃいそうですね」
2004年11月11日(木)
「コミケ落ちました」
「あ、申し込んでたんですか?」
「実は」
「でも、落ちちゃったんですか……。じゃあ、今年も行列ですね」
「うん。もし受かって買う側から売る側になってたら、ずいぶんと色々価値観が変わってたんだろうなあ……とか思いながら、やっぱり並びます」
2004年11月10日(水)
「タバコを立て続けに2本吸ったら気持ち悪くなった罠」
「まだ吸ってたんですか?」
「1日に3本以上吸ったことないけど、でも、ほぼ毎日」
2004年11月9日(火)
「眠いんで、寝ます」
「そうしてください」
2004年11月8日(月)
「職場の机の中を整理してたら大量の乾電池が出てきた」
「なんでまた」
「いや、使い終わった乾電池ってどうやってゴミに出していいか分からなくてさ、つい机の中に入れっぱなしにしてたんだ」
「勉強のできない小学生のようですよ」
「ああ、小学生といえば、子供の頃は乾電池のこと“缶電池”だと思ってたなあ」
2004年11月7日(日)
「舞浜に行ってきました」
「TDLですか? TDSですか?」
「いや、NKホールでパンクラスの試合を観てきたんだけど」
「まあ、そんなことだろうとは思ってましたけど」
「普段行かないところなんで駅のまん前にある会場が視界に入らず道に迷ったりしたけど、まあ、いい思い出かな」
「そうですか?」
「あと、とても野次のうるさい人がいて、ちょっと困っちゃったなあ」
「まあ、それも生観戦ならではなんじゃないでしょうか」
「かもね。それはそれとして、オレはまだまだ格闘技観戦に関して経歴が浅いんで、思い入れの持てる選手が少なかったなあ。日本人同士の対戦だとどっちを応援していいか分からなくてねー」
「なるほど」
「で、話は変わるんだけど、『夏の歌』第六章をアップしました」
2004年11月6日(土)
「また自炊してみた」
「カレーですか?」
「いんや、今回はビーフシチュー」
「作り方は同じですよね」
「いや、煮込む時間がちょっと長いぞ」
「やることは同じじゃないですか」
2004年11月5日(金)
「“バチカンがセックスに関するガイドラインを発表”だそーな」
「え、えーと、けっこういろいろなことに口を出す人たちなんですね」
「まあ、少子化の問題はセックスとは別のところにあると思うんだけどね。子供を育てることよりも面白いことがあるか、子供を育てることがしにくい世の中なのか……作る過程よりも育てる段階での問題の方が大きいと思う」
「はあ、なるほど」
「そもそも、育てることを念頭に置かずに子供を作っちゃう人って、最近少ないでしょ? いや、もちろんそういうことがあってもいいとは思うけど、気にする人が多い、という意味でね」
「さあ、よく分かりませんけど……ところで、ご主人様は子供さんが欲しいとかは思わないんですか?」
「ストレートに訊くなあ。うーん、やっぱ時間とお金がかかりすぎるからなあ。いやそもそも絶対に必要な共同制作者がいないし」
2004年11月4日(木)
「仕事の関係でちょっと横浜に行ってきました」
「珍しい、出張ですか」
「うん。まあ、仕事だったんであまり自由は無かったんだけど、『三菱みなとみらい技術館』を訪ねる機会があって、それは楽しかったかな」
「H−IIロケットの展示とかあるんですね」
「うん。でも、一番面白かったのはトンネル掘るシールドマシンだったな。やっぱドリルは男のロマンなんで」
「……あれ、ドリルに入るんですか?」
2004年11月3日(水)
「松戸のバンダイミュージアムに『MS IGLOO』の第3話を観に行ってきたですよ」
「モビルスーツ・ヅダが登場するお話ですね」
「そう。というわけで例によってネタバレ反転感想です」
『MS IGLOO』第3話「軌道上に幻影は疾る」感想
というわけで思わず公開初日に行ってしまいました。初日だけあってきちんと満員だったことには、関係者でもないのにちょっと胸を撫で下ろしてしまいましたです。何しろ第1話・第2話を観に行った時は空席が目立ってたもので……。
さて、第3話なんですが今回のダメ秘密兵器はEMS−10ヅダ。MS−09がドム、MS−11がアクトザクだそうなんで、その間に入るべき機体……のはずなんですが、MS−10はペズン・ドワッジなんだそうです。うーん、それにそもそも頭の“E”ってなんなんでしょうね?
