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Diary
クニ子の日記




2004年2月29日(日)
「ふぎゃー、2月がもう終わってしまう〜」
「今さら何言ってるんですか」
「いやでも、3月は表のお仕事が忙しいんだよう。サイト更新や副業に色々影響が出てしまう〜」
「まあ、今もサイトの更新の方は、お蔵出しとかでしのいだりしててちょっとアレな状態ですけどね。でも、今年は他の年より1日猶予があったんですよ?」
「分かってるよそんなことは! でもそれが何になるというんだ〜」



2004年2月28日(土)
「親が録画していた『アラビアのロレンス』を初めて観ました」
「長い映画でしたねー。ところで、途中に“インターミッション”が入るのは、昔の大作映画の基本なんでしょうか?」
「『ベン・ハー』がそうだったもんな。ただ、個人的には『ベン・ハー』の方が面白いと思ったなあ。この『アラビアのロレンス』は、何て言うか、ちょっと冗長な感じがした。特に前半」
「例によって、映画について何か言う時は辛口ですよね」
「だって、何をどう転んだって、オレがこの先映画を撮るようなことは無いもの」
「そりゃまあ、そうかもしれませんけど」
「“砂漠の美しさ”がすごくウリな映画なわけだけど、オレなんかは小学生の頃からN○Kスペシャルとかで砂漠見慣れちゃってるからねー」
「そういうのと比べちゃっていいものなのかよく分かりませんけどね」
「あと、敗残兵の虐殺シーンとか、負傷兵で溢れた病院のシーンとか、悲惨さを強調しなくちゃいけないところなんだろうけど、やっぱ現代人のオレから見るとちょっと描写がヌルく感じられたなー」
「それは色々残酷なもの見すぎて感覚が麻痺しちゃってるんですよ」
「そだね。ところで、このお話、観る前は単純な痛快活劇モノだと思ってたんだけど、実際は“ちょっと普通と違うだけのはずの人が運命の歯車に巻き込まれて潰れて壊れちゃう話”だったんだねー」
「みもふたもない言い方ですけど、確かにそうですね」
「あと、一部の腐女子な人たちが『アラビアのロレンス』に奇妙な思い入れを抱いている理由が何となく分かったよ」
「ああ、例のシーンですね。あたしもあれはどうかなあと思いましたけど」
「それに関連してるのかどうか分からないんだけど、この映画、ついに一人も女性で目立った役の人が出てこなかったんだよねー。まあ、ストーリー上不必要だったんだろうけど、“ハリウッド式”で作られてる映画を観慣れた身としては、かえって新鮮に思えたよ。物足りないとも思ったけどねー」



2004年2月27日(金)
「熱は下がったんだけど、まだ鼻と喉が風邪にやられてるな」
「なんだかご主人様の闘病日記みたいになってますよ」
「風邪くらいで大袈裟な話だけどな。でもまあ、今回のはこじれずに快方に向かっているようで何よりだ」
「そういう油断はよくないですよ〜」
「イヤなこと言うなあ。まあ、本当のことだけどさ」



2004年2月26日(木)
「というわけで風邪が継続中」
「タイヘンですねー」
「くそう。鼻炎カプセルがぜんぜん効かないぞ! どーいうことだ!」
「なかなか体というのは思い通りにはいかないものなんですよ」
「いやまあそうなんだけどさ。ところで、『女子大生・亜衣のお尻事情』(後編)アップしましたー」



2004年2月25日(水)
「やっぱどうも風邪だったみたいだ」
「あらら、そうですか」
「最近、風邪ひくと熱が出ちゃうんだよなあ。とりあえず、なべやきうどんとショウガ湯で体を温めてみたけど……。あとは、きちんと寝ないとなあ」
「ひきはじめのうちに治さないとタイヘンですもんね」



