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Diary
クニ子の日記




2003年11月30日(日)
『18's Summer』管理人の木暮かおる様からの頂き物をアップいたしました〜」
「ありがとうございました♪ ……ところでご主人様、クリスマスのご予定は?」
「コミケに向けて体調を整える」
「でしょうね……」
「いや、マジで最近もとからない体力が落ちてきて心配なんだよ」



2003年11月29日(土)
「オレの友人に“そろそろ俺の部屋にも勘違い金髪くノ一が忍び込んできてもいい頃だ”などと言い出すような業の者がいるんだけどさ」
類友ですね」
「そいつに誘われて、初めてアンミラ行って来たんだよ。今さらながら」
「アンナ・ミラーズ、でしたっけ? あの、おっぱいを強調したデザインの制服で有名な」
「そう。オレ、別に制服フェチじゃないつもりだし、雨は降ってるし、『プレゼンス』を一晩中やってろくに眠ってなかったから、ちょっと辛かったんだけどさ」
「あのー、病み上がりなんだからきちんと睡眠は取ってくださいよ」
「ま、それはそれとして行ってきました。んでもってハンバーガー食ってきました」
「どうでした?」
「いや、まあ、制服は確かに噂どおりのデザインだったね。オレンジじゃなくて、濃い赤っぽい色だったけど」
「可愛いと言えば可愛いデザインなんですけど……ウェイトレスさんの中には、仕事と割り切って着てる人も多いんでしょうね」
「夢のないこと言うなよう。“あたしムネおっきいからこういう服が似合うんだよねー♪”って毎日イキイキと仕事してるウェイトレスさんだっているはずだ」
「まあ、そうかもしれませんけど」
「うーん、しかし、どうして他のお店でもああいう制服を採用しないのかなあ?」
「本気で考えてます?」
「本気だぞ。って言うか、ああいう服が日常におけるデフォルトな平行世界に生まれたかったなあ。今度転生するときは考えておこう」
「さっき制服フェチじゃないって言ってたくせに……」
「あ、ところで、『血殺/夜叉』第七章をアップしましたー」



2003年11月28日(金)
 おしらせにあります通り、ご主人様がお手伝いさせていただいたエッチゲームの『プレゼンス PRESENCE』が発売になりました。
 で、役得でお金払わずに手に入れたご主人様なんですが、今、自分の担当ルートを驀進中だそうです。
 攻略本要らずで一発クリアできるからな! と言ってました。



2003年11月27日(木)
「実はついさっきまでちょっとしたコトで凹んでいたんだが」
「あ、そーですか」
「冷たい反応だなあ」
「甘えは禁物ですから。それに、今は何か平気そうじゃないですか」
「うん、まあ、人生において思い通りになることなんて滅多に無いってことを思い出して」
「イヤな人生観ですねえ」
「ま、それは冗談として、BBSにレスを書いてるうちにふわーっと気が楽になったんだけどね」
「それはもう、全面的に皆さんに感謝ですね」
「いや、まったくもって」



2003年11月26日(水)
「うー、まだちょっと風邪が残ってるな」
「養生してくださいよ」
「ところで、今日買ってきたこの薬、“1回1本、1日3回食間に服用してください”って書いてあるんだけど」
「“食間”って、食事中って意味じゃないですよ。食事と食事の間ってことですからね」
「分かってるよそんなことは。たださあ、朝昼晩の間だったら2回しか無いじゃん。3回目はいつ服むんだ?」
「えーと、ネットで調べたら、食事をしてから2時間経過した頃、ってことらしいですね」
「ふーん、夜食を食えって訳じゃないんだ」
「当たり前です」