まあ、それはともかくとして、ヅダのデザインはけっこうカッコ良かったです。EMS−10とか言っていながら実はEMS−04(MS−04はプロトタイプザクだとか……ああややこしい)という出自を感じさせながらもきちんと今風でもありますし……ただまあ、強そうだとは思えませんでしたが。あと、今回の負け犬オヤジ(ってほどの年ではなさそうですが)であるところのジャン・デュック・デュバル少佐も、結構イイ味を出しておりましたです。
クライマックスのシーンで、オデッサから逃げてきたHLVが軌道上に所狭しと浮かんでるところもまたよかったですね。んでもって、ボールに襲撃を受けて、HLVから出てきて必死にマシンガンを撃つザクIIのJ型とか……気密とかどうしてたんでしょうね? それとも、ノーマルスーツを着てれば操縦できるということなんでしょうか? 何にせよガッツビリティに溢れる行為で感動しました。まあ、結果は言うまでも無いんですが。
しかしまあ、第603技術試験隊の皆さんは、ここまで貧乏クジばっか引かされてイヤにならないんですかねえ。って言うか、今回は明らかに悪意あってのことですし……もしかしたら、特務大尉のモニク・キャディラックさんがギレン総帥のセクハラに肘鉄食らわせたとか、そういう裏でもあるんでしょうか? ちょっと気になります。
さて、第4話の方はどうなるか分からないんですが……そろそろ、きちんと1年戦争で活躍した兵器と絡んでくれると面白いかなあ、なんて思います。ケンプファーとか、ザクレロとか。
2004年11月2日(火)
「うちの父親がPRIDEの地上波放送を見ていたく感心していた」
「へえー」
「やっぱ、ああいうのって人間の根源的な共感を呼ぶのかなあ」
「共感、ですか? ああいう、色々な意味で規格外の選手の皆さんにどういう共感を?」
「うーん、何て言うか……殴られたら痛い、ってのは人間だれでもが共感できることだと思うんだよね」
「まあ、そうでしょうけど」
「で、ああいう格闘技のリングの上では、その“殴られたら痛い”という場面がかなり強烈な形で見られるわけだ」
「はい」
「そういう“あんなふうに殴られたらムチャクチャ痛いって言うかオレだったら死んじゃう”ってことをやり合いながら、なおも立って戦い続ける人間には、男は強い共感に根ざした尊敬の念を抱いてしまうわけだよ。凄さがバリバリ伝わってくるって言うかね」
「それは、あんな感じの、殴られても殴り続けるような人になりたい、っていう気持ちが根っこにあるからなんですか?」
「まあ、少なくともオレはそうかな。他の人たちがどうかは分からないけど」
「ははあ」
「あと、父親がK-1のイロモノ路線に対して批判的だったのも意外だったかな。あの人は、けして格闘技マニアじゃないし、ファンですらないんだけど、経験の浅い選手が恐怖心の裏返しの凶暴さに駆られて反則をしちゃうような試合には、すごく否定的だったね」
「わりと、一般の視聴者にも、そういう荒れた試合はつまらないと思われちゃうんですねえ」
「もともとうちの父親はガチ至上主義者だし、試合に競技性を求めるタイプなんだと思うけどね。ただ、視聴者のみんながみんな同じような反応をするかどうかは分からないなあ」
「今度の大晦日の視聴率とか、どうなるんでしょうねー」
2004年11月1日(月)
「ヤングキングアワーズの『朝霧の巫女』と『HELLSING』が両方ともクライマックス直前って感じなんだけど」
「ですねえ。舞台に役者が揃ってきたって感じですよね」
「これ、それぞれのお話が今の一件を片付けた時、続きが書けるのかなあ」
「ちょっとそれは先を心配しすぎだと思いますよ」