2004年2月24日(火)
「なんか、鼻がムズムズするな。ちょっと寒気もするし」
「風邪ですか?」
「いんや、毎年この時期はこんな感じなんよ。花粉のせいかもしれない」
「ええー? 花粉症には早すぎません?」
「今年はあったかいし、そろそろ飛んでるんじゃないの? スギ花粉以外の花粉のせいかもしれないしね」
「それにしたって、花粉症で寒気がするんですか?」
「しないのかなあ。よく分からない」



2004年2月23日(月)
「『栞と紙魚子』シリーズってまだ続きが連載されてたんだなあ。知らなかった」
「クトルーちゃんのお母さんがどんどん美人になってますよね」



2004年2月22日(日)
「指輪物語第3部『王の帰還』観てきたよ〜」
「あー、副業で忙しい、が口癖なのに〜」
「たまには自分の時間もとらないとイカンだろ。というわけで、久々に映画を堪能してきました」
「長い映画ですよねー、コレ。3時間以上もあるんですよね?」
「まあね。退屈はしなかったけど、観終わったときは疲れちゃったなー」
「でも、長いだけはありましたよね。堂々の大団円だったじゃないですか」
「だねー。ラストにきちんと灰色港のシーンを持ってくる辺り、監督は本当に『指輪物語』が好きなんだなー、と思ったよ。ま、オレみたいなD&D世代は、こいつらとうとうイモータルになっちまった〜、とか思うんだけど」
「よく分からない感想ですね」
「それと、今回もやっぱ戦闘シーンは迫力あったねー。例によって主人公側の篭城戦だったり、途中で援軍が現れたりっていう展開だったりは、『二つの塔』と同じだったけど。でもまあ、オリファントなんかが戦闘に参加する野戦のシーンは迫力があったねー」
「でも、やっぱ象兵って運用が難しいんだな、って思っちゃいました」
「それは歴史が証明してるよな。まあ、敵の士気を挫く恐怖兵器って感じなんだろうね。にしても、やっぱレゴラス強すぎだよな」
「あの人が20人いたらオリファント軍なんて全滅ですよね」
アタックランクまでいったエルフってあんな感じなのかもな」
「ところで、ガンダルフさんが杖と剣をぶんぶん振り回して戦ってましたけど、あの人本当に魔法使いませんよねー」
「うん、なんか水戸のご老公みたいだったよな。やっぱ攻撃呪文とか全然覚えないで、渋〜いチョイスをしてたんだろうなー」
「ところで、監督さん、今度は『キング・コング』のリメイクを作るって話ですけど?」
「ん、まあ、いいんじゃない? この『指輪物語』3部作で歴史的使命は果たしたって感じだし、あとは自分の好きなようなことしてれば」
「……要するに、期待されて無いんですね」
「だって、オレは『キング・コング』なんかに何の思い入れもないもん」



2004年2月21日(土)
「今日の夕飯は、ラーメンにエリンギと豚肉の炒め物をブチ込んだものでした」
「凝ってるんだかいないんだか分からない料理ですね」
「ん、まあ、それなりに美味かったけどね。Z級グルメって感じで」



2004年2月20日(金)
「もう獣姦まで書いちゃったんだから、いまさらスカトロを前にひるむことはないよなあ」
「ひるんでくださいよ」



2004年2月19日(木)
「これはまだキチンと検証してないんだけど、格闘好きの人には巨乳好きの人が多いような気がする
「……どうやって証明するつもりなんですか?」