2003年11月25日(火)
 ご主人様は今日1日、熱出して寝込んでました。



2003年11月24日(月)
「おかげさまでサイト開設3周年であります〜♪」
「訪れてくださった皆さん、今までありがとうございました!」
「そして、これからもよろしくお付き合いいただければ幸いです〜! そんなこんなで、記念らくがきアップさせていただきました」
「とまあ、記念すべき日だって言うのに、ご主人様ってばずいぶんとだらだらと1日を過ごしてましたねえ」
「うん。今日やったことって言ったら。先日買った『風の谷のナウシカ』のDVDを観たくらいかなあ」
「うわ、なつかしー」
「子供のころは無邪気に観ていたもんだけど、この年になっちゃうとどーもヒネた目で観ちゃっていかんね」
「そうですか?」
「例えばさ、終わりの方で、ナウシカが暴走する王蟲に跳ね飛ばされるシーンあるけど、あれでナウシカは死んだはずじゃない?」
「あの後、王蟲の奇跡ぱわーで復活するんですよね」
「その奇跡ってモノをあえて排して観るなら、あれ以降のシーンって、ナウシカが最期に見た幸せな夢だった、って解釈もありなのかな、とか思っちゃって」
「ヒネすぎです。どーしてわざわざそんな鬱展開に持ってくんですか」
「『人狼』とか『WXIII』とか『レオン』とか『メトロポリス』とか『未来世紀ブラジル』とか『12モンキーズ』とかみたいな、好きだけど鬱な映画、ってのを観ているうちに、ついそういう想像をしてしまうようになってしまったのかもしんない」
「難儀ですねえ」
「あと、改めて観ると、映画版のトルメキア軍って物凄く悪い奴らなんだよねー。ナウシカが怒るのも無理ないなあ、って感じ」
「ペジテの皆さんも相当なもんですけどね」
「と言いつつ、やっぱこの映画で好きなのはクシャナ殿下とクロトワ参謀と巨神兵くんだったりするわけだが」
「まあ、ご主人様は“旧世界”のヒトですもんねー」



2003年11月23日(日)
「……CDのケース、どっかいっちゃった」
「整理整頓してないからですよぉ」
「うー、どこにあるんだろう? キミ、知らない?」
「知りませんよ。だって、あたしパソコンの中から出られませんし」
「たぶん、パソコンの近くのどこかに埋もれてるんだと思うんだけど」
「それでも分かりませんってば」



2003年11月22日(土)
「アキバで、DVD1本、一般マンガ雑誌1冊、一般マンガ3冊、エロマンガ2冊購入〜」
「また随分と買いましたねえ」
「いや、本当はマザボとかCPUとか買おうかと思ったんだけど、寸前で思いとどまった」
「無駄な散財だということに気付いたわけですか?」
「む、無駄なんかじゃないやい。ただ、パソコンのお腹あけていろいろ作業するのがめんどくさくなっただけだ。荷物も重かったし」
「その程度のことで思いとどまるようなお買物だったら、やっぱり無駄と言ってしかるべきだと思いますけど?」
「ううう、脳内の犬っコロなんぞにこんなこと言われると、なんかアマノジャクな気持ちになってきた。明日アキバ行って買ってこようかなあ」
「なんだかんだ理由つけて買いたいだけじゃないですか」



2003年11月21日(金)
『Luccia - ルチア -』アップいたしました〜♪」
「うわあ、挿絵付ですね」
「と言うか、『rule for fool』管理人のlaf様が描かれたイラストに、オレがテキストを付けさせてもらったんだよ。“挿文”って感じかな」
「なるほど」



2003年11月20日(木)
「最近読んだ本に書いてあったんだけど、1991年の調査によると、アメリカ人の47%の人が“過去1万年以内に、神が今とそっくりの人類を作った”って考えてるらしいね」
「へえー、すごいですねえ」
「やっぱ、お国柄だろうね。聖書に書いてあることをそのまま鵜呑みにしちゃうという」
「にしてもちょっと多いような気がしますね」
「あと、西欧の人は、サルを日常的に見れるような自然環境じゃなかったから、“お前の先祖はサル”って言われるとすごく抵抗があったって聞いたことがある。日本人なんかは、そう言われても“確かに似てるよなあ”で済んだのかもしれない」
「それ、後から取ってつけた理屈のような気もしますけどね。例えば、“人類の先祖はイヌ”って学説だって、同じように抵抗を受けたと思いますよ」
「キミが言うかね、そういうこと。でも、だったらどんな動物なら抵抗無く受け入れられたんだろう? クジラとかイルカかなあ」



