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Diary
クニ子の日記




2004年5月31日(月)
『りざれくしょん(後編)』アップしましたー」
「お疲れ様でした」



2004年5月30日(日)
「映画『トロイ』を観てきました」
「じゃあ、例によってネタバレ感想ですか?」
「ま、お約束だからね。あと、今のうちに言っておくと、次に組むのはMGガンキャノンだから」
「まったく、よく買いますねえ……」
「上達するためには幾つも組まないとね」
「一つ一つを丁寧に作ることの方が大事だと思いますけど……」
「うっさいなあ。ま、それはそれとしてネタバレ感想、いきます」

『トロイ』ネタバレ感想
 この『トロイ』なんですが世間的にはどうも“ハリウッドのイケメン俳優が惜しげもなく筋肉美をさらけ出していて女性客の皆さんが大変にハァハァできる映画”として宣伝されている模様です。私の場合、ショタっ気はあってもホモっ気はないのであまりそういう点には注目していなかったんですが、素朴な疑問として「アキレス役のブラッド・ピットって美形かなあ?」というのがありました。
 いや、私は別にブラッド・ピットに含むところなんてありませんし『12モンキーズ』や『ファイト・クラブ』や『スナッチ』なんかにおけるあの人のキレた演技は大好きなんですよ。ただ、今回のブラピはグリーク・ヘルメットのせいか髪型のせいか無精ヒゲを剃っちゃったせいかお年のせいか、カッコよくはあっても美形だとは思いませんでした。
 それはそれとして、やっぱこの映画の見所はトロイ第二王子パリスのヘタレっぷりにあると思います。原作の方ですと「いやでもそもそも悪いのはオリュンポスのあのオッサンとかおっかない女神さんたちだろ?」という言い訳があるんですが、この映画では“パリスの審判”のエピソードが無いので、「そらあんた嫁のヘレンと間男のパリスが悪いわ」という結論になってしまうわけです。原作ではめでたく奥さんを奪還できたのに本作においては悪役になってしまったメネラオスとの決闘シーンの結末のグダグダさには逆の意味で痺れてしまいました。まあ、最後にパリスは中つ国のエルフでも乗り移ったような弓使いになるんですが、愛に目覚めたアキレスを誤解から射殺してしまうなどいいとこなしでありました。
 あと、全体として思ったのは、ちょっとお話を盛り込みすぎかなあということでした。上映時間2時間43分の中で頑張ってるとは思うんですが、それでも、ヘレンとパリスのロマンスとか、アキレスのパトロクロスに対する愛情とか、トロイの木馬のエピソードとか、いろいろ唐突に感じちゃったことは事実です。そもそも策士キャラ好きの私としてはヘレンとかパリスとかヘクトルとかアキレスとかけっこうどうでもよくて、オデュッセウスのみに燃えていたので、木馬に関してはトロイの人たちが城壁の中に持っていくだけの説得力がある新解釈が欲しかったです。
 オデュッセウスがトロイから“勝利を約束するアテナ像”パラディオンを盗み出したこととからめるとか……まあ、余計に盛り込みすぎになってしまうのでムリでしょうが。




2004年5月29日(土)
「銚子の方にちょっと出かけてきた」
「銚子、ですか……ここからだと微妙な距離のところですね」
「美味しい寿司を食べて、犬吠崎の灯台を見てきた。やー、たまには外の風に当たるのもいいもんだね」
「ですねー。今日はけっこう気持ちよく晴れましたし」
「ま、それはそれとして、帰ってきてからついにMGゼータプラスを完成させたんだけど」
「いきなりインドアですねえ」
「いやー、たしかに凄い変形機構だわ。ただまあ、ちょっと複雑すぎる気がするけど」
「でも、それをプラモデルで再現してるんだからやっぱすごいですよ」
「まあね。ただ、ビーム・スマートガンがやたらでかいんで、ポージングに制限があるんだよなあ」



2004年5月28日(金)
「あー、次のMG何を作ろうかなー」
「ゼータプラスは完成したんですか?」
「いんや、もうすぐ。でも、つい次に作るプラモのこと考えちゃって……」
「その状態、えっちな小説書いてるときと同じですよ」