2004年2月18日(水)
『女子大生・亜衣のお尻事情』(前編)アップしました」
「な、なんですか、コレ?」
「うーん、シナリオ形式そのままだから、文学的分類としては戯曲になるのかな?」
「えっと、そーいうことじゃなくて……」
「いやいやいや、言いたいことは分かる。実は、いよいよもって忙しくなってきて、更新分の小説を書けなかったんだ」
「は、はぁ……」
「というわけで、オレがお手伝いしたclock upさんの『プレゼンス』のファンディスク用に書いたシナリオのうち、お蔵入りになっちゃったものを、許可を取ってアップしたってわけ」
「つまり、ボツになった文章ってことですね」
「いやその、お話の途中で、やっぱ亜衣は女子高生じゃなきゃ、ってことになって、宙に浮いちゃったんだよ。彼女のお尻の処女喪失は、大学に入ってからだからね」
「しかしまあ……すごいタイトルつけちゃいましたねえ」
「いや何と言うか、ついノリでね。ところで、今回はエネマネタなので、注意してください」



2004年2月17日(火)
「いくら英語読みでレッド・ドラゴンだからって“中”という文字を現場に残すってのは、あんまり格好よくないなあ」
「唐突ですね。トマス・ハリスさんの『レッド・ドラゴン』でしたっけ?」
「そうそう。なんか、ムリーロ・ニンジャ選手の背中のタトゥーを連想しちゃうよな」



2004年2月16日(月)
「とうとう、表サイト『竜頭蛇尾』が削除されてしまったよ」
「ま、当然ですよね。契約解除しちゃったんですもん」
「さて、『竜頭蛇尾』のコンテンツだったもので、こっちに復活させるとしたら、何がいいだろう?」
「うーん、どうなんでしょうね? 皆さんが何を求めてらっしゃるのか、ちょっとあたしには分からないです」
「そだねー。まあ、それはそれとして、これから春まで何だか忙しくなりそうなんで、あんまり大それたことはできないんだけどね」



2004年2月15日(日)
「なんですか、昨日の日記は」
「え? なんですかって、見たとおりのものだよ。まあ、ここであんなこと書いたからって世間様が動くとは思わないけど、たまにああやってガス抜きしないと破裂して死んでしまう」
「ま、いいんですけどね」
「あと、昨日は取り立てて書くことがなかったってこともあるな。ちなみに、今日は友人の家で格闘技の興行を昼から夜までずーっと観ていたわけだが」
「うーん、それもまた、取り立てて書くようなことじゃないですねえ」
「あ、ところで、録画された大阪プロレスの試合を初めて観たけど、あれは面白かったなあ」