2003年11月19日(水)
《Night Walkers 用語集》アップしましたー」
「ああ、あの目次にはずーっとあったアレですね」
「そうそう。書いてるうちにちょっと長くなっちゃって、ここまで引っ張ってしまった」
「ようやく“準備中”の文字が外れるんですね」
「またもや読者様の股間に貢献しない更新で申し訳ないわけだが」
「ご主人様、そればっかですね」
「俺からそれを抜かしたら何が残る? あ、それと、『Adult Novels Search』にリンクを貼らせていただきましたー」



2003年11月18日(火)
「うーん、パソコンのCPUをとっかえたくなってきた」
「また病気が出ましたね。そもそも、そんなにスペック的に困っているんですか?」
「うーん、そうだなあ。たまに、W●RDとかE×CELとかを起動しようとすると,ハングアップしたりするぞ」
「……それは問題ですね」
「まあ、W●RDもE×CELもめったに使ったりはせんのだが」
「でも、どうなんでしょうね? そもそもCPUを取り替えれば解決する問題なんでしょうか?」
「やってみなきゃ分からん。ただ、CPUを取っ替えようにも、マザボが古いんでそれに合うCPU売ってないんだよねー」
「パソコンのパーツってすぐ陳腐化しますもんねえ」



2003年11月17日(月)
「友達が教えてくれたんだけど、ポップアップ・ウィンドウの使用に対して特許料を取ろうとしてる人たちがいるらしいな。しかも年間12,600円(税込み)」
「え、そーなんですか?」
「うん。なんでもその人たちによるとNA●シフトとかいう発明らしい」
「リンク貼ったら伏字にする意味ないじゃないですか」
「いや、なんとなくちょっと警戒してみた。ところでここを読むと、別ウィンドウで新しいページを開くものはみんな“本発明と同様の機能を持つ場合”みたいな言い方してるんだよね」
「うーん、実際のところはどうなんでしょう?」
「いや、オレ、HTMLもJavaScriptもぜんぜん意識的に使ってない人間なんで、ちーとも詳しいこと分からんのよ。ただ、こういうやりとりがされてるところを見ると、ま、推して知るべしってとこじゃないかな」



2003年11月16日(日)
「……」
「どーしたんです? そんな難しい顔して」
「いやその、今日購入したエロマンガなんだけどさあ。局部修正がぜんぜん入ってないんだよ」
「……はあ」
「1ヶ所や2ヶ所だったら、消し忘れかな、とか思うんだけど、頭から尻尾まで全部消しが入ってないんだよね」
「よかったじゃないですか」
「いやまあ、それだけを見るとイイ買物したな、と思うよ。オレは、“修正が入ってるほうが想像の余地があって萌える”っていうような奥ゆかしい人間じゃないから」
「日本語の使い方間違ってません?」
「そうかも。それはそれとして、だ。こーいうのが騒ぎになって、逆に他のマンガの修正がキツくなるような事態を招き寄せたらヤダなあ、って思うわけ。やっぱ、戦線はまとまって前進すべきであって、一部だけ突出するとそこから綻びが生じるでしょ?」
「確かにそうかもしれませんけど」
「かといって、ドイツの電撃作戦みたいに後先考えず全体で急進すると、支援や補給が滞ってやっぱ全滅したりするしね。やっぱ、深く静かに粛々と進攻するのが一番なのかな」
「例によって分かったような分かんないような比喩ですけど」
「そこらへんは、各自ココロの中で補完していただくということで」
「ところで、この前アップした『血殺/夜叉』の第六章、ちょっと手直ししましたね? 誤字脱字とかの修正じゃなくて」
「いやー、実はそうなんだ。第七章を書き始めたら、ちょっと構成ミスに気が付いてね」
「もうちょっと落ち着いてアップすればいいのに……」