2004年5月27日(木)
「早く帰れた日よりも残業があった日のほうが執筆が進むのはなぜだろう?」
「鬱屈が溜まってるからじゃないですか?」
「かもね。意外と休日とか何もしないで過ごしちゃったりするから」
「なるほど」
「まあ、それはそれとして遅く帰った日にいろいろテキスト打ってると寝不足になっちゃったりするんだが」
「それは問題ですね」



2004年5月26日(水)
「ついまた某巨大掲示板を見続けてしまった」
「なんか、格闘技関係のスレをいろいろ見てましたね」
「うん。まあ、オレは格闘技については全然詳しくないんで、固有の意見とかはないんだけど、色々な意見が目にできるのは面白いね。内容の真偽や理論の巧拙は別にして」
「なんか優等生的な発言ですねー」



2004年5月25日(火)
『シュワ氏の「DNA」出品/なめたあめをネット掲示』ってニュースだけど、出品者とかはどれくらい本気なのかね」
「うーん、向こうの人の考えることはよく分かりません」
「“1万200ドル(約115万円)の競り値”を付けた人がいるらしいけど……だいたい、DNAなんてどうするつもりなんだろう?」
「そもそも本人が舐めたものだってどうやって証明するんでしょうね?」
「もっと疑問なのは、一度口の中に入れた飴をどうやって入手したかだよな。向こうは舐めかけの飴を紙にくるんで捨てたりするのかな?」
「さあ?」
「あと、こういう話を聞くと落語の『千両みかん』を思い出すなあ」
「17世紀のチューリップ・バブルも連想しますね。球根1個が家1軒分にもなったっていう……」
「犬のくせによくそんなこと知ってるねえ」



2004年5月24日(月)
「ちょうど帰るときに雨に降られた」
「置き傘とかなかったんですか?」
「骨が折れてた……」
「それじゃ仕方ないですね」



2004年5月23日(日)
「なんかムチャクチャ寒いんだけど?」
「そうですねー。気温的には“寒い”って言うほどじゃないのかもしれないですけど、季節的には異常ですよね」
「このまま梅雨に突入しちゃうのかなあ。なんか憂鬱だ」
「そんなふうにはならないと思いますけど……でも風邪をひかないように気をつけてくださいね」
「そだね。それはそれとして、道化師さまのサイト『家庭内盗撮の妄想』にリンクを貼らせていただきました!」
「今後ともよろしくお願いいたします〜」



2004年5月22日(土)
「さいたまスーパーアリーナまでK−1ROMANEXを観戦してきました」
「確か、生観戦は初体験だそうですね」
「うん。こんな感じなんだーって感心したよ。席の振替とかあってすぐに着席できなかったのはナニだったけど、試合内容的には結構面白かったね」
「よかったですねー」
「ただ、けっこう寒い中、上着ナシで外出したのがまずかったのか、ちょっと風邪気味で……」
「あらら」
「試合場近くのイトーヨーカ堂で慌ててジージャン買ったんだけど、何か、自分の体力の衰えを思い知らされちゃったなあ」
「連日の寝不足も原因だと思いますけどね」



2004年5月21日(金)
「ゼータプラスのMGを組んでたんだけど、パーツを嵌める場所を間違えたりしてけっこう大変だったよ」
「気をつけて組んでくださいよ。このキットって変形があるせいか部品多いんですから」
「でも、早く完成状態を見たくてあせっちゃうんだよねー」
「落ち着いてください。大人なんですから」
「これでもずいぶん落ち着いて組むようになったんだぞ。小学校の頃なんかムリに一日で組み立てようとして、接着剤切らしてフエキノリで着けようとしたんだからな」
「ホントですか?」
「さすがに着かなかったけどな」
「当たり前です」
「確か、ガンプラ全盛期の頃に出たパチモンだったなあ……あれ、とっとけば歴史的なアイテムになってたのに」