2004年2月14日(土)
 『Far Forest』管理人のZERO様からのいただきものをアップしました。ありがとうございました!
 さて、それはそれとして、バレンタインデーだというのに飼い犬の日記にこーいうことを書くのはどうかと思うのだけど、覚え書きとして書いておこうと思う。
 世の中には、女性の人権を守るためにポルノを廃絶しようとしている人がいる。
 正直、理解できない。
 人間の備えているもので、唯一“良し”と思えるものがあるとするなら、それは他人への共感能力だと思うのだが、自分の共感能力が貧弱なのか、そういう主張をしている人の考えが、どうしても分からない。
 どうやら、そういう人たちが主張するところによると、現在のポルノの氾濫が、男性の女性への差別意識を助長しているということなのだ。
 ポルノグラフィーの中で女性がモノ扱いされてるから、現実の女性をモノ扱いするのだ、という文脈なのだろうか。
 意味不明である。
 そもそも“モノ扱い”というのがよく分からない。女性の性的な部分のみをクローズアップしているということを“モノ扱い”と言うのだろうか。
 まあ、確かにある種のモノにはとても官能的なデザインをしたものがあると思うけど、自分はさすがに“モノ”でオナニーをしたことはない。今この文章を書くのに使っているパソコンの筐体なんかは、デザインはシンプルながら角が丸みを帯びており、色も少しメタリックの入った柔らかなアイボリーで、ワンポイントとして電源スイッチにブルーLEDが使われてるところなんか、すごく女性的なお洒落を感じるけど、このパソコンでオナニーをする時は、たいていエロゲーやエロ小説やエロDVDをディスプレイに表示させるだけの役割を負わせている。ちなみに、エロマンガでオナニーをする時はパソコンは使わない。
 要するに、自分は、少なくとも“モノ”で興奮しているわけではないし、モノで勃起はしない。モノをオカズにオナニーしたりしない。
 ほとんどの場合、ポルノそのものをオカズにする。そして、ポルノと現実の女性を同一視したりはしない。ポルノの中に現れる女性は、現実にありえないくらい感度が良かったり、性に貪欲だったり、目が大きかったり、猫の耳がついてたり、鳥の羽根が生えてたり、きちんと機能するオチンチンが備わってたり、実はアンドロイドだったりする。そういう想像上の存在と現実の女性を同一視できるほど、ポルノ愛好家は現実を甘く見ていない、と思う。
 そもそも、オナニーが終わったら、普通の人は、そんなにしげしげとポルノを見続けたりはしない。
 ポルノは、オナニーするためのものである。
 この、あまりにも当たり前で第一義的なことを、ポルノを規制・廃絶しようとする人たちは、きちんと取り上げてくれてないような気がする。ただ、小児的に「自分が見て不快だった」ということを繰り返すばかりだ。たしかに、数あるジャンルの中には、自他ともに認めるポルノ好きの自分が見ても「これは」と思うものがあるけども、それは、単に趣味の問題だと思う。
 もしかしたら、ポルノを規制したり廃絶したりしようとしてる人たちには、「これくらいだったらオカズにしてオナニーしてよいですよ」という、許せる範囲のポルノみたいなものが自分基準であるかもしれないけど、自分は寡聞にして、そういう男の股間に優しいポルノ規制派・廃絶派の人たちの主張を知らない。それに、もしあったとしても、それは結局、性的な嗜好の押し付け合いにしかならないんじゃないだろうか、と思う。
 フィクションに対する児童ポルノ規制ってのは、要するに、ロリはダメだけど熟女スカはOK、ってコトを言ってるようなもんだし。
 あと、もう一つ、確認しておかなくてはならないことがある。
 男は性器の勃起をコントロールできないということだ。
 このことは、どれだけ主張しても主張しすぎということはないと思う。世の女性は、あまりにも勃起のことを知らないと思うからだ。男女間の性的トラブルの何割かは、実に、このことに対する男性の説明不足と、女性の認識不足によるんじゃないか、と思う。
 勃起は、自分ではどうにもならない。言わば肉体の精神に対する反乱だ。いや、そもそも精神が肉体を支配しているなんてのは質の悪い幻想なんだけど。
 この、男の股間についてるそれなりに大切な器官は、ちっとも持ち主の言うことを聞いてくれない。海綿体であり、随意筋で動くような器官ではないからだ。勃起した方がいい時、勃起しなくちゃいけない時、勃起したい時に、きちんと勃起してくれるとは限らない。
 その上、理性的にはどうして勃起してしまうのか理解に苦しむような時に、勃起してしまったりする。
 例えば、「強姦されながらも性の刺激に耐え切れず自らの体を恨みながら甘く喘いでしまう美少女」なんてものを描写したポルノグラフィーを目にした時に、不覚にも勃起しちゃったりする。まったく、どうしてそんな犯罪的なシチュエーションを描いたフィクションにこいつが反応するか。
 でも、勃起しちゃうもんはしょうがないじゃないですか。
 勃起するってことは気持ちよくなりたいってことである。これを機会にオナニーしたいってことだ。だったら、するわな、オナニー。
 一方で、どんなに人格高潔で立ち回りは凛々しく、正義感に燃え、世の悪を許さない大変にご立派で人間的魅力に溢れた女性を前にしても、ぴくりとも反応しなかったりする。
 もし、その女性が好みのルックス(自分の場合は基本的に童顔/巨乳だが)で、しかもその高潔な人格を辱め、身体を拘束し、正義の心を嘲い、性的な快楽の前にその清い心を屈服させることができたとしたなら、勃起するかもしれない。ただ、現実にそういうことをするのは犯罪なので、かなり高い確率でしないとは思うけど。
 そういうのに興奮するのはよくない、というシチュエーションでも勃起してしまうのが男性器である。だったら、そのシチュエーションをフィクション内、すなわちポルノグラフィーだけに止めておこうとするのはいけないことなのだろうか。
 ポルノを規制し、廃絶するのは、オナニーを我慢し、勃起を制御せよと言うのに等しい。
 無理だ。少なくとも自分には絶対に不可能だ。
 そもそも、ポルノグラフィーが無くなることによって、人々の心から男女差別意識が払拭され、様々な法改正や、社会構造の再構築が進み、虐げられていた女性の権利が回復し、女性自身の社会進出の機会が確立される、なんて、風が吹けば桶屋が儲かる的な発想では、現実の問題の解決には結びつかないと、正直、思う。
 いや、そうなる、と信じるのは勝手だが、そんなバカな考えで、こっちのオナニーを邪魔するのは勘弁してほしい。
 そんなことを、相も変わらず不可解な衝動の赴くままポルノグラフィーを書きながら、思ったのである。