2003年11月15日(土)
「長谷川裕一せんせーの『轟世剣ダイ・ソード』の千導今夜生徒会長に萌えまくってます」
「え? 別におっぱい大きかったりしてないじゃないですか」
「確かに、中学生ということを考えてもそれなりって感じかなー。じゃ、なくてさあ、オレ、こーいう策士っぽい女の子好きなんだよ」
「あ、そうなんですか? 顔とか胸とかお尻とかしか見てないかと思いましたけど」
「もちろんそれも大事だけどね。とにかく、もともと策士キャラが好きなんだよ。んでもって、それが可愛い女の子だったら最高じゃないか」
「そんな単純なものですかねえ」
「友人には“そーいうキャラにはリアリティがない”みたいなこと言われたことあるけどね。でも、そもそも萌えの対象にリアリティを求めちゃつまんないでしょ」
「ま、そうですかねー」
「あと“将来旦那様になる人にもうしわけない”とか、妙に古風なこと言い出すところも好きだな。背もちっちゃいし、きちんと初対面の人には敬語使うし、けっこうお茶目なところもあるしねー」
「それはそれとして、ZERO-XINN様のサイト『Far Forest』にリンク貼ったんですよね?」
「そうそう。というわけで、今後ともよろしくお願いいたしますー♪」



2003年11月14日(金)
「生ビールの“生”って何なんだろう?」
「えーと、熱処理してるかしてないかの差じゃないんですか?」
「いや、オレ、お酒にはなんの興味も無いんだけど、ビールって熱処理するの? そもそも熱処理ってどういうこと? 火にかけたりするんか、あれ? そんなことしたら炭酸抜けたりしないか?」
「さあ? まさか直接お鍋にかけるとは思えませんけどね。えーと、そういう時はネットで調べましょう」
「なになに……。うん、熱処理とは関係ないみたいだね。ビールって、酵母の働きを止めるために、湯煎みたいなこと(低温殺菌=パストリゼーション)するらしいんだけど、この熱処理と“生”とは、本来何の関係も無い、とこのサイトでは書かれてる」
「そうだったんですか」
「で、だ。工場から出荷された樽から直接注がれたビールこそが、本来の“生”ビールなんだってさ」
「ネットって便利ですねー。あ、でも、このサイトだと違うこと言ってますよ」
「本当だ。法律上は、“熱による処理(パストリゼーション)をしないビールでなければ生ビール又はドラフトビールと表示してはならない”ってことらしいね」
「うーん、どっちが正しいんでしょう?」
「ま、いいや。どうせ下戸のオレにとっちゃあ、ビールなんて生だろうが何だろうが腐敗した麦汁以外の何ものでもないし」
「あんまりな結論ですね。あ、そう言えば、他にも生チョコとか生クリームとか生ハムとか生乳とか、いろいろありますよねえ」
「乳飲料の容器に“生乳仕立て”とか書いてあると、“ナマチチで何を勃てるつもりかッ!?”と無意味に興奮してしまうわけだが」
「……ところで『血殺/夜叉』の第六章、アップしましたね」
「くそ、最近なんかっつーと無視するよな」



2003年11月13日(木)
「『あたしンち』で一番いいエピソードは、やっぱ2巻に収録されてる『みかん0才』だと思う」
「いつものことながら唐突ですね」
「いや、ずいぶん前に読んでからずーっとずーっとそう思ってたんだけど、誰にも言う機会がなくてさあ」
「確かにまあ、話題としてはどうかなあって感じですね。でも、そんなことをここでいきなり言い出すってことは、やっぱネタがないわけですか?」
「まあ、あるにはあるけど、職場から帰ろうとするたびに下らない電話がかかってきて足止め食った話なんて、したって楽しくないだろ?」
「楽しくないですねえ、すっごく」
「まあ、日常ってのはそういう楽しくないことの集積なわけだが」
「オジさんのお説教っぽくなってますよ」



2003年11月12日(水)
「実は3日連続で寝坊してしまいました」
「社会人としてそれはどうなんですか?」
「いや、だって目覚ましが止まってて」
「それが大人の言い訳ですか? って言うか、止まった目覚ましを3日間も放置しておくことも含めて、かなりアレな感じなんですが」
「へいへい。今日、きちんと電池をとっかえたよ。これで大丈夫なはずだ!」



2003年11月11日(火)
「2ちゃんねるの、エロSS関連のスレを読み込んでしまった」
「また夜更かしして!」
「いや、だっていろいろ勉強になるんだよ」
「そうかもしれませんけど」
「ところで、2ちゃんねるに小説を投稿するのって、何となく“野試合”っぽいところがあるよな」
「は? それって、どういう比喩なんですか?」
「だからさ、オレみたいにサイトっていう“道場”を構えて、言わば待ちの姿勢で小説を発表しているのに比べて、2ちゃんねるで小説の批判とかバリバリもらってる人って、あえて野に出て自らの腕を磨いてるみたいでカッコイイなあ、と」
「なんか分かったような分かんないような喩えですねえ」
「そうかなあ?」