2004年5月20日(木)
「うう、なんだ、寒いじゃないか」
「あたしは平気ですけど」
「そりゃ、君はパソコンの中に住んでるし犬だからいいかもしれんけど、リアルじゃなんだか寒いんだよ」
「たいへんですねー」
「ううう、冬ものの寝巻きは洗濯しちゃって乾いてないしなあ……服着たまま寝るかな」



2004年5月19日(水)
「何でモビルスーツの目ってびかーって光るんでしょうね?」
「いきなり何を言い出すかと思ったら」
「だって、普通カメラのレンズとか光センサーとかって光らないじゃないですか」
「そりゃあそうだ。だから、多分あれは動作ランプなんだよ」
「えー?」
「だって、モビルスーツが起動すると光って、止まると消えるだろ。あれは、“今このモビルスーツは動いてます”って印なわけだ」
「なんでそんなもの光らせるんですか?」
「戦時条約かなんかで、稼動中でない兵器にムチャな攻撃をしちゃいけないことになってるんじゃないか? だから、連邦もジオンもモビルスーツの機能が限界まで低下すると動作ランプを消して戦意が無いことをアピールするんだよ」
「――ジムとか、ガンキャノンとか、ガンタンクとかはどうなんですか?」
「え、えっと……ネタにマジレスすんなよう」
「だったらきちんと整合性のあるネタで勝負してください」



2004年5月18日(火)
「今さらだけど最近“OS擬人化”ってのがあることを知ったんだ」
MS少女の時代からそういうのはありますよねえ」
「なんでそんなこと知ってるんだ? まあ、それはそれとしてここ見ると、あるOSだけCGの数がケタ違いに多いんだよね」
「ははあ……やっぱドジっ娘は好かれるんですね」
「まあね。確かに、女の子がわたわたしてるのは可愛いから、絵になるんだよ。オレだって美少女アンドロイドは壊れかけが好きだし」
「じゃあ、ご主人様もMe環境にすればいいじゃないですか」
「何言ってんだ馬鹿、冗談じゃねえ」
「そんな素で怒らなくても……」



2004年5月17日(月)
このお話、本当だとしたらちょっと面白いな」
「またこういうところからネタを持って来て……」
「仕事中にヒマだと、ついiモードで2chヘッドライン見ちゃうんだよ。しかし……エロ小説に使えそうで使えない話だ」
「小説の設定にしちゃうとちょっと突飛過ぎますよね」
「そうなんだよね。“事実は小説より奇なり”ってそういうことなんだろうなあ」



2004年5月16日(日)
『エロかきさんへ69の質問』ってのに答えてみました」
「うーん、来訪者の皆さんにとってはかなりどうでもいいコンテンツですねー」
「ひどい言い方するね」
「だって、ご主人様自身、“作者の意図より読者の印象が優先”っておっしゃってるじゃないですか」
「う、まあ、そりゃそうなんだけどさ、こういう質問に答えることで自分の足場というか立脚点を確認することも大切なんだよ。たぶん」



2004年5月15日(土)
『ももえ新規開発!』をアップしました」
「お疲れ様です。このシリーズももう4つ目ですか」
「ネタがあると、割とさくっと書けちゃうんでね。それはそうと、今日は以前に組んだガンダムVer.Kaにガンダムデカール貼ったり艶消しコーティングしたりして1日を過ごしました。あ、あと、MGのゼータプラスも組み始めたぞ」
「プラモデルのことばかりですねえ」



2004年5月14日(金)
「今日は飲み会でした」
「お疲れ様です」
「酔っ払って時間を無駄にするのは我慢するとして、ビールなるものの味だけは辛抱たまらん」
「でも、町の飲み屋で宴会する時に甘いカクテルなんかは出てこないでしょう」
「別にサワーでもいいんだけどさ。いや、飲まずに済むのが一番いいんだけど」