2004年2月13日(金)
「帰りにアキバ寄って『わたおに』買ってきた。これでコンプリートだ」
「『週刊わたしのおにいちゃん』ですね。しかしまあ、業の深いものを」
「いや、オレの主目的はフィギアじゃなくてブックレットの方だから」
「はっきり言って見事なまでに何の言い訳にもなってないですよ」



2004年2月12日(木)
「う、仕事中に日記のネタ考えてたはずなんだけどすっかり忘れてる」
「もっと集中して仕事に臨まれた方がいいんじゃないですか?」
「ご尤もなご意見なんだが、オレの仕事は歩合制じゃないんで、一生懸命やっててもお給金は変わらんのよ」
「あ、そーですか」
「それどころか、ダラダラやって残業した方が残業手当つくしね」
「それで、ダラダラしてるんですか?」
「まさか。しなくていい残業で時間無くすくらいもったいないことはないだろ。時間は金じゃ買えないんだぞ」
「確かにそうですね」
「と言いつつも、お金のほうもあんまり持ってないわけなんだけどね」
「えーと、今の話を総合すると、ご主人様は、日中ダラダラ仕事してる上に残業もロクにしないで、その上お金も持ってない、ということになりますよね?」
「ん、まあ、だいたいそんな感じだ」



2004年2月11日(水)
「動作が不安定だったんで、モー子のお腹の中をあけて調べてみたんだ」
「で、原因はわかったんですか?」
「うん、DVDドライブの電源がゆるゆるになってた」
「へ? そんな機械的な理由で動作が不安定になったりするんですか?」
「なるんだろうね。オレにもよく分からないけど。まあ、OSの方で、あると思ってたドライブの存在が電力不足が原因で希薄になったら、やっぱとまどうだろうさ」
「まあ、それはそうなんでしょうけど……」
「一応、電源ジャックを挿し直したら安定するようになったけど……そろそろ買いなおした方がいいのかなあ」
「確か、モー子さんの中では一番古い部品ですもんね」
「DVDドライブとCD−Rドライブ、あとキーボードだけが、Gateway製だった頃の名残なんだよね。これが無くなっちゃうと、なんでこの機械が“モー子”なのかわけ分からなくなっちゃうんだけど」
「いや、今だって、なんでモー子さんって名前なのかよく分かりませんけどね」



2004年2月10日(火)
「いやー、今日の昼はマジで眠りそうになっちまった」
「しっかりしてくださいよ」
「いやー、やっぱ睡眠リズムが崩れちゃってさあ。それはそれとして、『Fate』の『Unlimited Blade Works』のルートって、『クロノアイズ/グランサー』に似てるよな」
「まあ、確かに……」
「あ、ところで、申し送れましたが『隷嬢二人』第六章、アップしてます」