2003年11月10日(月)
あああっ、ミルコがっ!
「どーしたんですか、おっきな声出して」
「いや、PRIDEっていう総合格闘技の試合で、贔屓の選手が負けちゃってさあ」
「えーと、たしかあれって、昨日やったんじゃありませんでしたっけ?」
「仕事で見れなかったんで、友人にビデオを録っておいてもらったんだよ。うーん、にしても、惜しかったなあ〜」
「雰囲気的には、対戦相手のノゲイラ選手の方が人気高いみたいですけど?」
「そうだね。って言うか、ミルコは立場的にヒールっぽいから。もともとはK−1の選手でPRIDE的には“よそ者”だと思ってる人多いだろうし、言動とかもクールだし、ふらふらになってダウンした相手をぽかっと殴っちゃうあたりなんかもえげつないしさ」
「そーなんですか」
「ま、それはそれとして、今回のPRIDEは名勝負が多かったね。桜庭はあのランデルマン相手にキレイに勝ってたし、ファイナルのジャクソンvsシウバ戦も迫力あったしね。それに、本当はノゲイラだって嫌いな選手じゃないし、試合内容も凄かったと思うんだよ。打撃で押され気味だったところを胴タックルでテイクダウン。んでもってマウントから逃れようとするミルコの腕を取って、流れるような動きで腕ひしぎ逆十字。素直に、いいもの見させてもらったなあ、と思ったね」
「それでも、やっぱりミルコ選手に勝って欲しかったんですね」
「うん。やっぱ、ミルコって憎らしいくらい強いってのが味だと思うから」



2003年11月9日(日)
「ただいまー」
「って、午前2時じゃないですか。どーしたんですか?」
「いや、ちょっと仕事で遅くなって、終電逃しちゃってさあ」
「よく帰って来れましたねえ」
「別経路で帰ってきたからね。隣街までは電車で来れたんだけど、そっからはタクシーだった」
「思わぬ散財ですね」
「今日1日分の報酬よりかかったかもしれない。もしそうだとちょっと辛いんで、あえて計算しないけど」



2003年11月8日(土)
「またずいぶんとHなマンガを買ってきましたねえ」
「9冊中5冊だけだよ。たいした量じゃないって」
「そんなことないです。どこに置くつもりなんですか」
「エロマンガは本棚の隙間に置くんもんじゃなくて、心の隙間を埋めるもんなんだよ」
「……」
「……」
「……」
「……はずしたかな?」
「……劇的に」
「じゃあ、『マトリックス レボリューションズ』のレポートでも書いとこうか」