2004年5月13日(木)
「ORU様のサイト『妄想駄目人間』にリンクを貼らせて頂きました」
「今後ともよろしくお願いいたします〜」
「っと、これでは昨日の日記と全く同じになってしまう」
「何か、ネタがあるんですか?」
「ネタって言うか……こんな記事があったんで、ちょっとげんなり」
「……うーん、困ったものですねえ」
「まあ、15歳だというからこのサイトには入ってきてないと思うけどな」
「そんなこと本気で信じてるんですか?」
「禁止した以上はそういうスタンスで行くの! まあ、アンケートの年齢に関する質問の結果がちょっとアレだったりもするけどね」



2004年5月12日(水)
「シャア専用○様の『c100m50』にリンクを貼らせて頂きました」
「今後ともよろしくお願いいたします〜」



2004年5月11日(火)
「あ、いかん、ものすごく眠い」
「毎日夜更かしばかりしてるからですよォ」
「シャワーでも浴びてとっとと寝よう」
「そうしてください」
「でも、シャワー浴びると目が覚めちゃったりすんだよね」
「それでもきちんと寝てください!」



2004年5月10日(月)
「なんですか、また100円ショップでいろいろ買い込んで……。えーと、タッパと、竹串と……油粘土?」
「ふふふ、何に使うのか当ててみたまえ」
「粘土の串焼きでも作ってお弁当にするとか?」
「何でそんなものを食わなくちゃならんのだ。これは、プラモを塗装するのに使うんだよ」
「え?」
「昨日、艶消しコーティングうんぬんの話が出たろ? それに使うの。パーツを竹串に刺して、タッパに入れた粘土に刺して、んでもってスプレーするわけさ」
「ああ、なるほど。あたしが“意気地が無い”って言ってたこと、気にしてたんですね」
「そーいうわけじゃないけどさ。まあ、それはそれとして、もう組んでずいぶん経つ陸戦型GMを実験台にコーティングしてみた」
「どうです?」
「確かに、色合いは落ち着くね。劇的には違わないけど……。まあ、きちんと墨入れしてからやればもっと違うんだろうね」
「やっぱり、手間は惜しんじゃダメってことですねー」
「手間を惜しむつもりは無いんだけど……でもやっぱ時間が無いんだよねー……」



2004年5月9日(日)
「MGズゴックかんせい〜♪」
「って、例によって塗装もしてないしシールすら貼ってませんね」
「いいんだよ。いろいろ動かしてポーズつけるのが面白いんだから」
「開き直ってますねー。艶消しのコーティングをするだけでも随分違うみたいですよ?」
「そうかもしれないけど……失敗したら元も子もなくなっちゃいそうで恐いんだ」
「意気地が無いコト言いますね〜」
「とまあ、そういうわけで、次はゼータプラスのMGを組む予定」
「もう買って来たんですか? 早っ!」
「いやー、見つけるのに苦労したよ。アムロが乗ってたって設定のA1型はけっこう残ってたんだけど、量産型のC1型がどこにもなくてさー。アキバ中を探してしまった」
「へえー、そうなんですか。でも、それだったらA1型にすればよかったのに。あんまり形とか変わらないじゃないですか」
「そうなんだけどさー、やっぱり、無いと欲しくなっちゃうものなんだよ。それに、やっぱり専用機よりは量産型のほうが何となく好きなんだよね。それにC型の方が宇宙で活動できる分偉いんだぜ」
「それはそうと、今ここにあるってことは結局見つかったんですね」
「うん。諦めて帰ろうかと思ったんだけど、ふと思い立って松戸のバンダイ・ミュージアム行ったんだよ。そしたら売ってた」
「“青い鳥”現象ですね。幸せはいつも近くにあるという」



2004年5月8日(土)
「『隷嬢二人』第十三章終章をアップしました―」
「ようやく完結ですね」
「どうにかねー。今回は難産だったって話は後書きでやたらと書いたんで繰り返さないけど」
「現時点で繰り返してますよ」
「あはは。ところで今、MGでズゴック組んでるんだけど、やっぱカッコいいねー」
「確かに迫力がありますね」
「グフもそうなんだけど、目付きの悪いところがたまらんね。やっぱロボットは目付きが悪くないと締まらないんだよねー」