2004年2月9日(月)
「トイレの電球が切れてしまった」
「早くとっかえた方がいいですよ」
「もちろんだ。夜、ドアから漏れる明かりだけでオシッコするのはスリリングすぎる」



2004年2月8日(日)
「昨日の日記を書いてから結局朝まで『Fate』やってましたよ」
「生活リズムがグチャグチャですね」
「グチャグチャだ。まあ、その甲斐あって残りのエンディングも制覇して、あとタイガー道場も全部スタンプもらうことができたんだが」
「お疲れさまでした」
「ちなみに、クリア順は『夢の続き(Fate/True End)』→『Brilliant Years(Unlimited Blade Works/True End)』→『櫻の夢(Heavens Feel/Normal End)』→『春に帰る(Heavens Feel/True End)』→『sunny day(Unlimited Blade Works/Good End)』なわけだったんだけど……まあ、妥当な順番かなあ、とか思ったりして」
「では、終わってみた感想なんか、どうぞ」
「そだねー。まあ、とにかくよくできてる、というのが第一印象かな。イベントCGとか立ち絵とかぐりんぐりん動かして迫力とか効果とか出してたし……ストーリーや雰囲気なんかも、すごく好きだねー。ところで、性的虐待を受けていたヒロインがトリを飾るのは『月姫』と同じだなあ、とか思っちゃったけど、ま、それはそれでそういうキチク風味は嫌いじゃないし」
「なるほど。ご主人様らしいですねえ」
「ただ、正ヒロインのセイバーちゃんが、ちと可哀想かなあ、とか思っちゃったりしてね。『sunny day』以外のエンディングでは士郎の傍にいられないわけだし、『sunny day』では士郎は凛ちゃんのモノだしねー」
「『夢の続き』は、すごくいいエンディングだと思うんですけどね」
「いや、オレもそう思うよ。ただ、あのラストシーンの印象が強ければ強いほど、彼女には普通の少女としての日常を過ごしてもらいたいなあ、と思うわけだ」
「なるほど」
「一方、全体を通して凛ちゃんは優遇されてるなあ、とか思っちゃうね。まあ、主人公の憧れの女の子な上に親友にして戦友にしてケンカ友達、さらにはお嬢さま、ツインテール、二重性格、優等生といった属性武装に加えて、メガネっていう隠し属性まであるからねえ。性格的にも“イイ女だなあ”とか思っちゃうし」
ランサーさんもそんなこと言ってましたね」
「男優陣では、オレ、あいつけっこう好きだなあ。ところで、桜ちゃんは『Heavens Feel』以外のルートではかなりほったらかしな感じがするんだけど、あれはあれでいいのかね? あのままだと心臓お爺ちゃんが住んだままだし、何よりも『Unlimited Blade Works』のルートだとラストでも慎二のクソ野郎が生きてるんだからまた毎晩慰みモノだぞ」
「た、確かに、そーかもしれませんね」
「うーん、いっそ、『sunny day』の続きって感じでこっそり二次創作書いちゃおうかなあ」
「え、書いちゃうんですか? 前は二次創作は封印するとか言ってたのに」
「そうなんだけどさあ、やっぱ、正ヒロイン3人+イリヤちゃんがそろって救われるエンディングが欲しいじゃないか。ライダーさんは実はどうでもいいんだが」
「は、はあ、そうですか」
「オレも少しは無節操で鳴らした男だしな。イリヤちゃんや藤ねえが士郎君とHするシーンとかも書いてみたいし」
「うーん、確かに無節操ですねえ」



2004年2月7日(土)
「というわけで今日も一日中『Fate』をやってたわけですが」
「ご主人様は何かやりだすと本当に極端ですねえ」
「えーと、グランドフィナーレとやらにたどり着いたんだが、まだ一個エンディングを取りこぼしてるんだよね。だから、もうちょい続けます」
「はいはい」



2004年2月6日(金)
 『Fate』日記、つづく。
 どーでもいいけど桜ちゃんルートは何か妙にジメジメしておらんか?