『マトリックス レボリューションズ』感想文
 いや、いい映画だったと思います。マジで。モニカ・ベルッチさん(パーセフォニー役)やイーナ・ゲイさん(ジー役)のおっぱいもなかなか美味しそうでしたし。ああ、おっぱいはストーリーとは関係ないですが。
 ストーリーと言えば、私イチオシのエージェント・スミス氏がラストで消滅するくだり。あそこらへん、もうちょっと説明してくれてもよかったかなあ、と個人的には思いました。オレ解釈としては「スミス氏は、ネオが通常の経路でマトリックスに侵入してると思っていたため、うかつにも彼に同化能力を使ってしまった。しかし、ネオはデウス・エクス・マキナを介してマトリックスに侵入していた。そのため、ネオと同化したスミス氏は、不覚にもデウス・エクス・マキナと“有線”で接続してしまう。そして、デウス・エクス・マキナは、ネオの存在をマトリックスから消滅させることによって、スミス氏をも消滅させることに成功した」って感じなのですが。これで当ってますかねー?
 まあ、こういう解釈の余地みたいなものを残すことは、それなりに効果的だったかもしれません。少なくとも、私は「オレ解釈」が大好きなので、楽しめました。
 と、誉めてばかりだとナニなので、ちょっと気になったことを。
 まず、ザイオンの皆さんが使ってるフレーム剥き出しのパワードスーツ(作中ではAPU)について。これ、例えば『スタ●・ウォ●ズ』のスーパー・バトル・ドロイドなんかに比べればカッコイイんですが、やっぱ戦場で装甲ナシというのは男らしすぎるような気がします。マシンの皆さんはなぜか飛び道具をあまり使わないガチンコ上等な連中のようですし、ちょっとした鉄板でも張ってくれれば、生存率は30%くらいアップしたかもしれません。
 あと、デウス・エクス・マキナも、無理して人間みたいな顔を表現して、ユーザーインターフェースに無駄に工夫をしなくてもよかったような気がします。
 まあ、メカデザに関しては太平洋の向こうとこっちではかなり趣味の違いがあるとは思うんですが。
 それと、今回はリアル・ワールドでの戦争描写が多かったわけですが、マトリックス内でのゲーム的反則攻撃アクションが好きだった私としては、ちょっとだけ物足りなかったです。
 それから、サティーちゃんのエピソードとか、ちょっと(っつーかかなり)消化不良だったような気がします。個人的には彼女がスミス氏に貫手をかまされちゃうシーンとか見たかったような気もしますが、そういうことにお堅い向こうさんではメタファーであってもペド描写はご法度なんでしょう。いえ、私だって実写でメタファー以上のものを見たいとは思いませんですが。
 消化不良といえば、『リローデッド』で出てきた貧乏臭いスプーンの伏線、あれ、なんだったんでしょうねえ?




2003年11月7日(金)
「喜べ、オレに妹ができたぞ」
「はあ?」
「いや、せっかくlaf様が超萌えなイラストを描いて下さったんで、そういう設定にしたんだ」
「なーんだ、脳内のことですか」
脳内は現実に優先するんだよ! 自分だって脳内の存在のくせにそんなことも分からんのか」
「いや、それにしたって、年が違いすぎません? このコ、どう見たって高校生じゃないですか」
「いいじゃん、一回り違うくらい。いや、それより、親父が再婚したことにしようかな。そうすればお義母さんもゲットできて一石二鳥だ。んで、親父には適当なところで死んでもらうことにしよう」
「ムチャクチャですよ、それ」
「いいじゃないか。脳内でくらい自由にやらせろよ」
「分かりました。好きにしててください。あ、ところで、ご主人様が頼りにならないのでお知らせしますけど、『Night Walkers』番外編『Little Partner/Little Present』アップしましたー」



2003年11月6日(木)
「今日、明日と泊りがけで仙台まで出張してきます」
「いってらっしゃーい」



2003年11月5日(水)
「『機動戦士Vガンダム』のバイク戦艦ってなんで倒れないんでしょうね?」
「たまにキミから話題振ってくるかと思ったらそれかよ」
「やっぱミノフスキークラフトでしょうか?」
「たぶんね」



2003年11月4日(火)
「先日、友人と格闘技とエロの相関性について語り合ってね」
「ご主人様のお友達ってそんな人ばっかりなんですか?」
「気軽に猥談できるかどうかは友情のバロメーターだぞ」
「何か、友情ってものを履き違えてるような気もしますが」
「それはそれとして、だ。まずさあ、格闘技の両側面として、プロレスとシュート(真剣勝負)ってのがあると思うんだ」
「プロレスは真剣勝負じゃない、なんて言うと、いろいろな人に叱られますよ」
「いや、そうは言ってないよ。プロレスは“真剣”にすべきものだし、人間対人間の“勝負”だと思うよ。ただ“真剣+勝負≠真剣勝負”と言うか……」
「歯切れの悪い言い方ですねえ」
「プロレスにはさ、“あえて相手の攻撃に付き合う”みたいな要素があるわけじゃない。プレイ的要素みたいなものが」
「だんだん話がいかがわしくなってきましたよ」
「で、セックスにも、プロレス的セックスシュート的セックスがあると思うんだよ」
「いや、いいですよ、勝手に思っててください」
「もーちょっとノってくれよう。でさあ、プロレスの試合の中にもシュート的な瞬間があったり、シュートの試合の中にもプロレス的な瞬間があったりするわけよ」
「まあ、完全に分離できるものではないですもんね」
「で、オレとしては、プロレス的セックスの中に存在するシュート的要素こそエロであり、シュート的セックスの中に存在するプロレス的要素こそ萌えである、と、そういう結論に達したわけだ」
「……お友達は何て言ってました?」
「いや、何も。笑ってた
「でしょうね」