2004年5月7日(金)
「小説を書いてるうちにけっこうな時間になったわけだけど……ぜんぜん書き上がんない」
「だって、合間にマンガとか読んでるんですもん」
「うーん、8日にはアップしたいんだけどなー」



2004年5月6日(木)
この記事をきっかけに、ついネットで『ボウリング・フォー・コロンバイン』のレビューとかを読み耽っちゃったよ」
「ああ、監督さんが同じなんですね」
「うん。『ボウリング・フォー・コロンバイン』はいつか観たいと思っていた映画なんだけど……なんか、感想とか粗筋とかを読みすぎちゃったんで、情熱が微妙な感じに冷めてきちゃったなあ」
「なるほど……ところで、華氏って“ファーレンハイト”って書くんですね」
「そだね。思わず『銀河英雄伝説』を連想してしまった」



2004年5月5日(水)
「友人に誘われて国立科学博物館と国立西洋美術館に行ってきました」
「あいにくの雨でしたねえ」
「ま、別に外の風景を見に行ったわけじゃなかったしね。で、スターウォーズ展とか古代ローマ彫刻展とか見たわけなんだけど、常設展示の方も楽しめましたです」
「よかったですね」
「ちなみに、昼飯に科学博物館の食堂でナマズの竜田揚げを食してきました」
「ナマズ、ですか」
「別にヘンな味はしなかったよ。って言うか、淡白すぎて“ナマズの味”ってのがどんなだか分からなかったけどね」



2004年5月4日(火)
「『ケロロ軍曹』第1巻から第8巻までを購入してイッキ読みしてしまいました」
「大人買いって奴ですね」
「いやー、面白かった。何て言うか、“いかにもマンガ〜”ってテイストがたまんないね。ガンプラ関係のネタもいろいろ心に沁みるものがあるし」
「なるほど……。でも、可愛い絵柄ですねー」
「黒目が極端な縦長楕円なところが、自分の世代としてはちょっとした郷愁を誘うかな。まあ、それはそれとして、描線や背景処理なんかはいかにも最近のオタク系マンガ、って感じだけど」
「義務として聞きますけど、登場人物では誰がお気に入りですか?」
「スタイルいいしツインテールだしってことで、ビジュアル的には日向夏美ちゃんかな。まあ、それを言うならダイナマイトボディのママキャラなのにたまにツインテールにしちゃう秋さんもたまらんものがあるんだけど」
「ご主人様、ツインテールに弱いですねえ」
「まあね。それはそれとして、性格的には西澤桃華ちゃんとか好きだよ。二重人格だけど一途なところとかね。日向冬樹クンも真面目なイイコなんで好きだ」
ショタ趣味ですか……」
「そんな目で見るなよう。とにかく、あのカップルが接近するエピソードが好きなんだって。ところで、曹長を差し置いて軍曹が隊長をやってるのはどうしてなんだろう?」
「まあ、宇宙人の階級のことですから……」



2004年5月3日(月)
「今朝起きたら午後1時だったんだよねー」
「ぜんぜん“今朝”じゃないと思いますけど」
「それはそうなんだけどさ。ま、それはそれとして、家にぜんぜん食うものがなくて難渋したよ。やっぱ、こういう時に備えてカップラーメンみたいな非常食を常備しておくべきだよね」
「それ以前に、次の日に何を食べるかくらいは考えて準備していた方がいいんじゃないかと思いますけど」
「そうかも。まあ、それはそれとして、冷凍庫の中にいつのものとも知れぬ冷凍食品のドライカレーがあったんで、賞味期限を確認せずにチンして食べたんだけどね」
「あったんじゃないですか、非常食」



2004年5月2日(日)
 ご主人様は一応カレンダー通りにお休みをいただけてるそうでして、今日は新宿に映画『APPLESEED』を観に行かれたそうです。
 というわけで、例によって色を反転させてネタバレ感想だそうです。