2004年2月5日(木)
「遠坂ルート、クリア。なんか表示エンディング数が増えてるぞ!」
「あー、どんどん時間を吸い取られちゃいますねえ」



2004年2月4日(水)
「なんかまた『Fate』ネタバレ感想だそうですね」
「うん。あのセイバーのエンディングが“トゥルー”エンドである以上、今オレがたどってる凛ちゃんのルートは、セイバーの幸せな夢の続きなんだろうなあ、と思って」
「うーん、まあ、筋は通った解釈かもしれませんね」
「セイバーにとっては、士郎くんと凛ちゃんが仲良くしてるところを遠くから見守る方が、士郎くんと再びあんなふうに別れるよりも良いと思ったのかもしれないしね。まあ、今ゲーム内ではそれどころじゃなくなってる状態なんだけど」



2004年2月3日(火)
「『Fate』のトゥルーエンド、クリアしました」
「って、半分徹夜状態でしたね」
「いやー、夜中にやり始めたらちょうどクライマックスに突入しちゃってさあ」
「で、いかがでした?」
「いいお話だったな、と素直に思うよ。正直、感動したね。ラストも綺麗にまとまってていい雰囲気だったんだけど、途中の、士郎くんがセイバーの前で自らの闇をさらけ出すシーンが特に秀逸だったと思う」
「ところで、前作の『月姫』もそうでしたけど、すごく“死”にこだわったお話ですよね」
「過剰なくらいにね。中には、それで“死”が陳腐化しちゃってると思う人もいるかもしれないけど、オレとしては許容範囲かなー。逆に、“死”ってものの感覚が希薄なこの時代において、しかもゲームっていうジャンルで“死”を描くには、ここまでくどくしないといけないのかもしれないね」
「主人公の男の子、何かって言うと死んじゃいますもんね」
「そして、その度に選択肢に戻ってやり直すわけだけど……これをもって“ゲームの中で死が軽く扱われてる”と考えるか否かは、結局は人それぞれの感性の問題のような気もするなあ」
「と言いますと?」
「“死”に至るエンドだって、エンディングには違いないからね。物語という虚構の中では、デッドエンドは“本当に起こること”なんだから。デッドエンドの“死”だけを切り取って“こんなのはニセモノの死だ”と言う人もいるかもしれないけど、それを言うなら物語そのものが嘘のカタマリなんだからね。一つ一つのデッドエンドを、主人公の“かけがえの無い死”であると考えた方が、少なくともゲームを楽しむ上ではプラスになるかな、と思う。それこそ、この物語の隠れたテーマである『人生の一回性』ってものを考えながら、一つ一つのデッドエンドを堪能するのは、けっこうオツなもんだと思うよ。『輪廻と解脱』の構造や、『永劫回帰』っていう概念は、むしろ『人生の一回性』を強調する効果があるから、それと“ゲームの中で何度も体験する死”、ってものを重ねて考えてみるのも、面白いと思うねー。そう言えば、低予算サイバーパンク映画『ニルヴァーナ』もそんなお話だったなあ」
「あー、なんか語りモードに入っちゃいましたね」
「要するに何が言いたいかと言うと、タイガー道場は最高だ、ってことさ」



2004年2月2日(月)
「『隷嬢二人』第五章アップいたしました」
「お疲れさまでした」
「えーっと、今日は帰りが遅かったから、日記に手をかけないですぐアップしよう」
「ふだんから全然手をかけてらっしゃらないと思いますけど……」



2004年2月1日(日)
 えー、以下、ご主人様の『Fate』ネタばれ心の叫びです。

 藤ねえのルートが無いだとう!?
 イリヤのHシーンが無いだとう!?
 それじゃオレの心のオアシスはタイガー道場だけじゃないかよう!




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