2003年11月3日(月)
「『羊頭狗肉キャラクター人気投票』の集計結果をまとめさせていただきました〜♪」
「皆さん、ご協力有り難うございました!」
「次回は、300万ヒットを達成できた時に、などと考えております」
「気が早いですねえ」
「いや、それを達成させていただくまでは続けたいなあ、という決意の表れでね」
「まあ、節目の数字ですからねー」
「とりあえず、さらなるお客さまの開拓のために、『小説大好き!』への登録申し込みをしたんだけどね」
「もちろん、アクセスいただくためにはコンテンツをさらにさらに充実させなくてはならないわけですが」
「分かってるよう」



2003年11月2日(日)
「いわゆる若者の犯罪が起こると、すぐにその世代全体の傾向だって短絡しちゃう人が少なくないわけだけどさあ」
「あ、珍しい。社会的なテーマですね」
「いやあ、たまたま読んだ新聞に、ある殺人事件について『自分の目的を遮る邪魔者は消してしまおうという、現代の若者の攻撃性や自己中心的発想を象徴している』なんてしたり顔のコメントが寄せられてたりすると、やっぱむっとしちゃうわけでさ」
「したり顔で書かれたかどうかは分からないじゃないですか」
「いやまあそうなんだけどね。でも、これって素人の発言じゃないんだ。大学で犯罪社会学とやらを研究したり講義したりしてるはずの名誉教授が寄せたコメントなんだぜ? だったらもーちょっと気の利いたこと言えよと思ってしまうわけで」
「えーと、普通のコメントだと思いますけど」
「それはみんながみんないっつもこんな安易なコメントしてるから慣れちゃっただけだよ。だいたい、殺人なんて、やった人の年齢に関わらずほとんどが『攻撃性』の発露だし『自己中心的発想』によるもんだろ? 正当防衛や緊急避難は殺人としての罪は問われないわけだしね。だいたい中高年や老人だって殺人を犯してる人は犯してるのに、若者や子供の犯罪の時だけ世代でくくるのはヘンじゃないか」
「確かにそうですね」
「若者に限らず現代の中高年だって、ほとんどの人が充分に自己中心的だと思うんだよなあ。中高年による脱税とかよく報道されるけど『現代の中高年の金銭欲と自己中心的発想を象徴している』って感じのコメント、見たこと無いし」
「それは、自分は違うから、と思ってるんですよ」
「それと同じように、若者やオタクが犯罪を犯しても“自分は違う”って思うわけだよ。イイカゲンに世代や趣味で人をひとくくりにすんじゃねえよ、ってね」
「……ご主人様、オタクではあると思いますけど、もう若者じゃないですよね」
「確かに、オレが何かしでかしても“キレる若者”とはもう言ってもらえないだろうなあ」



2003年11月1日(土)
「映画『キル・ビル』を観てきたよー」
「どうでした?」
「一応、感想まとめたから君の日記に書いておいて」
「……えーと、つまんなかったんですか?」
「うーん、微妙。まあ、あれはあれでいいんじゃないかなあ」
「その割には、攻撃的な文章に見えますけど?」
「だったら、これは感想文って言うより『キル・ビル』を題材にしたネタテキストだと思ってくれい」