『APPLESEED』ネタバレ感想
 正直に申し上げましょう。私、この映画を観に行った時点で原作『アップルシード』のストーリーはすっかり忘れておりました。と言いますか1巻から4巻までのストーリーをかつてきちんと把握できていたのかどうかさえ記憶の地平線の彼方でございました。ちなみに、マンガ『攻殻機動隊』の1.5巻および2巻のストーリーは何度読んでも把握できません
 ま、そういうわけだったんですが映画の『攻殻機動隊』や『イノセンス』(最近思ったんですが『イノセンス』が『攻殻』の続編であるという宣伝を一切しなかった広報の人は確信犯だと思います)なんかも原作とは全然違う感じの話になってましたし、士郎正宗センセーの原作をシェイプアップしないでアニメにするようなトンパチなことはまさかするまいと思って、原作をおさらいするような事はしませんでした。
 さて、結論から言いますと私の読みどおり、『APPLESEED』は原作『アップルシード』を見事に換骨奪胎(どうでもいいですがすごい字面です)したものでして、主人公カップルであるデュナン・ナッツとブリアレオスの性格や関係まで結構変えたものになってました。ちなみに、全編3D-CGということもあって絵柄なんかもキャラ絵に関しては全然違うものになっておりましたです。義務として報告しておきますとデュナンさんやヒトミちゃんが原作よりボインちゃんになっておりましてとても嬉しかったです。それはそれとしてアテナのおばさんまで胸を強調した感じのキャラデザになっていたのは余計な仕事だと思いました。ともあれ、その絵柄、性格、ブリアレオスとの関係など、全般にわたって原作『アップルシード』のデュナンより本作『APPLESEED』のデュナンの方が好みでありました。と言いますか貴重なメガネ娘キャラ(シフォン)を容赦なく射殺しちゃうような原作版デュナンは実は嫌いな部類のキャラです。まあ、原作、本作とも、私のお気に入りはヒトミちゃん&義経くんカップルなのですが。
 それはさておき、『APPELESEED』を観ているうちにちょっと困ったことになったのは、その中で“人類を絶滅させるためにその生殖機能を奪うウィルス”というのが登場したことでした。実は私、まさにそういうウィルスをネタにエロ小説を一本でっち上げたことがあったものですから。まあ、向こうがこっちをパクったってことはないでしょうし、こちらは『APPLESEED』公開前にその小説をアップしていたんで、本来なら気にすることはないんですが、「原作にこのアイデアがあったとしたらどうしよう?」という思いがむくむくと胸の中に湧き起こってきたんですね。何しろ原作のストーリーは忘れていたもので、こういうウィルスがネタとして出てきていたかも分からなくなっていたのです。
 もし原作『アップルシード』を読んでなかったのだとしたら、知らないうちにネタがカブっただけで自分的には「仕方がない」というレベルなのですが、読んだ事のあるマンガに使われていたネタを忘れて使ってしまってたとなると、ちょっと情けなさ過ぎる、というわけで、途中から映画の方にのめりこめなくなってしまいました。まあ、家に帰って慌てて原作をナナメに読んだところ、そういうものは登場していなかったみたいなのでほっと胸を撫で下ろしたわけですが。
 まあ、それはそれとしまして、アニメ版『APPLESEED』のストーリーや設定は、原作版をきちんとまとめて分かりやすくしてくれたものでした。人類はこれからいかにあるべきか、というテーマや、それに関する製作者サイドのメッセージなんかが直球勝負なところも私好みでしたし、バイオロイドであるヒトミちゃんが壊れかけ(寝てるだけですが)になっちゃうのも個人的にグーでした。あと、義経くんがもうちょっと原作っぽい幼さを見せてくれたらなおよかったんですが……まあ、贅沢は言いますまい。メカ描写、戦闘描写も迫力がありましたし、素直に面白いアニメだと思います。ついDVDとか買ってしまうかもしれません。
 ところで、原作『アップルシード』の続き、いつ出るんでしょうかねー?




2004年5月1日(土)
「『隷嬢二人』第十二章アップしました」
「いよいよ次で最終章ですね」
「うん。いやー、今回のお話は随分長くかかっちゃった気がするなあ」



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