 というわけで、以下に、テキスト色を変えて掲載します。かなりネタバレなんで注意してくださいです。

『キル・ビル』感想文
 自分お気に入りの表現を使うんでしたら、“血だるまっ赤な超グッチャン映画”(デルモンテ平山調表現)でした。
 早い話が「黄色いトラック・スーツ着た金髪女(ここ重要)に日本刀持たせて暴れまわさせてえウヒョー」ってなクェンティンさん(40歳アメリカ在住)の願望を牽引車にして作られた、ダバダバ噴水みたいに血を流したりゴロゴロ大根みたいに手足を切ったりするような、そんなベラボー映画です。
 映画の作り方としては意外とコレが正しいような気もするんですが、それはそれとして出来上がったシロモノが何ともアレな感じで、個人的には『ガンドレス』以来の映画館のシートに座っているのが居た堪れない感じを体験してしまいました。いやー、今日が映画サービスデイで入場料一律1,000円だったのが救いです(←負け発想)。
 それはお前が分かってないんだ。クェンティン・タランティーノはマカロニ・ウェスタンや香港カンフー映画や日本のヤクザ映画や怪獣映画、時代劇、ANIMEなどなど、クズみたいなエクスプロイテーション(搾取)映画やサブカルチャーへのオマージュとして『キル・ビル』を作ったんだ。あれは要するにネタなんだ。
 とまあ、上記のような意見もあるでしょう。確かに、私はパンフ読むまでこの監督さんの本気度を測りかねてました。『パルプ・フィクション』や『フロム・ダスク・ティル・ドーン』とかも観てないですしね。映画の好きな人に言わせれば不勉強極まりないということになるでしょう。
 だから、やっぱ『キル・ビル』って、壮大なネタ映画だったんだと思います。
 でもですねえ、そういう予備知識をもって観なきゃいけない映画ってのもどーかと思うんですよ。
 それに、どこからがネタでどこらへんがマジなのか分からないってのもあるんですね。いや、全部ネタだよって言われたらそれまでなんですけど、だったらあのユマ・サーマンとルーシー・リューが日本刀構えて対峙するときの、何とも微妙に引けた腰もネタなんかい? とかイジワルに思ってしまうわけで。そう言えば、ルーシー・リュー演ずるところの中国系アメリカ人と日本人のハーフが、子供のころは流暢に日本語喋れたのに大人になったら片言になっちゃった、なんて珍現象もありましたが、あれもネタなんですかねえ。
 そもそも外人さんが「ボクはニホンのANIMEがダイスキなのさHAHAHAHAHAHAHAHA」って言ってくれるだけで有頂天になるのはもうよしましょうよ。どうせ米国人には萌えのなんたるかなんて分からないんですから。悔しかったらアメリカでロリコンマンガ売ってみろできないだろうやーいやーいってなもんです。
 話がずれました。
 ただまあ、舞台が日本に移る前は、この『キル・ビル』もそれなりにけっこう楽しめたことは事実なんですよね。残酷で行き過ぎたバイオレンス描写なんかにはドキドキしましたし。でも、やっぱネタとは言え、自国の描写に臨場感や説得力がないと、どうしても引いちゃうもんですから。オマージュだオマージュだって言われても、日本料理店の中に石庭や能舞台があったりして、お客さんがその前でヘンな踊りを踊ってたりすると、やっぱこっちとしては何となくバカにされてるように感じるわけで、楽しめないんですよね。印象批評で申し訳ないんですが、やっぱエンターテイメントとしては「楽しめない」というのは致命的なような気がします。
 「(クエンティンは)要は自分が見てきた膨大な日本映画を通して記憶した東京の街並みを頭の中でシチュエーションして、映像化しているんです。」とは日本のシーンの美術監督である種田さん(43歳)の言葉ですが、そんな非現実的なオタクの妄想を、いくらフィクションであれ「これが貴方の国です」と言われて見せられる我々はちょっといい面の皮かなとか思っちゃったりなんだったり。種田さんも、曖昧な言い方にはなりますが日本人としてもうちょっと何とかしてくれませんでしたかね。
 とりあえず、映画製作に関する今後の反省点として以下のような事項をピックアップしました。もちろんまるっきり個人的な見解ではありますが、関係者の方は参考にしていただければ幸いです。
  ・毛唐に日本の刀剣を触らせない――「サムライ」とか言っておだてたりしない。
  ・毛唐に日本の言葉を喋らせない――台詞は無理しないで英語のみで話してもらう。
  ・毛唐に日本の国土を踏ませない――日本を舞台としたシーンは一切やめにしてもらう。
 要するに文化的攘夷ですね。毛深い系の外人さんをちょこっと差別した表現が混じってるんですが、あれだけ日本を小馬鹿にした映画が堂々と北米大陸で公開されてるんですから、まあ、おあいこということで。
 というわけで、トム・クルーズがぶんぶん日本刀をぶん回す『ラスト サムライ』に悪い意味で希望をつなげることにします。



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